雲仙観光ホテル

先日H女史、N女史と三人で、日帰りで雲仙観光ホテルの見学に行ってきました。以前から伝統ある洋風建築のホテルとして長い年月維持管理しながら風格を増していくようで、気になってました。輸入住宅のデザイン会社ですがということで、事前に見学依頼をすると快く許可いただき、当日は客室、図書館、バー、ダイニングなど説明付で案内いただき感激しました。日本最初の国立公園雲仙に外国人やセレブのために建てられたこの建物は、たくさんの人の手によって、年月によって、今、輝いているように感じました。大切にすべき建築物です。大空間のダイニングでランチをいただき、まさに海外のにおいを感じれた一日でした。このような感性を磨く遊びを楽しみながら日々の活動のエネルギーにしたいと考えてます。言い忘れましたが、このホテルのスケールが非常に心地いいのです。広すぎず、狭すぎず「ヒューマンスケール」にぴったりはまっていることが建築屋としては驚きです。輸入住宅が好きな方、トラッドな洋館が好きな方ぜひ行かれてみてください。帰りはホテルの雑誌をいただき、お見送りまでしていただきました。接客のすばらしさも勉強させてもらいました。

「がんばってみんなで宿泊してこのホテルを満喫したいですね。」というH女史、「なんていっていいのかわかりませんが、はじめてこんなところにつれてきてもらってびっくりです。またいろいろ連れて行ってください。」とN女史、それぞれが何かを感じてくれればなによりです。

ありがたいご紹介

先日、鳥栖で輸入家具、雑貨をあつかっている「ギャラリーはくすい」さんからの紹介で、モデルホームのほうにお友達同士奥様二人で訪ねていただきました。リニューアルを考えていらっしゃるようで興味深く作品集を見ながら、楽しく話が弾みました。お二人でいろんなところに出向き、いろんなものを探し、いろんなものを見て来られたようです。話し合いながら予算のなかで優先順位を考え、全体をまあまあに仕上げて予算を使うのではなく、「ここだけは大満足」という価値観のリニューアルをお勧めしました。デザインやマテリアルも既成概念をとり払うと「目からうろこ」の提案ができます。リニューアルに必要なものは経験とカンにもとづくひらめきです。今度入居者案内をするのですが、作品集を差し上げ、じっくり見ていただくことで、それを参考にしながら自分の住みたい空間のアイデアを育てていただければと思います。

先日熊本より来ていただいたH様夫婦(すいませんY様夫婦でした。)からご連絡いただき、9日現場に行くことになりました。楽しみです。まだお会いしてないお嬢さんからもメールをいただき、「おんぼろマーチできてほしい。」的なリクエストをいただきましたが、それだとたどり着きそうにありません。ご勘弁ください。

最近マーチが有名になり、「車直った?」と、いってくださるかたがおおいのですが、口の悪い友人は「まず、自分のからだと車の大きさに問題があるもん。車を変えるかおまえが痩せな。」といわれました。12月あわただしくなってきました。なんといわれようと今日もマーチでがんばります

ギャラリーはくすい

新しい出会い、うれしい会話

熊本県からホームページを見て問い合わせいただき、今朝来場いただきました。H様ご夫婦はすでに本格輸入住宅にお住まいでリニューアルのご相談です。木製デッキ、キッチン、セントラルエアコン、外壁などリニューアルしたい箇所をヒヤリングさせていただき、輸入住宅についていろいろ話が弾み楽しい時間を過ごしました。U邸、T邸、O邸をご案内することができ、いつもながら入居者の協力をいただいて作品を通して自分たちの考え方をご説明できました。本物の輸入住宅を知っている方と話すと意気投合し、わかり合えることに喜びを感じます。案内終了後「ブログみてますよ。H女史さん、N女史さんイメージしてたよりきれいですね。」といっていただきました。そして「駐車場に止まっている車を見て、これがブログに書いてあったマーチか。・・・・と思いました。」とも言われました。読んでいただいていることが大変うれしく感激です。早めに現地の調査に行き、いいご提案をリーズナブルな価格で提出し、喜んでいただければと言う思いです。また「せっかち君」とよばれそうですがすぐ行きたい気分です。

案内したU邸

模型完成

U邸の模型ができあがりました。百分の一なので小さいですがよくできています。色などは私の感覚でつくりました。自分たちが今まで打ち合わせ、決めてきた形が検証できることで自信を持って着工できます。自分たちで言うのも変ですがいいプロポーションの家だとおもいます。仕事が形にできることはうれしくもある反面怖いことでもあります。だからこそ感性を磨き、勉強し、謙虚に教えを乞い、真剣にならなければなりません。この仕事にチャレンジできることに喜びを感じがむしゃらにがんばる人が、本物の家作りに参加できる資格があるのです。模型を見ながら「またひとつ自分たちの納得できる作品ができそうやな。」と話しました。

