中央区の「正統派の輸入住宅」は着工にむけて、関連業者と細かい、打ち合わせがつづいています。今の段階で,疑問、質問、心配事、段取りなど出し合って解決策を話し合うことが大事です。これだけレベルの高い大型住宅になると、どの分野においてもいい緊張感に包まれます。デザイン設計、現場管理と言う立場で仕切らせていただくことで、施工に対して厳しい要求ができ、それがいい家につながることになります。大きい声を出すことも多々ありますが、やる気と知識のある人、適正な見積もり、そしてなにより家作りが好きな人を厳選してスタートします。今までの打ち合わせを形にするため模型を依頼しました。模型は、飾り物ではなくオーナーにとっても、職人にとっても、我々にとってもいい家を作るための必須アイテムであり、家作りのモチベーションがあがる道具です。プライドを持ってこの物件にのぞみます。
施工中の満足、打ち合わせ中の満足
いい住宅屋は、出来上がった家だけではなく、お客様に、打ち合わせ中も施工中も満足してもらわないといけません。そのために必要なことは、細かい連絡と、納得いく準備と段取り、すばやい行動だとおもいます。「ま、とりあえずこれでいいか。」をなくすように心がけています。今、再計画を2邸依頼されていますが、自分が納得できるものができてませんので、少し時間をいただきました。ほぼまとまりかけていますのでここ2,3日でご提案できそうです。わたしは持続力がやや欠落していますが、集中力には自信があります。がんばります。白石の現場は基礎配筋中です。『現場レポート』をごらんください。百道の現場は外壁の色も決まり、高圧洗浄中です。もうひとつの百道のキッチン改装工事もいよいよ今日から解体です。中央区で着工間近の正統派の輸入住宅は、打ち合わせ後の正式見積もりを提出しご納得していただきました。その際ご自宅にお邪魔したところチビッコ女性マジシャンからマジックを披露してもらい楽しい時間を過ごせました。本当に上手で驚きました。基山のリニューアル工事の見積提出、打ち合わせも順調に進んでいます。皆さんと笑顔で前向きな話ができていることが何よりです。日曜日の午後、18年前に建てていただいた北九州のNドクター夫妻が訪ねてきてくださいました。懐かしく、楽しくお話ができ、充実した時間でした。「18年たったいまもすてきですよ。」といっていただけるのは住宅屋冥利につきます。
大量のキャビネット到着
スタッフの努力の甲斐あって二邸分のキャビネットが無事百道の現場に到着しました。運び入れるのも大変なくらい大量で今から場所ごとの仕分けを品番と照らし合わせて行います。出入り口前を掘削した動力引き込み工事も無事終了しました。室内は大工造作工事も終わりにづき、塗装の下塗りにはいってます。いよいよ本格的に内装工事が始まります。31日からは同じ百道浜で、キッチンリニューアル工事にはいります。解体に2日、新規取り付け、つなぎこみ等で4日ほどの工事です。今のキッチンも高価なものですばらしく、リニューアルの必要はまったくないのですが、輸入キッチンの魅力的なデザイン性と使いやすさをよくご存知で、おもいきってリニューアルしていただくことになりました。百道浜で同時期にデザインの違う二邸の大型キッチン工事をさせていただくことになり、ありがたいかぎりです。興味のある方はご案内します。現場レポートでも進捗を報告するつもりです。今朝は現場に大型トラックや電気工事車両がいたためか、お隣の男の子外がに出てましたのでついカメラをむけました。子供でも外人はこんな格好がさまになります。
頼もしいスタッフたち
いろいろな分野でいろいろの人たちが協力し、働いてくれてます。この1年半苦労の連続でしたが、以前10人がかりでやっていたことが今では3人で充分こなすことができます。経理、通関、部材発注、海外とのやり取りや送金、支払い、などほとんどは、スタッフが勉強してこなしているだけではなく、厳しく相見積をとったり、交渉したりして節約しながら、中身の濃いものにしてくれています。もちろんインテリアコーデイネートの仕事も切れ味鋭く以前より精力的にこなしてくれてます。以前の職場のやり方がどれだけ漫然と人と金を使って仕事に壁をつくり成長がなかったかを思い知っています。それが一人前でもないのに自分の仕事はこれだといわんばかりにキャパシテイをひろげようとする努力すらしない人の集団になっていたように思います。