小月S邸に、北九州O様の奥様をご案内しました。玄関を入られ、ホールの大理石風の床タイルに興味を示され、リビング、ダイニングに入られると、螺旋階段、暖炉、勾配天井吹き抜けの空間の広さ、・・・・・・おどろかれてました。キッチンも大変興味を持たれ、二階のワンルーム型バスルームをみられて、「今までの住宅の発想とはぜんぜん違いますねー。」
喜んでいただけて良かったのですが、今度、家具も入りオーナーがお住まいになっているところへのご案内で、住まい心地、家作りのアドバイス等をお聞きになったりすればと思います。完成現場案内と御入居者案内とは意味が異なるのです。
今月中に図面見積もりまで提出して、細かい打ち合わせに入っていければと考えてます。
施主検査と精算
小月S邸が一部残工事を残して仕上がり、オーナー家族に見ていただきました。こちらが恐縮するくらい、「素敵です。いいですね。ありがとうございます。」という言葉を何度も頂き、「いい物を作っていただきました。皆さんに良くしていただいて感謝しています。」と言っていただき、F大工と共に感激しました。セントラルエアコンのH社長も、丁寧にわかりやすく取り扱い説明をしてくれ、その際「福岡からすぐです。快適に住んでいただきたいので、なにかありましたらとにかくすぐに連絡ください。」笑顔でオーナーに話してくれました。大変喜んでいらっしゃいました。オーナーのお人柄と、我々を信じて任せていただいたことで、みんなががんばり、ほとんど福岡からの通いにもかかわらず、工期より早く完工することができました。これからいろいろ不具合もあるかと思いますが、みんなでオーナーの快適な生活を守ろうと強く思います。工事中の増減契約もすぐにご納得いただき、署名捺印していただきました。
今日はご主人の誕生日でもあったようで、日ごろ無口なご主人が、いい笑顔で「思った以上の出来栄えで、感激しています。」といってくださった時はグッときました。
この家は奥様の夢が詰まっています。我々に託してくださったのも奥様で、輸入住宅が大好きな奥様の言葉でいつも励まされがんばれました。
仲良しで凄くいい兄妹の二人も笑顔で家中走り回り、喜んでくれてるのがよくわかりました。将来が楽しみな二人です。
情報
12月です。この一ヶ月やるべき仕事をきちんとやり遂げ、いい成果を挙げて締めくくりたいものです。いつも考えてることですが、仕事にしろ、勉強にしろ、「情報」が大切です。家作りの打ち合わせもそのオーナーから「情報」をいただいて始まります。それを間違えると、頓珍漢な提案になるわけです。情報とは「心、気持ちを知らせたり、伝えたりするもの」です。「6帖の和室と12帖のリビングを作りたい。」というのは情報ではありません。「お雛さんを飾ったり、着物を着る機会もありますし、お正月は和室で家族そろって挨拶したいし、和の空間は、日本人として欲しいんです。リビング、ダイニングは、自然と家族が集まってくるような部屋でありたいですね。夜には暖炉に火を入れて、気持ちのいいソファーで、ときには主人とお酒でも飲めればいいでしょうね。テレビを見る部屋というふうにはしたくないんです。」このように気持ちの入ったものが情報だと思います。もっと言うと顔を合わせて会話する時の表情も大切な情報です。デザイン屋は情報をいただいてひらめきます。現場の報告も気持ちや心を伴って伝えることが情報です。この時代「情報」の簡素化、言葉の簡素化、顔が見えない情報、・・・・踊らされないようにしっかり地に足をつけて本物を見聞きし、作り、守りたいものです。今日は小月S邸の完了検査です。全ての書類を用意して昼から現場です。我々にとって一番大事なオーナーの検査は3日予定です。見学ご希望の方は、092-844-0102までご連絡いただけば、ご案内できます。見所満載の作品です。
作品集
自分たちが今まで作らせていただいた作品は、オーナーとの共有財産です。私が輸入住宅を中心として住宅のデザインを手がけ始めて20年です。思い出深いものばかりです。節目として、検証として、これからの活動のモチベーションとして作品集を作っています。限られたページの中で、写真をチョイスする作業は楽しくもあり、迷い、悩むことでもあります。
オーナーとの思い出、現場での思い出、楽しさや、苦労、悩み・・・・ちりばめられた上でひとつの作品として存在しています。そこで家族の生活が営まれ、人生が刻まれ、歴史が作られています。感慨深く、この仕事に就けた喜びを再認識しています。この作品集が我々の仕事の包み隠すことない生の姿として、捕らえていただければと思います。
3人でもめてるのは、最後に載せる顔写真です。偽りのない本として、冗談も含めて私は風呂上りのすっぴんがいいのではないかと言うと、女性2人に「とんでもない。」と一喝され、10年~20年以上前の自分のベストショットを載せようと考えているようです。作品集の信憑性がいっきに崩れるので何とか阻止します。パソコンでの整形、モンタージュも厳しくチェックして、家も人も「素顔のDアート企画」をお届けするつもりです。
設計、申請打ち合わせ
夜、実施設計、確認申請、構造計算等2物件の打ち合わせをしました。建築法規はもとより、セントラルのダクト経路、防水、梁の掛け方など多岐にわたり確定しないといけません。施工とデザインのせめぎあいはいつものことです。
