素敵な心にしみるプレゼント

突然宗像Kご主人がお子様を連れて、事務所を訪ねてくださいました。このお盆に引っ越されたカントリーハウスです。ここまでアメリカナイズされたライフスタイルにこだわられた住まいは初めてかもしれません。シンプルな形、大きなウッドのカバードポーチ、暖炉、タイルフロアー、ラフな暮らしがアメリカです。「小澤さん。これもらってください。いい家を作ってもらったのでお礼の気持ちです。」と、一枚の自分で書かれた油絵を差し出されました。そこには何とも言えない雰囲気を持った黒人が描かれていて、前を見据えたきれいな目が印象的です。この絵からもアメリカが見えます。少し照れて謙遜なご主人に、「ありがとうございます。大事にします。すごくうれしいです。」とお礼を言ってありがたく頂戴しました。わたしにとってかけがえのない一枚の絵です。少し涙が出そうになりました。一緒に一つのものを作り上げるということは素敵な仕事です。

 

げんこつの子育て

夏休み、子供連れに多く出会います。親と子供が友達といえば聞こえはいいのですが、躾ができてる親がいません。仕方ないのでしょう親自体がしつけられてないのですから。暇すぎるのかどうなのか、子供の習い事や、スポーツにべったりくっついて、同じウエアーに身を包み、遊んでもらってるようです。大人としての品や威厳もなく、悪いことをしたときの、しかり方、怖い顔、げんこつの痛み・・・・・・・躾には必要です。父親と母親が、信念を持った子育てをして、思いやったり、助け合ったりできてないのですから、おとなへの尊敬も、あこがれもなく、ため口や、生意気な態度になるはずです。躾もスポーツも、勉強も金を払って何かに所属することだと思っているようです。ママ友とか公園デビューとかそんなもん暇な母親のお遊びです。。働く姿と、げんこつ、親の信念を語ってやることが大事です。そういう私の子育てはよかったのかどうかと聞かれたら、少なくとも、しっかり自分のことは自分で責任を持って暮らしています。これから子育ての時期に入るようですが、まっすぐな躾を期待してます。

 

引っ越し後の訪問

宗像K邸と、北九州O邸がお盆前後に引き渡し、引っ越しが完了されたようで、落ち着かれて、不具合がないかも含め訪れました。笑顔で出迎えていただき、うれしい瞬間です。まだ片づけの途中のようでした。それでも建物に人が入ると、魂が吹くこまれ室内の表情が一変します。まだ残工時があり、一か月点検までに引っ越し後の手直しも含め完了させます。また自分たちの作品ができたことに感謝して、大事にお付き合いさせていただければと感じてます。

鳥栖のM邸は正式引越しまで、別荘感覚で使っていただいてます。管理は我々が責任を持って行っています。オーナーのご好意で許可をいただいていますので、見学をご希望の方は連絡いただければご案内します。

落ち着きます。

世の中が普段の生活に戻りました。ほっとします。「休み」が続くと居場所がなく、一人でできる仕事も限られており、「こんな調子なら、サラリーマンして、定年とかしてたら大変やったねー。」と子供に言われてます。電話が鳴り、いつもの仲間が来たり、連絡があったり、現場には職人が戻り・・・・・・・落ち着きます。早速今日から打ち合わせ、明日は地鎮祭、現場調査とスケジュールが入ってます。平田の顔も、本格的な仕事モードになり、出かけていきました。

今を一生懸命頑張り、新しい出会いを期待して動きます。       昨日久留米B邸に行き、駐車場工事と、プロパン庫のチェックをしました。お父様お母様がいつものように恐縮するくらい、対応いただき感謝です。

情緒、風情

わたしも持たされてるのですが、iphoneはパソコンらしい。電話しかつかえないのですが。国民全員が持って、何処でも操作して、画面を見ている姿はなんとも、情緒も、風情もない。人を見てるとそう思うのですが自分ではそのみっともなさがよくわからないようです。その風情も情緒もない機械を操作して、風情のある、温泉旅館や食事処、旅行先を見つけてりゃ世話ありません。最近、仕事を、電話や、メール、を送りっぱなしで、済ますという傾向にあります。「パソコンがあればどこでも仕事はできる。」という人もいます。私に言わせれば、大人のしっかりした仕事とは、顔を突き合わせ、相手の顔を見て話すことから始まり、相手の納得いただいた顔と言葉をいただいて完了するのです。そのために出かけていくことは大事です。来てもらうことで心が通います。中学生のメールレベルの仕事をしてるようじゃつまらんと思うのですが・・・・・。情緒や風情を取り戻そう。大人になるということは、風情や情緒を感じる感性を持ち合わせることです。ガキがガキのまま年だけ取ると、恐ろしい世の中になります。

 

今の判断、今の最善策

基地問題、憲法9条問題、集団的自衛権、年金問題、健康保険など・・・・・・諸問題を語るとき必ずと言っていいほど「孫子の代につけを残さない。」という言葉を吐きますが、私など、人間ができてないせいかまったくそんな気持ちになりません。時代はいつも流れていて、その時代の人が必死で物事を考え、争い、主張しながら生きていくものです。おろかであろうと、必要悪だったことも認め、われわれの前の時代の人からわれわれが背負わされている諸問題もたくさんあるのです。孫の時代ひ孫の時代はまたそこで最善の判断をするはずです。我々は置かれている時代を幸せに充実して送るべきです。犠牲的というか偽善的というかそんな暮らしは何の魅力もありません。じいちゃんたちの時代はいい時代で幸せだったといって自慢して死ねる方が孫ひ孫教育だと思います。今回の集団的自衛権や憲法改正問題も、過去といまでは時代が違いすぎます。終戦、冷戦は終わり、これからの時代の流れを予測して物事を決めるのです。今後日本も武器を持ったところに出かけるのですから、死者も出るでしょう。それでも、覚悟して、いく決断が必要な時代ならそれも正しい。それはその時代の人が決めるのです。

