東京

東京日帰りしてきました。いつ行っても、刺激的で何かを感じさせてくれる町です。なんだかんだいっても若い時も、今もこの町は私にやる気と元気と仕事のヒントをくれます。長男は東京に出て9年目になります。彼も東京大好き人間で帰る気などさらさらないようです。

福岡という地方の大都市で暮らし、仕事をしながら、東京という世界の大都市の情報を見聞きして、時々訪れ刺激を受ける今のポジションが50代半ばの男が東京とかかわるにはちょうどいい形なのかもしれません。私の年代や生い立ちからなのか、アメリカや東京にあこがれ、刺激を受け、「自分もそこで勝負したい。」と思っていた20代が懐かしく思いながら帰りのモノレールに乗りました。その勝負は息子に託します。

ホームページを見て東京をはじめ、関東の方から問い合わせいただくと、うれしくなります。Dアートとして、経費はかかるでしょうが東京に作品を作ることを目標のひとつとしてがんばります。

最近N女史がガンバッツて、休日や夜も仕事をしてくれるのですが、それに比例して私やH女史に対して暴言がおおくなりました。朝、コーヒーを持ってきてくれる時、化粧が甘く、疲れた顔をしているので「どうした?がんばれ。」と言うと自分の机に向かいながら背中越しに小さな声で「おまえもな。」と・・・・・きこえました。「え?何」  「冗談ですよ。」と笑いながら追い討ちを掛けるように「私のようなやる気のないサルもだめですけど、社長みたいなやる気のアル熊はこわいですよ。」ときました。・・・・・・なにはともあれなくてはならぬ存在になってることは確かです。

感じがいい

人として、仕事でも、プライベートでも「感じがいい人」でありたいものです。知らず知らずのうちに人は感じのいい人を探しているのです。私も感じのいい職人さんに仕事を依頼したいと思いますし、逆に職人さんたちも感じのいい設計屋の仕事をしたいと思っているはずです。お客様はなおさら家作りにおいて、感じのいい人を探しているはずです。

この感じがいいという人はどんな人か?どうすれば感じがいいと思ってもらえるのか?・・・・・。筑紫野のオーナーからある職人について「若いのに工事前にあいさつにこられてわかりやすくしっかり説明してくださって、感じのいい方ですね。」とほめていただきました。私にとってそのオーナーこそがとても感じのいいご夫婦なのです。今日工事が終わったのですが、さっそくその職人を使うことを条件にご紹介をいただきました。ありがたいお話です。正解かどうかわかりませんが「感じがいい人」とは、笑顔、清潔感、人の話を聞く、人の気持ちがわかる、謙虚、挨拶、礼儀、質素が表にみえ、勉強、自信、信念、努力、目標を内に秘めてる人ではないでしょうか。背伸びせず自分をしっかり見つめることのようです。H女史、N女史、F大工、私にとって「感じのいい仲間です。」

感じがいい青年 石川遼

成熟した家作り

量をこなしてきた人だけが質について考え、語ることができると思います。がむしゃらにたくさんの家を考えたり、作ってきた仲間と質の高い成熟した家作りを今目指しているわけですが、試行錯誤の連続です。幸いわれわれはオーナーに恵まれ本物の素材で質の高い住まいを数多く手がけさせていただきました。作品を見ていただければわかると思いますが、その経験はどこにも負けていません。

成熟した家作りのために設計屋がすべきことは、いい素材を選びそして生かし、変にデコレーションせず当たり前のことを当たり前に作るための寸法をきちんと決めることのようです。そしていただいた予算の中での芸術活動だとも考えています。つきつめるとやはりシンプルで美しいプロポーションの家ということになります。

最近はリニューアルの仕事が多く、今ある既存の空間を見て「リニューアルのひらめきとカン」がでてくるようになりましたし、それを実現する新しい材料などの知識も増えました。ソファーの生地の張替えと既存の再塗装でカラーコーデイネートを手抜かりなくやるといい空間が出来上がります。リニューアルの量をこなしてたくさんの経験を積み、質の高いリニューアルにたどり着きたいものです。

『リフォーム・模様替え教室』

この度、ここ西新の展示場で『リフォーム・模様替え教室』を開催します。

壁紙やカーテン、照明を変える模様替えから、今ある家具のレイアウト変更や小物の飾り方など身近なもの。工事が必要なリフォームまでなんでもご相談下さい。 今回は少人数で行いますので、個別の事案からインテリアコーディネートのテクニックまで幅広くお教えします。

