いただいた声をありがたく受け止めて

いつも勝手なブログを書いていますが、入居者の方、知り合い、友人などからコメントをもらいます。ほめてくださったり、お叱りだったり,注意だったり、情報だったり・・・・・。この仕事を二十五年近くやっていると、思いもよらない懐かしい人から連絡をいただいたりします。わたしはやっと指一本で時間を掛けてブログを打つことだけ教えてもらいやっているしだいで、すぐメールを返したりできずすみません。自分自身くやしいおもいをしています。近いうちにできるようになり失礼がないように心がけるつもりです。本当に思ったこと、感じたことを正直につづっていきます。仕事に関してみなさんからご心配頂き、応援、忠告もありがたくエネルギーに変えているつもりです。「一年半前に比べると最近明るくなって、順調そうだね。」といってくださる方がいらっしゃるのですが、実情はもがいて、がんばって、「きつさ苦しさに耐えるすべが多少わかった。」というところです。これからが本当の勝負です。ただ仲間たちの協力にはいつも感謝してます。これがあるかぎり先は明るいと信じてがんばれます。何か私にできることがありましたらお電話ください。最近デザイン性のたかいリニューアルを希望される方からの問いあわせが多くなってます。輸入住宅で鍛えたデザインを徐々にコンクリートや木造住宅、鉄骨住宅など幅広くいかせつつあります。新しいデザインジャンルを開発できそうです。

リニューアルモデル

つらい高速、遠距離運転

ポンコツマーチを窮屈に乗りながら走り回ってがんばっているのですが、先日走行中「ガガガー」という凄い音が出て、停車して見てみると前のバンパーの左がはずれ落ちて道路をこすっている音でした。若干火花もでてましたがなんとか手で押したり足でけったりして強引にはめこみ事務所まで帰りました。のどもとすぎれば・・・・でそのまま何事もなく二日ほどたち、高速で北九州の現場に行く途中、前以上の「ガガガガー」という音です。停車して見ると落ちてはなく、風圧でゆれてるだけです。「大丈夫、大丈夫」といいながら運転席に戻ると同乗のH女史が「怖いし、恥ずかしいから帰ったらすぐ修理に出しましょう。とりあえずいまはガムテープでぐるぐる巻きにとめときましょうよ。」と言うもっと恥ずかしい提案を無視して現場に到着しました。オーナーの奥様やT建設の社長も同情を越して呆れ顔です。しかしながらわたしにとっては、苦しい時期に、ボロで、力なく坂道もスムーズに登れず、音もうるさいせまいマーチがあったおかげで仕事ができたわけですから、特別な愛着があるわけです。かえりも音を出しながら福津の入居者様のところにより帰社しました。修理に出します。もう少しがんばって安心して、ゆっくり高速も長距離も乗れる車を手に入れたいと思います。いつもわたしがボロマーチに乗っているのが不憫に思うのか何人かの仲間が安くていい車の情報をくれます。それにひきかえ身近なH女史やN女史は、「車が汚い,くさい、掃除しろ、ハンドルがべたべたする、シートの下にいろんなものを落としたまま、・・・・・」ありがたいご忠告をいただいてます。ちなみに私はH女史をほぼ毎日マーチで送り迎えしています。N女史は「小さいマーチが大きな社長とHさんでいっぱいになっている写真をブログに載せたい。」と馬鹿なことをいってます。さー私はマーチで仕事に出かけます。

愛車ポンコツマーチ

こだわりの家作り

「こだわりの家作り」という言葉を良く耳にします。こだわりとは「妥協をしない。」「つきつめる。」ということのようで、それが美化される傾向にあるようです。「迷ってマテリアルが決断できない。」「思考があちこち飛ぶ。」「終わったこと、決めたことを再度悩みはじめる。」・・・・・・・  このような行為をこだわりという言葉であらわしてはいけません。「どんないえをつくりたいか。どんな空間でくらしたいか。どんなデザインがすきか。」を明確に持っている人がそれを熱く語り、我々プロにゆだねることが「こだわりの家作り」です。だからこそ我々はどんなリクエストにも答えられるだけの感性と知識の引き出しをもってなければなりません。こだわりのないオーナーとレベルの低い作り手で家を建てるためには三択の部材選びや色選びのツールをつくり、きまったものを工場で製作するというシステムになります。ときに「こだわり」は非効率になることがあります。しかしながらその非効率が楽しさや、やりがいに感じるられるのが本当のこだわりです。今までの経験では、こだわりの素敵な家は楽しい会話と信頼からうまれているように感じます。けっして長く悩むことではありません。

