点検、検査は気持ち、メンテナンスは愛情

博多区のT邸の結露検査で異常はなく、念のため換気扇を取り付けました。屋根の点検、窓周りのコーキング点検も行い、異常ありませんが、白い塗り壁の雨だれのひどいところが気になります。自然と汚れたり、わずかな雨だれは,「味」になりますが局部的なきつい汚れは気になります。せっかく足場を架けたので、洗浄してみようと思います。美装屋と塗装屋と話し、今週中には終わりそうです。T邸はシンプルでいい建物です。オーナーが自分との共有作品という認識をもってくださっている家は愛情を持ってできるだけ、監理したいものです。大事に住まいながら、年月のスパイスをふりかけ、いい佇まいの住まいにしていくことも、デザイン屋の大事な仕事です。この話は、なによりいい作品を作り喜んでいただくことがスタートであるのですが・・・・・。自分で作り、自分で管理できることが何よりです。

提案の日

土曜日、日曜日は案内やプラン提案の日です。仮契約済みの下関のY医院は外壁仕上げ材やドーマーの形状を図面とパースであらわし提案です。日曜日の昼は筑紫郡のS邸の初回提案です。着色して、自分のデザインの意図をわかっていただけるように仕上げたつもりです。そっと計画デザインを出した時のオーナーの反応が楽しみでこの仕事をやっているといってもいいかもしれません。
夕方は新幹線で熊本にいきT邸打ち合わせです。ほぼ了解いただいたデザイン図を、50分の1のキャド図にしてご説明し、細かい打ち合わせに入っていきます。どの段階の打ち合わせであれ「提案」が基本です。マテリアルやカタログを見せたり渡したりして「どれにしますか?決めてください。」とやってるところが多いようですが、・・・・・・・この仕事の一番楽しいところを自分たちで捨ててるようなものです。自分たちの提案を喜んでくださるオーナーとの家作りはとても楽しい仕事です。
 
震災から一年です。離れたところにいる我々ですが、自分の身近にいる家族、友人、スタッフ、仲間・・・小さいコミュニティーの大切さと、正論で生きる大切さをひしひしと感じ続けた一年でした。困難な時ほど、楽なほうに逃げず、きついけど正論の道を胸を張って生きることが自分に恥じないように思います。震災で亡くなった方、あらためてご冥福をお祈りいたします。今も震災と戦っていらっしゃる方、怒りや、助けや、喜びや、悲しみや、・・・・・声を上げ続けてください。

ゴルフ

設計のメンバーで親睦のためS君が段取りしてゴルフに行きました。雨や体調で延び延びになってましたが、やっと実現です。五年半ぶりのゴルフはゴルフとはいえないほどひどいもので、スコア以上に体の衰えをイヤというほど思い知らされました。まー、まっすぐとんで、フェアーウェーを歩けばそんなこともないのでしょうが、起伏の激しいコースで山を駆け上がり、谷に下りしてると足が上がらなくなり、体重オーバーで、ぜーぜーいいます。3,4ホールが限界で,後は修行の時間でした。とはいっても、仕事仲間と気持ちのいい風景の中で、和気藹々と楽しめました。M氏と風呂も入らず、ゴルフ場で仕事の打ち合わせをしているのは、いかがなものかとやや反省してます。日ごろの節制も含め、自己管理をしっかりやろうと思います。

東京

東京に行ってきました。天気にも恵まれ、気持ちのいい2日でした。東京に来るとよく歩きます。足がバパンパンです。以前は震災の影響で暗かった街も、美しい夜景が戻ってました。東京という町は、日本人にとって特別です。活気に溢れ、エネルギッシュでなければなりません。地方に住む人間は東京が元気だと安心します。少し贅沢して、台場の日航ホテルから夜景を見ながら食事をしました。力がわきます。自分の感性が刺激され、自分の可能性が大きくなったようなき気がします。東京の中で生活する自信はもうありませんが、地方から東京を見てがんばれそうです。「東京や大都会だけよくて、地方は冷え切っている。なんとかしてくれ。」というフレーズがマスコミを通して聞こえてきます。政治家からも聞こえてきます。答えはひとつ。「何とかするのはお前らの感性と努力でしょう。人に頼るな。不公平と思うあなたの考えが不公平を望んでいる。」厳しい言い方ですが、可能性があるところに、人やお金が集まり、厳しい競争が生まれ、美しい文化が生まれ、・・・これこそが平等です。
帰り際横浜にも立ち寄りました。美しい温故知新のこの町が好きです。魅力的です。またゆっくり訪れたいものです。

三月スタート

三月です。1日はいつもどうり、十日恵比寿におまいりして、実施設計のM氏と下関のY医院の打ち合わせを行い、ご入居者の博多区T様の2階クローゼットにトラブル発生ということで、職人と伺いました。詳しく調査するための準備をして、来週壁を空けることにしました。トラブルの祭は、思い切って大きく開けることと、段取りとスピード、そして決断です。火曜日の調査で原因がわかると思います。2日はハウステンボスのB邸現場打ち合わせと、北九州のK様ご夫婦をハウステンボスT邸、H邸にご案内しました。快く見学させていただき、K様ご夫婦も喜んでくださいました。
B様も夕方、美人の娘さんと現場に顔を出していただき、現場がパッと明るくなりました。職人の張り切りようを見ても、男は美人に弱い生き物です。週末は東京です。地震にあいませんように・・・

