日常が一番

新元号になり相変わらず、天皇制、憲法、北朝鮮、選挙、税金、少子高齢、外国人受け入れ・・・・などが報じられています。テレビでは、食い物を食べ、うまいを連呼したり、大食いという下品な姿を映したり、連休中は混雑と、渋滞です。難しいことはわかりませんが、小さな会社や、商店が国民の8割です。国民とはここにいます。この人たちの日常をよく勉強しこの人たちの活力や、生きがいや、意見をマスコミが取り上げることが日本の活力を上げます。日常に、政治家も、世界経済の予測も、憲法も直接的な影響はありません。問題は陽水の詩のように、「今日の雨、かさがない。」ということです。大きな理屈より、日常にどれだけエネルギーを持って立ち向かうかです。抽象的な世界や経済をのたまわる有識者という人たちは何の生産性もない迷惑な人たちです。日常を黙々とがんばってる人たちが日本の国民だということを忘れないように。

新元号

歴史の変わり目です。陛下には日本人としてのごく当たり前の生活をわれわれに見せていただければそれが何よりです。象徴とか、宗教とか、憲法とかそんなものはわれわれの日常にたいしたことではありません。私は今までどおり依頼があれば全力で建物にかかわります。ご入居者と、仲間を大事にして、敵とは真正面から戦いながら、喜怒哀楽のはっきりした仕事を続けます。先日BSで桑田圭祐の一人紅白をやってました。彼の世界の広さにはいつも驚きます。輸入住宅だけに特化せず、いろんな色合いを学び、自分流のデザインを目指します。

10連休

大型連休のようです。初日の今日、私は、水巻から佐世保というルートで走ります。混んでいませんように。明日も遠出です。少なくとも、国や、会社という組織が働け、休めと決める時代に、自分の価値観や考えで動けることに幸せを感じます。メンテも含め、ご無沙汰のご入居者とお会いできることも楽しみです。今朝、家のものに、「元号が変わる1日は国旗を揚げんといかんぞ。」というと、「えーーーー恥ずかしい。」という意外な言葉です。「何が恥ずかしいか。日本人やろ。」浮かれてる場合じゃない。正座して、お言葉を聴かねば。

悪しき技術屋

モデルを作る話です。私が基本設計をさせていただきました。実施設計、工事、など8人ほどが集い、打ち合わせです。このモデルで、どんな展開をしていくのか、どういう勉強が必要か、どんなインパクトある仕様やカラーを、予算内で考えるか・・・やるべき順番があります。実情は、ラウンド窓が国産でないので中止、煙突など板金が海風で腐りそうなので削除、輸入材はメンテが大変そうだからなるべく国産を・・・・・技術屋とは恥ずかしいほど、小さな狭い思考回路です。上だけが輸入住宅やりたいと思ってるだけで、下は皆、いまさら難しいことしたくないという気持ちが顔に出ています。このチャレンジはうまくいくはずがないと心で思ってます。ちょっと声を荒げましたが、悪しき技術屋は前向きにはなれず口を開けばマイナスを語り、責任から逃げる風潮があります。こういう人が家作りにかかわるといいものはできません。

今朝の出来事

最高の天気です。私が起きて着替えの最中、家のものが「ちょっとそっと来て。」と小声でいいながら、仏さんのいる部屋に連れて行かれました。小鳥がはき出し窓のところにいます。「ずっといるとよ。きっとじいちゃんが帰ってきたとよ。じいちゃんが飼ってた小鳥とそっくりやし。」みかんを半分に切っておいてやっても逃げなかったそうです。、じっと部屋の中を見ています。そのことより、私の親父とお袋を、できる限り家で介護したひとだからこそ、こういう思考になるのだと思いました。その後はいつものどじ生活にすぐ戻ったようで、「わーー。。コーヒーこぼれた。」「アーーーー、階段落ちそうになった。」と騒がしいことです。毎朝仏壇にご飯とお茶を供え、手を合わせる日常に、新たな風が吹いたようです。

