ビルの設計

ご紹介で中央区に住まい兼歯科医院の3,4階建てビルの計画を依頼されました。ありがたいお話で、屋上が利用できる都市型の面白いデザインの建物を提案したいとおもっています。ヒヤリングに先立ち、いつものように入居者案内を行いました。休日にもかかわらず、気持ちよく見せていただき、アドバイスもしていただき、本当にお客様に支えられています。期待に沿うように、いい結果をだせるように、がんばります。オーナーはヨーロッパでの勤務経験がおありで、一部石を使った良質なファサードをご提案しようとおもっています。新しいDアートのジャンルを開発するくらいの勢いで手を動かしてみます。このところご紹介をはじめいい仕事をさせていただくチャンスをいただけていることに感謝しております。一つ一つを大事に謙虚に取り組んでいくことがいい結果につながると信じています。

<ご案内した歯科併用住宅U邸とK邸>

私のゴールデンウイーク

白石町の現場の地縄張りと杭芯出しの検査に行ってきました。ラジオや電光掲示板は渋滞の距離が40キロと言うことを盛んに伝えるので帰りは久しぶりに高速に乗らず,三瀬をのんびり帰りました。天気もよく、心地いいので、弁当とお茶をかって、景色のいい河原でたべました。熟年夫婦が麦藁帽子をかぶって川魚を釣っている風景を見て、時間がゆっくり流れる心地よさを感じることができました。途中、アートとかかれた変な家があり、首をひねるしかないのですが一言言わせてもらうと「目立つことや、へんなことを簡単にアートとよぶな。」というきもちです。うれしかったのは、三瀬小学校が昔の佇まいのままだということです。温かみがあり、歴史を重ね、小学校としての理想的なスケールがたもたれていることが何よりです。懐かしさだけではなく、今この小学校から学ぶべきものがおおいのではないか・・・・とおもいます。残りのゴールデンウイークも仕事の中で楽しみを見つけながら過ごします。

正統派の洋館、その後の打ち合わせ

中央区の洋館は、エントランス、ホワイエの空間について、レベルの高い打ち合わせを行っています。階段の仕様、仕上げ、床の仕上げやカラー、ニッチやモールデイング等デコレーションのレベル、吹き抜けの広さや光の落とし方、・・・・・。これらをバランスよく操ることができればいい空間ができあがります。床の仕上げを決めるため次回はタイルのショウルームに行く予定ですが、今の段階で一番近いイメージを洋書の中で見つけ、オーナーご夫婦と確認しあってます。打ち合わせには、かわいい女の子2人も参加してくれて、自分たちの部屋のインテリアを真剣に考えてくれています。私たちにきちんと質問と要望ができることに驚くと同時に、家族みんなでいい家を作ろうとされている姿勢が住宅をデザインするものにとってはなによりうれしいことです。

<エントランスイメージ写真>

いよいよ白石町K邸着工準備完了

モデルハウスでO邸の輸入部材打ち合わせを終え、夜、白石のK邸に新商品のフローリングサンプルをもって最終確認に行ってきました。予想どうり新商品の中からお気に入りのものを選びなおされ喜んでいただきました。無垢のフローリングも材種、カラー、木目、幅など選択肢が多くなり、インテリア、家具などとの調和を考えチョイスしなければいけません。基礎は先日の地耐力調査の結果,松杭20m55本を専門業者が施工する事で「保証」も可能になり、浄化槽の申請、確認申請も順調に進み、連休明け着工です。帰宅途中夜中1時ごろ、ゴールデンウイークを待ちきれないのか、百道の海岸で花火を揚げている元気のいい若者がいました。

正統派の洋館

中央区で本格的な広い洋館の設計をさせていただくことになりました。シングルで寄棟の急勾配屋根、石張りと塗り壁の外壁にアイアンの格子や手すりをあしらい、8フィートの玄関ドアやパテイオドアで重厚に仕上げる予定です。美しいプロポーションに本物の自然素材をバランスよく用いることでいつまでも飽きられることのない正統派の洋館ができあがります。このような仕事を手がけさせていただくことでまたひとつ住宅デザイン屋としての幅が広がるような気がします。6月末か7月初め着工に向けて楽しく打ち合わせをかさねていくつもりです。伝統的な建築様式にうらうちされた正統派の建物はごまかしが効きません。それだけに本物の知識とデザインが要求される一番難しいジャンルだとおもいます。全知全能を傾けいい作品を作りたいと張り切っています。