いろいろなこだわりを職人とともに形にしている中央区O邸。玄関周りの石を貼ってます。ほとんど足場も取れ今週からエクステリアの工事に入ります。内部はステイン、ペンキ、塗り壁など細かく色ツヤとテクスチャーをH塗装やM左官と相談して渋く、ブリテイッシュ、スパニッシュを意識して工事を進めてます。暖炉飾りやウインドウヘッドなどは空間が広すぎて既製の輸入品ではあわないと判断し、こだわって大工に現場造作してもらいました。オーナーも私もF大工に感謝してます。これから階段造作にも一工夫必要です。おたのしみに。

女性の力

最近女性の力、才能、センス、そしてなによりバランス感覚の良さを再認識しています。以前から男より女のほうが優秀だと思ってはいたのですが、人間が作った社会の仕組みは逆で推移してきました。以前から比べると男女が同じように社会を構成しつつあるなかで仕事をするにあたり、「この人優秀だなー。」「才能あるなー。」「いい考え方してるなー。」と思えるのは圧倒的に女性が多いのです。弱小ながら我々にかかわってくれている会計士、保険会社、HP製作会社、ハウスキーピング、家具屋さん、・・・・・・・・。みんな女性です。不動産会社、役所、出版社,建材大手企業なども女性の対応のほうが優れていると感じるのはわたしだけでしょうか?。できない理由をうだうだ言わず、どうしたらできるか、現実的に今できることはなにかを考えることにたけているようです。うちの二人の女史も含め、優秀な女性が、女性の感性で起業するようになるとすばらしく、大きく社会は変わることでしょう。とくに住宅業界はビジネスからカルチャーに価値観が変わるはずです。もっともっと女性が社会にでることで、刺激的な革命を起こしてもらいたいと思っています。女性一人で家を建てるひとも昨今多くなりました。そんな人たちは家を作ることにしっかりしたビジョンをもっており、けっして「坪28万円」などという下種な広告に踊らされることなく、自分らしい暮らしの空間を妥協なく手に入れるはずです。男社会の限界がきているのかもしれません。わが社のように全てを女性に任せることで見えてくるものがあります。政治も経営も一度女性にゆだねてみるべきだと思います.                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                  女性一人のためのマンションリニューアル

違反者講習

シートベルト、携帯電話など軽微な違反が重なり累積点数が6点になったということで違反者講習に行きました。午前中の講義と、午後の社会奉仕活動で全ての点数がもどるそうです。私にとってはありがたい講習です。H女史とN女史はわたしが公安委員会の腕章をつけて公園のゴミ拾いをまじめにやるのか心配らしく、「まじめにやってくださいね。」「けんかしないでくださいね。」「人にやらせて指示だけはだめですよ。」「くだらん。といって途中で帰ってこないでくださいよ。」・・・・など言いたい放題注意を受けました。午後4時無事春日公園の清掃もおわり講習終了です。私がえらそうに言うことではないですが、公安委員会の職員の方はまじめでりっぱなかたばかりなのですが、ご年配が多く、朝の受付を十数名が細かく分担して仕事を分け合っているように感じました。十五名ほどの受講者に三名も講師がついて講義が行われます。民間企業では考えられないようなシステムです。多少事業仕分けの必要を感じたのはわたしだけでしょうか?どうしたら安全運転をするようになるかという根本的なテーマについても、民間に斬新なアイデアを募ってみるのもひとつの手だと思います。帰ってからこんなことを話してたらH女史が吠えました。「社長、えらそうに言われますけど、私が知っているだけで何回免停になりました?あげく取り消しまでなってやっと取り直したらまた違反者講習・・・・。きちんと違反しなかったら公安委員会の仕事もすくなくなるんじゃないですか。それより気をつけないと今また取り消しにでもなるともう仕事できないんですからね。」N女史が「そうそう」と相槌・・・・。最近良く怒られるなー。と思いながらその場をそそくさと退散しました。夕方,着工準備のため現場で工務店と打ち合わせをしました。さーいよいよ地盤改良から工事が始まります。いつものことながらワクワクします。これからは、寒さと暗さのなか、工程遵守です。

