楽しい時間、いい関係。

今年仕事でK建設とお付き合いが始まり、大型物件を見事に完成させていただき、オーナーにも喜んでいただきました。私のご入居者との不動産取引などでもお世話になりました。又糟屋にモデルを建てるに当たり、デザインを依頼いただき今施工中です。「福岡に出てくるので忘年会を」というお誘いをいただき、社長、専務など数名で来ていただき楽しい時間を過ごしました。社長の考えが皆さんに浸透しており、結束が強い、うらやましい組織です。実績と実力をみんなで、歴史を刻んで作り上げた社風がとても素敵です。いい意味で昭和のにおいを感じられます。きちんとした関係の中で、今後もお付き合いが続くように努力します。

だらっとしたり、なあ、なあの関係より、背筋が伸び、きちんとした一定の緊張感を持つお付き合いが心地いいこともあります。協力し合い、前向きに頑張れそうな気がします。

作品集2

今年中に作品集を作ろうと頑張ってます。全て自分たちで、中身も、校正も行い、ワッセナー作品と、最近の作品を中心に、考えてます。作品集の目的はもちろんお客様に我々の作品を見ていただくということもありますが、職人さんたちに見てほしいのです。多くの職人の手でできた作品が完成したところをみんなで確認して喜びたいし、プライドを持ってまた新たな作品にチャレンジしてほしいという気持ちです。みんなで作ったのですからみんなの共有財産です。この仕事は金だけじゃない、誇りややりがいがメインであってほしいと思います。古い考えかもしれませんが作品集は仕事の結晶です。そこにはもちろん喜びも反省も、新しいアイデアも、働く意欲も生む力があると信じてます。

甘えた暮らしは何も与えない。

先週の出張からわたしも平田も、本調子ではなく、ひどい日は寝込むほどです。「歯を食いしばっても仕事をしなさい。人に迷惑をかけないように。」が親の教えでしたから頑張れます。「ぬるま湯につかり、甘い水ばかり飲んでいる暮らしは、その人に何も与えない。」むかい風でも前に進む力、人のために頑張る気持ち、・・・・・・そんな時代ではないのでしょうか?お金に執着するいやしい人、自分だけの快適を求める品格のない人、甘えた要求ばかりする怠け者・・・・・こんな人があふれています。いつからかと思うと、どうも、パソコンや、携帯電話の普及と比例しているようです。自分が努力せず、人の経験や、別の世界の情報だけを一方的に取り入れ、勉強してないバカな頭は正しくそれを整理できず、いい思いを短時間で手に入れることばかり考えるようになり、気が付くと、いい年令になり、人生あきらめ、「そこそこ」暮らしに逃げ込み、人に甘える。

じいちゃん、ばあちゃんが孫の世話をし、夫婦が必死で働き、親せき、ご近所さんと冠婚葬祭を仕切り、助け合い、それぞれの役目を果たしながら人として正しく年を重ねたつい半世紀前のくらしを再検証してもらいたい。今見習うことがたくさんあるはずです。

 

 

 

 

甘えた理屈

我々にとって昨今のものの考え方が「甘えた理屈」ばかりで、どうも納得できません。ネット社会の影響も大きいのでしょうが、「学校に行きたくなければいかなくていい。学校から逃げたいということを子供がよく言った。」と親などがほめてます。「好きなことをすればいいんだ。やりたくないことを無理にしなくていい。」働くことにしても、「無理せず、自分のペースで、自分のできることの範囲で。・・・」怒るとパワハラだなんだと騒ぎ立てる。

「子育てが大変だから保育園など預かるところを作れ。」「介護が大変だから安い介護施設増やせ。」「体の調子が悪いから、病院に通いながら半年休む。給料はくれ。」こんなことが許されてなるものかと思うのはわずかの人なんでしょうか。働く責任を教えられてない人は、働くべきではない。自分のことしか考えてない人が甘えた理屈をこねるようです。

守ってくれという甘えた理屈の人の最後は哀れです。人としてまったく魅力を持たないのですから。迷惑な存在でしかないのですから。

働いて働いて働きぬいて・・・・・素敵な尊敬できる人々

師走

12月です。朝一番で十日恵比須にお参りし、やるべきことをやり切ります。昨日佐世保S邸に打ち合わせに行った平田が夜遅く帰ってきて、「アーツ工房の棟梁と電気屋さんが遅くまで参加してくれてありがたかったです。頼りになります。」といいます。長いこと施工中の力ない工務店で苦労したのでなおさらありがたいのでしょう。今、我々はデザインとコーディネートに集中できてます。

明日は横浜出張です。この一年、佐世保、鹿島、大阪吹田、横浜、久留米、鳥栖はよく通いました。我々のやり方は究極のアナログです。図面やパースは手で書いて、手作りのプレゼを作り、お会いして説明打ち合わせ、一時間の打ち合わせに往復4、5時間、場合によっては一日かけるのは当たり前です。世間でいう効率の悪いこの方法が我々の生命線です。貴乃花流にいうと、これが我々の「デザイン道」です。

