うれしく、懐かしく、ありがたく・・・来社してくださる方々

以前輸入住宅の番組を作ってくれたTプロデユーサーが突然西新の事務所を訪ねてくれました。懐かしくて、話も弾み、ここ数年で世の中も、個人もずいぶん様変わりして苦しい時代だけどお互い協力してがんばろうと励ましあいました。私たち以上にTV業界も深刻のようです。彼は私たちの作品を高く評価してくれており「DVDに収めましょう。」といってくれてます。ずいぶん以前にわたしがDVDにしたいといっていたのを覚えてくれてたようです。明日本格的な打ち合わせにまたきてくれるそうです。   住宅と戸建て賃貸住宅を建てさせていただいたHオーナーが突然訪ねてきてくださいました。ご迷惑を掛けっぱなしなのに、「自分たちの作品に自信をもっていいですよ。」「賃貸住宅の評判がよく、また作る予定なのでそのときはデザインをお願いします。」という温かい言葉を頂き、励まされました。私のほうからご挨拶にいくべきだったと反省しています。。必ず仕事で恩返ししたいと思ってます。     いつもお世話になりっぱなしのT先生の火災保険について、不手際があり、調査、質問を以前の責任者たちに働きかけましたが、回答が得られず、大変ご迷惑を掛けました。T先生ご夫婦とご相談の上解決しましたが、その翌日おいしいケーキをもって事務所を訪ねてくださいました。「私がやるべきことなのに」とまたまた反省です。     多くの人に支えられていることを実感しています。

H邸

順調なマンションリニューアル

板付のマンションの改装が順調に進んでいます。オーナーと現場で最終の打ち合わせをしました。室内ドアと室内窓はアメリカ特有のブルーグレイ、化粧梁は白、寝室はコンクリート造特有の梁や柱を3色のカラークロスをバランスよく配することで、遊び心たっぷりのインテリアになりそうです。造作家具も形ができつつあり、レンガタイルの壁とのコントラストがイメージできました。細かい造作もすべて指示したので後は完成を待つだけです。N女史の最初のコーデイネート担当物件です。オーナーにこれから照明器具、カーテンの提案をさせるつもりです。彼女がこれからこの仕事をやっていくためにも大切な現場です。仕上げに伴って勉強のためにも二人で頻繁に現場に行くつもりです。オーナーからデザインもお金も全てを信頼して任せていただけていることを職人が感じていて、「いいお客さんですね。少々のことはやりますからなんでも指示してください。よろこんでもらいたいですから。」といってました。このような現場の指揮をとらせていただいてオーナーにも職人にも感謝します。オーナーはじめ、みんながあったかい気持ちで作る家は必ず素敵な家になります。楽しみです。

アパートの計画

増改築の打ち合わせをさせていただいているオーナーからアパート計画の相談を受けました。ありがたい話で、さっそくいまのアパート事情の情報を寄せ、計画中です。たまたまN女史が賃貸マンションを探していたので、一緒に不動産屋さんを回り、物件案内にも同行したので、いろんな予備知識は備わってました。壮絶な価格競争、条件競争のなか、生き残りに必死のようです。そのなかでいいデザイン、特徴あるインテリアが最大の競争力だそうです。いまはやりのお洒落そうに見える大手アパートメーカーの建物はしばらくすると、「特徴のない同じ仕様の古いアパート」として競争力がなくなるそうです。アパートにも「オンリーワン」の時代がきているようです。今までの経験の中からではなく、新しい発想のアパートを提案するつもりです。女性に受けるデザイン性の高い設備、カラーコーデイネート、玄関ドア、ペット可など盛りだくさんのアイテムでがんばります。