今、入居後の手直しなどは、大工や職人が直接責任を持ってオーナーと話し,工程を決め、養生なども考えて満足いく対応ができるように、徐々に変わってもらってます。いわれたことをやるだけ、仕事が来るのを待つだけの職人を時代は必要としていません。実施設計、確認申請もS氏にがんばってもらうことになりました。今までやってきたそれぞれの仕事のレベルをあげながらこれだけ新しい仕事にチャレンジしているわけですから休日もなくクタクタニなり、ストレスもたまります。ときどき奇声を上げたり、意味不明の方言でまくしたてたり、挙動不審の動きをしたり、バカ話をしたりしてストレスを発散しながら夜遅くまでがんばってくれています。「自分達ががんばって、手にしたお金は大事につかおう。」この気持ちがある限り、人は成長し、いい家を作る知識と感性は進化するはずです。少しづつでも本当の「少数精鋭部隊」に近づきたいものです。この姿勢は必ずお客様に伝わり人も家も他との差別化が図れると信じてます。心配事と言えばみんな食欲でストレスをごまかすことが多々あり徐々に巨大化してます。「少数精鋭部隊」は「大型精鋭部隊」と呼ばれそうです。とにかくもうしばらくはがんばり続け、いい組織を作り上げ、協力いただいた多くの人たちにご報告したいと思っています。
キャビネットの通関書類の一部
疲れを癒す『ふくの湯』
24日、中央区の「正統派の輸入住宅」O邸の地耐力検査をおこないました。確認申請も作成中で着工に向けて始動です。午前中に、百道浜の現場打ち合わせを終え、午後は、ビル計画のO様夫妻とプラン打ち合わせをさせていただきました。きょうの打ち合わせををもとに、あと2案ほどデザインさせていただいて、絞り込んでいくつもりです。奥様と同年齢と言うことが発覚し、なぜか妙に「素敵な提案をしなければ・・・・。」といい意味でプレッシャーを感じてます。夜は、大工と白石町のフレーミングの打ち合わせです。毎日、じみちに節約しながら、休日もなくがんばって仕事をしている中で唯一の贅沢が仕事帰りに立ち寄るスーパー銭湯ふくの湯です。毎日行ってます。ここでサウナに入り、浴槽で手足を伸ばす1時間が、明日への活力になってます。550円の癒しです。時々、入居者の方や、関連業者の方と会うことがありますが懲りずに通い続けてます。身近にいるスタッフや友人の間では、夜9時から12時の間に私の携帯がつながらない時はふくの湯で入浴中で間違いないということになっているようです。オヤジはがんばってると言うのに久しぶりに見た息子のブログは三ツ星レストランに行った記事と写真でいっぱいでした。
楽しい忙しさ
19日、大宰府の問い合わせのお客様に資料を届けた後、杭工事が終わったと言う報告を受けて、フレーミング大工のK氏と白石町の現場に行き,杭の確認とフレーミング工事の下見を行いました。オーナーにもK氏を紹介し、楽しい会話のひと時を過ごせました。翌日20日百道浜の現場で、オーナー、大工、我々全員参加で細部の造作打ち合わせを行いました。この時間が家作りで一番楽しい時間です。みんな笑顔で、前向きな意見が飛び交い、満足する打ち合わせができました。その最中白石のオーナーから「融資の手続きで建築確認申請の原本が至急いるんですが・・・」と恐縮しながら電話がありました。今日中に届けて次の日に手続きしないと、土曜日、日曜日をはさむことになるとおもい、夜8時発の特急電車に乗り、鹿島駅で書類を渡しとんぼ返りすることにしました。駅を降りるとオーナーの奥さんが「すいませーん。」と迎えていただき、手にリポビタンDの一番高いやつをにぎり、「倒れないように。」と差し出してくれました。帰りの電車の中で、なぜかリポビタンDを見ながら笑顔になり、疲れも癒されました。21日は朝から、高速バスで宮崎に行きました。往復8時間半は、ややこたえましたが、久しぶりに入居者の方とお会いでき、新しいお客様にもご挨拶ができました。いくら忙しくても「人と会う。人と話す。」ということができる仕事は疲れをすぐに楽しみに変えてくれるようです。いい出会いをさせてもらっています。
白石町K邸杭工事
通関
