2011年

しゃにむに働いた一年でした。多くの方々からご支持いただき、やや成長でき、今後の手ごたえがつかめた一年でした。新築にしろリフォームにしろ力不足ながら精一杯取組みました。来年も謙虚にデザイン力の向上を怠らずがんばりたいと思います。

震災の年でした。起こったことに唖然とし、精神が複雑骨折をおこして、立ち直れないと思い、何が正しいのか何を信じていいのかわからなくなります。私の二年前がそうでした。まわりの偉い人の言葉やアドバイスは何も力になりません。身近にいる愛すべき人、大切な人、かけがえのない人、自分を必要としてくれる人との身近な世界をもう一度築こうという意欲が力でした。人道的に物事を考えようと思いました。国ではなく、我々の力で復興しましょう。

伊集院静の「続、大人の流儀」を読んで年を越します。彼の理不尽を肯定し、我がままで正直な考え方は前から大好きでした。彼も遊ぶことで、人と話すことで感性を磨きそれを文章で表現しているように感じます。また彼の文章から力をもらいます。

平田とのり弁を食べながら今後の目標と夢を語りました。いつものことですがご入居者と今、声を掛けていただいてるお客様を大事にしていい作品を提供して喜んでいただくことが我々の夢であり目標であり喜びです。作品集も作ることができ好評です。来年はある人から薦められ上海の住宅地と雑貨屋に行く予定です。平田には、アメリカだけではなく、はやくヨーロッパであたらしいインテリアを学んで欲しいと考えてます。

2011年いろんなことを考えさせられ、いろんな人と素敵な出会いがあり、別れや、縁が切れた人もいます。わたしとしては「人生」を考えさせられた忘れがたき一年でした。ブログにお付き合いいただきありがとうございました。

皆さんよいお年をお迎えください。

               

模型完了

下関Y医院の模型ができました。今日お届けしようと思います。役所との事前打ち合わせは終わっていますが年明けから法規、構造、消防等、建築確認申請の実務にはいる予定です。打ち合わせは患者さんにとって何がいい医院なのか?が全てのテーマです。予算の範囲内で全力を尽くし、新しい医院のあり方を、デザインや設計で表現できたらと考えてます。3月着工予定です。ぜひ注目してください。

調査

大木町のレンタルハウスは9棟ほぼ,外じまいを終わらせて歳が越せそうです。外構の着手時期も含めて、工程を再確認しなければと思います。平田が9棟そろって初めて見て、「こんな贅沢に広々と建てて、住みたいですねー」と、N女史と同じ感想です。フェンスや外灯をイメージするためにしげしげ見てました。
その後F大工とハウステンボスワッセナー購入予定のK様のご主人と待ち合わせて、床下、基礎等の調査を行いました。F大工曰く
「基礎のコンクリートはクラックもなく、水も入ってなく、上等です。ただ床下断熱材が薄く、空調吹き出し口付近は断熱材がありません。」とのことでした。構造上は問題ないようです。提案と見積もりに入ります。
リフォームは調査が何より大事です。サッシ、漏水,配管、屋根材、腐食・・・いろんな角度から検討していい提案をするつもりです。

充実の年末

多くのいい仕事を頂き、喜びと責任感と充実感を味わいながら年末の日々を動いています。平田やN女史もここが大切な時期と感じ取ってくれてるようで、三人でがんばってます。協力してくれる仲間も必然的に事務所に訪れることが多くなり、力が結集されてます。22日は娘の誕生日でした。お互い仕事があってここ2ヶ月ほどあってません。立派な大人で、一人でしっかりやっているのはわかっていても、今が一番気になり心配です。平田が誕生日おめでとうのメールをしてくれたようで、「おとうさん心配してるよ。」も書きくわえてくれたことで「食事しよう。」とメールくれました。息子はN女史とメル友で時々私の悪口や取り扱いのことでこそこそ情報のやり取りが行われているようです。
驚いたことに13年前うちにオーストラリアからホームステイさせたグラントから突然パソコンを通して連絡がありました。びっくりです。いい男になり、結婚もしたようです。会いたい。
今度の3連休の打ち合わせや提案が実質今年最後の仕事です。納得できる準備をします。
全員元気で最後まで全力で走ります。