活力

出社してすぐ口にするコーヒーがおいしくて一日の活力なのですが、N女史に「対馬では、朝飯はイカの刺身とかじめの味噌汁が定番ぞ。」と話をすると、翌朝早速「かじめは手に入らないので,めかぶで作ってみました。」といいながら、とろみがあり、磯の香りのする味噌汁を作ってくれました。朝は何も食べれないのですがひさしぶりにおいしく味噌汁を飲みました。癖になりそうです。しかしながら素直に礼が言えず「取立てのイカの刺身は?」と悪態をついてしまいます。N女史は、仲間が気持ちよく仕事ができるようにと、さりげない心遣いをしてくれます。もちろん、本業をいち早く覚えて、表舞台で活躍してもらわないといけないのですが、裏方の仕事を気持ちをこめてやってくれることで私も、H女史も、F大工も、K大工も・・・・みんな活力をもらってます。いままで一番欠けていたことだと思います。協力業者もふくめて手前味噌ですが、人間味のある能力が高い仲間がそろったとおもいます。だれでもゴミ片付けからできる人たちです。がんばれます。       H女史が「ブログのテーマはなんですか?」と聞いてきたので「朝の味噌汁たい。写真はなんにしようか。」というと「千昌夫の写真にカアーチャンーというせりふをつけたらどうですか?」というばかな解答をくれました。それもまたH女史流の活力なんでしょう。

連絡、打ち合わせの月曜日

週初めの月曜日は現場との打ち合わせ、連絡に追われます。マンションリニューアルの監督から梁の大きさとカーテンボックスの作り方の相談があり、コンクリート住宅のリニューアル工事は、現場でセントラルの打ち合わせと間仕切りの墨だしを行いました。白石の現場は役所の完了検査です。こちらとはかってが違うのと、一工務店が請け負ったのではなく、分離発注および施主発注という特殊な施工体制で、なおかつ材料支給という複雑なリクエストのため責任の所在を明確にする監理が必要でずいぶん戸惑いましたが、無事終了したようです。この条件で仕事をしてくれたみんなに感謝です。昼からは確認申請の図面打ち合わせ、中央区O邸の8フイートドア取り付けに伴う修正工事の打ち合わせです。H女史とN女史は材料発注の連絡や内装屋との打ち合わせ,経理関係の事務処理、振込みなど大変そうです。このような日常のじみちな仕事をしっかりやることがいい家につながります。規格住宅ではなくオンリーワンの家作りであればあるほどこの連絡と打ち合わせが重要です。      このようなえらそうなことを書いていたらK棟梁から電話があり「小澤さん、打ち合わせの時俺のスケール持っていったでしょう。二つ目ですよ。返してください。」と抗議の電話が入りました。確かにポケットの中にスケールがはいっていました。ペンにしろ、スケールにしろ買ってもないのにどんどん増えてくるのはこういうことなんでしょうね。

解体

コンクリートの建物のリニューアルが始まりました。コンクリートの場合一番大変な作業である解体から始まります。なかなか崩せず粉塵で真っ白になります。  チリの救助活動というタイムリーな映像がニュースで流れているからか掘削機を手にしたくなります。N女史と現場に行き機械を手に持ってましたが、この作業が似合うのは筋肉隆々でシュワルツネッガーとほぼ同等の腕を持つH女史をおいてほかにいません。  今週で解体を終え、週明けには大工、設備、電気、セントラルエアコン全員集合で打ち合わせの予定です。 帰りの高速はわたしが運転しました。今月正社員になったばかりのN女史は助手席のシートをリクライニングさせ、気持ちよさそうに寝てました。大物です。さすがH女史のアシスタントを3ヶ月こなしただけのことはあります。たのもしい男前の仲間とがんばっていきます。

新ホームページ

今回私たちが活動している家作りについて、具体例やコメントを交えて新しいホームページをつくりました。徐々に完成度を高めていくつもりですが、とにかくスタートしました。ぜひごらんください。一年前の今頃はデザイン設計しかできない無知な自分がどういう立場に追い込まれているのか頭の整理もつかないまま目の前のやらなければいけないことをただ必死でこなしてました。まだまだ引きづらされてることも多いのですが、自分なりに誠意を持って対処しながら仲間と妥協せず家作りを続けられたのは皆さんの協力のおかげです。感謝してます。地に足をつけていい家を作りたいと思います。