老い

いやがおおにも体の衰えは日々感じます。ただ私の仕事は幸いにも直接体力を必要としません。物忘れが多くなったり、言葉や人の名前がすぐ出なかったりします。「忘れる以上に覚えろ。」とある人に言われ、本を読んだり、人と話したり、勉強したりして新しい情報を手に入れようとしています。オーナーと家について打ち合わせるときも、どの年代の人にも魅力ある作品、知識、言葉を持ってないと信頼いただけません。それも私の仕事はジャンル広く必要です。今思うことはまだまだやるべきこと、覚えることだらけだということです。この年になると人脈や経験が武器で、わずかの時間で知識を習得できるようになります。老いも悪くありません。一番怖いのは突然の病気です。体のチェックは欠かさずやらなければいけません。これから老いながら自分がどんな建物をデザインするのか自分でも楽しみです。

先週今週と鹿島、、久留米、佐世保、東京、佐賀、佐世保、鹿島、大阪・・・・・よく動きました。来週も、鹿島、筑後、佐世保、横浜です。市内の打ち合わせ現場も含めると、ほとんど事務所にいません。打ち合わせの用意をする時だけです。事務所をキャンピングカーか何かにした方がいいかもと思うこともあります。これだけいろんなところに仕事で出かけても、旅へのあこがれは持ち続けていて、冬の北陸、東北を訪ねてみたいものです。今はまだ長旅もできる年齢なので、海外も選択肢ですが、心配性で、長時間事務所をあける勇気はありません。私は圧倒的に海派で、南国は好きではありません。沖縄、ハワイ、東南アジアは苦手です。当分は仕事旅と、地図を見たり、本を見たりして思いを募らせることの旅を楽しみます。

わからないこと。

博多を代表するお菓子、通りもんの名月堂は名前の前に「西洋和菓子」と書いてあるのですが、なんなんでしょう。なんでか九州のおでんにははんぺんがありません。がんももメジャーではありません。ごぼうてんうどんはどうも山口西部までのようです。関東の醤油と九州の醤油が二つ置いてある寿司屋はなぜまずいのでしょう。同じ行為で、セクハラやパワハラになったりならなかったりするのは、好きか嫌いかのようです。その基準がわかりません。税務署が税務調査に入り、「いくらなら払えますか?」という質問をする公務員はなぜ首にならないのでしょう。テレビという媒体は、喜んで出てる人が偉いのではなく、出ようとしない人が偉いようです。魅力ある人はマスコミを極力敬遠するのはなぜでしょう。くだらないからです。なぜ民放は同じような番組を同じようなシステム、内容でやるのでしょう。誘拐拉致されて何もやらずほったらかしてる政府や国が、法律を作り、人の犯罪を裁くのでしょう。何もしないことも犯罪です。……わからないことが増えていく世の中です。私の孫の時代の常識はどうなってることやら。

犠牲者が出ても闘うべきことがある。

その辺のマスコミがいつも一緒になって井戸端会議を電波で流すのですが、ちょっと難しい決断には口をつぐむ。具体的には不倫や、スキャンダル、汚職には口数が多いが、横田めぐみさんのこととなると、口をつぐみむ。人として、これだけ長いことほったらかしてる政治家、マスコミはいうことすべて信じることもできず、失格です。マスコミに金貰い適当なこと言ってるコメンテーターは世の中に必要がない職業です。彼らは小さいころから学校のほか、お金を使い送り迎え付の塾通い、お金の高い私立に通い、東大や、慶応に入り、官僚や政治家になりお金をうまく手にし、汚職やパーティーで金を集め、自分たちに都合のいい決まりを作り、税金を使う。天下りでひと儲け。何一つ、大人として尊敬に値することをやらない人たちです。特権階級と思ってるのでしょうが、最低の生き様です。恥ずべき生き様です。北朝鮮にいちばん近いことやってる人たちです。なぜ戦ってでも拉致された人を取り戻そうとしないのでしょう。なぜ議員全員で乗り込まないのでしょう。正しい行動で、犠牲者が出ても、納得できます。40年何もしてもらえない犠牲者は納得いくはずもありません。悪業には犠牲者が出ても立ち向かうべきです。核とかミサイルではなく、拉致被害者を取り戻すため行動すべきです。言ってもわからなければ殴るしかありません。

商業ベースの人や会社

先日ソングスという歌番組を車の中で見ました。陽水と玉置浩二が素敵に歌ってました。平田がいいます。「歌い手と呼ばれた流行歌手は商業ベースで歌わされ、ある年になると、声が出なくなり、魅力がなくなりますけど、ポリシーをもって音楽活動をしてる陽水、玉置浩二、小田和正、桑田、中島みゆき、・・・・みんな声も健在どころか老いた魅力をくわえて聞かせてくれますね。」その通りだと思いました。人からやらされていない自分の世界ができた人は年も武器にしてしまいます。我々も大きな住宅メーカーと違う形で、自分たちの家づくりを自分たちのポリシーで、遣り続け進化すれば年を取ることは魅力になるはずです。ヒットした企画住宅にすがると色あせます。会社も人も、商業ベースからの脱却できず金を追う手段ばかり考えてると「老けたねー。もう歌えんね。」となります。それにしても、NHKの企画、映像で歌う二人に、老いた素敵さといまだ進化するプロの歌を聞かせてもらいました。あんな顔になるまで突き詰めたいものです。刺激をもらいました。