今日は月曜日でパートの熟女O(50)、ブログで紹介したやる気のないサル体型のN(38)、皆さんご存知の作業服が似合うボスH(44)がそろいました。恐ろしくもあり、おぞましくもある話の数々、私には到底太刀打ちできず、個室から怖いもの見たさで時々のぞき見る程度です。しかしながら昼食はおいしい家庭料理を食べさせていただいてます。本当においしくて、健康にやせつつあります。見栄えや上品なものより中身勝負の面々なのはわかりますが、冷たいお茶がコップに入りきれない氷の隙間に注がれて出てきた時には、やや驚きました。この人たちの友達であるYさんもときどきこのメンバーに加わる時があります。ひそかにDアートの「悲しみ組」と命名しています。詳しくはおいおい暴露していきますがかなりおもしろい話題満載です。乞うご期待。
リニューアル計画真っ盛り
中央区O邸は210の床根太が引かれ、迫力があります。O様の奥さんからお話をいただき、在来木造のご実家の改装計画をプランニングさせていただいています。また、マンションリニューアルのYさんの紹介で、同じ職場のN様のマンションリニューアル計画、前のブログで紹介したコンクリート住宅北九州Y邸の大改造計画など、改装の面白い仕事ををさせていただいてます。ご納得いただけるご提案をして契約いただけるようにがんばります。この暑さの中セントラルエアコンのあるお宅に訪問させていただくと、カラッとした涼しさと、きれいでさわやかな空気、家中温度差のない快適さ、まさに天国です。セントラルエアコンのあるリニューアル、お勧めします。
うれしい訪問
久しぶりに北九州のY先生ご夫婦から連絡いただき訪問しました。改装を計画されるなかでいろいろ見たり聞いたりしたけど、「やはり小澤さんに頼もうとおもってさがしたんですよ。」と涙の出るような言葉を頂き、大感激です。Y先生には昔から助けられてばかりで、今回もこんなチャンスをいただき恐縮します。コンクリートの大きな建物に久しぶりに入り、懐かしさとともにいろんな思い出がよみがえりました。今回奥様の要望される改装案自体が大変理にかなっており、いい計画になりそうです。リニューアルは不便なところや汚れたところをやりかえる作業ではなく、よりよい快適な空間に作り変えることです。「えー。」と言われるサプライズ提案をするつもりです。思い出深い家を思い出深い人のために手を入れさせていただくことは建築屋冥利につきます。がんばります。
たまらなく好きな建築家吉村順三
パーゴラ
きれいなプロポーションの家
白石K邸が梅雨で苦しみながらもほぼフレーミング完了です。夕方現場に着くと、フレーミング班である垣田コームの若々しい面々が現場清掃など帰り支度をしてました。一様に誇らしげでありホッとしているように見えるのは複雑な要求の構造体を梅雨のさなかやり終え、きれいなプロポーションが見えたからだと思います。彼らと形を見ながら少しの時間ですが語り合えることがよろこびです。お疲れさん。その後、オーナーのところにお邪魔して打ち合わせをさせていただきました。いつも思うのですがK家の家族はご主人も奥さんも二人の男の子たち(もっさり君含む)も、無理にまとまろうともせず、飾ることもなくそれぞれがじぶんのペースで話し、笑い,怒り、行動しているのですが、微笑ましい絆でしっかり結ばれているように感じます。オーナーの家を出てすぐ花火がきれいに上がってました。花火大会の日に打ち合わせに来て申し訳なかったと思い、すぐ奥さん電話を入れると「あ・・・・忘れてました。ありがとうございます。すぐみます。」と言う返事でした。電話を切った後私の頭に「サザエさん」が思い浮かびました
夏本番
南区M邸の屋根のトップライト取替えのため、足場から屋根にのぼり、打ち合わせをしたのですが、きょうは怖さより暑さでヘロヘロになりました。じりじりと黒い屋根に夏の日差しが照りつけ、板金は触れないほどです。百道浜のU邸は外構工事中で左官さんが汗だくでタイルを貼ってました。中央区O邸も先行配管の職人さんたちが水をかぶったようになりながらがんばってくれてました。白石のK邸がそろそろフレーミングが終わり上棟なので、これから走ろうと思ってます。急に夏になり、この暑さの中ではたらく「職人さん」には頭が下がります。我々は涼しいところですが精一杯いいデザインをして、打ち合わせを重ね、残業もしていい作品を作らせていただくようがんばります。暑い時期だからこそ元気を出して、笑顔で動くことでまわりのひとにもエネルギーを与えられればと考えてます。
小さな動き
今、少人数だからこその機動力ある動きを期待されているのがよくわかります。入居者宅への訪問や、現場近隣への挨拶やトラブル解消、ご紹介者の現場調査や案内など「迅速かつ専門スタッフと共に」を心がけているつもりです。まだまだ力不足ながら住まいのコンサルタントとしての細かいアドバイスや活動をじみちにやり続けるつもりです。「小さな動きを確実に大切にすることで大きな舞台に立てる。」高校野球時代の監督の言葉です。今の私にとっては地方予選こそが「本物の高校野球」であり感動と素敵な涙も数多く感じられます。甲子園に出た時からではなく地方予選1回戦から応援してくださる人のように、設立からいままで、波乱のときをご協力、支援、応援してくださっている方々に、納得いく全力プレーを続けることで答えたいと思います。
現場の主役
少数精鋭で家作りをするようになって感じることは「現場の主役は大工や職人たち」だということです。とくに熟年の大工や職人さんの経験には助けらてます。プレハブやローコスト住宅では、プラモデルを作るような仕組みが確立されており、経験や腕のある職人より、単価の安い流れ作業的仕事を好む職人が重宝がられるようです。私の場合、こんな家を作りたいという絵図らが頭の中で出来上がりそれを図面やスケッチ、打ち合わせなどで職人に伝えます。そのときそれだったらこうしたらどうだと言う意見やアイデアをかえしてくれることで何度助けられたかわかりません。ものの品番や記号で現場が動くのではなく、言葉で「ニュアンス」を伝え、理解し合い、工夫することで素敵な家ができ、みんなで達成感が味わえると思います。設計屋の知ってることなんて、熟年職人の経験の数に比べるとわずかなものです。先日、高木建設の事務の女性がU邸の完成現場の見学にこられました。自分たちの会社がつくった家を満足されているオーナーに案内してもらい「ここは棟梁がこだわってつくったところよ。」「これは専務が工夫してくれたところよ。」とうれしい説明を聞いてました。見学に来る事務の女性も素敵だし、案内してくださるオーナーも素敵です。こんな家作りを続けていきたいものです。
休養も大事
年のせいか、休んでないせいか、蒸し暑さのせいか、疲れて体の節々が痛い日がつづいてます。H女史がいうには「この一年半突っ走ってきた疲れが限界に来ているんじゃないですか。」と言ってます。彼女もくたくたのはずです。しかし、まだまだゆっくりするわけにはいきません。いい仕事をすることで疲れを少しでも和らげ、喜んでいただくことをエネルギーに変えがんばりつづけようとおもっていたのですが、「この仕事はエンドレスであり、疲れきって感性をからしては作品の魅力が半減します。休養も大事ですよ。」とあるオーナーから指摘されました。これから、バランスよく最小限の休養をとりながら生き生きして仕事をするつもりです。「社長もわたしも根本的にこの仕事が好きですから、結局休まずなんらか仕事の動きをしそうですね。」H女史の意見に苦笑いするだけです。