いい作品集ができました。欲しい方はお知らせください。見ごたえあります。つくづくいいオーナーにめぐり合い、いい仕事をさせていただいていることを再認識しました。

核家族から大家族

この一年も、とにかくがむしゃらに精一杯休みなく動いてきました。いろんなことがありましたが、ここにきてとても素敵なお問い合わせ、ご紹介、出会いが多くうれしく充実した年末です。オーナーの方々のご協力や依頼もありがたく、力にさせていただきました。自分たちが仕事をした下関、熊本、ハウステンボスからのお問い合わせはとても心が躍ります。
最近ペットの存在が大きくなり、室内のエリア,動線、を考えることが必要です。我が家も2匹のビーグルが我が物顔で家を占拠してます。「ペットと共に暮らす家」をテーマにいくつかの家をデザインさせていただきましたが、今は人とおなじような位置づけで家族の人数に入れる必要があります。そう考えると今日本は核家族から大家族へ転換しているのかもしれません。熊本のT様からご要望をまとめたものと「家族写真」をいただきました。顔が見えるとイメージが具体化します。そうなるとT様は7人?家族ということになります。ドクターのご主人とチャーミングな奥様、走るのが好きな1・5キロ~4・8キロの子供たちです。増えることはあっても減ることはないと思われます。子供たちは「何かいたずらしでかしてやろう。」という愛すべき悪そう坊主の表情のように見えます。大家族が楽しく暮らせる明るい家を思考中です。

うれしくて

熊本のT様から問い合わせいただき、お会いすることになりました。驚いたことに着工に向けて打ち合わせ中のS様の敷地から歩いていけるすぐの場所で、同じ風致地区、建蔽率30%、最高高さ9Mという厳しい敷地です。奥様とお会いして敷地を見て、打ち合わせさせていただきました。まさに輸入住宅の感性をお持ちで、お話ししてて、うれしくてなりました。輸入住宅をライフスタイルから語られ、知識も豊富で、いっしょに作品作りができそうなお客様です。以前から私や平田の作品を見てくださっていたようで、それもまたうれしくて・・・・・。シンプルで奥深い美しい家を提案します。
S様の打ち合わせも平田が順調にすすめています。リビングの造り付けサイドボードの中に電気暖炉を仕込む予定でその姿図も提出しました。毎回打ち合わせのたびに思うのですが何気ないご夫婦の会話がお互いを尊重しあってありユーモアに溢れ笑顔にさせてただいてます。今年中に確認申請提出の予定です。

下関の長府が敷地で今北九州にお住まいのO様との契約が成立しました。今の住まいの売却終了後着工です。1月半ばまで打ち合わせをして、確認申請提出予定です。テラスが印象的で平屋の美しいプロポーションの中におもしろい2階小屋裏空間があります。      うれしい出会いから作品を作らせて頂き、ご入居後から本当の長いお付き合いが始まるこの仕事を誇りに思います。

大谷山荘、音信

下関、小月での仕事が多く、14日からはY先生の自宅の小屋裏を物置スペースに改装してます。小月S邸は平田が家具を任されており、22日までに納品予定です。Y医院はボーリングデータもそろい、構造計算にかかりました。毎週の打ち合わせも順調です。
以前から気になっていた湯本温泉大谷山荘の別邸音信に仕事の合間を縫って三人で行ってきました。ランチを食べ、温泉につかり、ちょっと贅沢して、夕方からY医院の打ち合わせに行きました。まさに遊びながら働き、働きながら遊んでます。

15日北九州O邸の打ち合わせに行き、ご主人とお会いして今後のスケジュールをお話させていただきました。建設地は長府です。
とてもいい敷地で、カバードポーチのある小屋裏2階建てのシャープなデザインはきっと目を引くと思います。

