食べ物

年を取ると、食べ物ですぐ体調が変わります。このところ、お客様から、果物や、お肉、野菜・・・・・新鮮なものをたくさんいただけます。鍋にしたり、サラダにしたり、すき焼きしたり、おいしくヘルシーな食生活が遅れてます。コンビニ弁当やファミレスの油ものばかり食べてた頃とはえらい違いです。朝もすっきり気持ちよく起きてますし、体重も若干減りつつあります。皆様のおかげです。体調がいいと、いろんな欲が出てきて、エネルギッシュに生活できます。行動的な日々を送れてます。

今日は新しいプランを一つ完成させました。明日提出です。そして、B邸上棟式です。餅まき楽しみです。つくづくいい仕事だと思います。いいお客様に恵まれてるなーと思います。自己管理をして、元気でいることが作品に対して責任を果たすことでもあります。

家宝

王、長嶋、いわゆるON世代のプロ野球ファンだった私にとって、彼らは神です。東京のM様が、私のために、王さんに頼んで、色紙と、サインボールを送ってくださいました。仕事上のお付き合いがあるようで、こんなうれしいことはありません。やや舞い上がり気味です。王さんのサインということもそうですが、施工中のお客様である、M様が私のためにサインをお願いしてくださったことも、うれしくてたまりません。こんなことがあるなんて、感激です。だからこそ家宝です。

M様には今までの無礼の数々、お許しください。いつも私どもや職人に、気さくに接していただき、心使いいただき、感謝してます。破天荒で、時々、下世話で、偏屈爺で、面白くて、エッチで、奥様にわがままで・・・・・なんてもういいません。でも最近思うのですが、女性にもててた話をよくされますが、実は女性より圧倒的に同性が自然と集まってきて、親分やってる人生だったように思えてなりません。今まさに現場ではそんな存在です。「牧口さん喜んでくれますかねー。」現場でよく飛び交ってる言葉です。

最近感じること。

家をシステム化してお客様に「売る」行為は 住宅メーカーの仕事であり、「営業マン」が必要です。お客様と家を建てる行為は組織ではなく、個人の仕事であり、技術が伴うコンサルであるべきです。前者は先に利益が計算され、後者は後から利益がついてきます。時々、勘違い社長がいて前者と後者のいいとこどりみたいな組織を作ろうとします。そしてことごとくお客様に気分の悪い思いをさせ、迷惑をおかけしているようです。ましてや輸入住宅など、家の性格上、本物志向のお客様の感性が組織を受け入れるはずもありません。トラブルを抱えて多くのお客様がご相談に見えられます。うちは弁護士事務所ではないのですが、住宅のよろず相談所ではあるべきだと考えてます。もちろんそれにはいろんな知識や経験が必要です。「住まうこと」に関してのすべてにおいて、家を買う人ではなく建てる人たちの先頭を走る二人でありたい思います。この仕事を30年近くやり続け、多くの作品も出来ました。われわれだからこそ、お応えできる相談も多いはずです。

いい時代を生きている。

私はいい時代に人生を送れてるように思います。戦後が終わり、かなりのスピードで世の中に新しいものが生まれ、進化していく時代です。コーラやカップラーメン等の飲食物、車、飛行機、新幹線、電化製品、携帯電話、パソコン、宇宙・・・・・・・・。半世紀くらいですごい変わりようです。これからがやや心配な世の中ではありますが、豊かな時代です。自分の持ってる力からしても、これだけいろんな方からお声をかけていただき、仕事をさせていただけるというのはすごく幸運なことです。勉強が好きではなく、わたしのデザインや技術は、教科書や、学校の先生に教わったものではなく、遊んだことや見たもの、職場の先輩、後輩、現場の職人や、お客様から教えてもらった力です。ただ、家づくりが好きだという気持ちだけは人より、強かったとは思います。これまでの作品以上の作品を作る意欲はまだまだ十分あります。もっとクオリティーを磨きます。

