F大工が連休を利用して家族旅行に行ったようです。千円高速で大阪USJ、奈良、和歌山などめぐり二千キロ走破したらしく、楽しい土産話を聞きながら煙突トップの板金を取り付けに白石に走りました。南紀白浜や勝浦にも行ったみたいで、私も以前きれいで楽しかったおもいでがあるので、二人で盛り上がったのですが、東大寺にいけなかった事を悔やんでいる様子を見て、根っから「大工」なんだと感じ、ほほえましくなりました。白石に着くと左官がキッチン、バス、マントルピースなどのタイルを貼ってました。「小澤さんたちはようこんなタイルをみつけますなー。私たちも長く左官しよるけどこんな感覚でタイルを貼らされるのは初めてですよ。貼ったらよかですもんねー。よそと違う。長いこと左官してますがびっくりさせられことばかりですよ。コーデイネートがよか。」とH女史に聞かせてやりたいほどほめてくれました。本物の材料を思い入れのある職人の手でどうしたらよりよくなるかを考えながら作ることで「物語のある作品」が生まれます。何年たってもそんな家にはわたしたちや職人が出入りしてオーナーと家作りの思い出を語り、維持管理しながらさらに進化させていきます。私の無理難題にお金を度返しして、心意気で協力してくれる職人仲間に頭が下がります。いつか恩返しをしたいと思いますが今はいっしょにプライドのもてるいい作品をつくろうと努力する事が大事だと考えてます。
覇気ある若者に会いたい
政治家やコメンテーター諸氏が地方の危機、国の危機を叫んでいる。しかし現状を叫ぶだけで気概があり、志がある強いリーダーが現れない。それ以上に深刻な問題は若者が消極的で何とか食べていければいいという姿勢で、夢や希望にチャレンジして責任を取らされたり、失敗することを恐れうずくまってる気がします。自分たちレベルで今やらなければいけないことは、自立できない若者に仕事をとうして活をいれ、夢や希望を持って社会貢献させることだと思います。若者の頭の良さや吸収の早さには驚かされます。私もまだ自分のことで精一杯ではあるのですが、彼らと仕事をとうしてふれあうことで自分の勉強や刺激にもなると考えてます。徒弟制度のような環境のなかで働いてみようと思う若者がいたら連絡ください。この仕事は、人と出会い、喜んでもらい、安心していただくためにデザインを磨き、感性を養うのです。一生をかけるにふさわしい仕事です。覇気ある若者に会いたいものです。
仕事とは人と会うこと
ベタでアナログのわたしは、メールすら満足にできません。携帯は話すもの、図面も手書き、・・・・・。とにかく人と会って顔を見て話すというのが私の仕事の基本です。最近、昔の仲間や入居者、知人、友人など多くの人が連絡をくれるようになりましたがほとんど電話です。そのたび、事務所や外で会う約束をします。H女史曰く人と会うといいにしろ、わるいにしろ化学反応がおき何かが生まれるそうです。お金もできるだけ会って手渡しすることで「反省会」と「がんばろう会」が自然と行われます。近況報告やアイデア、新しい発想など人と会うところから始まるように思います。「効率」がいいとか悪いとかよくいいますが、自分の足で訪ねて、触れて、話して、見て・・・そうしないと本物を見つけることも出会うこともないようにおもいます。だからかんぺいちゃんのアースマラソンを応援しています。凄いと思います。私たちの家作りは「非効率」を喜んでいただく仕事です。たくさんの化学反応を起こしながら仲間と共にいい家を作りたいものです。
本物を学び、建てたからこその喜び
