目に見えない敵

昨日、シロアリ駆除工事を行いました。コンクリートの建物ですが、大和シロアリのようです。被害は目に見えてないのですがこれから活動の季節です。壁、床に小さな穴を開け、薬を注入しました。また建物の周りに薬剤の入った筒を埋めて、管理しながら巣ごと退治する「ベイト工法」も採用しました。シロアリは早期対応が大事です。そして広い範囲での予防が必要です。

シロアリ駆除工事の場合、シロアリ業者に、その建物を把握している、工事責任者か設計屋などが構造、胴縁や根太の位置、設備、電気配線等的確に伝えることが必要です。目に見える敵ではないだけに、オーナーはじめ多くの人の情報をもとに的確な予測をたて予防駆除をスピーディーに行うべきです。蟻をなめたらえらいことになります。手遅れでくずしたり、莫大な費用を掛けて補修した家を少なからず見てきました。しっかり駆除予防すれば蟻の被害は防げます。活動前のこの時期ぜひ家全体の点検をお勧めします。

手入れ

百道浜のU邸の点検とメンテナンスを行いました。一年点検です。相変わらずきれいにそして素敵に暮らしてあります。これからも一緒になって手入れをしていくつもりです。こういうオーナーに出会えたことも財産ですし、家自体が我々とオーナーの共有財産であるわけですから・・。

モデルホームのエントランスにN女史の子供たちが花を植えてくれました。ほんの少しでもきれいな色の草花があるだけで気分が違います。子供たちの顔が見えるエントランスですからN女史も毎朝気持ちよく水をまき、なにもしないわたしもときどきホースを手にしてます。

気持ちをこめていいものを作ったり、つくってもらったりすると自然と手入れをしたくなります。家作りの基本かもしれません。物を大事にする時代です。スクラップ、アンド、ビルドから良質なリフォームの時代です。それは身近な小さいものの「手入れ」から始めましょう。

H女史あらため平田公子

いままでH女史と書いてましたが、平田公子とします。彼女の能力の高さ、接客、サービスどれも一級品です。インテリアから小物まで奥様達のご相談に細かく答え、喜んでいただいてます。今、会社の顔として活動しているわけですから・・・・

入居者、関連業者、みんな彼女の実力に一目おいています。私の言葉足らずや短気、言いにくさのため彼女の仕事は増える一方です。経理もやってくれてる関係で月末はストレスで壊れることが多々あります。「ウララ、ウララ」など山本リンダの歌を大きく口ずさんだり、ヤンキーのような言葉で独り言をいったり、意味不明の八女弁でN女史に話しかけたり、「終わったー」とか「おなかすいた」とか叫びながら両手でおなかをパンパンたたきます。N女史が「またこわれてますよ。」と心配して頻繁にコーヒーやオヤツを運びます。それをスピーデイーに口に入れながら、がんばってくれているわけです。

わたしに堂々と意見してくれたり、注意した方がいいことなどはっきりいってくれます。素直に聞くよう努力しているつもりですが・・・。今から、彼女中心の住宅活動に徐々にシフトしていくつもりです。この仕事はやる気と能力の高い女性が表で活動し、後ろで技術のある男性が補佐するかたちがいいと考えてます。先日も「小澤さん、平田さんにこの部屋のクロスと飾り付けを相談したいので、一度きてほしいのですけど。」「ここに似合うダイニングテーブルとペンダントライトを平田さんに任せるのでおねがいします。」など信頼されています。

N女史に名前を公表しようといったところ、「もうしばらくこのままがいいです。ちかじかいろんなことをふくめてカミングアウトします。」という回答でした。私も楽しみです。[N女史の秘密」comeing  soon      まさか男では?・・・・・・

 

 

最近思うこと

桜は満開です。天気のいい青空に良く映えてます。天神の店舗、北九州N邸の二期工事、の着工準備におわれながらも元気で動き回ってます。天神の店舗は小さいながら中身の濃い仕事を要求されており、やりがいのある仕事です。オーナーの計らいでH女史に全ての内容を任せてくださり「自分がいいと思うものを、手心加えずやりなさい。」と夢のようなチャンスをいただいています。オーナーのご自宅の出来栄えを見てくださり、信頼いただいたものと思っています。H女史の力ならいい作品に仕上げるはずです。今まで彼女は上っ面ではなく、中身の濃い「本物」の仕事をこなしてきてますからまちがいありません。

震災の影響でいろいろ考えさせられることがありますが、こんなときほど「本物」が物を言うことがよくわかりました。ここのところ日本全体が薄っぺらな文化に犯されていましたから再考するにはいい機会かもしれません。

アイドルたちの意味不明の歌ではなく「ふるさと」など唱歌が胸を打ち、北国の春が歌われているようです。グルメなどの必要以上の高い食べ物がもてはやされていたのに今ご飯とあたたかい味噌汁が一番うまいと喜ばれ、華美な衣服に人が群がっていましたが、動きやすく丈夫で清潔さを保つため洗濯しやすいものが好まれ・・・・・そして水、野菜、魚は大事です。

何より必要なことは本物の知識と思考と経験を兼ね備えた人間力です。「教育」が一番大事だと最近思います。

 

 

H夫妻からいただくエネルギー

日曜日、中央区のご入居者Hドクター夫妻が訪ねてきていただきました。ご夫婦の感性は私たちの家作りの感性そのものであり、いつも勇気づけられます。いつも不安、迷い、弱気と戦っているのですが、Hご夫妻と話すと自分たちの考え方はまちがってないんだと自信がもてます。ご夫婦がお互いを対等に認め合い、プラス思考のライフスタイルで、何より家を楽しんでいただいてます。

