エンターテーメント

我々のつくる家は美しい家でありたいと思い続けて仕事をしています。しかし我々は家という器を、芸術品のような感覚で作っているのではありません。したがってもちろん芸術家であるわけもなく、だからといって技術屋でもありません。目の向いてる先は常に、オーナーです。絵をかいたり彫刻を作る芸術家は誰かターゲットがいるわけではなく、自分の感性を作品に込めるのです。私たちの仕事は、オーナーをいかにワクワクドキドキさせながら、面白さや楽しさを与えながら、満足していただける空間にたどり着くかだと思っています。家造りとはエンターテーメントだと思っています。「楽しんでいただいてますか?」この気持ちを持ちながら仕事をするのです。そのためには自分が楽しめなければいけません。楽しんでもらうことが何よりうれしい仲間たちがいる限り、走り続けます。

エンターテナーに必要なものは、健康、笑顔、知識、品格、感性、経験、勇気、謙虚、・・・・・感謝だと思います。そして勉強と躾けの継続です。

 

がむしゃらに・・・・・・

たくさんのお客様に恵まれ、毎日がむしゃらに、精いっぱい仕事ができてます。力不足もあり、ご辛抱いただいてることも多いとは思いますが、今好きなことに、がむしゃらに動けてるわれわれは充実しています。若いときのがむしゃらさは、気持ちはあっても知識不足だったり、常識不足だったり、決断できなかったり、知ったかぶりだったりと未熟さがもたらすものでした。今は、経験からから引き出しが多くなり、冷静に、物事が見れる余裕のなかで、がむしゃらに仕事をさせていただいてると不思議と今のほうがたくさんの知識を吸収できるような気がします。そしていろんなことのひらめきが多くなりました。お客様と試行錯誤しながら、助け合いながら家が作れているように感じます。お客様から教えられること、いい情報・・・・・・・・頂き物が多くなりました。

実務だけでなく、家づくりを通して、コンサルタントとしてのリクエストも徐々に増えてます。「部下を現場に、自分はデスクに」の大企業では味わえない楽しいがむしゃらさを満喫してます。今こそ若い人にいろんなことを教えられるような気がしてます。徒弟制度にどっぷりつかる覚悟のある人を老若男女、年齢問わず、受け入れます。「がむしゃらな人求む。」です。

娘が施設にいるおふくろに会いに行ってくれました。「今帰ってる。元気だったよ。道中、夏と秋両方感じられました。」というメールをおふくろの写真、コスモスの写真をつけて送ってくれました。大人になり、時々ですが、いい娘に変身します。朝早くから仕事に出て、遅くまで頑張っています。仕事に関しては一生懸命で、自信と誇りを持っているようです。近近、2人で、大人の話をしながら秋のおいしいものでも食べに行く予定です。

今日は久留米の薬局の打ち合わせと、現場調査に行く予定です。これから木々の色も徐々に変わり、移動も楽しくなります。着工も多いのですが、秋が感じられるうちに、完成写真と動画撮影をしようと思います。

北九州のS邸の奥様から、ブログとともに、とても素敵な写真が届きました。家の住みこなし方、お庭の手入れ、全てにアイデアが満載で我々が教えてもらうほどです。10年たっても家を通してこんなお付き合いができることをとても誇りに思いますし、感謝します。

 

バイタミックス

アメリカから平田が重さ10キロのバイタミックスを抱えて帰ってきました。ご入居者の家で、いろんなおいしいジュースをいただく度に、欲しいと思ってましたが、日本ではまだ高価で、手が出ませんでした。平田が帰って4日経ちますが、まだジュースが出てきません。「仕事がたまってますから・・・・」「時差ぼけですから・・・・」バイタミックスが事務所にあるのに、出勤時に、「野菜生活」をコンビニで買うとはどういうことでしょう・・・・・・・・。

やはり道具より、人です。とはいっても、昨日、野菜や果物を買ってきてたようで、それが腐らないうちに、バイタミックスのモーターの音が聞きたいものです。ちなみに、ほんと、百道浜T奥様からこれで作っていただくジュースは絶品です。機械の良さだけでなく、やはり料理の感性も必要なのでしょう。偉そうに言いながらも、我が事務所はその前の「まずは作ってみよう。」の段階です。バイタミックスを買ったことより、苦労して10キロの機械をロスの空港のでかい黒人の女検査官とのヘビー級日米対決を制して持ち帰ったことが土産話になっています。

お知らせします。小澤が建てた10の家の動画が新しくなりました。新築とリフォームでK邸、Y邸も入ってます。ぜひご覧ください。

 

なんかおかしい。

前にも書きましたが一向に改善されません。我々の事務所は小中高生が通う予備校のすぐ近くにあります。夜9時10時の帰宅時は道路に駐車するお迎えの車で一車線がつぶれ渋滞です。我々の事務所の駐車場に何の断りもなく平気で車を止めて、子供を待ってます。自転車の子は携帯打ちながら乗り、横断歩道も携帯打ちながら周りの迷惑も考えず、ゆっくり信号無視で渡ります。何度危ない目にあったか・・・・・。予備校も父兄も子供もずいぶん注意しますが効果無しです。もっと親が世の中の礼儀やマナーを教えることが先でしょう。きちんと躾けるべきなのですが親は金があっても常識がなく、予備校にとっては常識のない親子でも金ずるなのですから注意もしないでしょう。周りに迷惑をかけ不快にさせる塾という存在はなんかおかしい。10歳から15歳くらいの子が夜10時ごろうろちょろして、コンビニでお菓子を買って食べてる姿は、塾に通わせている親は変に映らないのでしょうか?その親はとにかく塾にやることが目的で、将来のビジョンや、夢への手段ではないはずです。

 

 