十五年前に建てていただいた筑紫野市のT様ご夫婦に声を掛けていただき、さっそくおじゃましました。つたの絡まった外壁は古くなっていますが味があり、なかから七匹のワンチャンの泣き声が聞こえてました。先生と奥様の温厚な笑顔に迎えられてなかにいれていただきました。定番のオイルステインの66木製ドアと19ミリのオークフローリング、そして蒔ストーブがかもし出す「アメリカ」がそこにはありました。黒ずんだ壁や天井もけっしてイヤではなく、腐食ぎみの木製デッキでさえいい雰囲気があります。「何ですかこれは・・・。いい味出してますね。」「今我々が作っている家にないものが何かわからないですが、ここにはありますね。」と口走ってました。「ワンチャンがすべるのでワックスもかけてないのよ。」とおっしゃってましたが、さすがムク材、いい感じです。人工的に作られたものが年月がたつと「ボロ」になり人を不快にするのに比べ自然素材で作られた家が年月と共に味わい深くなるかを目の当たりにした思いです。心して増築案を考えなければ、新しいところが軽く感じられるかもしれません。がんばります。話は変わりますが最近H女史が長くアメリカに住んでおられた方と家の話をする機会があったようです。人づてに聞いた話ですが「Hさんの感性と知識には感心しました。本当のアメリカンハウスを語れる人に初めて会いました。よく勉強されてます。」とその方がおっしゃってくださったようです。苦労続きですがこの仕事が好きで、家とは謙虚に向き合ってきたことが今を支えてくれているように感じてます。これからも「本物」にこだわりたいと思います。
夜景撮影
室見が丘のT邸の撮影がありました。室内2カット終了後、ライトアップした夜景をとることになりました。カメラマンと打ち合わせしながら窓の明かりや外灯、空のグラデーションを考え6時半ごろシャッターをきりました。この家のスタイルは数年前、サンデイエゴを訪れた際見たもので、カバードポーチのあるかわいいデザインにひかれ、これまで何度も手を動かし試行錯誤しながら成熟させてきたおもいいれのある住宅です。うれしいことに斬新でありながら暮らしやすいという評価をいただいてます。「周りの住宅とは一味違う表情の佇まいですね。」とカメラマンも高く評価してくれてました。プロがシャッターを切る前に私も含め、N女史、オーナーも自分のデジカメで撮影しました。仕事が形で残り、それが画像で保存されることは幸せです。撮影中昔一緒に家を作っていた仲間二人から同時刻に電話をもらいました。「撮影中」というと「見たいなー、今度あって飯でも食べよう。」「近いうち事務所にきます。」懐かしく、うれしい電話です。
人を思う気持ち
N女史が運動会のため休みの日曜日、H女史と朝出勤するとテーブルにおにぎりとおかずが書置きと一緒においてありました。「食べてください。今日休ませてもらいます。」運動会のために作ったお弁当をわざわざ朝早く届けてくれて、前夜打ち合わせのため使った食器もきれいに洗ってくれてました。わたしもH女史も「きもちがうれしい。」といいながらおにぎりと卵焼きにかぶりつきました。その後K大工と今予算オーバーのガレージハウスの打ち合わせをしました。彼もまた気持ちで物を考える人で、「予算も厳しいけどお客さんは、アメリカのガレージをほしがってあるはずやから、簡単にあきらめんで、喜んでもらうにはもう一工夫しましょう。」といいながら帰っていきました。いつもながらH女史は忙しく走り回っているなかで、現場への心遣いも忘れてません。現場の養生、掃除などアドバイスする中で、お客さんが見に来られてどうしてたら喜んでいただけるかを職人たちと話しあっています。大事なことです。また、今リニューアル中のオーナーとの打ち合わせの準備をしながら「このモールは喜んでもらえると思いませんか?」「この照明を気にいってあるので、エアーでとります。喜ばれるでしょう。」・・・・・・・・・どうしたら人に喜んでいただけるか、仲間が喜ぶか。これをいつもかんがえられる人でありたいものです。日常生活でも、料理,洗濯、掃除など誰かに喜んでもらうためと思う気持ちでやることは自分のエネルギーにもなります。私たちを喜ばせてくださるオーナーにたくさん出会って、力をもらってがんばって来れました。全ての行動に人を思う気持ちを織り込みたいものです。気持ちが通じないことがあってもあきらめずその精神を持ち続けたいと思ってます。えらそうなこと書いてすいません。でも食事に行っても、買い物をしても、その気持ちを持っている人に出会うことで、リピーターになるのではないでしょうか?