受付風景

秋という季節はなんとなく、文化的で落ち着いて物事を見つめることができるような気がするのはわたしだけでしょうか。早朝から北九州のコンクリート住宅リニューアル工事の現場に行きました。山は紅葉の気配です。大工さんと打ち合わせのあと、帰りにパーキングによると、九州各地の紅葉スポット情報が掲示されてました。その後中央区のO邸の現場で打ち合わせをしました。隣近所の手入れの行き届いた庭木のもみじや落葉樹が色づき、いい雰囲気です。この家が完成すれば、同時によりすばらしい街並みができあがるはずです。そのため「秋」を意識した存在感のあるいい落葉樹をシンボルツリーとして選らんでいるところです。外壁の塗り壁、窓モールができ、といを施工中です。今週で足場が取れそうです。    感性を磨くにはいい季節です。H女史に「京都に行って寺院仏閣と紅葉のコラボを見てきたらどうだ。」と勧めているところです。いっしょうけんめい動いて仕事して、くたくたになったら、体と頭に栄養が必要になります。私の経験上そのときに旅することで感性が養われます。がむしゃらに働いて一年半、いまがチャンスだと思うのですが・・・・。彼女のレベルアップが即会社の力になるわけですから。

雰囲気を楽しむレベルの高い家作り

引き渡して4ヶ月、百地浜のU邸の撮影を行いました。 H女史のコーデイネートを信頼していただき、時間をかけてもいいからと小物、椅子の張替えも注文いただき、全てそろったところで撮影となりました。 品良く、さりげなくクリスマスのデイスプレイが施されてました。

「ブルーリゾート」をテーマした空間はコンサバトリーと共に上質な時を演出しています。いいオーナーに出会えたことで、私の設計とH女史のコーデイネートの腕が最大限振るえた会心のリニューアル作品だと自負しています。

私の目指す家作りは、マテリアル一つ一つを悩みながら選ぶことではなく、少しでも安いものを手に入れることでもなく、『どんな雰囲気の空間で暮らすか?』を突き詰めていくことです。それが決まれば、マテリアル選びは我々プロに任せていただいた方がレベルの高い家ができるはずです。「損得勘定」をした打ち合わせでできた家は、得したように感じるだけでレベルの低さがわかってしまいます。    そろそろクリスマスのイルミネーションが飾られる時期です。これでもかというほどギンギラギンにしている家を良く見かけますが、苦笑いしか出てきません。どんたくの「花自動車」じゃないんだからと,つっこみたくなります。

マンションリニューアル のY邸の撮影も行いました。以前にも紹介しましたが、この物件は 予算だけ決めて後は全ておまかせでした。出来上がるまで一度も見ることなく、家具まで全て入れて 「できあがりました。はいどうぞ。」という状態で 凄く楽しかったしごとです。どんなサプライズで驚かせようかと日々考えていたことを思い出します。とのかくこの二つのリニューアルは私にとって財産です。感性豊かなオーナーと雰囲気のある家を造りたいと強く思います。

実際の写真は後日に‥‥撮影合間のワンショットです。

常識力と決断力

責任を取りたくない、失敗して後悔したくない、気まづくなるので下手なことは言わないほうがいい、欲を出さないでそこそこでいい、・・・・・・・世の中が停滞しているからなのか、覇気のない、決断力のない人が増えているような気がします。価値観が上昇志向ではなく、今より下にいかないようにと考えているようで、「損はしたくない。」という気持ちは強く持っているようです。    一方 、自分が責任を取らなくていい条件の中で常識を欠いた行動や言動をしてでも「得をしたい。」「誰かに何とかにしてもらいたい。」 と甘えている人もいます。景気、不景気にかかわらず、人は しっかりした常識力と決断力 のなかで前向きに上昇志向をもって明るく、元気に夢を持って日々過ごしたいものです。夢に向かう苦労は苦労と思わなくなります。自分のできないことをあきらめ悩むより、どうしたらできるようになるかというまえむきの悩みにかえれば、元気が出ます。