講師は当社のインテリアコーディネーター平田です。洋風・和風問わず、幅多い実績から実例写真を用いてわかりやすくお教えします。

2月13日(日曜日)より開始です。 毎週火曜日、木曜日、日曜日の午後1時から3時半までです。日時、人数などはご相談に応じますのでまずはお電話にてお問い合わせ下さいませ。

目のつけどころ

いつも土曜日はアポイントであわただしくなります。多くのお客様と会って、打ち合わせ、案内等充実した時間を過ごしています。ところで家を作ろうとするお客様は、日ごろ何気なく見ていたものが気になり出すようです。ホテルやレストランの照明、床材、テーブルやいす、車から見える家の屋根の色、玄関ドアのデザイン・・・・・。以前建設中のあるお客様がマリンショップ(船具店)から「船のランプ」をカバードポーチの柱につけたらどうでしょう?」と電話してこられたことがありました。「船用の時計もすてきなんだけど・・・。」とも言われてました。別のお客様は吹き抜けの大きな壁にタペストリーとして「和服の帯はどうでしょう?」といつてこられたこともありました。みなさんの真剣な姿勢からくる目の付けどころには、いつも驚かされます。H女史がお客様から喜ばれているのは、まさに目の付け所であり、お客様と同じ目線で器ではなくライフスタイルを考えることで、いっしょに探し、悩み、喜ぶからだと思います。そのため日ごろからいろんなお店をめぐり、たくさんの情報とブレーンをもっています。それがわが社の一番の売りでもあり、ほかより優れているところだとおもっています。先日N女史とハイアットリージェンシイーのレストランに行く機会があり、彼女が発した一言が「ブラケット照明の位置が凄く低くありません?。」ということでした。天井の高い大空間でいすに座った時のバランスで高さを決めているようで、確かに一メートル五十センチ位に取り付けてあります。N女史がそういうところに目が行くようになったことが凄くうれしく思いました。見たこと聞いたことを財産にしてお客様に喜んでもらおうとして動けば、自然とお客様が育ててくださいます。

美奈宜の杜と耳納の丘

土地からお探しのお客様にDアートとして美奈宜の杜を紹介しようと視察に行きました。思ったより売地はまだまだ残っています。オープンエクステリアでリゾート開発的分譲地です。温泉施設、コミュニテイー施設はお洒落に充実しておりなかなか雰囲気が良く好感がもてました。特に温泉は岩風呂で、食事も、宿泊もリーズナブルで、ゆっくり来たくなりました。

もう一箇所耳納連山のふもとにロケーションのいい整備された土地を紹介され、見てきました。ここもきれいな場所で、おすすめできます。一般的分譲団地ではなく、しっかり主張、特徴のある提案ができそうです。今までの経験で言わせてもらうと土地は理屈ではなくインスピュレーションです。出会いです。必ず検討の土地に住まいをデザインして買う、買わないを決めるべきだと考えます

甘木、朝倉,原鶴、田主丸、吉井など高速を走る関係で縁遠くなってましたが久しぶりに訪れ、面白い違う文化のにおいを感じました。うまく話がまとまり、仕事で訪れる機会が多くなればと期待しています。仕事にしろ、プライベートにしろ、視野を広くしないとアイデアや感性が乏しくなります。情報をたくさん仕入れて自分の目で確かめる動きをコマめにやらなくてはいけません。

絶賛 セントラルエアコン

北九州N邸が細かい残工事、リクエストがほぼ完了しました。コンクリート住宅のリニューアルは、撤去,はつりなどが大変です。そのなかでセントラルを設置しました。かなり大変な工事でしたが、オーナーはその快適さに凄く満足されてます。当初個別エアコンの予定でリニューアル計画をしておりましたが、ご案内したご入居者の皆さんからセントラルエアコンの快適性を絶賛され、思い切って設置されることになったわけです。そのぶん、やや予算オーバーにはなりましたが「ほんとうにつけてよかった。Uさんに感謝してます。」とおっしゃってました。