配筋検査・・・・・背筋検査

U邸の配筋検査が無事終わり、立ち上がりの型枠設置をしていました。明日コンクリート打ちです。今から始まるU邸。もうすぐ完工するO邸。現場の風景はまったくちがいます。もくもくと基礎職人だけ動いているU邸。大工、左官,塗装、クロス、設備,外構全ての職人がラストスパートをかけてあわただしいO邸。同じ中央区の二件の現場を楽しくまわっています。

H女史が過労だと思うのですが、背中が痛くて起き上がれず、二日ほど休みました、以前腰が痛いといいながらそれでもがんばり、もう痛さの限界というとき病院にいったら「ヒビはいってますよ。」という衝撃の診断をうけ、いまだに何時何が原因でそうなったかも解明されてないほどの頑丈な体の持ち主が背中が痛くて起き上がれないとは一大事に違いありません。現場打ち合わせの際O先生にそのことを話すと、自分の病院にすぐ検査に行くようにといってくださり、「過労はいろんな病気をひきおこす。」ということを教えていただきました。私もH女史も無理をするタイプなので年もとしですから体に気をつけます。昨夜寝たきりで何も食べてないということなので、大量に食料を買ってとどけました。やや衰弱して,顔が多少腫れ、髪の毛ぼさぼさで、玄関先で食料を受け取ると力のない声で「すいません。」と一言発しドアを閉められました。今日は元気にいつもどうり出社してきました。N女史は「大丈夫ですか?。」と心配していましたが、病み上がりとは思えないほど元気で半そでのシャツから筋肉隆々の二の腕をだして、壊しそうな勢いでパソコンをたたいてました。私が「お前病気してやつれるということがないなー。」というと「昨日の夜おなかすいてて、社長が持ってきてくれた食料をほとんどむさぼりたべました。」という一言にびっくりしながらもH女史らしく元気になったと安心しています。U邸の配筋検査のつぎはH女史に背筋検査を受けさせようと思ってます。検査の結果なにもなかったら「空腹による背筋痛」というまたもや衝撃の診断になるのでしょうか?。

H女史とN女史がなにやらにぎやかに盛り上がっています。「手の指を伸ばして薬指が人差し指より長い人は男性ホルモンが多い。」という話をしていたらしく、N女史は人差し指が長く、わたしは薬指が長く、H女史は極端に薬指が長いことが判明したようです。いつもどうり期待を裏切らない人です。

こころ強い応援団

久しぶりに住宅地にリニューアルをすすめるビラ配りをしました。1ヶ月に一度くらいしか配ってないのですが、営業の基本ですから忘れず続けたいと思っています。半分ほど配り終わった頃、入居者のU様のお孫さんに会いました。二人で仲良く自転車に乗って満面の笑みであいさつしてくれました。男の子は以前「愛すべき悪ガキ」でブログを書いたのを覚えていらっしゃる方もいると思います。あいかわらず憎めない悪ガキの笑顔です。お姉ちゃんはおとなしくしっかり者で、弟の世話をしながらすこし恥ずかしそうでしたが挨拶もきちんとしてくれました。子供たちの笑顔で元気をもらいビラ配りを終えました。失礼ながらU社長の笑顔と悪ガキくんの笑顔に同じにおいを感じました。何かしでかしそうな雰囲気に満ち溢れてます。

きょうはビラ配り、営業訪問、入居者訪問によるご紹介のお願いなど一日営業の日でした。営業マンが必要とは思いません。現場も職人さんも関連業者の人たちも知人、友人もすべてが営業につながるという意識さえみんなが持ってれば・・・・・。そしてプライドをもてる作品を作っていれば自然と人に見てもらいたい、伝えたいという意識が湧き上がります。それがほんとうの「営業」だと思います。自分で考え、聞き、動く・・・基本中の基本です。それを根気強く重ねれば仕事にめぐりあいます。私たちの仲間全員にこの意識を持ってほしいと思います。クリエイティブな仕事をしている会社に「営業マン」はいりません。

