現場

竣工間近の現場はいい緊張感とあせりと、喜びとくやしさと、不安感と安堵感が漂います。この時期に気の利いた仕事をする人かどうかすぐわかります。お客さんのことを考え、喜んでもらいたいと考えるか、これでいいでしょ。と安易に考えるか動きでわかります。

三時の休憩でみんなが集う時間の会話が大変重要で、いいできばえの家はものづくり集団としてのディスカッションが前向きに行われているようです。そこはみんなを束ねる現場責任者の腕の見せ所です。そんな責任者のいる現場は何より楽しく、活気に溢れてます。我々も現場のプロを育てなければいけませんし、いい指揮官がいる工務店に工事を発注しなければいけません。

F大工が飛び回って仕事をしています。オーナーも我々も一番安心して任されるため「ご指名」が多く、いくら忙しくともいい仕事を心情としてまじめに取り組んでくれます。Dアート企画の顔になりつつあります。

 

充実の一日、プロデューサー平田公子

今日は早朝から、現場管理者として現場への指示、打ち合わせ、その後営業として、平田と共に新しいお客様をご入居者宅二件案内しました。いつもながらO様、T様には快く見せていただきました。お客様も家はもとより、お客様の素敵な暮らし方やご満足いただいている表情に驚いていらっしゃいました。その後現場監督として、工事の進捗状況と材料の手配をし、夕方から設計としてプランと見積です。住宅屋はお客様、ご入居者、職人をはじめとした関連業者等、たくさんの人と会って楽しく話すことが何よりです。こんな日々を送っていければ、幸せです。平田は天神の店舗改装を全責任のもと、プロデュースしてます。特殊な発注、短い工期、なれない店舗、価値観の違う物づくりがわからないビル側のさえない担当者・・・・・・苦労しているようですがこれをやり遂げると「平田公子」がいい意味で一人歩きするはずです。このチャンスを与えてくださったU社長に感謝してます。

 

マンションライフ


佐賀M邸マンションリフォームの残工事にいきました。片付けも進みいい感じで生活されてます。白を基調にマントルピース、モールディング、腰パネルが素敵です。なによりもリビングドアが印象的で、キッチンの背面収納と飾り棚も存在感があります。

もともとお持ちのキャンドルスタンドをはじめ小物雑貨が生き返ったように感じます。上品で質の高い暮らしができるマンションライフが完成しつつあります。M奥様のご趣味のドライフラワーが天井、飾り棚、カウンターなど上手にディスプレイされ、空間を楽しく引き立てています。近いうちにマンションリフォームの雑誌に掲載予定です。

 


未だに手書き、手作り

住宅デザインの仕事を二十五年以上やってますが、最初の提案、プレゼンテーションは未だにフリーハンドの手書きに、自分の作品の写真を使った手作りです。パソコンを使いこなしてないこともあるのですが、いまのやりかたのほうが自分の気持ちがこもるような気がするのです。スタッフみんなでワーワー言いながら伝えたい写真をチョイスし、お客様の好みを予想、確認しあうことでいろいろなアイデアもでてきます。「昔ながらの味のあるプレゼ」を今日も作りました。自分が早くお客様に見てもらいたいと思う物ができると「せっかち」の虫がわいて、すぐ行動しないと気がすまなくなります。新築の家も、リフォームも、小さな棚ひとつでも、まずは自信のあるデザイン提案をして、ご納得いただくことからです。このスタンスはたぶん今後も変わらないと思います。

ここ四、五日N女史が私の机に大瓶に小魚とナッツとうなぎの骨をおいてくれるようになりました。「やめられない、止まらない」状態でボリボリたべてます。平田はときどきやって来て、グローブみたいな手に大量にとってむさぼるようにたべてます。人はカルシュームをたくさん摂取させると怒らなくなるらしいということで,たぶんN女史の考えた作戦だと思われます。

空間を彩るディスプレイ

以前から施工中に空間を見ながらニッチやコーナーガラス、絵画パネルなどを提案して喜んでいただいてます。私どものご入居者はこだわりの趣味をお持ちの方が多く、ディスプレイのやりがいがあります。F大工の丁寧な造作が好評です。細部までこだわり、そのこだわりを評価してくださるオーナーとの家作りは楽しいものです。私のアイデアと形、平田の色とライティング、F大工の造作、最後にオーナーご自慢の小物や絵画、写真が飾られ完成です。今の生活で眠っているものも、お洒落なディスプレイ棚におくと存在感が増すのです

昨晩N様ご夫妻と食事をしました。今まで数多くの仕事を頂き、今回また少しリフォームをさせていただきます。良く考えると14年のお付き合いです。久しぶりに楽しくおいしいディナーでした。今後も末永くお付き合いしていただけそうです。

素敵な案内

モデルホームに来ていただいたA様ご夫婦がご入居者案内のお誘いに答えてくださり、いつもお世話になっている百道浜のT邸を案内しました。T奥様は庭の草花の手入れ、室内の掃除やディスプレイなど楽しんで完璧にされてます。「家と生活」を住み手の側から話してくださることが、わかりやすく好評です。A様ご夫婦も「大好きな家で大好きな住まい方でした。」と言ってくださいました。家そのものの良し悪し、好き嫌いより、ご入居者の魅力ある会話が印象に残られるようです。我々の家作りはご入居者案内から始まるのですが、そういう意味ではT様をはじめ、私たちのご入居者は凄い財産だと再認識しました。近じかO様邸、K様邸、H様邸などもご案内しようと思います。近い将来A様もご案内させていただけるご入居者になっていただけるとうれしいのですが・・・・・・。

