運動不足

とにかく運動不足です。自他共に認める運動不足です。体は正直で、体を動かし、食事を減らした日は何かすっきりします。かといってウオーキングやジョギングを毎日するような性格ではないことは自分が一番わかってます。体にいいことといえば、ふくの湯のサウナとチラシを配ることくらいです。今日もチラシを配ったのですが、わたしの運動不足解消にとN女史が優しい気持ちで、大量にチラシを渡したか、何かうらみつらみがあって渡しのか定かではありませんが、配っても配ってもなかなか減りません。いつもは一時間半程度で終わるのに今日は二時間半配ってもまだ少しあまるほどです。疲れました。しかしコマーシャルと運動不足解消、一石二鳥のチラシ配りの回数を増やそうと考えてます。

現場に行くと、多少体を動かします。F大工と打ち合わせで家の中を、1,2階を歩き回り、重いものを持ったり、片付けたりうっすら汗をかくほどです。しかし、F大工をはじめ、職人さんたちから「ジュース」おごってと言われ、一緒になってそれを飲んでるわけですから運動の意味がありません。

それに比べカンペイちゃんは地球一周完走しました。本当にすごいことを考え、凄いことを成し遂げました。ひさしぶりに痛快な男を見たような気がします。仕事しながらできる運動不足解消の楽しく有効な手段を誰か教えてください。

H女史は「運動もいいですけど、500円でできる健康診断を受けてください。」といってます。確かにもうすぐ55になりますから・・・・・・。

デザイン提案型リニューアルのすすめ

住宅業界は今、新築の仕事が激減し、リフォームの時代です。それも今までのような「外壁の塗り替え」「クロスの張替え」など、お客さんからのリクエストを待って、職人や、技術者が行う仕事から、今の住まいや空間を心地よく、素敵に変貌させるためデザイン屋の提案型リニューアルが必要とされつつあるようです。今日は佐賀のマンションリニューアルを希望されているお客様をご入居者宅にご案内しました。自分たちの提案をより理解いただくには、作品を見ていただき、オーナーに会っていただくことが一番です。よろこんでいただきました。いつもながらご入居者の暖かい対応に感謝します.いろいろな考え方に基ずく空間デザインを実際体感すると、いままでの住まいの既成概念から変わるといわれる人もいます。オーナーとじっくり楽しく話し合いながら、動きながら細かいことまでプロデュースできるのはコーデイネーターのH女史とNアシスタントです。「女性ならでは」の発想、色使いにはわたしも驚かされることが多々あります。キッチン、ヴァニテイ等の水周りに関する知識は、わたしなんか太刀打ちできません。最近全てにおいて女性はすごいと思います。

仕事にかぎらず、片付け、飲み食い、言葉使い、服装、態度等・・・・・・・「なにやってんですか。」「うるさいですよ。」「自分のことは棚に上げていろいろ文句ばかり言わないでください。」「じゃまですよ。」「白髪染めないとみっともない。」「ちゃんとしないとまた太ってきてますよ。ゆっくり食べてください。」・・・・・おっしゃるとうりなので反論もできず、熟年女性二人の職場は頼もしい反面けっこうこたえます。実情を知らない入居者の奥さんがH女史やN女史に「我がままで厳しい社長さんで大変でしょ。」というと「はーい。」と笑顔で答えている姿を複雑な気持ちで見てます。

入居者そして昔の仲間

北九州のN邸、S邸に工事の調査と打ち合わせのため訪問しました。10年以上お付き合いさせていただいているご入居者です。いまだにこうしてお仕事をいただいたり、力不足ながら頼りにしていただいたりしてありがたいと思います。その帰りパーキングで偶然昔の同僚と会いました。懐かしさで、寒いにもかかわらず笑顔で立ち話です。近じか飯でも食べる約束をして別れました。事務所にも先日、米を持って昔の仲間が訪ねてくれました。昔一緒に夢を持って会社を作り上げようと動いていた仲間たちと、お互い同じ仕事をしている「今」を語り合えることは凄く幸せのような気がします。「苦労しているようやけど、楽しそうやない。」と見てくれているようです。一生懸命、微力ながら仲間と一喜一憂しながら、お客さんに喜んでもらおう。と家を作ってきたからこそ味わえる素敵な時間だと思いますし、今だからこそいい話がし合えるように思います。同窓会的でなく一対一でそれぞれじっくり語り合いたいものです。そうすることでまたひとつ財産ができそうな気がします。仕事の半分、人間関係の半分は入居者と昔の仲間です。幸せなことです。

