あけましておめでとうございます。

あけましておめでとうございます。天気が悪い年末年始になり、寒かったのですが、除夜の鐘をききながら初詣を待つ列のなかで新年を迎えました。一時間ほど並び、自分も含め仲間の健康と、入居者の皆さんの健康、今施工中の物件、着工予定の物件がスムーズに進行することを祈願しました。まだまだ安定しているわけではないので不安や心配事が多いのですが、年末に問い合わせいただいたお客様に会うことを楽しみに、そしてエネルギーにして仕事始めを迎えようと思っています。今年は忙しさに振り回されることなく、忙しさをできない理由にせず、けど・・・とても忙しい一年にしたいと思います。単純ですが、今年も「がんばって、みんなでアメリカに行こう。」が合言葉です。いいお客様と出会い、いい作品を作り、お互い感謝しあうことができる仕事を目指してがんばります。今年もどうぞよろしくお願いいたします。

運命、人生、価値観

今、余裕もなく生きることの真っ只中で、がむしゃらに一日一日過ごしてます。怒ったり、笑ったり、泣いたり、落ち込んだり、愚痴ったり、悔しくなったり、感激したり・・・・・・・。この一年半、普通見えないものが見えるようになり、価値観も変わりました。        デイケアーに行っている年老いた母が時々工作を持って帰ってきます。昨日は色つきの年賀状を作ってました。驚くほどの出来栄えです。三人の親のめんどうを見ることは大変ですが、その真っ只中にいると、同じように泣き笑いを繰り返しながら日々過ごしてます。この介護の経験は、自分にとってプラスになると信じてます。仕事にしろ、プライベートにしろ世間で言う苦しい時ほどそのことに正面から向き合うべきです。そうすることで本当の豊かさや本物の力が見えてくるような気がします。      この2年、カンペイチャンの世界一周を目に見える心のよりどころとしてがんばってきましたが、いよいよ玄界灘を渡り日本上陸がカウントダウンです。尊敬します。わたしもこの一年たくさんの人と出会い、関わり合いました。全て財産として消化し、来年の力にするつもりです。この年齢になると年末年始は、気持ちを切り替え新しい目標設定をする期間だと考えてます。そして普段できてない親孝行をするつもりです。    皆様よいお年をお迎えください。

仕事納めまで全力で

細かい残工事で走り回ってます。「年内に」という気持ちの焦りからかついつい大きな声を出してしまいます。現場はしっかり上棟させて養生、引き渡した現場は残工事完了、メンテナンス依頼は年内に完了、施工中で打ち合わせ中の物件は材料決め、見積り依頼の物件は年内提出、・・・・・・・・・・・仕事納めの28日夕方まで動き回って、すっきり終わらして、29日掃除の予定です。実は29日までアポイントがあります。

去年の今頃を思うとみんな良くがんばってどん底から少しは這い出せたように思います。でも、ちょっとでも気を抜くと元の木阿弥です。三年やり抜いて第一段階突破だと考えてます。来年はそういう意味で大事な年です。元気で楽しく真剣に仕事をして、充実した年末年始にするつもりです。一番苦しい時に不安の中家を託してくださったO家族が今日訪ねてくださったことはわたしにとってはやや涙腺が緩む意味のある出来事でした。われわれが体調を崩していたことを心配いただいて、H女史に大量の「赤マムシ」をおみやげにいただきました。わたしとN女史は通常の栄養ドリンクをいただきました。こんなうれしいお付き合いができる仕事を誇りに思います。信じあって、託しあっていい物を作り続けたいものです。

評価される喜び

昨日までの暖かい天気が一転凄く寒い週末になりました。これからU邸の現場に出かけます。年内に上棟できそうです。「構造材はダグラスファー」という絶対的なこだわりのU様家族は、頻繁にフレーミングを見に行ってくださってるようです。凄く勉強されていて、密に打ち合わせするたびにレベルの高い家になっているように感じてます。「構造やデザインの考え方が、この会社なら自分たちを納得させてくれると思いました。」といっていただける評価に対して、喜び以上に責任感を感じてます。

県外のW様というお客様から「Dアート企画」の大ファンです。というメールをいただき、「大きな空間を丁寧に素敵に作っているように見えます。今後やり取りしながら家をお願いしたい。」という内容でした。うれしいかぎりです。謙虚におつきあいさせていただきながら、作品を作らせていただけたら最高の喜びです。

