品格

少し前、品格という言葉がはやりました。とても大事な人としての資質です。品格は躾と勉強と、知識と、継続で養われるものだと思います。日本人は本来持ち合わせたように思いますが最近欠落傾向です。我々の仕事で言うと、ただでデザイン案を要求し、その返事も、報酬もなく、ひどくなるとそれを三流工務店にわたし猿まねの、なんちゃって輸入住宅を建てる怪しからん品格のかけらもない人がいます。今、北とアメリカのリーダー二人にも品格が見当たらず、自分が得することしか考えてないようです。韓国中国も同じようなリーダーですが・・・・・・・。マスコミも品格が問われます。人の私生活を暴露し、面白おかしく視聴率目線で物事を伝えてることを恥ずかしいと思わなければ、北や中国の国営放送と大して変わらなくなります。品格のなさは倫理観のなさに結びつきます。この国の怖さは自分たちの人としての素晴らしい資質が失われてることに気が付かないことです。高校野球が愛されるのは野球を通し、躾けられた若者が純粋に、学校愛、郷土愛を持ち仲間と一つの目標に向かっている姿にほっとするのです。

 

完成写真、作品集

ワッセナーの作品集を作ってというリクエストをいただき、近く作ろうと思っています。そのため早速引き渡したばかりのS邸の完成写真撮影を行いました。久しぶりに地球外生物の同級生のカメラマンに頼み、ワッセナーまで走ってきてもらいました。私のわがままな要求にも対応してくれ、3時間ほどの時間をいただき、オーナーご夫婦にも多大な協力いただきました。エレガントなこの家は、有田のご入居者が作られたフラワーアレンジの作品もあり色がたくさんで、写真映えがします。多くの作品を手掛けさせていただき、いい本ができると思います。贅沢をいえば、この町でのライフスタイルがフィルムに収められたらと思います。ここでしかない暮らしが必ずあるはずです。町に静かな活気が欲しいと思います。

東京

先日東京に行った際、銀座シックスに行きました。高級ショッピングビルです。テレビで見る吹き抜けのバルーンは私には何がいいのかわかりません。二子玉川の駅のショッピングモールも近未来的ですがその良さは分かりません。蔦屋家電の取り組みが面白いくらいです。それにしても蔦屋の戦略はどの店舗も魅力的で、何度言っても飽きません。大好きです。本屋としては東京駅横の丸善本店が好きで、丸善がやってるハヤシライスは絶品です。丸善の社長の名前を取ってハヤシライスとしたそうです。表参道から明治神宮まで炎天下を歩きましたが東京は、マスコミに載ったのでしょうが、ラーメン、ケーキ、ジュース、ポップコーン・・・・・・すべてに行列です。並んでまで食べ物を欲する気持ちがわかりません。夜、息子家族が、アマン東京に連れて行ってくれました。外資系のホテルは日本文化を意識するのか和紙を使ったインテリアです。どんどん新しい感性で町が新しくなる中、九段の武道館や、靖国神社、そして東京駅に行くと、ほっとします。じいさんの感覚です。昔、私も爺さんや親父たちに、「そりゃ古いよ。」と言ってました。どっぷり爺さんになる前に、なるべく動けるうちに新しいものに出会おうと思います。

娘に感謝

お盆ですが、仕事で、用意もできず、気にしてたら夕方お客様と食事中娘からメールです。写真に添えて、「みんな仏様はちゃんと用意して、迎えたから安心してしっかり仕事して。みんな仕事してるお父さんを見守っとうよ。」大人になったものです。昭和の女が娘というのもうれしいもんです。人として大事なものは何かを、わかっていることに、感謝です。今の娘を、親父やおふくろに見せたいと思ってしまいます。忙しい中ででも、墓参り、お盆のお迎え、叔父の初盆もできたのは娘のおかげです。いい仕事でこたえたいと思います。

東京出張

エタノール暖炉の講習、ザラホーム、ミーレ、・・・・・あわただしい出張の二日間でした。お盆前で、多くの依頼も受けていているせいで、電話やメールも多く、夜9時に帰ってきて、すぐ、見積もり、図面のチェックです。明日は朝早くハウステンボスから鳥栖、福岡のお客様と周り、あさっては鹿島、佐世保、です。東京はいつも、刺激的です。経済最優先ですから、人は追いやられているのは仕方ないにせよ、仕掛け最優先で、人の力が弱く、魅力的な建物、店舗、街には目を奪われても、人がいきいきしていません。肥大化する街に人々がただ泳がされて、生活しているようです。時間を見て、アマン東京、靖国神社、銀座シックス、二子玉川、に行ってみました。おいおい書きます。

すごい。

「どうしたんだろう。わからないけどすごいですね。」と平田。先月、今月と、次々、仕事の依頼、相談、ご入居者からの紹介・・・・・ひっきりなしの状態です。つい、6,7年前、事務所を開いて、手作りのビラを配ったり、一軒一軒ご入居者を回ったり、お金もまともな車もない時期もあったのに、少しずつご入居者に助けられ、仲間に助けられ、本当に最低限の利益をいただき、惜しまず動きました。動くことにかけてはどこにもまけていないはずです。スピードがない仕事はいい仕事ではないと常々思っています。この依頼に対する期待を裏切らないため、すべて、お盆前に何としてでも、デザイン提案を提出しようと思います。昨日も、電車で鹿島に行き、打ち合わせ。楽しく、自分の考えを聞いていただき、充実した時間でした。帰りの電車を待つホームは八時過ぎなのに、一人だけです。ベンチで、冷たいものを飲みながら、この忙しさを楽しんでやろうと考えました。そして上手にやれません。まっすぐ、ぶつかりながらも我を通します。この忙しさが私の空間デザインと、平田のコーディネートで作った作品が評価されての結果だとしたらこんなうれしいことはありません。景気や、ブームではない、実力あるデザイン屋として評価をいただくようにまだまだ頑張ります。