20年を過ぎた建物
築20年を過ぎたオーナーの家にいきました。わたしが輸入住宅を手がけ始めた最初の作品です。大事に住まわれているようで古さを感じず存在感があります。サイデイングのカラーリングも昔のままで妻壁のグリーンが印象的です。オーナーの20年住まわれた感想は「住みやすい家」だといわれてました。私どものモデルハウスも含めて築20年以上経過した作品があることはすごい財産だと思っています。そして20年たってもいまだに声を掛けてくださるオーナーがいることを誇りに思います。クリエイテイブな仕事ならではの喜びです。とくにあたらしくこの仕事をはじめたひとは何年たっても入居者の声を謙虚に聞く耳を持つことが自分の成長につなると思います。そして経験からくる先輩の奥深い言葉を素直に消化するための前向きな質問と心からのお礼を忘れないことがいい住宅屋になる秘訣です。プロジェクトXの名言集を中島みゆきの歌できくと涙が出ます。
もろもろの出来事
いつもながらN女史が作ってくれたダイエットを考えたおいしい昼食を食べた後、H女史と白石に走りました。N女史は途中変なものを食べないように、手作りのおやつと飲み物を用意してもたせてくれました。チーズと野菜をトッピングした上品なおやつは3時まで待てず事務所を出て30分後には完食でした。ここのところ多忙極まりないH女史は疲れのため助手席で船を漕ぎ出し、5分後にはリクライニングして、「大きな寝息」とも「小さないびき」ともいえる音を発しながら1時間半爆睡です。ちいさいおんぼろ車で乗り心地もよくないのに、よほど疲れているようです。現地では、職人さんやオーナーの奥様から「やせた」といわれるようになりました。やや快感です。K邸現場でブルーシートの上で水色になろうと努力しているいたいけなかえるを奥さんが見つけました。写真では色がよく出てませんがめずらしので掲載します。経費削減のため「三瀬越え」を繰り返していますが、やせたとはいえ、私とH女史二人をのせた車はフルアクセルでやっと峠を越えてくれます。何度通っても夜の三瀬は真っ暗で不気味です。夕食はおいしいそばを食べ一日が終わりました。我々の凄いところは、粗食も、おんぼろ車も、三瀬越えも、疲れも全て笑いに替え、プラス志向でがんばれるところだと自負してます。夕方「無事終わりましたか?気をつけて帰ってきてください。」というN女史からの電話も元気が出ます。しかしながらH女史、N女史、F大工たちが小声で「今日は敬老の日。社長に何かしなくていいですかね。」と話していたことを知ってます。笑って済ませます。
再受注
連休は打ち合わせのスケジュールで、H女史は走り回ってます。そのなかで、北九州Y邸、西区K邸2件リニューアルの仕事を正式にさせていただくことになりました。おふたりのオーナーとも以前仕事をさせていただいており、再受注ということになります。ほんとうにありがたいことです。いつもながら気持ちよく案内をさせていただいた入居者のかたにも感謝します。ほんとうにささえられてると思います。今から白石K邸に走ります。来月の引渡しに向け急ピッチで現場は動いてます。同時にご実家の外壁塗り替え、DK内装がえのできばえの確認もするつもりです。何年やっても、大きい小さいにかかわらず1物件ごと、勉強させられます。物を作るという仕事は形に残り、、ロマンがあります。そして、オーナーとの出会いが何よりの財産になります。責任をもてる仕事を仲間と共に続けたいと考えてます。
案内させていただいた築7年のH邸
イベント企画
さわやかな九月の連休がはじまります。われわれは打ち合わせ、ご案内などのスケジュールのなかで仕事を楽しみたいと思っています。それと、この秋、九月十月にイベントをやろうと考え、楽しく企画中です。白石の見学会、入居者のTV取材、撮影、マンションリニューアルの見学会など、中味を精査して面白いものにしたいと考えてます。いいアイデアをお待ちします。小さいものでも大きいものでも会社のことでも個人のことでも、人を楽しませることを一生懸命考えたり話し合ったりすることがとても大切だと思います。会社においてはその行為が「仕事」であり遂行するのは「作業」だと考えてます。H女史と「いままでがむしゃらに働いてきて、やっとイベントを考えられるようになったんだからこれから我々が得意とするところの楽しんでもらう仕事をして喜んでもらうことで自分たちも楽しもう。」と話してます。最近H女史も参加して愉快な同級生仲間(悲しみ組)たちと食事会のイベント、旅行のイベントなど計画してワイワイやっているのを見るとほほえましくなります。ただ内緒ですがおくられてくるメールは八女弁がそのまま忠実にひらがなとカタカナで書かれているため、仲間同士でしか意味不明の暗号みたいです。「あつて、ベロリなろが」・・・・・・・。暑くてグターとなるね。ということらしいです。「赤てろん、きなてろん」・・・・・・。赤とか黄色とかということらしいです。電話を横で聞いてるとこれに、得も知れぬ抑揚が不気味につきます。昔、ダニー馬場がラジオで八女の方言を紹介する「ヤメリカンピープル」というのをやってましたが、それ以上です。居酒屋で韓国語でも中国語でもない得体の知れない言葉を話して騒いでいる四人組みの女性がいたら彼女たちです。










