師走

12月です。朝一番で十日恵比須にお参りし、やるべきことをやり切ります。昨日佐世保S邸に打ち合わせに行った平田が夜遅く帰ってきて、「アーツ工房の棟梁と電気屋さんが遅くまで参加してくれてありがたかったです。頼りになります。」といいます。長いこと施工中の力ない工務店で苦労したのでなおさらありがたいのでしょう。今、我々はデザインとコーディネートに集中できてます。

明日は横浜出張です。この一年、佐世保、鹿島、大阪吹田、横浜、久留米、鳥栖はよく通いました。我々のやり方は究極のアナログです。図面やパースは手で書いて、手作りのプレゼを作り、お会いして説明打ち合わせ、一時間の打ち合わせに往復4、5時間、場合によっては一日かけるのは当たり前です。世間でいう効率の悪いこの方法が我々の生命線です。貴乃花流にいうと、これが我々の「デザイン道」です。

老い

いやがおおにも体の衰えは日々感じます。ただ私の仕事は幸いにも直接体力を必要としません。物忘れが多くなったり、言葉や人の名前がすぐ出なかったりします。「忘れる以上に覚えろ。」とある人に言われ、本を読んだり、人と話したり、勉強したりして新しい情報を手に入れようとしています。オーナーと家について打ち合わせるときも、どの年代の人にも魅力ある作品、知識、言葉を持ってないと信頼いただけません。それも私の仕事はジャンル広く必要です。今思うことはまだまだやるべきこと、覚えることだらけだということです。この年になると人脈や経験が武器で、わずかの時間で知識を習得できるようになります。老いも悪くありません。一番怖いのは突然の病気です。体のチェックは欠かさずやらなければいけません。これから老いながら自分がどんな建物をデザインするのか自分でも楽しみです。

先週今週と鹿島、、久留米、佐世保、東京、佐賀、佐世保、鹿島、大阪・・・・・よく動きました。来週も、鹿島、筑後、佐世保、横浜です。市内の打ち合わせ現場も含めると、ほとんど事務所にいません。打ち合わせの用意をする時だけです。事務所をキャンピングカーか何かにした方がいいかもと思うこともあります。これだけいろんなところに仕事で出かけても、旅へのあこがれは持ち続けていて、冬の北陸、東北を訪ねてみたいものです。今はまだ長旅もできる年齢なので、海外も選択肢ですが、心配性で、長時間事務所をあける勇気はありません。私は圧倒的に海派で、南国は好きではありません。沖縄、ハワイ、東南アジアは苦手です。当分は仕事旅と、地図を見たり、本を見たりして思いを募らせることの旅を楽しみます。

わからないこと。

博多を代表するお菓子、通りもんの名月堂は名前の前に「西洋和菓子」と書いてあるのですが、なんなんでしょう。なんでか九州のおでんにははんぺんがありません。がんももメジャーではありません。ごぼうてんうどんはどうも山口西部までのようです。関東の醤油と九州の醤油が二つ置いてある寿司屋はなぜまずいのでしょう。同じ行為で、セクハラやパワハラになったりならなかったりするのは、好きか嫌いかのようです。その基準がわかりません。税務署が税務調査に入り、「いくらなら払えますか?」という質問をする公務員はなぜ首にならないのでしょう。テレビという媒体は、喜んで出てる人が偉いのではなく、出ようとしない人が偉いようです。魅力ある人はマスコミを極力敬遠するのはなぜでしょう。くだらないからです。なぜ民放は同じような番組を同じようなシステム、内容でやるのでしょう。誘拐拉致されて何もやらずほったらかしてる政府や国が、法律を作り、人の犯罪を裁くのでしょう。何もしないことも犯罪です。……わからないことが増えていく世の中です。私の孫の時代の常識はどうなってることやら。

犠牲者が出ても闘うべきことがある。

その辺のマスコミがいつも一緒になって井戸端会議を電波で流すのですが、ちょっと難しい決断には口をつぐむ。具体的には不倫や、スキャンダル、汚職には口数が多いが、横田めぐみさんのこととなると、口をつぐみむ。人として、これだけ長いことほったらかしてる政治家、マスコミはいうことすべて信じることもできず、失格です。マスコミに金貰い適当なこと言ってるコメンテーターは世の中に必要がない職業です。彼らは小さいころから学校のほか、お金を使い送り迎え付の塾通い、お金の高い私立に通い、東大や、慶応に入り、官僚や政治家になりお金をうまく手にし、汚職やパーティーで金を集め、自分たちに都合のいい決まりを作り、税金を使う。天下りでひと儲け。何一つ、大人として尊敬に値することをやらない人たちです。特権階級と思ってるのでしょうが、最低の生き様です。恥ずべき生き様です。北朝鮮にいちばん近いことやってる人たちです。なぜ戦ってでも拉致された人を取り戻そうとしないのでしょう。なぜ議員全員で乗り込まないのでしょう。正しい行動で、犠牲者が出ても、納得できます。40年何もしてもらえない犠牲者は納得いくはずもありません。悪業には犠牲者が出ても立ち向かうべきです。核とかミサイルではなく、拉致被害者を取り戻すため行動すべきです。言ってもわからなければ殴るしかありません。