 

魅力的であり続ける方法と賞味期限

細川さんと小泉さんがタッグ組んで都知事選に出るという。細川さんが総理になった時、「かっこいい。今までの人とは何か違う。」と感じさせられました。小泉さんは言わずと知れた劇場型の手法で、インパクトあるワンフレーズ発言政治をワイドショー化させ、多くの国民の人気をはくした人です。この魅力的な二人で、「脱原発」を争点に都知事選に打って出たことに、私自身????????。どちらも日本の首相として一時代のリーダーを務め、素敵な二人だと思いますが、ご意見番として若い人を陰から育ててほしいと思います。今、王と長嶋が現役に復帰しなくても、顔を見せてくれることで、今の野球を語ることで存在感を示し、野球界に、いい緊張をもたらすと思います。ジャイアント馬場と、アントニオ猪木が今リングで戦わなくてもいいでしょう。魅力的であり続けるには、自分の持ち場を間違えないことです。そして魅力にも賞味期限があるということです。お二人は今政界のアドバイザーとして活躍されることが適役だと思うのは私だけでしょうか?

文化とは会話をそぐ事?

スーパーや、コンビニでの買い物に、会話はいりません。売り手と買い手の会話は、昔ながらのわずかに残っている商店街か、お祭りや神社の出店くらいです。宿やホテルの予約、飛行機や新幹線も、ネット。予約するに当たり、聞きたいことないのだろうか?知らせたいことないんだろうか?。最近はほとんどの物がネットショッピングで手にはいり一言も話さず買い物ができます。ビジネスの社会もメールとやらを送りっぱなし、読みっぱなしです。文化はすごいスピードで人から会話を取り上げました。私はここ10年20年で人にとって「いいもの」は生まれてないように思います。なくしたものが、崩れたものが多すぎて残念な世の中です。景気は策によってよくするものではありません。「凛」としたリーダーが、ただ、謙虚に勤勉に、人が絡み合って、人のためにしっかり働くことを訴えることが大切なように感じます。本物の強い豊かな国は人が文化であるはずです。ソフトバンク、ワタミ、ユニクロ・・・・・・あんたらがこのいびつな居心地の悪い社会と経済を作り出したに違いないと思います。偉そうにしてる場合ではなく即刻反省すべきでしょう。職人の徒弟制度の社会に変えましょう。同じ釜の飯を食いながら「して見せて、教えてあげて、させてみて、ほめてやらねば人は育たぬ。」われわれのアナログな家づくりは会話が武器です。

増改築打ち合わせ中のM邸

わたしのじいちゃん

わたしは対馬という 国境の島で生まれました。漁師町です。祖父母、両親、親戚一同みんなで商売をしてました。おふくろと叔母二人は食糧品店と仕出し屋。叔父は建材店、おやじと叔父二人は貨物船。じいちゃんは村長さんでした。最近、みんなから私がすごくじいちゃんに似てきてると驚かれます。いいにつけ悪いにつけ容姿はもちろん、しゃべり方から話す内容まで、こうも似るかというほどらしいです。理不尽なこと、腑に落ちないことを人にはきちんと注意しといて自分のこととなると、「おれはこれでいいとぞ。」「男はこれでいいとぞ。」と・・・・・・・・・・。一言でいうとすごいわがまま爺さんということです。