強い構造とはバランスと施工精度

中央区U邸は基礎の配筋中です。盛土をして地耐力調査の結果柱状改良を行いました。いつもながらN基礎の仕事は丁寧で精度も良く、安心です。29日配筋検査の予定です。基礎からフレーミングまでバランスのいいメンバーでお互いの材料の長所を生かしながら強い構造の家を作らなくてはいけません。上からの苛重、横揺れ,自重全ての外力に耐え、それに加え長い年月朽ち果てない耐久力も必要です。「大きいものを使ってたらよかろう。安心だろう。」という安易な考えではなく、剛性、しなり,揺れいろんなことに考慮したバランスのいいデザイン、構造が大切です。経済性、施工性も考え構造計算で裏付けを取りながらメンバーを決めていきます。今月中に基礎完了を目指してます。     ホームページの新着情報に最近撮影した作品を掲載しています。大きい画面にしてぜひご覧ください。

オーナーからいただく元気

午前中北九州Y邸の現場打ち合わせの後未定の仕上げ材を決めるため、オーナーの職場に昼休みに押しかけ決めてもらいました。ダイニングの造作家具を宿題としていただき、ずっと気になっていた佐世保O邸のメンテナンスにN女史と走りました。遠方に二人で出かける時、車の中での会話が何よりの勉強であり、知識の吸収の場です。メンテナンス自体は手間のかかることでも時間がかかることでも、難しいことでもないのですが、伺ってお顔を見て、住んだ感想をお聞きすることが何より大事であり、元気をいただけます。オーナーのお母様がでむかえてくださり、お茶とお菓子をいただきながらお話できました。オーナー自身からも帰宅後お礼の電話を頂き、なおさら元気がでました。ほんとうにいい仕事だとおもいます。N女史も理屈ではなく「あったかさ」を感じてくれたようです。せっかくの佐世保なので米軍基地入り口のライトアップ、ハウステンボスのライトアップを見て有田のS邸によって高速を使わず唐津経由で帰りました。事務所ではまだH女史が申し送りでばたばた仕事をしてました。彼女の仕事ぶりにはいつも驚き、感心します。遅い時間でしたがいつもどうり「ふくの湯」でつかれをとって帰りました。これから月末にむけてがんばります。

暮らしのなかのインテリアデイテイール

輸入住宅が好きな方やインテリアに興味をもたれてる人は、空間の雰囲気を大事にします。家具、カーテン、色、小物すべて調和のとれたお気に入りのものに囲まれて暮らしたいと強く思っているようです。その雰囲気ができたかどうかが一番大事な検証です。施工精度も大変重要ですが、それを探してクレームにすると、作り手側は工業製品に頼ったいえ作りに走り、デザインを磨く意欲が薄れます。家作りのマテリアルで欧米のものと日本のものとのデザインの格差はそこにも原因があるように感じます。U邸は熟年夫婦二人の家ですが、若々しく自分たちの趣味趣向をしっかりとりいれ、「ブルーリゾート」というテーマに沿ってリニューアルを任せていただきました。インテリアの細部も大事だと考え、時間がかかってもH女史に納得のいくものを探してくるように頼んでありました。やっとソファーの布地の張替え、小物などもそろいました。インテリアデイテイールの完成です。庭のガーデニング、サンルーム、リビング、ダイニングという空間のつながりも心地よく、セントラルエアコンと共に快適な暮らしができたようです。

京都で学んだ「あんばい」

スタッフブログで詳しく報告すると思いますが、H女史が感性を磨くため京都に旅しました。まれに見る紅葉の当たり年でもあるようで、伝統を受け継ぐ日本建築と日本の庭の最高峰を感じたいい旅だったと言う報告を聞き、私やN女史も大変勉強になりました。かなりの知識と感性を持ち帰ってくれたようです。そのなかですばらしい京都の町は「あんばい」がわかる人たちで守られているような気がした。という感想をきいてひどく納得させられました。庭の造られ方、木々のバランス、散策する小道、水面にうつる紅葉、建物のスケール、そしてデイテイール・・・・・すべての人に感動を与えうる物を作り、それを守り続けているのは、人の感性であり、コンピユーターでも、取扱説明書でも、カタログ品番でもないのです。「どうしたらこんな素敵な庭ができますか?」という質問の答えは「あんばいよく」ではないでしょうか。レシピで料理、IH、オーブンのボタンで料理ではなく、自分の舌で「あんばいいい塩加減」のものこそがその家の味としてうけつがれていくべきです。謙虚に学び、多くのものを見聞きし、たくさんの経験をして「あんばいのわかる人」になりたいものです。「写真や映像ではなく行かなきゃだめですよ。」というH女史の満足げな顔を見て、なんか「ホッ」とさせられました。今後も「感性を磨く旅」を続けていこうと思います.