北九州T邸完成間近

T邸はカラーコーディネートが素晴らしく、シャビーな色遣いがとてもよくできています。オーナーと平田の合作でしょう。どこの部屋も、どのパーツも一味違う微妙な色遣いに感心しました。私が信頼するT塗装の親分の腕も大したものです。これぞ職人です。うまい。彼が言うには、「大手の輸入住宅の施工もしてるけど、雲泥の差がありますよ。同じ部材のようですが、センスというか、デザインというか全く比べ物にならんですよ。品番や、色番だけで、素人に毛の生えたコーディネーターが素人のお客さんと打ち合わせるからでしょうかねー。平田さんははプロですねー。」お世辞もあるかもしれませんがうれしい話です。

監督の、I社長も、「決して見栄えのいい敷地ではないけど、存在感のあるかっこいい家になりましたねー。」と話しかけます。外構がやや残っている状況です。来週完成検査、引渡しの予定です。

古布、シルクフラワー展示会

同級生の中村和美さんが、Dアート企画のLDK空間で展示会をすることになりました。11月24日、25日11時から17時です。24日の14時からはシルクのアレンジメント教室も開催されるようです。

主婦をしながら、働きながら、精力的に自分の好きなことで活動しているようです。今の若者にこのエネルギーの半分でもあれば……。雑誌にも取り上げられ、展示会もたびたび行っているようで、個性豊かな作品が多いようです。ぜひお越しください。

子供を無事、社会に送り、今、親の介護におわれます。大変ですが時々見せる笑顔にほっとして頑張れます。時代は流れてます。親を見送る年になり、体や頭が初老を認識します。だからこそ、自分らしく、いろんな方法で自己表現することが大切です。仲間が大切です。そして結局は人のためになり誰かが喜んでくれることが生きがいになるようです。

 

スタンダード

時代の流れが速く感じられ、我々の時代のスタンダードが壊されていってるように感じます。物だけではなく、考え方や価値観も含めてのことです。衣食住でもしかりです。

洋服は賃金の安い外国人に作らせ、コマーシャルはとんでもない金をかけ、一年もてばいいものの大量販売。食べ物も、横文字の名前を並べ立て、高いコマーシャルでおいしそうに見せ、工場生産品をチーンしてだす。挨拶もろくにできない大学生に汚い制服着せて安く夜中まで金勘定だけさせるコンビニ。住まいも、イメージ映像のコマーシャルや、モデルホームで幸せそうな家族を見せつけ、現実は工場で作った台所や、トイレをトラックで運んできて組み立てる。これでは文化国家ではありません。すべて、軽い国に成り下がってます。

仕事とはどの分野もいい材料を鍛錬した職人でできるだけ安く世の中に提供しようと頑張ることでした。謙虚なその姿勢で、世界一の技術大国になったはずなのに、一部の経済人の金儲けのため、鍛錬した職人を排除し、いい材質に目を向けず、「価格破壊」に邁進しました。その人たちによってスタンダードは消されつつあります。彼らに日本はつぶされています。職人が市場で、魚を見て仕入れ、鍛練した腕で握るすしが日本人のすしです。坪20万の家で、ハッピーライフにも、家族団らんにもなれません。オーナーの希望の家は工場では作れませんし、作ってはいけません。スタンダードを守り続けます。何世代にも受け継がれる正統派の住まいをつくりつづけます。

おのぼりさん

根は田舎者のおのぼりさんです。対馬で生まれ、子供のころ親父の船で博多に来ては、目を白黒、大学時代東京、横浜で、口をぽかーんとあけ、アメリカに行ったら気絶しそうでした。異常に胸躍り、血が騒ぎ、疲れなど知らないくらい動き回ります。よく言うと、感性豊か・・・・・・・・。

今回の横浜で、サザンの秘密のデートの歌詞に出てくるシーガーディアンというホテルニューグランドのバーに娘と行きました。どうしても来てみたかったと小声でいいながらそわそわきょろきょろしながら飲んでる父を見て、娘が一言「前日は念願の富士屋ホテルに行き、今日はサザンを追いかけここに来れて、夢がかないすぎて死ぬんじゃない。」ひどいことを言います。バーを出るとき、娘が店の人に頼んで、コースターをたくさんもらってくれました。・・・・・・・・・・・・・・・やはり年はとっても田舎者のおのぼりさんで

娘撮影

基礎完了、オーナー視察

鳥栖のM邸の基礎が完了しました。東京からたくさんのお土産を抱えて、オーナーが視察に来てくださいました。事務所で、打ち合わせ後平田が現場にお連れしました。(わたしは免停中です。)平田に途中連絡したら、基礎のことより、から揚げとアイスクリームをごちそうになり、それがすごくおいしいという報告でした。・・・・・・・・・・・。

基礎についてはメールもいただき、平田の帰社報告も「大きく、頑丈で、満足されてました。」メールの最後に、「引き続き、美しい家づくりをお願いします。」と結んでいただいていたことに感激しました。M様ご夫婦には本当に力をいただきます。外壁の色やテクスチャーのため、模型を作ります。

我々にはこのようなお客様がたくさんいてくださり、喜びや自信や、感動や感激をいただいてます。いつもいい家を作るにはどうすればいいかを考え続けてます。価値観が共有できない人や会社はいくら金があろうとご免こうむります。言ってる意味がわからなければ我々の感性は伝わらず、いい家はできないのですから。

