存在感

人の器を見る上で、理屈ではなく、「存在感」が私の指標です。我々のお客様も、会社経営者、ドクター、など、いわゆる成功者の方は圧倒的な存在感があります。そしてほとんどの方がやさしく「プロ」として任せていただきますが、せっかちで、心配性で、背負ってる者の大きさが垣間見えます。小池さんの存在感や、行動力、発信力はすごいものがあり、あの人ひとりでこれほど日本中の空気を換えるのですからとんでもない人物です。こんな力を持ってる人は今見当たりません。[大したもんだ.]といういまだ存在感がある小泉さんの一言がすべてです。力あるものは力あるものを評価します。それに比べ、チンコロコマイ自民党に飼われてる老いぼれ政治評論家が多くを語るな。みすぼらしく、みっともない。

私の大好きな長嶋も、あれだけの病気と年齢ですが、存在感たるやすごいものがあります。

東大生など頭がよく、知識も持っていますが彼らが評価するプロ野球人は圧倒的にイチローです。わかります。すごいひとです。自分一人でストイックに結果を出すところが共感できるのでしょうが、松井や、黒田のように周りを見ながら自分の立ち位置を見極める行動が好きで、そんな存在感を支持します。

秋のいい季節

天高く・・・・・秋です。空気は澄んで心地いい季節です。この時期になると、渋めの旅行がしたくなります。紅葉、温泉、・・・・・・・。息子家族が孫の七五三を11月にするという連絡が来ました。久しぶりに、アルバムを広げ、息子、娘の三歳前後の写真をみました。こんな不細工だったのがまあ、人並みになったなーと思います。30年も前なのに、いろんなことが思い出されます。ついつい数冊のアルバムを遅くまで見ました。今は携帯で皆すごい量の写真を撮ってるのでしょうが、それが思い出になるのでしょうか。アルバムには一枚たりともいらない写真はありません。いつも親父やおふくろとアルバムを開いていたことを思い出し、時の流れを感じています。この季節もう一度昔みたいにカメラを抱えてシャッターを切り、アルバムを作ろうかと思いました。

時代の流れ

とにかく時代の流れが速く感じます。子供のころの倍以上の速さのように感じます。安室さんが一年後引退するそうで、彼女なんて、ついこの間かわいくデビューした感じです。阪神淡路の震災から22年、9,11から16年・・・・・・テレビにかじりついた時のことを鮮烈に覚えています。どんなことが起ころうと、どう感じようと、時は淡々と流れ続けます。わたしも61年の人生が経過しました。家を作り始めて38年です。その頃の家のリニューアルの仕事をしてると、作った後の、オーナーや、作り手の思いで、ぼろで悲惨になるか、味がある重みが加わるか大きく違いことを目の当たりにします。建てる時ではなく「長い年月どんなくらしをするか、」という長期の思考はとても大事です。ライフスタイルの変化の予測は今の時代正確に見えるはずです。

人生において、ゆっくり、おおらかに時を流すことができず、せかせか、そわそわあっち行ったりこっち来たり・・・・・・・・ばたばた人生も自分らしくていいかと思うしかありません。ただ長く形が残る仕事です。時の流れにも色褪せないものを残したいと思います。

リーダーが見えない

トランプが大統領になって、世界のリーダーがいなくなり、世の中が混濁しています。国政でも、ここにきてご都合解散で、来月総選挙の様子です。北朝鮮なんてタイマン張る力もなく、命をかける主義主張もないのですから恐れることもないと思います。すべて劇団北朝鮮で、シナリオさえも、電話機頭のデブ兄ちゃんが書いてるとも思えず、学芸会に付き合う必要もないと思います。それに比べ宗教や、自分の主張を自分の命と引き換えられる中東の戦闘員の本気の覚悟は恐怖です。人が集まると必ずそこにいさかいが起こります。そこで、集まった意味、最終形を示し、そこに行くまでの手段を語り、間違えばすぐに詫び、次の手を打つ、人の能力、気持、を理解し、躾を施す。リーダーはみんなから見える、安心の旗であるべきです。そして期日までに、結果を出すことがより強固な集団を作ります。「金」が介在する行動やリーダーは破たんします。人間は歴史に学ばず、同じ間違いばかり繰り返します。

 