最近、いろいろ「変だな」と思うことを見聞きします。幼稚園に対して「幼稚園で汚した衣服は幼稚園が洗濯しろ。」「自分の子は小さいので横に大きな子を並ばせるな。」等等・・・・・。救急車を「蚊に刺されてかゆい。」「虫歯が痛い。」という理由でタクシー代わりの呼び、あげく「コンビニに寄って。」等と図々しいことまで言うようです。わたしが思うに、日本人は積極性はないけれど、奥ゆかしさはあり、自己表現は下手だけど恥を知る、世界でも優秀な国民だと思います。治安や衣食住は格差少なく住みやすい国にしてきたのも、まじめで優秀で人のためになろうと働いてきた国民の力です。いま人口不足を理由に「子供を作ろう」といってますし、子供を生み育てやすい援助をしているようですが、人の助けや、人への要求ばかりする人間が増えては何もなりません。いつの時代も間違ったことを注意し直す勇気と自分で真正面から問題に立ち向かう強い子供を育てることが大事だと思います。少子化になろうとも優秀な人間性豊かな人を育てる日本でありたいものです。

穏やかな時間

年が明けて2週間、あわただしく過ぎましたが、16日、日曜日の午前中机に向かい久しぶりに穏やかな時間を過ごしています。暖かいコーヒーとプランニングブックを手元において今日はリニューアルのデザインに集中します。この時間が「生みの苦しみ」を伴うのですが、「ヨッシャ」と思うものがひらめいたときは最高の気分です。後はノリノリで手を動かし、頭の中のものを、伝えるための「絵」を書くだけです。いろんな人の手を加え、その「絵」が現実の空間に変貌するわけです。夢のある楽しい仕事です。

昨日U邸の現場での電気打ち合わせでした。H女史とオーナー家族で前打ち合わせを充分行っていたおかげで、寒い中短時間で終わったようです。わたしはひさしぶりの「ダグラスファー」の構造体に見とれてました。いろいろ工夫した構造でもあり、ご説明しながら仕上げに入っていくつもりです。「こだわりと工期」どちらも重要ですが、とにかく皆で楽しく、真剣にいい家を造ります。

高塚地蔵

H女史と大分方面のお客様を訪ねました。狭いマーチでも、、まだ雪がたくさん残っているきれいな大分道を走ると、天気がいいせいもあり、ややレジャー気分になります。由布岳は九州とは思えないほどの美しい雪山でしたし、別府湾も青々した海を見せてくれました。鶴見岳、高崎山をぬけ、大分のお客様のところにおじゃましました。歓迎していただき、短時間でしたが楽しく住まいの話ができました。近じか私どものご入居者のお宅を案内することを約束して「楽しみにしてます。」といっていただき帰路に着きました。

帰りにH女史が「遅くても暗くても高塚地蔵にお参りして、お願いして帰りましょう。」というので高速を降りて寄りました。さすがに9時近くで誰もいませんでしたが、かえって厳かに感じていつもどうり「いい作品が作れますように。」と祈願しました。なんだかうれしい気分というか、ホッとしたというか・・・。不思議な心地よさです。「寄ってよかったでしょ。」と自慢げなH女史に「そうやなー。」とあいずちを打ちながら、高塚地蔵にまつわる祖父母や両親の話になり、やや感傷的になりました。なんだかいい一日になり、「どんどんお客様に会わなければいけませんね。」と元気に話すH女史がまた頼もしく見えました。

寒いですね。暖まっていきませんか。

去年の暮れからこれまで天気が悪くて寒い日がつづいています。着工した筑紫野のリフォーム現場、上棟検査のU邸、残工事中の北九州N邸すべて「お疲れさん。寒いね。」があいさつです。職人さんたちにホットの缶コーヒーを差し入れると凄く喜んでくれます。打ち合わせ中のお客さんのところに訪問すると「寒かったでしょ。雪の中すみません。」とこちらが恐縮するような言葉を掛けていただき、暖かいものを用意していただいたりしています。住まいをとうして「人とかかわりあう。」のがこの仕事です。入居者も、新しいお客様も、職人さんも、業者の人も気楽に暖まりに来てくれる事務所を意識してつくりたいものです。人が寄ってくるところが魅力のあるところです。そのためには人も空間も魅力的でないといけません。いつもウエルカムの体制を作るように努力します。暖かくて、気楽に入れる、一味違う気の利いたモデルホームを目指します。そして我々も入居者さんのところに、積極的に遊びにいかせてもらおうと思っています。