新しいホームページアドレスは下記です。  なおブログなどの更新は引き続きこのホームページで行いますので、お手数ですがしばらくは両方ご覧ください。

http://www.dart-kikaku.com/

職人、大工

F大工が連休を利用して家族旅行に行ったようです。千円高速で大阪USJ、奈良、和歌山などめぐり二千キロ走破したらしく、楽しい土産話を聞きながら煙突トップの板金を取り付けに白石に走りました。南紀白浜や勝浦にも行ったみたいで、私も以前きれいで楽しかったおもいでがあるので、二人で盛り上がったのですが、東大寺にいけなかった事を悔やんでいる様子を見て、根っから「大工」なんだと感じ、ほほえましくなりました。白石に着くと左官がキッチン、バス、マントルピースなどのタイルを貼ってました。「小澤さんたちはようこんなタイルをみつけますなー。私たちも長く左官しよるけどこんな感覚でタイルを貼らされるのは初めてですよ。貼ったらよかですもんねー。よそと違う。長いこと左官してますがびっくりさせられことばかりですよ。コーデイネートがよか。」とH女史に聞かせてやりたいほどほめてくれました。本物の材料を思い入れのある職人の手でどうしたらよりよくなるかを考えながら作ることで「物語のある作品」が生まれます。何年たってもそんな家にはわたしたちや職人が出入りしてオーナーと家作りの思い出を語り、維持管理しながらさらに進化させていきます。私の無理難題にお金を度返しして、心意気で協力してくれる職人仲間に頭が下がります。いつか恩返しをしたいと思いますが今はいっしょにプライドのもてるいい作品をつくろうと努力する事が大事だと考えてます。

南紀

覇気ある若者に会いたい

政治家やコメンテーター諸氏が地方の危機、国の危機を叫んでいる。しかし現状を叫ぶだけで気概があり、志がある強いリーダーが現れない。それ以上に深刻な問題は若者が消極的で何とか食べていければいいという姿勢で、夢や希望にチャレンジして責任を取らされたり、失敗することを恐れうずくまってる気がします。自分たちレベルで今やらなければいけないことは、自立できない若者に仕事をとうして活をいれ、夢や希望を持って社会貢献させることだと思います。若者の頭の良さや吸収の早さには驚かされます。私もまだ自分のことで精一杯ではあるのですが、彼らと仕事をとうしてふれあうことで自分の勉強や刺激にもなると考えてます。徒弟制度のような環境のなかで働いてみようと思う若者がいたら連絡ください。この仕事は、人と出会い、喜んでもらい、安心していただくためにデザインを磨き、感性を養うのです。一生をかけるにふさわしい仕事です。覇気ある若者に会いたいものです。

仕事とは人と会うこと

ベタでアナログのわたしは、メールすら満足にできません。携帯は話すもの、図面も手書き、・・・・・。とにかく人と会って顔を見て話すというのが私の仕事の基本です。最近、昔の仲間や入居者、知人、友人など多くの人が連絡をくれるようになりましたがほとんど電話です。そのたび、事務所や外で会う約束をします。H女史曰く人と会うといいにしろ、わるいにしろ化学反応がおき何かが生まれるそうです。お金もできるだけ会って手渡しすることで「反省会」と「がんばろう会」が自然と行われます。近況報告やアイデア、新しい発想など人と会うところから始まるように思います。「効率」がいいとか悪いとかよくいいますが、自分の足で訪ねて、触れて、話して、見て・・・そうしないと本物を見つけることも出会うこともないようにおもいます。だからかんぺいちゃんのアースマラソンを応援しています。凄いと思います。私たちの家作りは「非効率」を喜んでいただく仕事です。たくさんの化学反応を起こしながら仲間と共にいい家を作りたいものです。