住宅業界は今、新築の仕事が激減し、リフォームの時代です。それも今までのような「外壁の塗り替え」「クロスの張替え」など、お客さんからのリクエストを待って、職人や、技術者が行う仕事から、今の住まいや空間を心地よく、素敵に変貌させるためデザイン屋の提案型リニューアルが必要とされつつあるようです。今日は佐賀のマンションリニューアルを希望されているお客様をご入居者宅にご案内しました。自分たちの提案をより理解いただくには、作品を見ていただき、オーナーに会っていただくことが一番です。よろこんでいただきました。いつもながらご入居者の暖かい対応に感謝します.いろいろな考え方に基ずく空間デザインを実際体感すると、いままでの住まいの既成概念から変わるといわれる人もいます。オーナーとじっくり楽しく話し合いながら、動きながら細かいことまでプロデュースできるのはコーデイネーターのH女史とNアシスタントです。「女性ならでは」の発想、色使いにはわたしも驚かされることが多々あります。キッチン、ヴァニテイ等の水周りに関する知識は、わたしなんか太刀打ちできません。最近全てにおいて女性はすごいと思います。
仕事にかぎらず、片付け、飲み食い、言葉使い、服装、態度等・・・・・・・「なにやってんですか。」「うるさいですよ。」「自分のことは棚に上げていろいろ文句ばかり言わないでください。」「じゃまですよ。」「白髪染めないとみっともない。」「ちゃんとしないとまた太ってきてますよ。ゆっくり食べてください。」・・・・・おっしゃるとうりなので反論もできず、熟年女性二人の職場は頼もしい反面けっこうこたえます。実情を知らない入居者の奥さんがH女史やN女史に「我がままで厳しい社長さんで大変でしょ。」というと「はーい。」と笑顔で答えている姿を複雑な気持ちで見てます。