先日ご相談を受けてお邪魔した北九州S様の奥様から「何年ぶりだろうといつも会っているような親しみを感じながら、特に改めて挨拶を交わさなくても言いたいことが言えるというのは不思議ですね。」という言葉をいただきうれしくて、力が出て、お客様とこんな関係が築ける家作りを目指そうと固く心に刻みました。

十日恵比寿参拝

仕事を終え、みんなで十日恵比寿に参拝しました。「今年一年、元気でいい作品がつくれますように。」とお願いしました。初詣の厳かさから、十日恵比寿の活気・・・・・。日本の文化や博多商人の心意気が育ててきたお祭りなのでしょう。恵比寿さんと大黒さんにぜひ「福」をいただきたいものです。昨年の古いお札を返し商売繁盛のお札を買っていたH女史が、「小判のついたお守りをがんばってるマーチにつげましょう。」と買ってくれました。N女史はいつも薄いわたしの財布を見たのか「えびす銭」を入れてくれました。    用意万端、あとはがんばるだけです。

とはいっても、出店で買った「はしまき」「いかやき」「てんぷら」など立ち食いしないと十日恵比寿は終われない雰囲気です。ひょっとするとこちらがメインイベントかもしれません。寒い中食べながら歩いている顔は皆「えびす顔」です。これもご利益なのかもしれません。

北九州S邸の素敵なライフスタイル

S様ご夫婦からメールをいただき、北九州にN女史と向かいました。ほぼ築10年のこの家は、わたしの大好きな作品のひとつで、S様夫婦のライフスタイルともぴったり合っていて「自然体で住みこなしている。」という感じです。到着すると庭仕事をしてらっしゃった奥様が出迎えてくださり、室内に通されました。こだわった玄関ドア、当時としてはめずらしい壁、天井の荒々しいコテ塗り、ホール、ダイニングの床に張りめぐらしたフロリダストーンなど、インパクトのある空間と、素材は人々を驚かせたものです。2年ほど前に改装したドッグスペースの空間も含めて、初めて訪れたN女史は感嘆の声をあげてました。「土足での生活も自然で、なんだか心地いいですね。こんな暮らしがいい。」

今回の依頼はワンチャンのための勝手口ドアの改良、木製デッキのメンテ、シロアリ予防工事などです。一工夫,二工夫してグレードアップさせたいと思います。奥様からダイエットのためにと

いうことで、紙袋 いっぱいのお茶をいただきました。正月でややリバウンド気味なわたしは、恐縮しながらいただきました。

マーチでのハプニング初笑い

高速で佐賀M邸にN女史と向かってました。雪交じりの雨にラッシュが重なり夕方5時ごろの基山パーキング付近はのろのろ走行です。F大工が時間に遅れ同行できなくなったので、ボロマーチで高速に乗る羽目になったわけです。雪はひどかったのですが思いのほか順調で、「帰りは高速が通行止めかもな。」などと帰りの心配をしてると、急に「プーーーー」というクラクションの音です。誰が何に対して鳴らしているのか、周りを見渡してもわかりません。N女史が、奥にある小さい目を丸くして「なんですか?これ。マーチのクラクションですよ。」「えーーなんでや」といいながらハンドルをたたいてもひっぱっても音は止まりません。わたしは相当あせっているのに、N女史は窓を開けて「凄い音してますよ。」とゲラゲラ大声で笑っています。路肩に止めて、再度ふたりでたたいたりひっぱったり・・・・・・。知り合いの車に詳しい人に電話して、ヒューズボックスの位置を教えてもらい、携帯のライトと老眼鏡で「ホーン」というヒューズを見つけ、マイナスドライバーでむしりとるようにはずしました。音が止まった時はホッとして、うれしくて・・・・・。ドリフのコントみたいな出来事でした。遅れたF大工の悪口でストレス発散しながら、もう二度とクラクションがならないマーチで無事帰ってきました。

今年は安心して高速に乗れる車を手に入れようと強く、強く思ってます。