時々おかしくなります。

日曜日、雨でした。朝からF大工とお客様が切った庭の木を、片づけに行き、昼は老人ホームの見積もり、夕方は先日、撮影した宗像Y邸の一部撮り直しと、夜景の撮影を行いました。理由はないのですが、車がないこともあり、事務所を出て歩いてると、急に、家まで歩いてみるかという気になり、9時半出発で西新商店街、藤崎商店街、室見橋を渡り、愛宕神社の下から姪浜、小戸を過ぎると、左は松林、右は今津湾で明りのない真っ暗な道です。和仁会病院から山道に入り、イノシシに注意しながらやっと到着、9キロを1時間50分でした。こうした行動を時々とる自分がいます。2キロいいから毎日継続して歩きなさいとよく言われます。わかっていますが、それはおもしろくない。どこまで歩けるだろうと思い立つと永遠に歩き、限界と思うと帰りはタクシーに乗るバカな性格です。同じ場所は歩きたくないし、……困ったものです。足はそれほど痛くありません。ふくらはぎがやや張ってる程度です。

 

 

辛抱ならん

熊本の役所に切れました。道路の幅員一つ聞くのに、3つの離れた役所をたらいまわしにされ、出てきた資料は別の敷地。この敷地は道路に接してない、といいながら、道路の官民境界の立会をお願いしますという課もあり、「誰の言うのが本当じゃ。どこ行けここ行けの責任転嫁ばかりじゃないか。バカにするのもいい加減にしろ。」・・・・・・・・・自分で一つ一つ紐解き、正解を導き出しました。役人に、「あんたらこれが正解じゃなかとか?」「なるほどそうですね。」朝10時から3時までかかりやっと一つの道の幅員と道路の種別がわかりました。今日ほど役所の人間に辛抱ならんとおもったことはありません。これで1週間ほったらかされたと思うと悔しくて悔しくて、怒鳴り散らさずにいられません。熊本の役所は厳しく、せわしいといわれますが、ただばかで裁けない人間が多いだけです。特に男はあーじゃないこうじゃない、こう思ってた、別の課がわるい・・・・・・・・・こんな言い訳ばかりです。女性はてきぱきして、「大変申しわけございませんでした。お待たせもして気分を害されたと思いますが以後気を付けます。」二つの課でこのような対応でした。上司は何があろうとわれ関せずのそれこそお役所対応、役人全部女性にしろ。少なくとも管理職はそれがいい。形ばかり政令都市にして中身はすっからかんのあんぽんたんばかり・・・・・・。熊本は役所から衰退していくはずです。辛抱ならん一日でした。目上の人に、やる気のある熱い公務員はいないのでしょうか?と聞くと、「そんな人は公務員にならん。」そういえば嘘ついて休み、早退ばかりの何の魅力もない公務員ご夫婦を知ってます。

寄ってたかって・・・・・

どうも最近、自分が大事に思うことと、どうでもいいことが世の中と、ギャップがあります。みのもんた、食品偽装、・・・・・・みんな一斉に寄ってたかるほどのものじゃないでしょ。事実さえ伝えれば、世間が判断します。いらん人のいらんコメントが多すぎます。そして、問題以外のこともあぶりだして、またそれに寄ってたかって批難する構図は、醜く、弱い者いじめのようにも、品のない中国人のようにも見えます。

一人の人間として、自分の正論を戦わせる事ができる社会が成熟した社会だと思います。原発、消費税、中国、韓国問題、いじめ、教育,TPP、派遣、パート・・・・・・・・・・・まず今、日本人は精いっぱい働くことから、幸せを感じましょう。政策はテクニックではなく、国民に目標と夢を持たせることです。それができればいろんなことは自然と解決するはずです。もともと世界に誇れる日本人の血を呼び起させることが政治です。

 

 

 

一人の仕事能力

私と、平田と、F大工三人で、他社が10人近くでやってる仕事をやっていると思います。営業、営業課長、設計、見積り、工事監理、発注、棟梁、融資、経理、メンテ、社長・・・・・・。私たちの家造りは分業化はマイナスです。オーナーも決してそれを望んでらっしゃらないようです。もちろん三人の仕事量は膨大ですがそれに比例して、知識も増え、多くの経験の中で、レベルアップします。休みもなかなかとれず、疲れもありますが、人が味わえない、喜びや、達成感やオーナーとの強い信頼関係が自分のプライドになります。三人はいつも協力し合い、助け合わないと、変わりがいません。

東京のM様から、立派なリンゴが届きました。F大工にもお心遣いいただき、三人で喜んでいます。

多くのお客様から「平田さんを大事にしなさい。」「F大工がいての小澤さんですね。」という言葉をうれしく聞いてます

お客様を見ている業者。

輸入部材、セキュリティー、各種建材、セントラルエアコン、衛生器具・・・・・・これらの業者は、工務店や、設計事務所が取引先で、一般的にユーザーと直接あったり、話したりすることはほとんどありません。我々の家づくりに参加する業者さんは、ユーザーを見て仕事をしてもらいます。お客様の声を真摯に聞くことで、甘えず、緊張感を持った仕事になり、工夫もしてくれます。我々と家づくりの考えを共有してくれることが何より大事です。打ち合わせに同席してもらい、地鎮祭や、上棟式、ユーザーとの食事会にも、参加してもらってます。そうすることでメンテナンスも積極的に対応してくれてます。職人も含め、全員の目的は、いい家を工夫して作り、お客様に喜んでいただくことです。金だけもらえば、せわしいことに首を突っ込まないという姿勢の人や業者もたくさんいました。そんな人は排除してきました。お客様の喜んでいただいてる声や姿を見ることが仕事のだいご味です。今、やっとそんな業者や、職人と手を取り合えるようになりました。イキイキ仕事をしてる人と一緒に家を作りたいものです。