暖炉を楽しみ、庭でのテイータイムを楽しみ、キッチンでの料理やお菓子作りを楽しんでいらっしゃるようです。今回いただいた甘夏のケーキも絶品でした。甘すぎず、ヘルシーでいて、しっとりしてました。

私どもの家作りをお知り合いにコマーシャルしていただいていることも、ありがたく感じてます。「ご入居者が財産」という言葉がいつも思い出されます。

 

 

老うことは素敵なこと

世の中の閉塞感のせいかどうか、今年は満開の桜の存在が薄いようです。久しぶりに集中して図面を書いてます。老眼をしても二時間も書き続けると目がかすみ十分ほど休憩します。物をどこに置いたか忘れたり、名前が出てこなくなったり、階段で足腰の衰えを実感して皇潤を飲もうかと悩んだり、肩の介の字貼りとふくらはぎの子持シシャモ貼り(N女史命名)の湿布が手放せず確実に老いていってます。その老いを受け入れ、向かい合うと素直で正直な自分をさらけ出すことができ、中身の濃い人間関係ができつつあるように感じてます。四十、五十は鼻垂れ小僧といわれる時代ですが、私の周りにいる魅力ある人たちは、若い人より熟年の方が圧倒的に多いように感じます。あるオーナーから教えてもらいました。年をとると、恥がかけるようになり、怖さがなくなり、自分の意見を言えるようになり、人に意見できるようになる。「でもそれを手に入れるには若い時から真剣に謙虚に働き、自分に自信を持てなければね。」もうひとつ教えられました。「好きで仕事をやっている人には結局かなわないのよ。そういうひとは年をとるほどかっこいい顔になろうが。」話してくれた六十半ばのこの人こそがとても魅力的です。

 

 

蟻との戦い

築五十年のH邸はかなりシロアリにやられている形跡が見られ、建て替え予定なのですが、年回り(厄)の関係で後少々もたせるため、活動時期前に床下、天井裏,小屋裏等点検し薬剤噴霧、柱梁などは薬剤注入、被害が大きいところは大工に補強をお願いし、まる一日で終了しました。蟻の被害箇所は建築をやっている者にとって、一番見たくないものです。悲しくなります。材料の選定、薬剤塗布、雨漏りが蟻との戦いのキーワードです。俗に言う「建築の基本に忠実に」ということだと思います。

一日材料を運んだり、養生をしたり、掃除をしたり職人さんの下働きをしてやや体がパンパンです。いろんなことを教わりながらの充実した一日でした。予定の目的をやり遂げてお疲れさんと笑顔で帰って行く身近な達成感は、幸せな気分にさせてくれます。

顔の見える仕事

佐賀のマンションリニューアルM邸引渡しのためここ二,三日夜遅くまで現場に付きっきりでした。いつものことながらF大工とH女史の仕事ぶりは頼もしく、プライドを持って動いてくれます。我々の作品はプライドをもてますがそれ以上にオーナーに満足してもらおうとする姿勢を誇りに思います。オーナーにもその気持ちが伝わるようで「F大工さんにお願いしたい。」「F大工さんにお洒落な造作をしてほしい、」と、顔の見える大工として認知されてます。H女史も同様で彼女の情報量、知識はすごいのですが、オーナーの要望をじっくり聞いて、謙虚な姿勢でタイムリーなアドバイスをおくっています。一コーデイネーターの域を超えて、一流の女性住宅屋としての顔がみえはじめてます。今日もある入居者のかたから「HさんとF大工と打ち合わせをして飾り棚を作ってほしい。」といわれました。顔の見える仕事ができて一人前です。

元気だそう

昨日,私用で日帰り東京往復しました。日曜日ということだけではなく、地震の影響なのかいつもの活気がありません。静かにしたり、我慢したり、騒いだりすることが不謹慎であるかのような風潮は元気をなくします。普通の暮らしができる地域はいつも以上に張り切って元気を出して被災地区の分まで稼ぐぐらいの勢いが必要だと思います。高校生の甲子園まで応援規制をする必要はなく、野球も応援も若さを前面に出して暴れまくらせてやるべきです。その若者の姿を見て明日の日本に希望を持つわけですから・・・・。この災害で怖いのは日本全体が「萎縮」してしまうことです。いま必要なものは「元気」です。元気なメッセージを発信しましょう。小泉さん、はったりでも何でもいいので一言発してもらいたいものです。芸能人、著名人被災地に入り、今こそ笑わせたり、元気のでるはなしを明るく大声でやるべきではないだろうか。?できる地域からいつもの生活に戻り明るく楽しく元気にがんばりましょう。

 

存在感と責任感

東電のトップ連中の顔が見えません。存在感と責任感のかけらも見えません。こんな時のために高い報酬を取っているのでは?とつい皮肉のひとつも言いたくなります。たたき上げの力もなく、人望もなく、学歴と組織のお飾り的人事で上にたどりついたに違いないように思います。

日本のリーダー達の存在感と責任感も危いものです。政治家とわれわれは埋めることのできない温度差を感じます。今の政治はまともじゃない連中のたわごとのように思うのは私だけでしょうか。賛否両論ある政治ではなく、こりゃだめだの政治です。このようなときに、日本のことを考え、頼りになるのは末端で毎日汗を流している国民自身だと痛感します。

私を熱くしてくれた人たちはいい悪いは別にしてダミ声で明日の夢を語った田中角栄、いつもお客さんがどうしたら喜んでくれるかを考え、ハッスルプレーを心がけた長嶋茂雄、     歌の美空ひばり、映画の石原裕次郎、漫画の手塚おさむ、監督の黒澤明・・・・・・今人をひきつける、元気をくれるリーダーが必要です。営利目的の大きい組織がいかにもろいかを思い知った今、コミュニテイー単位でリーダーをつくり、本当の意味で強い日本にしましょう。