最近わが社ブームのB級グルメ

資さんうどんや井手ちゃんぽん、餃子の大将の開店ブームも落ち着き、暖かくなってめんちゃんこもやや敬遠気味です。最近は藤崎の餃子一番がブームです。餃子はもちろんほかのメニューもおいしく、友人、社員で行くことが多くなりました。塩ホルモンとゆず風味焼きそば、ほやの塩辛がすきです。女性軍にはいかとろ丼が好評のようです。

もともとむかしからマルタイ棒ラーメンの大ファンだった私が少し前にコンビニで「50週年の感謝マルタイカップラーメン」をみつけ、買ってすぐ食べました。棒ラーメンにコショウをたっぷりかけて中華マークのどんぶりで食べるのがベストですが、カップラーメンで近い味を再現してあり感激してみんなにも勧めました。私の机のそばにはいつ残業してもいいようにストックされてます。

三ツ矢サイダープレミアムという商品にもはまってます。小瓶で昔ながらの味です。

こう考えると、この年で子どもが好きそうなもを好んで口にしてるし、太るものを口にしてます。反省します。

私とH女史にとって最高のグルメはN女史が作ってくれる昼ごはんだとおもいます。厳しい口調ながらわれわれのことを考え,作ってくれることに感謝です。ちなみにN女史は基山パーキング登りの豚汁とめざしが好きのようです。

暖かい日が続き、梅の花も咲き春です。町全体が明るく、活動的になったような気がします。朝早くから、私は大宰府から北九州、H女史は久留米、N女子は佐賀にそれぞれ出かけました。特にN女史ははじめての遠方の担当現場に一人で出かけることに異常な緊張と不安感で、何度も何度も泣きそうな声で電話をかけてきます。オーナーの目線でいろんなことを考え、現場と相談するようにつたえると、だんだん積極的で、前向きな報告をしてくるようになりました。「初心忘るべからず。」ある意味いつもこんな緊張感をもって現場にかかわるべきかもしれません。N女史が少しづつ成長して新しい感性や、発想を吹き込んでくれるともっと幅広くいろんなジャンルにチャレンジできると思います。さくらの咲く頃は現場もほぼ竣工です。春と共にN女史がどれだけ成長したか報告します。

「反省だけならサルでもできる。」

さまざまなリニューアル

佐賀でのマンションリニューアルM邸が着工しました。住まいながらの工事なので、いつにもまして段取りが大事です。オーナーはもちろん、上下左右の住人の方にも極力ご迷惑を掛けないように工程を考えてます。インテリアはエレガントモダンをテーマに、腰パネル、ケーシング、クラウンなどをポイントポイントで使いながら、一味違うマンションライフを提案するつもりです。施工中の打ち合わせが大事です。

久留米の在来木造住宅I邸のリニューアルももうすぐ着工です。この現場は住まいながらの工事ではないですが、入居日が決まっているためスピード勝負です。そのためには、ほとんどの物を決めて、発注する必要があります。着工前打ち合わせが大事です。

我々にリニューアルを依頼していただけるのは、今までの作品に興味を抱かれたからに他なりません。ありがたいことです。責任をもっていい作品にするつもりです。

M邸

ランタンフェスタ

少し前になりますが、長崎ランタンフェスタに行ってきました。仕事を一段落させ、夕方4時ごろ三人で出発しました。華僑が始めた祭りらしく、中華街の湊公園は明るく華やかで、ステージではちょうど蛇踊りが行われてました。かなりの人出です。夕食は中華街でちゃんぽん、皿うどんではなく、吉宗の茶碗蒸しを食べました。地元の人いわく「おとなは中島川のめがね橋一体のランタンがきれいなのでぜひ行くといいですよ。」確かに川の上をランタンがおおい、川の中までもランタンが浮かんでました。お薦めです。散策しながら駐車場に向かっていると、以前から好きで何回かきたことのある喫茶店を見つけて入りました。今ではほとんどみかけない、重厚で落ち着いた大人の空間でうまいコーヒーを飲ましてもらいました。短時間の長崎でしたが、疲れもしましたが、動くことでいろんなものを見聞きして、いくつになっても知識と感性を養わなければなりません。

楽しくありがたい学食

H女史と現場の帰り昼食を西南大学の学食で食べようという話になり早速行きました。久しぶりの学食です。学生時代を思い出しながら大学生たちに混じって若返ったような気がします。カレー小220円と普通270円、和定食420円・・・・・・。とにかくどれも安い。そして明るく清潔な食堂はちょっとしたホテルです。H女史が「大食漢のF大工をつれてきてあげると喜びそうですね。」といってましたが、女子大生も多いので、あがり性のF大工は緊張して落ち着かないと思います。彼は博多とんこつラーメンと焼き飯そして替え玉がぴったりです。

学生時代、仕送りが来た日やバイト代が入った日だけ学食の中でも豪華で高いスペシャルランチを食べていたことを思い出しました。お金がピンチの月末はごはんと味噌汁だけ頼んで自由にとれる福神漬けやらっきょをおかずにしてたものです。懐かしさがこみ上げてきたひと時でした。

仕事の価値観

息子も娘も仕事を持って4,5年が過ぎ自分の仕事の価値や社会的責任、将来への目標、自分の力量を話してくれるようになりました。働くことにかけてはわが子ながら一生懸命で残業も休日出勤も苦にせずがんばっているようです。「お父さんの働きかたを見て育ったからこれが当たり前と思っているし、成果を出さないと面白くないから。」とうれしいこともいってくれます。「でもこんな考え方は時間貧乏になるね。」ともいってました。「一定時間の中で二つも三つも成果をあげようとするし、時間の許す限りがんばって先のこともやっておこうとする。それって実は非効率な考え方で仕事はエンドレスなわけだから計画を立ててバランスのいいオン、オフを考えないといい仕事はできないよう気がする。」