説明できて一人前

世の中の決まりは人間が作ったもので、必ずそれを作った理由があります。家族の決まり、校則、社内規定、法律・・・・最近役所や銀行、警察など、「どうしてだめなのか教えてくれ。」というと、「私もおかしいと思いますがそういうきまりだから。」という答えがほとんどです。何じゃそりゃ。人は「これこれこういう理由だからだめなんですよ。」と教えられれば、「なるほどわかりました。」というものです。納得させてくれないということは大きなストレスです。人と人とが作る社会ですからもっと勉強してほしいものです。理由もわからず、上の決めたことに従う子供同然の対応は殺伐とした社会を作ります。おかしいと思えば憲法9条でも変えようとするのに。

あまりに低レベル。

人は勉強し、いつも自分のレベルを上げようとしないと、恥ずかしい目にあいます。特に保守的な職人や、ローコスト住宅にかかわっていると、建築の本質から離れ、プラモデル組み立て屋のようになります。既製品をほしがり、工夫する力、勉強する意欲もなく、品番ばかりをほしがり「これでいいでしょ。」という恥ずかしい言葉を口にします。きちんとした工務店、適正価格、優秀な監督、工程評と、部材発注、施工図と竣工図・・・・・・王道の建築がいいものを作ります。レベルが低い職人や大工ほど、恥ずかしくもなくよくほえます。頭が低く優秀な職人は腕がよく、自分の仕事に静かなるプライドを持ってます。

老化

最近、人はこうして老いて行くんだと実感しています。頻尿で、何度も夜起きてトイレです。やや寝不足になります。足がつって激痛です。筋力が衰えているのがわかります。足が上がりづらく、靴下やパンツをはくのがきつくなりました。もちろん、老眼や、腰痛や、肩の痛みなどは徐々につらさが増します。病院にいくとややあきらめなさいという口調で、「老化ですね。』「加齢からくるものですから。」といわれます。適度の運動、栄養のバランス、健康診断を進められます。まだまだ仕事は発展途上なのに、体が老いていくのは悔しいものです。しかし不思議です。オーナーとあったり、デザインをしているとき、現場に行くと元気になります。仕事を続けることが健康でいることのようです。いまからがんばってワッセナーに走ります。

L&S10周年パーティー

ハウステンボスホテルヨーロッパでL&S10周年のパーティーが盛大に行われました。市長を始め、地域の政治の世界、経済界、不動産、建設,食、友人・・・幅広い、ご出席者です。社長ご夫妻の人をひきつける力は、いつもながら驚きます。地元を大事に、人を大事に、みんなでいい仕事をという気持ちが伝わります。私のようにいつも、喧嘩っ早く白黒つける子供みたいな馬鹿とは大違いです。見習うことだらけです。こんな多くの人の中に身をおくことは大事なことです。人生人との出会いです。今後も少しでもお役に立ち、お付き合いしていただけるようにがんばります。

感覚の仕事

頭がよくないせいで、若いときから、勉強や、必死の受験戦争にまったく興味もありませんでした。試験というものの多くは暗記や、公式で採点され、国の優秀な官僚を見つける作業にしか見えませんでした。一方、芸術的なもの、たとえば音楽、美術、彫刻、書道、絵画、作家、芸事・・・・そんなものは趣味であり学業ではないと受け取られていました。スポーツなんぞなおさらです。幸いなことに、私は好きな住宅デザインの仕事で生きてます。欧米では、絵描きや彫刻家が建物のデザインをします。建築家は美しいデザインができる人であり、バランス感覚にたけた人です。暗記や公式、法律などの国の試験で職業を得た人が多いからか、日本はどのジャンルも、色やデザインが貧祖です。感覚を磨き続けること、実績を積み上げることが勉強せず、感覚で仕事をしてる私のやり方です。腕が落ちたり、愚作をつくると仕事は亡くなる覚悟で日々送ってます。