よくおこり、よく笑い、仕事が終わると、みんなに「えらかったのー。」というねぎらいの言葉は欠かさない人でした。「女も好きな人だったねー。私が知ってるだけでも二人おったよ。」と叔母が言ってました。死ぬ間際、おふくろに、「文子よ。苦労かけたのー。自分の親は看病できず、わしらの世話をさせて、嫁とは悲しいもんじゃのー。」おふくろは、この一言でいろんな長い苦労が吹っ飛んだといってました。じいちゃんは家長としても、村長としても、子供心に一目置かれているように感じてました。周りの叔父叔母も含め大人たちを、得体のしれない物を好んで食べ、話し、喧嘩しながらも同じところでよく働くなーと思ってました。今思うと、子供の成長過程において、大人は得体のしれんものでなくてはならないと思います。今の親は子供とほとんど変わらないレベルで、子供が子供を育ててるようです。村長として爺さんが小学校の卒業式で話した言葉です。「えらい人間にならんでいい。立派な人になりなさい。そのためには、人のために懸命に生きなさい。それができてない大人は万が一金があっても醜い。」今もはっきり覚えてます。

わたしの生まれ育ったところ

いろいろ刺激的なスタート

年末、施設にいる母と時間を過ごしました。もう何もわかりませんが、元気に働き、みんなを笑顔で愛してくれてたことがつい最近のように思います。人はみんな老いて行きます。子を持ち、親を見送り…・・・・・・・いまだに親を見れることは幸せなことです。介護は自分がよりよく老いていくための準備かもしれません。今思うと嫁、姑の小さなすれ違いを繰り返すことで、みんなから信頼されやっと嫁が「家」を任されるのだと思います。おふくろは今、嫁を頼り、嫁は自分の親やおふくろから頼られることが生きがいになり、親父や先祖の仏壇にもいつも語りかけます。

今日恩人でもあるご入居者のU社長が事務所に寄ってくださり、「よく頑張ってる。今の調子で、謙虚に自分たちの身の丈に合ったことを続けなさい。でも、クウォリティーはいつも高める努力はしなければいけない。」と新年のアドヴァイスをいただきました。感謝してます。

午前中ご入居者のM様のお宅に、増改築の打ち合わせに行きました。いまだにご連絡いただけて幸せです。その団地にいくつかの作品があります。色あせず、街並みに大きく貢献している存在感を誇らしく思います。

夕方平田が鍋でもしますかということで、買い物に行き、私のサマーとオータムと年末の30枚の宝くじを売り場で確かめたらサンキュウにひっかけた39000円が当たっていました。こいつは春から縁起がいいというやつです。娘に「宝くじあたった。」とメールすると、メールしかしないのに即電話がかかり、「いくら。」・・・・・・・・・こういうやつです。

あけましておめでとうございます。

おめでとうございます。1,2日ゆっくりしました。暖炉まえが特等席です。娘と高塚地蔵、山並みを走り黒川で立ち寄り湯・・・・・・車で、いろんな話ができていいお正月でした。事務所には多くの方から年賀のご挨拶をいただきありがとうございます。アメリカニューヨークからリアルタイムでタイムズスクエアーのカウントダウンが息子からメールで娘に届きました。若いやつらの行動力には驚きます。世界がどんどん身近になってます。わたしは私の味で今年もいい家づくりを続けます。明日4日から現場が動きます。今年もよろしくご指導ください。平田は早速年賀状の整理と、メールのチェックをやってます。渕上は初孫との正月を、満喫していたようです。2014スタートします。

 

大晦日

大晦日です。昨夜、一段落した後、平田と年賀状作りです。ほとんど平田がやったんですが・・・・・・・・。今年は喜怒哀楽がはっきりしたいい1年でした。平田がアメリカに出かけ、わたしは富士屋ホテルを体感しました。旅行はもういりません。生業の中で、欲して「旅」をしたいものです。親父の7回忌と墓参り、渕上の長女の結婚、長嶋と松井のツーショット、そして免停。でも、やはりM家やK家をはじめとして、お客様とのいい時間、毎日行くふくの湯、近くの定食屋のご夫婦、毎朝の仏壇、おふくろのいる施設の人たち、現場での渕上や職人との会話、何より、平田との掛け合い。・・・・・・・・・日常の人や物に恵まれていることに改めて感謝です。整理して、平田手作り?のおかゆを食べて、事務所を締めます。よいお年を。

ロス                       富士屋ホテル