鍋を囲んで・・・・猿田彦神社

夜、事務所でみんなに平田が鍋を振舞いました。中村の二人の娘と、S君も参加して、6人で囲みました。いろんな話で盛り上がり、楽しいひと時を過ごしました。節約しながらのこんな食事のほうが我々にはあっているように思います。みんなが、お客様から聞いたエピソードや、楽しい情報、失敗談等持ち寄って話す端々に、私たちのお客さんへの感謝や凄さを感じているのがよくわかり、こんなお客様たちと仕事ができてることにプライドを持ていることをうれしく感じてます。

辛めの鍋と海鮮鍋、2種類の鍋と雑炊で暖まり、帰ろうとすると、大雪です。びっくりでした。帰れるかどうか心配しながらも、いつもどうりふくの湯に寄りました。

29日月末です。朝早く雪で渋滞の中、中村が一年ぶりに猿田彦神社に御参りに行ってくれました。一年で今日しか買えない猿の飴と猿のお面、笹にぶら下がった猿を買ってきてくれました。沢山の人で大賑わいだったようです。

平田にしろ、中村にしろ一つ一つの行動の裏に、みんなでいい仕事をするために、いい会社にするために・・・という思いが感じ取れ、感謝してます。確かに少しづつこのチームは成長してます。今後舵取りを間違えないように、正論の家作りにまい進します。

ご案内・・・展示場

二組のお若いドクターご夫婦を御入居者案内させていただきました。。いつもながら快く御入居者の、K様、H様、T様に見せていただき、家のすばらしさ以上に、ご入居者が魅力的で、そのライフスタイルに驚かれてました。家とは「人」です。必ずオーナーのいる空間を見ていただかなければ、オーナーの声を聞いていただかなければ作品とはいえません。展示場営業は、家とは「数を売る」と考えている会社のやり方です。ご案内さしあげたT様の奥様の話が印象的でした。「家については、素人で質問などに対しては、答えず取り繕い、変なおべんちゃらはいうけど、おおよその金額も答えず、職業が医者とわかると、金額が高くなるんですよ。営業として仕事をして、あしらわれている感じです。駆け引きばかりで、楽しく、プロとして家作りを信頼して任せられる人が少ないですね。」この言葉を、住宅会社の経営者は真摯に受け止める必要があります。すくなくとも、我々のような営業がいない小さいチームは、正論の家作りで、オーナーに喜んでいただく作品を作り続けることが大事です。ちなみに我々の事務所兼モデルハウスは、あるオーナーから善意でお借りした築25年の輸入住宅です。このスタイルを大変気に入ってます。皆さんのおかげです。本当に人に支えられて仕事をさせていただいてます。

友泉亭に見る心地いい佇まい

平田が「住宅の射程」という本を買ってきてくれました。磯崎新、安藤忠雄、藤森照信、伊藤豊雄が住宅について語っています。著名な大先生たちですが、私は誰一人彼らの考え方に賛同できず、失礼ながら「住宅がわかってない。佇まいが何たるかを感じ取っていないかわいそうなやつらやナー。」と思ってしまいます。だから、私から言わせると、彼らの作品のどの建物も、言葉も奇抜で自己満足で、使い手の評価が低いものばかりと感じてます。昼、中村と友泉亭に立ち寄りました。ここの佇まいから何かを感じ取れます。心地いい力がわきます。それにくらべ大先生磯崎が作った博多駅前の旧福岡シティー銀行の赤茶けたビルは、都心に建てるデザインでも、テクスチャーでもなく、駅を降りた景観を、壊していると感じます。それに引き換え「吉村順三」は作品だけではなく言葉にも佇まいが感じ取れます。わかりやすいやさしい言葉と美しいシンプルな形は、いままでも、これからもわたしの住宅の教科書です。磯崎が言うようにどういう意味にしろ「住宅に建築家はいらない。」という言葉の建築家とは彼ら自身です。。ただ少なくともオーナーに喜んでいただこうという気持ちがない人、自分の作ったものを謙虚に検証できない人を建築家と呼びたくありません。

 

御入居者訪問、案内

宗像の御入居者T様からお電話を頂き、ご訪問しました。築13,4年で素敵に暮らしてありました。多少のメンテナンスも含め、いろいろ考えてあるみたいで、近いうちに西新に来ていただき、最近の御入居者案内も含めて、お付き合いさせていただきます。T様ご夫婦とお会いして、強く感じたことがありました。輸入住宅がお好きで住みこなしてある人は、感性が豊かで、今のライフスタイルにあう情報やデザインで再度、リフォーム等によって居心地のいい空間を手に入れようと考えてあるようです。その根底には今の住まいにプライドを持たれているようにも感じました。お付き合いの中でいいご提案ができればと考えてます。

北九州の御入居者K様の息子さんご夫婦からもご連絡いただき、築33年の輸入住宅のフルリフォームのためのご案内を3月2日に行う予定です。

ご入居者とお付き合いできることは大変うれしいことであり、力をもらえます。

 

 

一人の経験をみんなの経験に

チームや組織や家族や・・・・一人の経験をみんなに伝えることで、見識を広げ、意見を述べ合い、感想を語り、知識を増やしていくことが大事です。情報を共有して話し合うことを常にやってると、どんどん成長します。

今、息子が仕事の関係で、アメリカ、上海、シンガポール、インド等、海外へ出かけることが多いようで、いつもメールでいろんな情報を写真と共にくれます。どんなことも口を閉ざさず、我々にも提供してくれることに感謝してます。自分たちもできるだけ、出かけて情報を発信することも必要です。今の子供の教育にも「好奇心」がキーワードのような気がします。好奇心から知識や夢が育つような気がします。好奇心旺盛で、情報を沢山話してあげられる親であり、大人でありたいものです。

我々の場合ひとつの家作りごとに物語があります。それを伝えるだけでも価値があり、人を成長させられるだけのノウハウが詰まっています。それが我々の財産です。