仕事への価値観をこのように植えつけてしまったことがいいことかわるいことか、何が正解か不正解かわかりませんが、自分を必要としてくれたり、声を掛けてくださったりする人がいれば喜んで会いに行きますし、提案を待ってくれている人がいればいち早く提出しようとがんばります。自分にとって楽しく仕事をするとはそういうことです。人に喜んでもらうことが仕事ですから。仕事を覚えるということは、知識やルール、やりかたを覚えるのが先ではなく、仕事で人に喜んでもらう気持ちよさを覚えることのようです。私の年でもまだまだ未熟のことばかりです。

素敵な発想、素敵なクッション

北九州S邸でパーゴラの補修工事と、勝手口ドアにワンちゃんの出入り口を付ける工事をしています。以前も紹介しましたが、ライフスタイルがとてもお洒落で、大型犬と上手に暮らしてあります。今日訪れるとミシンで何か作業中です。なんと和服の帯を使ってクッションを製作されてました。「これは20年前のスーツの生地で椅子に合わせて作ったんですよ。」と完成品もみせていただきました。おしゃれです。こんな柔軟な発想と行動力がこの家の素敵なライフスタイルを作り出していると感じました。本当の意味での「豊かな生活」を見たような気がします。

東京

東京日帰りしてきました。いつ行っても、刺激的で何かを感じさせてくれる町です。なんだかんだいっても若い時も、今もこの町は私にやる気と元気と仕事のヒントをくれます。長男は東京に出て9年目になります。彼も東京大好き人間で帰る気などさらさらないようです。

福岡という地方の大都市で暮らし、仕事をしながら、東京という世界の大都市の情報を見聞きして、時々訪れ刺激を受ける今のポジションが50代半ばの男が東京とかかわるにはちょうどいい形なのかもしれません。私の年代や生い立ちからなのか、アメリカや東京にあこがれ、刺激を受け、「自分もそこで勝負したい。」と思っていた20代が懐かしく思いながら帰りのモノレールに乗りました。その勝負は息子に託します。

ホームページを見て東京をはじめ、関東の方から問い合わせいただくと、うれしくなります。Dアートとして、経費はかかるでしょうが東京に作品を作ることを目標のひとつとしてがんばります。

最近N女史がガンバッツて、休日や夜も仕事をしてくれるのですが、それに比例して私やH女史に対して暴言がおおくなりました。朝、コーヒーを持ってきてくれる時、化粧が甘く、疲れた顔をしているので「どうした?がんばれ。」と言うと自分の机に向かいながら背中越しに小さな声で「おまえもな。」と・・・・・きこえました。「え?何」  「冗談ですよ。」と笑いながら追い討ちを掛けるように「私のようなやる気のないサルもだめですけど、社長みたいなやる気のアル熊はこわいですよ。」ときました。・・・・・・なにはともあれなくてはならぬ存在になってることは確かです。

感じがいい

人として、仕事でも、プライベートでも「感じがいい人」でありたいものです。知らず知らずのうちに人は感じのいい人を探しているのです。私も感じのいい職人さんに仕事を依頼したいと思いますし、逆に職人さんたちも感じのいい設計屋の仕事をしたいと思っているはずです。お客様はなおさら家作りにおいて、感じのいい人を探しているはずです。

この感じがいいという人はどんな人か?どうすれば感じがいいと思ってもらえるのか?・・・・・。筑紫野のオーナーからある職人について「若いのに工事前にあいさつにこられてわかりやすくしっかり説明してくださって、感じのいい方ですね。」とほめていただきました。私にとってそのオーナーこそがとても感じのいいご夫婦なのです。今日工事が終わったのですが、さっそくその職人を使うことを条件にご紹介をいただきました。ありがたいお話です。正解かどうかわかりませんが「感じがいい人」とは、笑顔、清潔感、人の話を聞く、人の気持ちがわかる、謙虚、挨拶、礼儀、質素が表にみえ、勉強、自信、信念、努力、目標を内に秘めてる人ではないでしょうか。背伸びせず自分をしっかり見つめることのようです。H女史、N女史、F大工、私にとって「感じのいい仲間です。」

感じがいい青年 石川遼

成熟した家作り

量をこなしてきた人だけが質について考え、語ることができると思います。がむしゃらにたくさんの家を考えたり、作ってきた仲間と質の高い成熟した家作りを今目指しているわけですが、試行錯誤の連続です。幸いわれわれはオーナーに恵まれ本物の素材で質の高い住まいを数多く手がけさせていただきました。作品を見ていただければわかると思いますが、その経験はどこにも負けていません。

成熟した家作りのために設計屋がすべきことは、いい素材を選びそして生かし、変にデコレーションせず当たり前のことを当たり前に作るための寸法をきちんと決めることのようです。そしていただいた予算の中での芸術活動だとも考えています。つきつめるとやはりシンプルで美しいプロポーションの家ということになります。

最近はリニューアルの仕事が多く、今ある既存の空間を見て「リニューアルのひらめきとカン」がでてくるようになりましたし、それを実現する新しい材料などの知識も増えました。ソファーの生地の張替えと既存の再塗装でカラーコーデイネートを手抜かりなくやるといい空間が出来上がります。リニューアルの量をこなしてたくさんの経験を積み、質の高いリニューアルにたどり着きたいものです。