平田とN女史と子供たち

前ふりはいらないと思います。平田とN女史の会話です。「ねー私始めていったコンサートは水前寺清子よ。八女市民会館で、ばあちゃんといっしょにいったとよ。」と平田。「あ、ははは。水前寺清子 ふるー。私は始めてのコンサート、ばってん荒川ですよ。」と自慢げなN女史。「あ、はははははばってん荒川!!私よりひどいやん。」二人とも長く生きてるなーと思いながら、俺は内山田洋とクールファイブとはいえませんでした。最近N女史が変わりました。おとなしく、控えめな女性と思っていましたが、怒ると一番怖いかもしれません。普段の会話ではボキャブラリーが不足気味ですが、怒りのつぼにはまると一変します。「そりゃー あーた、おかしいでしょう。」とデビ夫人の口調になり、もう一ランク怒りが増すと「あーた、なにぶっこいちゃってるんですか。」「ぶっとばす。」と進化します。子供たちからの電話が納得いかない内容だったら「もうすぐ帰るから、覚悟して待ってなさい。どれだけ怒られるかわかっとっちゃろうね。」と静かな低い声で威圧してます。でも子供思いのしっかりした母親やってます。平田に子供たちをジェットコースターに乗せてくれるように頼んでました。かわいくてしょうがないようです。

人は変わる、人は見かけで判断してはいけない。N女史から学んでいることです。

N女史の大事な娘たち

 

 

 

目に見えない敵

昨日、シロアリ駆除工事を行いました。コンクリートの建物ですが、大和シロアリのようです。被害は目に見えてないのですがこれから活動の季節です。壁、床に小さな穴を開け、薬を注入しました。また建物の周りに薬剤の入った筒を埋めて、管理しながら巣ごと退治する「ベイト工法」も採用しました。シロアリは早期対応が大事です。そして広い範囲での予防が必要です。

シロアリ駆除工事の場合、シロアリ業者に、その建物を把握している、工事責任者か設計屋などが構造、胴縁や根太の位置、設備、電気配線等的確に伝えることが必要です。目に見える敵ではないだけに、オーナーはじめ多くの人の情報をもとに的確な予測をたて予防駆除をスピーディーに行うべきです。蟻をなめたらえらいことになります。手遅れでくずしたり、莫大な費用を掛けて補修した家を少なからず見てきました。しっかり駆除予防すれば蟻の被害は防げます。活動前のこの時期ぜひ家全体の点検をお勧めします。

手入れ

百道浜のU邸の点検とメンテナンスを行いました。一年点検です。相変わらずきれいにそして素敵に暮らしてあります。これからも一緒になって手入れをしていくつもりです。こういうオーナーに出会えたことも財産ですし、家自体が我々とオーナーの共有財産であるわけですから・・。

モデルホームのエントランスにN女史の子供たちが花を植えてくれました。ほんの少しでもきれいな色の草花があるだけで気分が違います。子供たちの顔が見えるエントランスですからN女史も毎朝気持ちよく水をまき、なにもしないわたしもときどきホースを手にしてます。

気持ちをこめていいものを作ったり、つくってもらったりすると自然と手入れをしたくなります。家作りの基本かもしれません。物を大事にする時代です。スクラップ、アンド、ビルドから良質なリフォームの時代です。それは身近な小さいものの「手入れ」から始めましょう。

H女史あらため平田公子

いままでH女史と書いてましたが、平田公子とします。彼女の能力の高さ、接客、サービスどれも一級品です。インテリアから小物まで奥様達のご相談に細かく答え、喜んでいただいてます。今、会社の顔として活動しているわけですから・・・・

入居者、関連業者、みんな彼女の実力に一目おいています。私の言葉足らずや短気、言いにくさのため彼女の仕事は増える一方です。経理もやってくれてる関係で月末はストレスで壊れることが多々あります。「ウララ、ウララ」など山本リンダの歌を大きく口ずさんだり、ヤンキーのような言葉で独り言をいったり、意味不明の八女弁でN女史に話しかけたり、「終わったー」とか「おなかすいた」とか叫びながら両手でおなかをパンパンたたきます。N女史が「またこわれてますよ。」と心配して頻繁にコーヒーやオヤツを運びます。それをスピーデイーに口に入れながら、がんばってくれているわけです。

わたしに堂々と意見してくれたり、注意した方がいいことなどはっきりいってくれます。素直に聞くよう努力しているつもりですが・・・。今から、彼女中心の住宅活動に徐々にシフトしていくつもりです。この仕事はやる気と能力の高い女性が表で活動し、後ろで技術のある男性が補佐するかたちがいいと考えてます。先日も「小澤さん、平田さんにこの部屋のクロスと飾り付けを相談したいので、一度きてほしいのですけど。」「ここに似合うダイニングテーブルとペンダントライトを平田さんに任せるのでおねがいします。」など信頼されています。

N女史に名前を公表しようといったところ、「もうしばらくこのままがいいです。ちかじかいろんなことをふくめてカミングアウトします。」という回答でした。私も楽しみです。[N女史の秘密」comeing  soon      まさか男では?・・・・・・