アメリカ領事館

今日久しぶりにアメリカ領事館にお邪魔しました。4,5年ぶりです。10時のアポイントでしたが少し早く検閲を受け、中に入りました。Mさんといろいろ懐かしい話も含めて輸入住宅についてお話させていただき、ご協力をお願いしました。本物のアメリカンハウスを作り続けたいという思いが強いものですから・・・・・。N女史も同行したのですが、充分アメリカの雰囲気を感じたようでした。

平尾のO邸に工事の下調べに伺い、今日は広告や雑誌の打ち合わせです。少しずつ年の瀬の気ぜわしさを感じてます。せっかちですから。理由もなく「今年中に」と思って動きます。二人から多少あきれられながらも、この性格は変わりません。

楽しい土曜日

今、10日夜十時半です。N女史がヘロヘロになりながら、見積もりを打ってくれてます。昼はY先生ご夫婦を、赤坂浄水、百道など高級マンションをN女史と案内しました。我々も楽しんで見学して、ランチは「サーラカリーナ」でした。N女史の車を駐車しようとしてゴンとぶつけたことも含めて凄く楽しい時間でした。モデルルームで売っているクリスマスオーナメントが好評で、Y先生ご夫婦も大量に買っていただきました。その後私は下関のY先生の小屋裏改装、の打ち合わせに、小月S邸の取り扱い説明に先に出てた平田とF大工と落ち合い伺いました。帰ってきて、明日、図面、見積り提出のO邸の作業をしているところです。充実してます。がんばってくれてます。N女史は一度帰って子供たちの夕食を済ませてまた来てくれました。車をぶつけたにもかかわらず私と平田の玄米弁当まで作って持ってきてくれました。本当に感謝です。今年のラストスパートとしていい結果を出して、報いたいと思います。この三人が元気で、明るくがんばれば、少々のことはなんとかなります。
今日、冷やして食べるから揚げ「努、努、鶏」が、東京の息子夫婦と、お母さんの所についたようです。喜んでいただき、何よりです。

間抜けな話

先日S君がどうしてもゴルフに行きたいというので、いつもがんばってくれていることだし、承諾して今日7日安いゴルフ場を予約してました。メンバーは日本一下手からの四人がそろい、日没で上がれないかもしれませんが、人に迷惑かからないように最後の組にしてもらってました。5日、予約の最終確認後、メンバーに連絡しているちょうどその最中、S君から電話が入り、「ずいませーん。がぜで、ズー、気管支炎で、ズー、熱が出て、ズー・・・・・。」最悪です。すぐさま、中止にして、再びゴルフ場とメンバーに連絡です。「S君の人生はこういうことを繰り返しているから、彼女ができないんだ。一生結婚できんばい。」という結論で、みんなが一致しました。それよりなにより、ゴルフをすることもなかろうと思い、5年前クラブも処分してたのでとてつもない安い値段のバーゲン品を探し、靴、手袋などもそろえた努力はなんだったんでしょう。今度行く機会があれば,たっぷりおごらせようと考えています。きっとその時は、「あ、財布忘れました。」かなんか言って、私が払わされることになるのでしょうが。夕方電話で話した時は、やや快方に向かいつつあるようで、「中止じゃなくて、延期ということで。私がセットしますから。」と元気が出てました。まあ一安心です。

女性陣は、作品集に載せる顔写真撮影で大騒ぎしてます。私から見ればどうでもいいことだと思うのですが、1センチ四方の小さい顔写真を載せるだけなのに、自分の写真集を出す勢いでこだわり、N女史が机にのぼりカメラを構え、平田がしゃがんで「もっと上からね。」カメラをのぞきながら「平田さん、きれいですよ。いい。ばっちり。」そんなわけないやろうと突っ込みたくなるのを抑えていると、写真をチェックした平田が「太って写ってるやん。」おまえは大阪のおばちゃんか?太っとんのんや。と突っ込みたくなりました。N女史はそっと小声で私に「写真は正直に真実を写してますよね。」部屋から20代の写真を持ってきて「これでよくないー。」「それは反則」ときっぱりN女史。作品集の写真選抜もそのくらい必死になってほしいものです。