 

喜怒哀楽の七月終了。

無事、支払いも終え、七月終了です。よく働きました。仕事について言うと、とてもいい月でした。喜んでいただき、引き渡せることができ、あたらしい依頼も数多くいただきました。それとは別に税務署、銀行、役所とのバトルはとどまることがなく、きょう午前中税務署に乗り込み、大ゲンカ後、私が留守の時、税務署が事務所に来たようです。とりあえず謝って帰ったそうですが政治家も役人も、税務署も銀行も、「暇」なんでしょうか?くだらないことばかりやってます。重箱の隅をつつくような決まりを押し付け、くだらないことにこだわり、真実より、言い回しを気にし、最後は、縦割りの弊害で、「担当外」とか、「まだほかの部署から書類が来てない。」とか言い訳ばかり。この一か月バカな議員たちの恥ずかしい言動を見てもわかるように、税金によってたかる連中は普通じゃありません。籠池だ、加計だとたたいてますが、私の知る限り、おかしな老人施設や、保育園など、どこも似たりよったりのことして、税金いただいてます。税金が投入されるところにはおかしな連中が集まってるのを皆知っているのに、ばらまきます。自分の金じゃないからでしょう。正直者がばかを見る世の中が進んでいますが、それでも、「汚れ者」にはなれません。

自分を知ること、人を見ること

平田が継続してすごいのは、目標高くいることで、自分の力を伸ばす努力を欠かしません。オーナーや、職人や仲間のことは考えても、仕事に妥協はしません。事務も、経理も、コーディネートも、発注も、愚痴もなく、すべて一人でやり遂げます。彼女ほどの人材はめったにいないと思います。能力もなく地位や、権力で立ち振る舞う人をすぐ見透かし軽蔑します。人柄も含め、人を適格に見ています。そうであるからでしょう、みんなの信頼も厚いようです。娘も、相当のこだわりを持ちながら働き続けていますが、平田を大絶賛します。尊敬してます。ちょっと覚えると一人前面する人が多いと思いますが、今では、責任なく、自分のペースで、楽に自由に働くことを望む半端者だらけで、魅力ある人にとんと会わなくなりました。ドクターや、こだわりを持ったレベルが高いオーナーとディスカッションする能力知識はすごいと思います。彼女のおかげで、今の会社があります。オーナーも含めた皆から、彼女を大事にしとかないと、やめたら潰れるよと言われます。30年近くセットで活動してきてますから漫才の相方みたいなもので、ピンでもやれる二人がコンビでやることに意義があると思ってます。

稲田、蓮舫、今井、豊田、上西、松居一代、籠池おばちゃん・・・・・・自分を知り、冷静に人を見極め、信念を持って世の中を推し量ることができないと、こうなります。一人で歩ける人じゃないということです。平田も、小池百合子も、大人で、信念を持って人生自己責任で歩いています。大物の風格です。「いつでも公園で寝る覚悟を持ってやりたいことをやりましょう。」心強い言葉です。こんな男前はいません。

これでも少しは大人になりました。

若いころから、力もないのに、正義だけを頼りに虚勢を張り、生意気に人とぶつかり、・・・・・・・それでも仕事だけはいつも一生懸命でした。ずっとこの仕事で、人と会い、教えられ、裏切られ、挫折し、立ち上がり、お客様にしつけられました。・・・・・修行させてもらいました。それでも、平田から、いまでも、「おとなしく、我慢してください。」「大人の対応で。」「暴言が過ぎます。」と言われ、娘からは「恥ずかしいことはやめて。」「相手にしないことも大事。」「大人としての陰ひなたは必要」とかいわれます。じいさんや親父の血なのでしょう。理不尽に思うことに船乗り言葉で突っかかって行ってしまいます。周りにいた大事な人達が亡くなり、甘えるわけにもいかず、その環境が少しは大人にしてくれたようです。これでもおとなしくなりました。ただ都会の若者のように、「なにもしない族」には腹が立ちますし、銀行、小役人、無知政治家、センスがないコメンテーター、勘違いマスコミ、とは一生闘い続けます。かれらが勝ち組とかいわれる世の中は間違っているのですから。国をおかしくし続けてるのも彼らにほかなりません。

60過ぎのおじさんと50過ぎのおばさん

二人で、「年齢の割によく動けて幸せだなー。」と話します。食うから動けるのか動くから食うのかわかりませんが、暑い夏も食欲は落ちません。好きな仕事に携わりながら、新しい出会いがあり、それを育み、ただまっすぐ進みます。定年とか、これからゆっくりとか、のんびりとかサラサラ思わず、もっといい仕事ができるように、いい作品が作れるようにと話します。「暇」が一番怖いと思ってます。少しでも時間ができれば、見たり聞いたり話したりするために出かけます。やりたいこと、行きたいとこ、見たいとこが多くて、多くて。生涯現役で、家づくりにかかわるには、いままだまだ訓練です。70や80で家が作れたらどんな家になるのでしょう。それも楽しみです。働くことの楽しさをわからない若者や、やりがいのない生活のための仕事しか経験できない人はかわいそうだと思います。こんなおもしろいことやめられません。もしやめるとすれば、病気か、理不尽な政治家や役人のせいだと思います。