皆、年をとり老眼で細かい図面や文字が見えません。大工や職人も図面を見るのが、億劫なようです。だからこそ顔を突き合わせて主旨を理解してもらうまで話すことが大事になってきます。主旨を理解してもらうと彼らには経験という財産がありますから、安心して任せられます。メールなど打つのも見るのもつらい年齢です。めがねがないと、あがったりです。
北九州O邸の計画案ができました。納得するものができてます。喜んでいただけると信じて、今から打ち合わせに出かけます。
固定資産税調査
改めて健康第一
今日病院でした。八月に痛めた左足ひざじん帯も、H先生のおかげでほとんど普通の生活ができるようになりました。ややひざに緩みがあり、不意の動きで少しの痛みを感じることがありますが、少しずつ改善されていくようです。体重を落とし、ひざの負担を軽くしてあげないと、年とともに筋力も落ちてくるので、歩くのがつらくならないように気をつけなさいとのことでした。全てにおいて今の私がするべきことは、ダイエットと適度な運動のようです。年とともに筋力維持とカロリー制限で抵抗力のある体作りに励まなければいけないようです。まだ一ヵ月半のダイエットです。今を通常の食生活と考えられるようにがんばります。
つい4、5年前までは、好きなものを好きな時に好きなだけ食べ、タバコは一日100本吸って、夜中まで仕事をして今考えるとめちゃくちゃです。平田にもその弊害がでており、悪いナーと思います。健康が一番の武器と考えて節制します。平田やN女史の言う小言も時々は聞いて健康管理をするつもりです。いい家をつくりつづけるために・・・・。
小澤 後8キロ減量
平田 後5キロ減量
N女史 後3キロ増量 「ある部位限定条件。」
充実した土曜日、イルミネーション
小月の現場打ち合わせ、Y先生病院案内見学、北九州のお客様との初回打ち合わせ。充実した一日でした。心地いい疲れです。今、日曜日の朝ですが、小月の現場から何度か質問の電話が鳴りました。みんながんばってくれてます。今から昨日打ち合わせした北九州O様プランを考えます。建設予定地は下関長府のすばらしい場所です。その方面で土地をお探しの方にはぜひお勧めしたいところです。午後からは平田はメンテナンス立会い、わたしは熊本S邸の模型が出来上がる予定なので模型屋さんと打ち合わせです。そのほか見積もりのチェック、修正等がんばります。
夜遅く、博多駅のライトアップを見に行きました。九州でこれほど美しい電飾は初めてだと思います。離れてみるか電飾の中に入るかで感じ方が違うようです。暖かいイメージの黄色い光は一切なく、青白い冷たいイメージの光の集合体で人々を楽しませることができるようです。東京の表参道やケヤキ坂、お台場など、規模を除けば、美しさは劣らないと思います。博多駅からキャナルへぜひ大人の夜の散歩へ出掛けられることをお勧めします。
下関医院打ち合わせ・・・
下関Y医院の打ち合わせが本格的に始まりました。患者さんの動線、スタッフの動線、仕上げ材、カラーコーディネート等住宅以上に神経を使いながら決めていく必要があります。今までの医院にはない新しい試みのジャンルもあるため、調査、見学、案内も必要で、土曜日さっそく、見学に行く予定です。医院も患者さんのニーズを取り入れ、サービス業としての感覚が必要なようで、デザイン性が薄いものは淘汰される時代のようです。
先生のご自宅の小屋裏に収納スペースを作りたいというお話があり、打ち合わせ後早速ご自宅に伺いました。2x4で二階の階段ホールに収納はしごを取り付ければ簡単に作れそうです。吹抜をロフトにすることも含めて提案します。
夜遅くなりましたが小月のS邸にお邪魔して、表札やアプローチの石など外構に関する打ち合わせをさせていただき、帰路に着きました。いつも快く迎え入れていただき感謝してます。
平田と壇ノ浦で軽い食事をしていつものことながら、私は運転する人、平田は眠る人・・・・・・無事到着です。
メンテナンスと完工間近の設計管理
朝、T邸のメンテナンスに立ちあいました。トップライト付近に不具合があり、内外とも大きく仕上げを剥いで原因究明と補修です。問題が発生した時はチマチマしないで思い切って広い範囲をあけてチェックすることが正確で正しい判断ができます。
昼には小月の現場です。7業者が作業してました。室内の交通整理が大変です。今日の大事な仕事は外構デザインの打ち合わせです。シンボルツリーの位置と大きさ、アプローチの石が決まり、足場が取れる21日から工事開始予定です。
住宅屋として、新築現場、メンテナンス現場、着工へ向けての打ち合わせ、新規契約に向けてのプラン作成や案内・・・・・日々こういう仕事を精一杯こなし、心地いい疲れで「ふくの湯」につかれることが幸せです。いい仕事をさせていただけることに感謝です。
私の思う家作りは得体の知れない「会社」という概念をなくすことです。会社で請け負うのではなく個人で請け負うべきです。同じ価値観の個人と個人の結びつきでひとつの集団を作り、作品を作り上げることが理想です。全ては個人の責任でオーナーに喜んでいただくことが「いい仕事」だと考えています。会社の一員とか、組織の一人と思っている間はいい仕事、素敵な仕事はできません。