いつも気にかけて、事務所を訪れてくださるオーナー、快く案内させていただけるオーナー、そして我々以上にコマーシャルしてくれる業者さんや職人さん、みんなに支えられていると実感してます。作品やポリシーに評価いただいていることに甘えることなく、感性を高めて、あたらしい住まいを提案し続けようと思ってます。

企業としては、会社としては間違っているのかもしれませんが、自分たちは家作りにおいて、「小澤幹文商店」「H女史商店」であり続けたいと思ってます。そして来年「N女史商店」を開店予定です。

U邸

引越し後の仕事

北九州N邸の改装工事が終わり引っ越されました。我々の仕事は引越し後にたくさんあります。器を作っているのではなく住まいを作っているわけですから当然です。どの絵画をどこに掛けるか?という検証から金具の取り付け、照明の向きまで考えます。専門の人に絵画の痛み具合や、額装まで見てもらうこともします。今回も二点ほど手を入れることになりました。

ガラスの妻壁とガラスの屋根からなる吹き抜けにフィルムをはっても人が写りこむため、工務店の社長、塗装屋,内装屋と話して妻壁のガラスを塗装しました。苦肉の策でしたがガラスのテクスチャーはそのままで、完全に写り込みはなくなりました。今後使える手法です。

後、不便な箇所の手直しをして朝八時半~夜八時半まで楽しくもあり、苦しくもありの十二時間でした。天気しだいですが、明日からバルコニーのパーゴラ工事です。

病は気から

軽い風邪のようです。のどが痛くて声ががらがらです。やらなければならないことがたくさんあって、気が張っているからかいつもどうり動けてます。まわりは声がひどいのでだいじょうぶですか?のオンパレードです。寒い中、雨の中私の指示どうりにがんばってくれてる職人さんたちを見てると、風邪程度で休みたくありません。お客さんと会ったり、現場に出たりすると元気になります。わたしたちの家の作り方は作品作りであり、建築業ではありません。誰一人欠けても支障が出ます。我々は途中でのアイデア変更、追加リクエスト全て受け付ける気持ちです。入居後家具や備品、洋服がはいったあと、作りこむべきものもたくさんあります。「手間隙ばかり掛けてこんなことしてて、もうかるもんか。」と何人もの利益を上げた成功者と称される人たちから忠告を受けましたし「ころころ変わって決まらんとやっとられん。と職人が怒ろうもん。」ともいわれました。そんな職人はいません。彼らが主役の作品なのですから・・・。建物を建築業として、職人を使い「早期着工、早期完工、メンテナンスフリー」を合言葉に建てていくと、利益はあがっても、美しい建物はできないし、美しい町も作れません。わたしたちの入居者は職人ともおつきあいいただいています。そのことが全てを物語っていると思ってます。

人に風邪をうつさないように、年末まで突っ走ります。今日の症状は喉が痛く、やや鼻水、熱三十七度五分

N女史が風邪薬とオレンジを切って持ってきてくれました。

仏壇

オヤジをなくして四年半です。大きな仏壇は対馬の実家においたままで、すごく小さい仏壇を、おふくろの部屋に置き、毎朝、おやじ、両方の祖父母、叔父叔母たちに手を合わせて仕事に出かけます。オヤジをなくした頃は、仏壇の処遇ばかり考えてましたが、和室のない我が家にとって、一間の仏壇はどう考えても大きすぎます。小さい仏壇をリビングにおくことで、仏様もさみしくなく喜ぶだろうと考えましたが,二階リビングのため、おふくろが階段の上り下りができません。それでおふくろの部屋に置くことになりました。今となっては手を合わせず出かけると気分が悪くなるほど、大事な日常になってます。仏壇そのものや、置く形も大事ですが、仏と向き合うことがより大事であり、手を合わせる気持ちが自然と湧き出ることが先祖を大切にしていることになるのではないでしょうか。対馬では仏壇の前に座ることもない生活を送っていた自分が少し恥ずかしくなります。このとしになったからなのか、苦しい時、つらい時、うれしい時、寂しい時、仏壇の前に座ると落ち着けます。生前かわいがってもらって育てられたことに、いまさらながら感謝します。H女史はこの一年半無理をさせ続けた疲れでここ数日体調を崩してます。N女史も入社して半年、疲れ気味です。早く元気になるように、そして多くの仲間が幸せであるようにと親父に頼んでます。今年もあとわずか・・・・・。精一杯の仕事を誠意を持って、自信を持ってやり終えたいと思います。