朝早くから百道のリニューアル工事の輸入部材がアメリカから着いたので引き取りに箱崎埠頭にいきました。経費節減と通関業者のF運輸の対応が悪いため、自分たちで動くことにしました。工事をしているT建設に手伝ってもらい、まず箱崎で日通に書類を出しT建設のトラックに、玄関ドア、室内ドア、洗面器などを積み込み、香椎浜の国際貨物検査場に走りました。ここで大型X線検査と部門検査を受けなければなりません。書類を渡し係員の誘導に従い、30分程度で終わったと思ったのですが、のろのろと税関職員が数人出てきて、ドアの素材を調べるのに、写真を撮ったり、同じことを何度も質問したりして、なかなか完了しません。事務所に引き上げたのでまもなく終わるだろうと思っていると、また広い敷地をのろのろ同じ職員が歩いてきて、写真をとり、質問し、ゆっくり事務所に帰っていきました。T建設のみんなからは「社長の人相が悪いから疑われて通関できないんじゃないですか?」と冗談を言われながら、1時間がたちました。我慢できず、事務所に行き「どうなってますか?」ときくと[許可が出たら行きますから待っててください。すぐ降りるかもしれないし、夕方になるかもしれないです。」と言う答えについに切れてしまい、「ちんたらちんたら何人もかかってのんびり仕事して、いつになるかわからんとは何事じゃ。自分らがドアの素材がわからないだけで、何人の人と時間を使っとるのか。こっちは後の仕事もあるし手数料も、通関費も払っているお客さんぞ。民間企業はこの時期必死で頑張ってるのがわからんのか。この施設から事業仕分けをせんといかんのじゃないか。」支離滅裂な言い分をまくしたててしまいました。それから15分後無事終了しました。大きな声を出してゴメンナサイ。
百道の現場は明日からドアがつきます。夕方オーナーから電話を頂「輸入のドア見たよ。いいねー」とおっしゃっていただきました。本当にU社長はいつも気持ちのいい、やる気の出る言葉をかけてくださいます。
美しい夜空
16日、白石での打ち合わせが夜8時ごろおわり、外に出ると、きれいな三日月のすぐ上に明るく輝く星が幻想的に光っていました。見送りに外に出てくださったオーナー家族としばし夜空を眺めていました。星とは思わず、飛行機ではないかと言うぐらい発光して見え、やや興奮しました。車にのったあとも、しばし、空を見ながら帰っていると、助手席のコーデイネーターから「危ないからよそ見をしないでください。」ときつく注意されました。コーデイネーターは美しい夜空より帰り際にオーナーのお父さんからいただいた、きれいでおいしそうな玉葱を、どのような料理で食べたらおいしいか、をかたっていました。これこそ、花よりダンゴ・・・・・月より玉葱です。
百道浜の住宅街
今、リニューアル工事を行っているため百道浜の現場に毎日午前中行ってます。ここ数日最高の天気で、若々しい緑鮮やかな樹木と、色鮮やかな花が咲きほこり、気持ちのいい朝の時間を送ってます。いろいろ意見はありますが、やはりこの住宅地はレベルが高く、それぞれのお宅が責任を持って美しい街並みを守ろうとしているのがわかります。近隣の文化施設、海辺の遊歩道なども充実しており、うらやましい限りです。作品もあり、お客様もたくさん住んでいらっしゃるので身近な住宅地として注目していました。私の記憶では住宅地として二十数年になるとおもいますが、これからの維持管理は、住民の方だけではなく、デザイナーや建築家の知恵や感性が必要になるとおもいます。経過年数を味に変えてより素敵な町にすることも、これから我々に与えられた仕事だとおもいます。今、手がけさせていただいているリニューアル工事がより美しい街並みをつくり近隣にいい影響をあたえることができればうれしいかぎりです。これからも百道浜の住宅地を観察し続けたいとおもいます。
うれしい差し入れ
最近、たくさん差し入れをいただきます。工務店の社長から、おいしいロールケーキ、お客様から高級マンゴー、コンサルタントの社長からは、体にいい「和漢抹茶」,関連業者のかたからのクッキー、そのほか、和菓子、栄養ドリンク、カップラーメンなど、残業にはありがたいものをいただいてます。その中でも先日、お世話になっている方のおくさまからお弁当の差し入れを頂きました。重箱の3段がさねで、おいしい手造りのおかずが色鮮やかにつまっていました。おいしくいただきました。よく考えると、中学の3年から、下宿暮らしの私にとって、重箱のお弁当が久しぶりで、うれしくて、運動会だー 花見だーと叫びながらご主人と二人で景色のいい外のベンチでいただきました。あわせると200キロ近い体重で、頭の毛にやや障害のあるおじさん二人が公園で重箱手作り弁当を仲良く食べてる姿は世間にはどううつったのでしょうか。知り合いにみられてないか?それだけが心配です。