私の知る限りセントラルエアコンを設置されたオーナーさんは皆ご満足いただいています。「これで寿命がのびる。」「家中が快適なので活動的になった。」「朝起きるのが苦にならない。」「お風呂やトイレも快適で今までの生活がなんだったんだろうと思います。」「家の中の空気が新鮮に感じる。」「今ではセントラルのない生活は考えられない。」・・・・・・。こまることといえば「外に出てみないと今日寒いのかどうかわからないことくらいです。」と笑顔でお話されてました。家の空間デザインもセントラルのあるなしで変わってきます。セントラルのある暮らしをご検討してみてください。

セントラル設置のリニューアル工事をしたU邸

いよいよ二月,構造体見学会

今日で一月も終わりです。寒い日の連続で少々こたえました。しかし風邪も引かず健康だったことで、何とか乗り切れそうです。今自分にできることは「健康に基づく豊富な行動量」です。考えるより人に会うため動けるだけ動こうと考えてます。昔から二月、八月は不景気の月といわれてます。気を引き締めてがんばります。

サッカーアジア杯で日本が優勝し、プロ野球はいよいよキャンプイン、祐チャンフィーバーです。高校野球は選抜高が決まり、春を感じさせられてます。幸いなことに暖かい二月らしいですから、キャンプめぐりと長崎ランタンフェスタにいける計画をたてたいものです。それもこれも月初のがんばり次第です。

今中央区U邸が、構造体、断熱材、窓など施工現場としてごらんいただけます。参考になると思います。高断熱高気密の秘密が全て手に取るようにわかるはずです。

なぜかN女史らしき生き物がいます。

日々勉強

現場で職人さんと話したり、資材屋さんと話したりすると、仕事の大きい、小さいにかかわらず新しい知識を習得することができます。先日紹介したガラスをペンキで塗ることや、プリントされたドア、枠に塗装する方法、汚れではなく胞子やコケがついたブロック塀等、少しあるものを混ぜて高圧洗浄するときれいになる。など、ありがたい情報をいくつも手に入れることができます。建築の雑学で「うだつのあがらない」のうだつは、梁の上に立てる屋根などを支える短い柱で束とも呼ばれます。お金のある人じゃないと、うだつをしっかりたてた立派な家を建てられなかったことから始まった言葉のようです。また桐のたんすがいいといわれているのは、昔、大火事のとき桐のたんすだけは表面は黒く焦げても中身が焼けなかった実例から庶民の間で「たんすは桐」といわれ始めたそうです。ある大工から教わりました。

私たちにとってオーナーからの喜びの声やお叱りが何よりの勉強です。たくさんの人と出会い長いお付き合いの中からいろんなものを学んでいきたいと考えてます。マスターベッツトに洗面化粧台、玄関近くに手洗い器、料理の下ごしらえのためのアイランド、ウインドウヘッドを飾り棚に、などお客様からいただいたアイデアはDアートのなかで進化し息づいてます。

いろいろな現場

筑紫野で貸家のリニューアルをしています。オーナーの住まいとは違い、「住みたい」「借りたい」と思わせるリーズナブルな予算のデザインが必要とされます。素材感より色に神経を使いながら、なおかつメンテナンスがやりやすいもので工事を進めています。二月中旬完成予定です。約35坪の平屋は貸家としてはめったにない物件です。興味のある方は案内できます。

中央区U邸は、電気配線、セントラルエアコン配管、通気層工事等行ってます。厳しい工期ながら、こだわりと検証、提案と熟考を繰り返しながら進んでます。オーナーにも納得いただき、職人のやる気や手も止めないようにがんばりますが、いい物を作るということが何より優先事項だと考えてます。今回オーナーのリクエストでシロアリ予防に「ヒバ油」を塗布しました。知識としてはありましたが、実際塗ってみたのは初めてです。興味を持って観察し続けたいと思います。

北九州N邸、中央区O邸はお引越しされて、今手直し工事中です。最後力不足でややご迷惑を掛けたところもありますが、ご満足いただいているようです。入居されてからのお付き合いをしっかりやりたいと思います。

全てにおいて「提案し続ける」Dアートでありたいと思っています。今日はH,N両女史が、雑貨小物をデイスプレイしながら模様替えをしてくれました。「気軽に入って楽しいお店」の要素も取りいれたモデルハウスを目指します。見たくないでしょうが若かりし頃テレビで紹介された時の痩せた私やH女史のビデオも流れてます。作業後「それは流さないほうがいいのでは?」というような顔つきのN女史がキッチンでおいしいコーヒーをいれてくれました。

U邸