魅力

スポーツにしろ、音楽にしろ、お笑いにせよ、技術が優れた人、記録を作る人は相当の努力をされてるはずです。先日テレビで、卓球なんか子供のころ、夜中の一時二時まで練習だそうです。プロを目指す子供らは考えられないような努力をし生存競争に勝った一部の人が表舞台に立てるわけです。でもそれに「魅力的な何か」が備わらなければ「スーパースター」にはなれないのです。魅力とはどのようにして作られるのでしょう。我々世代、王と長嶋、美空ひばり、石原裕次郎、力道山・・・・・・。人がスターを作ってた時代もあったでしょうが。今はそれも難しくなりました。私見ですが、車について言うと安心できる技術の裏打ちはトヨタです。でも車が魅力的かと問われると?。住宅産業で言うと積水が一番認知されていますが、一番魅力的ではないようです。

魅力的になる定義は今はないようです。実力、時代背景、ライバル、生い立ち、こだわり、人にない感性、夢・・・・・それらが運と合体して出来上がるもののようです。金もうけが先頭に立つと魅力は逃げます。我々も弱小ではありますが「魅力ある家」を作るデザイン屋と言われるように日々、勉強します。

さわぐ人,群れる人が嫌いです。

せっかちで、うるさいところが嫌いな私は、料理がなかなか出てこず、周りを気遣うこともできないくらいのうるさい酔っ払い軍団がいる店はすぐ出ます。そんな店は、料理や酒を楽しませるのではなく、酔っぱらわしてくれることで金をとってる節があります。修行もせず、頭にタオル撒いた素人兄ちゃんがやってることが多いように思います。店の主も、客も、何の魅力もなくただ酒で酔うことだけです。そんな場所に子供を連れて酔っぱらってる大ばか者もいます。騒ぐ酒、語り合う酒、味わう酒、・・・・場所をわきまえましょう。

我々で言うと、たまにですが、こだわりの住まいを、引き渡した途端、半端じゃなくぶっちらかしてる人がいます。豊かな住まい、暮らしが描けず、高い箱を作っただけの人です。そんな人ほど何度も電話してきます。家族そろって哀れです。ちょっとしたことで大騒ぎをしてメンテで呼ばれ家に入ると、そんなことより片づけるのが先やろと思ってしまいます。散らかってるものを足でかき分けるほどです。掃除もせず、管理不足が故障の原因です。倉庫で暮らせばいいものを。いや倉庫の方がまだ整理されてます。頑張って作ったものを粗末にされ、バカにされたようで二度と伺いません。

料理にしろ家にしろ主とお客様は同じ感性で認め合って、大人としてのいいお付き合いが続くと思います。そこは気にせず、金のやり取りまでの付き合いは何も生まれません。成長できない仕事は簡単に起業でき、簡単につぶれます。

オーナーの楽しみ

家づくりはオーナーが主役です。ただ、家の完成までにすべてが決まるかのように、焦りや、迷いや、悩みで、ストレスを感じる人もわずかながらいるようです。家はお引越しからすこしづつじぶんたちいろに作り上げていくものです。年々素敵になっていくものです。照明、カーテン、家具なども早く、衝動買いで、失敗されるケースも少なくありません。お店でそれだけ見れば素敵と思うのでしょうが、トータルで空間や、家の路線を考えると、頭をひねることも時々あります。ネットの安売りも要注意です。デザイン、大きさ、色、・・・お店の人も、売ることに必死ですし、空間を知らずに売るのですから。打ち合わせが終わり図面をフィックスしようとすると、急に不安になるのでしょう、「やはり平屋より二階建てがいいでしょうか?」根本的なことを急に言い出される人もたまにいます。わずかなオーナーですがすべてを含めて、我々の力不足が招くことだと思います。こだわりはモノではなく、空間に。好きな色ではなく、カラーコーディネート。広い、高いを追求せず、居心地がいいバランスの空間を目指しましょう。広くて高いのがよければ、体育館です。ほとんどのオーナーは我々に家づくりのかじ取りをお任せいただき、楽しく、面白く、完成し、予想以上に素敵に住んでくださっています。家のご案内や、作品集でそれがわかっていただけているようです。

私が許せないのは、われわれに調査、デザインさせて、そこから急に連絡取れず、気が付けば似たようなチンケな家が建っているずる賢い人です。我々の仕事がなめられてます。こんな人を見極める目を持てるようにならないと。