師走の天気

ここ二、三日寒くて天気が悪い日が続いてます。引渡し前、上棟前の現場を抱えていると天気が一番気になり、朝起きるとすぐ、カーテンをあけ外を見ています。北九州N邸は美装が終わりほぼ完了ですが、外のパーゴラ工事が延びてます。O邸は外構工事の左官工事やタイル工事に支障がでてます。U邸のフレーミングも二日遅れです。寒い、暖かいより雨や雪が気になります。

わがままですが、工事が終わると完成した家の雪化粧の姿を見たいと思う季節でもあります。特に、輸入住宅の場合、クリスマスイブに雪を期待してしまいます。

福岡では、警固公園、福岡タワー、キャナル等にくわえて今年から大濠公園でもすばらしい電飾が見られるそうです。LEDによる人工的な大量の光もインパクトがありますが、私は雪をまとった美しいプロポーションの輸入住宅の窓から暖かい電球色の黄色い明かりがもれる景色が好きです。加えて、さりげないわずかな品のあるクリスマスを祝うための飾り付けがあれば暖かい気持ちになります。アメリカのきれいな住宅地を歩きたくなりました。来年はみんなで行けたらいいと話しています。

リニューアル

今年の我々の一言にふさわしいのは「リニューアル」です。いろんな意味で「リニューアル」の一年でした。今までにないくらいのたくさんの住まいをリニューアルさせていただき、年明けにも着工予定です。マンションにしろ、鉄骨住宅、在来木造にしろ構造に関係なく、コーディネートが得意な自分たちには、やりがいのある楽しい仕事です。新築とはまた違うおもしろさ、奥深さ、オーナーとの関係がわかった一年であり、我々の仕事に関する姿勢、考え方もリニューアル中です。自分なりに感じているリニューアルで大事なことは、今住んであるオーナーの声を良く聞くこと、今の空間の悪いところではなく、いいところを大事にすること、使われてないもの、死んでいるものを生き返らせる工夫にチャレンジすること、そうすることでリーズナブルであること、・・・・・・。いまお持ちの家具の塗り替え、ソファーの生地の張替え、カーテンの縫製のやり替えなどは、新しいものを買う以上に、良質な考え方の行動だと思います。手間隙かかりますが、物を大切にすることがリニューアルの原点のように思います。「輸入住宅のDアート企画」に加えて「リニューアルのDアート企画」とよんででいただけるようにがんばります。ホームページに新しいジャンルをつくり、リニューアル作品も見ていただけるように製作中です。一両日中にはできそうです。ぜひご覧ください。

芦北へ

先日リニューアルのご相談にきていただいたY様の住まいを調査させていただくため、N女史と大工と三人で芦北にむかいました。最高のドライブ日和で、八代からはじめて南九州自動車道にはいりました。十五年ほど前、明治時代に建てられたと言う木造三階建ての旅館を日奈久温泉に見学にいった覚えがありますが、高速からはじめて見る不知火海、天草、雲仙などはとても美しく、新鮮な景色でした。ご主人と高速を下りた道の駅で、待ち合わせをさせていただき、昼時でおいしい「太刀魚丼」と「太刀魚のにぎり」をごちそうになりました。住まいの調査は、構造にダメージもなく、一安心でした。それより築十二年の「住まい方」がまさに輸入住宅で感心させられました。「輸入住宅」は器ではなく、ライフスタイルを表す言葉です。欧米の素敵で快適な住まい方を実現するために輸入住宅を建てるのであって、建物ありきではありません。年月がくれた木の味を大切にしながら、このライフスタイルがよりよくなるための提案をしようと思います。調査後奥様手作りのケーキをいただき、おみやげまでもらって帰福しました。楽しい一日でした。ちなみに、おんぼろマーチではなく、N女史の愛車で出かけました。車ってこんなに快適なんだとかんじました。