< イメージ>

ペーパースクリーン版画展示販売会

4月25日「日」から4月30日「金」まで大場敬介,寿子二人展をDアートモデルハウスで開催します。和紙を使った現代版画の第一人者であるご夫婦の作品は魅力あるアートです。「風の木」というアトリエで活動されているおふたりの力作の数々をぜひご覧ください。ここ最近モデルハウスの来場者がまた増えてきたようです。西新エリアのマンションや百道地区の1戸建てにお住まいの奥様や熟年ご夫婦の方が、雑貨を買ってくださったり、リニューアルしていただいたり、カーテン、照明、家具をご購入いただいたり、またリピーターとしていろいろな相談やリクエストに訪れていただいてます。本当にありがたいことで、住まいのあたらしい情報発信基地として、いつ訪れても楽しいイベントやアイデアのあるモデルハウスに作り上げたいとおもっています。今日もマンションのインプラス工事とカーテンの打ち合わせです。増改築においてはほとんど徒歩でいけるエリアで商売をさせていただいてます。本当の意味で地域密着を推し進めていくつもりです。百道の大改造は、毎日朝、現場打ち合わせを行っていますが、やっと内部の仕上げ材撤去がおわりつつあります。23日からセントラルエアコンの設置とダクト工事に入ります。もう1軒の断熱工事はきょう夏に向けて南、西面の窓に熱線反射フィルムを貼って終了します。

FCバイエルン、ミュンヘン

今、リニューアル工事中のオーナーから誘われて、FCバイエルン、ミュンヘンのオフィシャルライセンスを取得したと言う店のランチをご馳走になりました。なかなか面白い店で、パンやドリンクもおいしく、雰囲気も悪くありません。好奇心たっぷりの私としては、その夜再び足を運びました。みんながお気に入りのドイツビールをでっかいジョッキでのみながら、ソーセージなど、ドイツ料理を楽しんでました。2台のモニターにはサッカーが流れまさにドイツのスポーツバーです。インテリアやスタッフのユニフォームはバイエルンカラーです。基本である料理も口にあい、はやりそうな予感がします。ビール好き、サッカー好きにはわたまらない店だとおもいます。地行交差点から六本松にぬける道沿いです。

洋書のすすめ

私たちの家作りにおいて、デザイン、コーデイネートは最重要分野です。本物を勉強するためにストリートオブドリームスをはじめ海外視察を重ねてきました。それと共にそのつど買ってきた住宅の洋書が教科書です。凄い種類の住宅関連の本が出版されており、勉強になります。日本の中ではカタログや住宅メーカーの紹介雑誌いがいは、専門書になってしまい、ユーザーのデザインに対する感性が育たないようにおもいます。私どもが持っている洋書を参考に家のインテリアからカラーコーデイネートまで打ち合わせさせていただくことでマテリアルが決まるのであって、部材カタログによるもの選びで家は作るものではありません。今打ち合わせ中のお客様も何冊か本を借りて帰られます。回を重ねるたびにレベルの高い話になり、細部まで気配りのある素敵な家が出来上がるはずです。本当に凄くいい本がたくさんあります。お貸ししますのでぜひご覧になってください。

心癒される笑顔

百道で軽量鉄骨の家の断熱工事を行っています。冬は1階が底冷えし、夏は2階が凄く暑いそうです。小屋裏からタルキにそって断熱材をいれ、基礎から根太の間も断熱材を追加しました。明日からは昔よくはやったジャロジー窓の内側に嵌め殺しのガラス窓を設置して気密性をあげる予定です。私は今そこのお宅に伺うことが楽しみです。と言うのも、最近あまり見ない「昭和」の匂いのする男の子が、何かしでかしてやろうという、意欲満々の表情で現れるからです。仕草も笑顔も遊びも全てが「愛すべき悪ガキ」の素質充分です。男はこうじゃないといけません。今の草食系男子などと呼ばれている若者には、なんら魅力がない中で、将来が楽しみです。

看板と街並み

先日リニューアルした由布院の別荘の追加工事が終わったと言うことで確認に行ってきました。町の中は平日の午後にしては、観光客が多く由布院の人気の高さがうかがえました。由布院には、古い時代の懐かしい街並みや由布岳を象徴にした日本の自然美と温泉、田舎の風景と素朴な料理など、日本人がどんどん失いつつある物が観光のめだまになっています。今日改めて感じたことは、筆字の看板がすごく多いことです。料理屋もみやげ物屋も旅館、ホテルも日本名でなずけられカタカナや横文字は非常に少ない町です。「プリン」すら筆字で「ぷりん」です。そのなかで、銀行、パチンコ屋、ガソリンスタンド、ファミレス、スーパーなどいつもみかけるデジタル文字の看板が違和感たっぷりでめだってました。新宿も京都も由布院も同じ看板しか上げれない感性のない企業や会社は排除するくらいの由布院であってほしいものです。日本有数のアナログの町として観光地計画を推し進めるべきだとおもいます。「人の手と気持ち」で作られたものが集まることで、町にワビ、サビが生まれます。そこに人が集まり特徴ある文化が出来上がるはずです。横浜に住んでいる私のおじ夫婦は会うたびに「由布院に行ってみたい。」が口癖です。

磯崎氏設計のゆふいん駅