盆も正月もない仕事。

週休二日とか、盆正月の長期休暇、最近では一週間の夏休み、育児休暇、金曜日早く帰ろうなど、やすめることがいいことのように言われます。私のおやじは船乗りで、おふくろは食料品店と、仕出しをやってました。じいさんの口癖は「大人の仕事に盆も正月もあるか。」でした。小さいころから、日曜日という感覚はなく、大晦日は21時に店を閉め、それから12時までかかって棚卸でした。おふくろはそのあと、正月の料理を作っていたようで、「盆、正月がいちばんいそがしい。」と言ってました。でも生き生きしてて、そんなおふくろが好きでした。運動会や、敬老会、・・・・いろんな町の行事の仕出しの注文を受けると、もちろん徹夜で、ぎりぎりに配達です。「小澤の弁当はうまい。」といっていただきたくて、数日前から食材とおかずを考え、楽しそうに悩んでました。親父も、当然海の荒れ具合で動く仕事です。特に冬の玄界灘は荒れるため、対馬に帰れず、乗組員は大きなフェリーで帰し、博多の船で、正月ということも少なくありませんでした。小さいころから休むということは身近になく、休まず働けることがいいことと叩き込まれたためか、いまだに休まなくていい仕事が素敵だと思います。休みなんぞ、自分が決めるものです。

8月終了

今日で8月終了です。平田が今月の支払いを夕方終えると、いつもながら、「終わりました。今月もありがたいですね。」とほっとした表情で言うはずです。いいことも、腹立たしいことも、消化したうえでの、月締めです。昨日は筑紫野でT先生の土地契約に立ち会い、佐世保に走り、マンションの仕上げの打ち合わせ、ワッセナーに移動して、U邸現場、A街区調査、自治会の打ち合わせ・・・・・無事終わりました。9月の最初は鳥栖M邸の検査、引き渡しです。いい仕事をさせていただき、職人も含め、評価は高いようです。引き渡し前のこの一週間がとても、充実する作品はうまくいった証拠です。K建設に感謝です。月の反省、物件ごとの反省、週の反省、一日の反省・・・・・この繰り返しは、思考を前向きにするためのものです。九月は打ち合わせ、申請、引き渡し、着工、めじろ押しです。オーナーに全てにおいて喜んでいただけるように、動き回ります。

ワッセナーA街区の小住宅は我々にちょうどいい広さで、東京の息子が「共有で買おうよ。」と乗り気ですが、管理費や、リニューアル費用を考えると、難しいと思われます。運河側はオークラがきれいに見えますが、専用の桟橋に置く、クルーザーもボートもなく、「かっこ付かないぞ。」というと、「スワンのボートくらいなら変えるかも。」とふざけたことを親子で話しました。一瞬の夢を見ました。

坪単価って?

その辺のオッチャンおばちゃんの下世話な話題のように、民主党の国会議員が「税金を使ってるのに、加計学園の坪単価が150万とは高すぎる。」と大声で訴えていますが、自分が無知でバカだといってるようなもので「坪単価」などというレベルの低い住宅屋が使いそうな安売りのはずかしい話をしてることが滑稽です。契約行為とは施主と、作り手が金額も含め納得して契約を結ぶのですから周りがとやかく言う必要もありません。私に言わせれば、知識不足、勉強不足、新幹線でお手手つないで、パーティーで金集め、必要ない経費を政治資金で私的に使い、国会で寝て、記憶すら失う人ばかりの議員に税金で多額な報酬を税金で払うことがよっぽど罪で、許せません。人としての単価はゼロだと思います。コロコロいうことが変わり、代表が変わり、離党者が多い政党に政党助成金を税金で払われ、それを平然と受け取り、人のことは「坪単価が高い。税金だぞ。」と吠えるのはどんな根性してるのやら。100万するバックもあれば、1万のバックもあります。3000万の車もあれば、100万の車もあります。3000円のハンバーガーもあれば、100円のハンバーガーもあります。ましてや一級建築士と称して、「図面を見ると高い材料ではないので坪150万は高すぎる。」とほざいている人がいるようです。。材料で金が決まるのではなく、それをどう操るかがいい建築家であり、オーナーの満足をいただいていい作品です。自分の仕事にプライドがないどころか貶めてます。私に言わせれば、公共施設の建築費はうらやましいくらいの予算です。城の修復なんぞ言い値です。そんなことも知らんから、人から依頼がなく暇だから民法のテレビなんかに出るんです。仕事しろ。お金で人を攻撃するのではなく、本質の議論をして、理事長から話を聞きだし補助金不正があれば、そこからいろいろ真実を精査すべきです。「坪単価」という言葉を使う議員がこの国にいることが恥ずかしくてなりません。籠池さんが逮捕されるのなら、同じような商売してる人、議員・・・・逮捕されなければおかしな人がたくさんいると思うのは私だけでしょうか?

安倍さん、菅さんどう思います?