こだわり方を間違えると・・・・・

こだわった家を、空間を、インテリアを目指すことはとても大事なことです。ただ迷うこととこだわることは違います。こだわるためには学習と経験と聞く耳と、決断力が必要です。こだわるとは多くの選択肢の中から路線を決め、その路線のより高度なものを作ろうとすることです。一般に自分の路線というかテーマというか、それを決めかねてる人が多いようです。その時点でいろんなものにこだわると収拾がつかなくなります。大手住宅メーカーはそのような人をターゲットに、自分たちの作っている3つか5つの中の好きなデザインや、色を選んでいったら家ができるような仕組みをプレゼンテーションと呼んで、迷わせず、家造りを行っているようです。マンションもその一つです。作り手のペースなんですが、お客様が選んで決めたような錯覚を起こします、それに気づいた時、築3,4年であわててリフォームの相談に来られる方も少なくありません。「こうしろといわれから・・・・・・・・。これしかできないと思ってました。」

我々のお客様の多くが、ある意味、我々より、物知りですし、情報も持っておられます。海外経験も多く、自分の好みもはっきりされているので、お客様の知識を聞きながら一緒にテーマに沿って家造りをしています。今回のアメリカも一つの目的はオーナーがお好きな「モロッコランプ」を見に行くことです。ネオクラシックのインテリアを目指して、オーナーの知識、情報と我々の経験を一つにして空間を作ると、ほかにない本物のこだわりが生まれると思っています。我々の感性も磨き続けなければ、偽物の感性はすぐ見透かされてしまいます。平田が磨き続けた感性、知識、ブレーン・・・・・・・・ほかにない我々の大きな武器です。

住宅業界の姿勢

高円宮妃久子さまの凛として品のある姿勢、スピーチに日本の皇室の躾けの厳しさ、教養、気高さを誇りに思いました。謙虚で、穏やかな佇まいは人の心を優しく暖かくしてくださいました。やはり人には、躾けと教養が必要です。

NHKで宮大工の修業が放送されてました。素直に学び、一人前になるには「自分で自分を恥じる。」事ができるかどうかだそうです。奥深い言葉です。

いまだに住宅業界は、誹謗中傷合戦が行われています。礼儀を欠いた営業や、品のない営業戦略がまかり通り、目の前のお金というニンジンをぶら下げられてみっともない仕事をさせられている人の多いこと。

謙虚に修業して、いい住宅屋になる技術や教養を身に付けるべきです。経営者が人を見て、家を見て仕事をしないで金だけ見るから、レベルの低い業界と思われてしまいます。もっともっと勉強し続けないと身をおけない世界にならなければ、教養のある人しか身をおけない世界にならなければ・・・・・・・・・。

自分の家づくりの姿勢をもう一度見つめて、誇りが持てる仕事をしてるかどうか検証すべき時です。

特別な一週間。

無事におかげさまで、宗像の見学会も終わりました。久留米で2棟建てさせていただく、B様も見学に来ていただきました。その時、オーナーご夫婦も激励に来てもらいました。、お互いご挨拶いただき、住宅屋として、幸せな気分にさせていただきました。今週いよいよM奥様と平田が渡米します。いい旅になればいいのですが、何せ10年ぶりです。年に何度も行ってた頃より、年も取り、体力も落ちてるはずです。アメリカでのサポート体制ができてる分、やや安心です。昨日平田がネットで買った真っ赤な大きなキャリー旅行バックが届きました。うれしそうに、箱を開いて機能に満足している様子でしたが、「え、思ったより小さいような気がする。」といいながら不満顔です。バックが小さいのではなく、自分が大きいのだと気づかないようです。私も平田がいない分より忙しい一週間になりそうです。13日は出張です。

完成現場見学会7日(土)8日(日)宗像コモン

宗像コモンY邸の見学会を7日、8日で行います。オーナー承諾の上、全てをお見せします。ヌックのある広々LDKは勾配天井の吹き抜けで、パドルファンが回り、暖炉を優雅に設けています。壁は珪藻土を塗り、床はオークの無垢材です。ベッドルームは渋いグリーンのクロスとホワイトの塗装でまとめています。バスルームはラウンドの窓とイタリアンタイルで、ヴァニティーと一体になったのびやかな空間です。エントランスのカバードポーチは、サンディエゴの住宅地で出会ったデザインです。手摺越しにリビングが見下ろせる2階のファミリールームは、きっと楽しい空間だと思います。小屋裏の子供室は夢がある空間で、クロスのカラーコーディネートがかわいらしく感じていただけるはずです。エクステリアが間に合いませんが、住宅の概念が多少変わる空間をぜひご覧ください。

より近い作品を紹介します。

 

充実の月末

東京と、シアトルから資材と、訪米の打ち合わせのため、3人会社に来てくれました。もつ鍋と中洲のバーで、博多の夜を過ごし、翌日ミーティングをしました。多くの人が寄ってきてくれるようになり、新しい出会いがあることはとても大事なことです。同時に、苦しい時支え、協力してくれた人たちをより大事にしなくてはいけません。全ては責任をもっていい作品を作りオーナーに喜んでいただくところから始まります。

老人ホームのリフォームが始まり、4階から手を付けました。3フロアー1か月で仕上げます。

宗像コモンY邸が器具付けを残しほぼ出来上がりました。一緒に最終確認してもらい、オーナーにも喜んでいただきました。今日午後は熊本からM奥様が打ち合わせに来てくださいます。明日は久留米のH様のマンションリフォームのための引っ越しとご契約です。

本当にお仕事をさせていただいてるすべてのお客様が魅力的で、力不足ながら謙虚に少しでも喜んでいただけるように頑張ります。

今、役所が混んでるのか、事前審査や確認が遅れてます。ますます役所の対応が嫌いなりました。