商業ベースの人や会社

先日ソングスという歌番組を車の中で見ました。陽水と玉置浩二が素敵に歌ってました。平田がいいます。「歌い手と呼ばれた流行歌手は商業ベースで歌わされ、ある年になると、声が出なくなり、魅力がなくなりますけど、ポリシーをもって音楽活動をしてる陽水、玉置浩二、小田和正、桑田、中島みゆき、・・・・みんな声も健在どころか老いた魅力をくわえて聞かせてくれますね。」その通りだと思いました。人からやらされていない自分の世界ができた人は年も武器にしてしまいます。我々も大きな住宅メーカーと違う形で、自分たちの家づくりを自分たちのポリシーで、遣り続け進化すれば年を取ることは魅力になるはずです。ヒットした企画住宅にすがると色あせます。会社も人も、商業ベースからの脱却できず金を追う手段ばかり考えてると「老けたねー。もう歌えんね。」となります。それにしても、NHKの企画、映像で歌う二人に、老いた素敵さといまだ進化するプロの歌を聞かせてもらいました。あんな顔になるまで突き詰めたいものです。刺激をもらいました。

ご入居者は魅力的な人ばかり。

別府のO様は主だった国はほとんど行かれて、歴史、美しさを探すならヨーロッパ、北欧は物価高く、自然が厳しく住めないとのこと。自然美はカナダ、ニュージーランド、楽しい国はアメリカ、人とはと考えさせられるのはインドだということです。遺跡は、中南米、バルト三国は興味深く、近々ポルトガルに行かれるそうです。・・・・・・話を聞いていると時間を忘れます。鳥栖のM先生は外科医にもかかわらず、全くドクターらしくなく、ごく普通にB級グルメを教えてくださり、私のくだらない話も聞いてくださり、テレビをこよなく愛し、わが社を明るいブラック企業と評価いただいてます。外科医なんて肉体労働者ですよ。と言い放つところがかっこいいと思ってしまいます。鳥栖のM様は大きな会社の社長でありながら、悪がきのまま、男の人生を満喫しているように映ります。奥様はいまどきいないくらい、その悪がきに尽くし、大和撫子です。ただなぜか一言一言に納得させられ、エネルギッシュです。本をこよなく愛し、カラオケのレパートリーはおどろくほど多く、昔の歌から、AKBまで上手です。酒は一滴も飲まず、トマトジュースで3,4時間歌えます。プールのある熊本のT先生は大病院の院長です。酒や、車や、B級グルメを愛し、バンド活動でドラムをたたき、ギターやウクレレを弾きこなし、魚釣りなど多彩な趣味です。熊本の震災の際は自分の病院も被災したにもかかわらず、自宅の庭を開放し、井戸や、発電機も提供されたようです。

このほかにも、皆さん魅力的な人ばかりで、話題に事欠かず、刺激を受けてます。何よりの財産です。

マンションオープンハウス

ご入居者のマンションを売却のため、不動産のベイスによりオープンハウスが行われます。4日、5日11時より16時までです。です。久留米の日吉町、一等地です。最上階で115㎡というマンションでは異例の広さです。リニューアルを希望の方には我々でいい提案ができると思います。詳しくは、ベイス、Dアート企画までご連絡ください。

四連休の初日で最高の天気です。私と平田は明日の打ち合わせのため、見積もりなどの準備に追われてます。明日のハウステンボスは道が混んでなければいいのですが……。気分だけでも楽しくということで、平田が内緒でグッズを買い、変装して部屋に入ってきてビックリです。娘が、「よく見ると違和感ないねー」とにかくとりあえず、ガス抜きはできました。

 

成長してるのか?

人工知能が人に替わって仕事をする時代だそうです。無人で行うビジネスが多くなり、銀行、スーパー、コンビニ、新幹線や空港の窓口は無人化が始まっています。車も自動運転、料理もボタン押すだけ・・・・・・住宅などは外部から、エアコンの調整、ご飯のスイッチ、お風呂の用意、すべてできる時代です。掃除もロボットがやってます。世の中どうなるのでしょう。人間は成長してるのでしょうか?自分たちのあるべき姿を描けているのでしょうか?どういう世の中を作ろうとしてるのでしょうか。昭和という時代から、平成といういい時代を私は生きてきたと思いますが、将来楽しみだという気持ちより、今後の訪れるであろう時代を心配します。人とのつながりが濃くなり、信頼しあい、助け合い、どんどん人が人のために動き、機械は皆が働くための補助として存在する世の中が好きです。便利、早い、簡単、楽からは「おもしろい。」という概念は生まれないと思います。

スポーツもデータやビデオや、効率が語られ、薬の検査が行われるさみしい時代です。今後は肩を壊したピッチャーが手術で180キロ投げる肩になるかもしれません。足を痛めたら手術で、9秒で走れる手術ができるかもしれません。わけわからない世の中です。

人と人が密度の濃い時間を送ることがいい時代です。人と人が時代とともに希薄になることが心配でなりません。人の本来持ってる機能が退化していくに違いありません。人の可能性を信じ続ける時代の進化を求めます。

ドラフトと政治

わたしの中では、履正社の安田が魅力的でした。今の野球は柳田や、山田のように、トリプルスリーが狙える選手が貴重です。毎年この季節になると、人の運、不運、を感じ、運命を受け入れ努力した人が成功するように感じます。スポーツにしろ、政治の世界にしろ、人生の波は交互にやってきます。現実をしっかり受け止めてこそ、やるべきことが見えてきます。力がなく人のせいでいい悪いを語る人はしょせんどこまで行っても、人の上に立てず、魅力のない人で終わります。今からメジャーを見据えている人、世界を見る政治家・・・・・・私のような才能亡き者でも、いつも世界の住宅を意識します。グローバルな感性はどのジャンルでも必要です。自分が決断して、一生懸命やって出た結果は成功とか失敗とかで片づけれられません。冷静に分析し、新たに歩む指針です。