人の魅力

プラス思考の人は魅力的です。少しでも、おいしく、少しでも楽しく、飽きないように、喜ぶようにといろいろ用意したり、企画したりするのですが、遠慮が先に立ったり、きつい、暑い、痛い、食べ過ぎ・・・・・マイナスの言葉が並ぶと寂しくなります。うれしいとかありがとーーーとか、おいしいですねーーーー、これ食べたかったーーーー、楽しいですねーーーー。こんな言葉を吐いてくれる人は魅力的な人で、たくさん人が寄ってくるでしょう。自分が幸せという気持ちがまた幸せを呼びますが、それが当たり前になるといろんなものを失っていくのではないでしょうか。感謝やお礼がない仲間がいると悲しくなります。自分も含めて反省です。

わたしのお客さんである東京のMさんに魅力を感じるのは、あれだけ日本中を飛び回ってらっしゃるので、「何処がいいですか。」というバカな質問に「どこも同じようなもんでこれといっていいとなんかないよ。」という答えが返ってくると思っいたら「どこもいいですよ。」という言葉の後に、日本中いろんなところの良さを笑顔で楽しそうに語ってくださいました。聞いてるこっちも楽しくなるほどです。いってみたいと思うところをたくさん教えていただきました。中でも東北めぐりと、信州はぜひ行きたくなりました。M氏曰く「人も場所もダメなところより、いいところを見ないと、人生楽しくなりませんぜ。」そういう目で見るといっぱい、いいものが見えるし、いい人に出会えるようです。そうして教養や知識が身に付くのでしょう。

人生楽しくするもしないも自分次第ということでしょう。もう一度自分も、頭でわかっていることを行動で示したいと思います。仕事においても同じです。

ねぶた祭り

知識は楽しさを与える

知識のある人と、ない人は人生の楽しみが全く違うようです。美術館に行くと10分で飽きる人と、ずっと楽しめる人の差は美術品や建物の知識です。京都に行って楽しめない人は歴史の知識がない人であり、山歩きが草花や生き物を見ながら歩けるか、ただきついだけかは知識の差です。同じ海外旅行にしても、ただついていくだけの人と、知識を持って異国を感じる人とでは人生の差は開く一方です。本をたくさん読んでる人は、話も面白く、人を楽しませる知識を持っています。

いいにしろ悪いにしろ、広く浅い知識と自分らしい深い知識を持ってると楽しい生き方ができるはずです。人ときちんと話せない若者が多いということは、知識、教養不足です。教育が間違っています。付け足すと、知識と行動力を磨いて社会に出るような教育が望ましいと思います。ゆとりなどというばかげたことを決めたやつは、ゆがんだ教育者であり、そいつが作ったゆがんだ奴らで世の中あふれかえっているようです。大変な犯罪だと思いますが・・・・・。

プロ

「プロの仕事やねー。」何を持ってプロなのか定義がありません。資格とプロを同じととらえている人も多いようです。今や資格はビジネスでお金を出して専門学校に行けばプロになれると思っている出来の悪い若者がが多いようです。プロとはという、わたしなりの解釈は、仕事の結果を継続して多くの人が認めてくれた時にプロになるのだと思います。プロになるには「修行」や「師匠」が必要です。資格に必要なのは受験勉強です。多くの一流の職人は修行中は不器用だったり、一番怒られたりして、決して天職だったわけではないようです。これで食っていくんだという覚悟が人以上の努力に変わり、プロになり、もっと上を目指し一流になる。超一流になるにはいい弟子が必要なのかもしれません。

以前も書いたのですが、ある奥様が「小澤さん、少々不便でも、掃除が難しくても、とにかく、わくわくしてかっこいい家を作ってください。大事にし続けたいと思える家を作ってください。物入れも必要最小限でいいです。住宅デザインのプロである小澤さんが思いっきり腕を振るい、主婦のプロである私が上手に維持すれば、素敵な家であり続けるでしょ。」すごく感動しました。お客さんからいただいた大事にしている言葉です。

BBQ

夜、海ノ中道に仲間が10人ほど集まり、暑気払いバーベキューです。海辺は思いのほか暑くなく、広々とした芝生の広場では、子供たちが走り回ってました。途中花火なども上がり、楽しいひと時を過ごしました。難しいことを言うつもりはないのですが、こういう親睦から各個人個人が何かを感じ、行動のレベルアップ、気配りにプラスになると信じてます。こういう行事が私、発ではなく、誰かが音頭を取って、みんなを楽しませたり、元気つけたりできる仲間でありたいものです。一歩踏み出して何かを発案する事は勇気もいりますが、視野がずいぶん開けます。さあ頑張って暑い夏を乗り切りましょう。

昨日鳥栖の見学会に、ご入居者一組、新規一組来ていただきました。今日は佐賀版、明日は福岡版の新聞に広告されます。