20年ほど前は、住まいにおいては「大きな生活」ということばのもと、週休3日の時代が来る、趣味の部屋が必要,天井を高く、ゆとりのある暮らし、贅沢な設備が広告におどり、車は、シーマやクラウンがばか売れしてました。食べ物も、洋服も本物志向という名のもと高価なものを求めてました。今は「坪28万」の家で、軽自動車にのり、ユニクロで服を買い、週末はファミレスで食事がいまの時代です。どっちもどっちです。 どういう時代であれ 自分の価値観をしっかり主張して、同じ中身の人たちと 、切磋琢磨 しながら成長していきたいものです。  今、自分を見つめなおし、自分を変えるには いい時代のような気がします。しっかりした目で世の中を見ることが大切のような気がします。

近視レーザー治療の眼科医実例

厳しい工期の緊張感

打ち合わせを重ねていた中央区のU邸が、地盤調査、輸入部材発注などほぼ完了して、着工の準備にかかりました。50坪の建物ですが、3月完工厳守です。大変なプレッシャーです。職人の数、入念な工程計画、部材の早期決定など緊張感を持ってしっかりこなさなければなりません。構造材、窓、ドア、フローリング全ての物に強いこだわりをお持ちなので、そこも納得していただきながら進めていくには、2,3日に一度、長時間の打ち合わせが必要になります。インテリア、カラー、家具も含めて物事は決まっていきますから、この仕事ができるのは、H女史をおいてほかにいません。オーナーも信頼していただいた上で、足を運んでくださってます。ある意味でこの仕事ができるのは我々だけかもしれないとさえ思っています。

アパート計画中のT様ご夫妻を、以前建てたアパート、改装中の2LDKなどご案内しました。私自身も久しぶりに築10年のアパート作品を見て、周りと比べて明らかに差別化できていることに自信が持てました。我々しかできないアパート計画は、万人うけさせて入居の安心感を考えるのではなくて、特徴あるデザイン性の高い空間の提案です。こんな人に住んでいただきたいというメッセージ性のあるアパートを提案します。

N女史が引越し完了、H女史も今月には引っ越す予定です。たくさん賃貸物件を見たことで、アパート計画の感性が磨かれたような気がします。ちなみに今月は盛大な引越しパーテイーでうまい飯にありつけそうです。「わずかな祝いで豪華な料理を」がテーマです。参加希望の方はご連絡ください。

アパート

月末の土日

今月も動き回って、充実した月末の土日を過ごしています。アパートの案内、提案、なぜかわからないのですが、引越しのごみ片付け、現場打ち合わせ、これから着工する家の部材打ち合わせ、購入家具の打ち合わせ、完成写真撮影の下見、図面作成、いつも頭を悩ます支払い、・・・・・・・・。H女史と土曜の夜、現場を8時ごろ引き上げながら「今月もよくがんばったなー。」「多少疲れましたが、この時期仕事をいただけてるんですからありがたいですよ。」「スタミナつけるか。」「そうですね。」という会話をしながら、港にある「にらレバ」が絶品の珍萬21という中華にいきました。相変わらずおいしくて、ガッツリ食べました。これで元気を出してまたがんばります。N女史も一度連れて行ったのですが、予想以上に気に入ったようで「またにらレバ連れて行ってください。」と催促します。ただ「店の名前がなんか恥ずかしくていいづらい。」と変なところで文句言ってました。わたしは彼女に対して食べさせても食べさせても太らない体質のようでおごりがいがないと、変な文句を言ってます。H女史は充分おごりがいがある体質に変化したようで、和田アキ子からマツコデラックスに進化中です。