怒る、叱る、誉めるすべて本気で

いい大人がむきになって怒ったり、叱ったりするなという意見も多いようですが子供だろうと大人だろうと、怒ったり叱ったり誉めたりは感情のまま本気でないといけません。そういうことのぶつかり合いが大事です。策として怒ったり叱ったりは賢そうで、実はずるい行為です。よくわが子に、お前がかわいいから叱るし、殴るんだといいますが、そんなことはありません。頭に来て怒り、殴るんです。殴るときかわいいなどこれっぽっちも考えません。それでいいと思います。そういうことを封印する社会になることで、なんだかゆがんだ正義が正しいとされているようで・・・・・・・。テロにしろ、拉致にしろ、冷静に対話を持ってといいながら何年の年月を無駄に過ごしているのでしょう。偉い人のコメントが犯罪者に届くこともなく、それは被害者に向けてのものでしかありません。結局ほっとくという結論でしかありません。政党も利権を守り、裏側でこそこそ物事を何人かで決め、税金をぶんどる集団です。しがらみなく喜怒哀楽をぶつけ合うことが対話であり、討論、議論です。社会において大人がそれを放棄したらいけません。難しいことではなく、寅さんから学ぶべきことです。

服の湯の水風呂でで頭を洗うおいさんたちや、タオルを浴槽に着ける爺さん、洗い場でふざけて暴れる若者、走り回り、奇声を上げ、飛び込むガキ・・・・・・おこり続けてます。親しくなった人も少なくありません。

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大雨

未明からすごい雨で、通勤時も、車が動かず、1時間以上かかりました。最近熱帯化しているような雨の降り方です。台風や大雨時にはどうしても、作った家が心配になります。そして施工中の現場が心配になります。雨がやむとホッとします。今も昔も、住宅屋の天敵は雨です。もう一つ大雨や台風で心配事が増えました。今誰も住んでない対馬の家です。もう築70年近くで、老朽化が激しく、周りに迷惑かけてないか気になります。解体するにも、大きなお金がかかるし、更地にしても、売れるわけもなく、困っています。じいさんの代から住んだ地ですから私に甲斐性があれば小さな家でも建てて、里帰りや墓参りの時、泊まって、思い出にふけることもできるのですが・・・・・。そこで、子供や孫に、我が家のヒストリーを話し、幼馴染たちと思い出話をしたり、都会の仲間を呼んでうまい魚を食ったり。年を取ると、前向きなイケイケどんどんの私でも、少しずつですが思い出の方に寄り添う時間が欲しくなります。

さ、仕事がたまってます。動きます。

対馬の港                                     親父の船
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平田食堂、

最近、週3度ほど事務所で忙しい平田が作る晩飯がやや評判で、うちの娘や、業者が食べに来たり、お招きを待ってたりします。玄米にサラダと、硬い卵入り味噌汁、カレイの煮付け、冷奴・・・・・味より手際の良さを求めるため、バタバタと作ります。それがいいのか最近メキメキうまくなりました。家づくりと一緒で、工期の中で最高のものを完成させなければいけません。外食や、弁当に比べると、体が楽です。「今日平田食堂開いとうと。」仕事帰りの娘の電話です。「平田食堂が一番贅沢。」といいます。この年になって、食は大事と思います。娘が買ってきた果物で、食後はスムージーです。ほんと、贅沢です。調子に乗って「年取ったら食堂しよう。」などといいだす始末です。金はもらうには修行が足りんでしょう。インテリアデザインの世界と同じで、修行してない偽物はすぐわかります。

最近は何でもやります。忙しい本業以外ちょっとした塗装や、カーテンのクリーニング、縫製、さばけない職人に変わって、材料の買い出し、現場の掃除、・・・・・車をぶつけながら、ばたばたばたばた動き回っています。感心します。職人も、業者も、メーカーも、たじたじのようです。

 

 

選挙

選挙ばやりです。イギリスの国民投票、参院選、都知事選、・・・・・・ほとんどの人はだれがなっても一緒という考えであり、必死な人は、利権が欲しい人だし、立候補した人たちは就職活動でしかないし、討論といっても揚げ足取りの子供の喧嘩だし、「金使って遊ぶんじゃない。」と一括したくなります。「常識、良識ある人は政治家などにはならない。やくざよりたちが悪い。」といった人がいましたがその通りです。これだけ金かけ、これだけ金使い、これだけの人数がいて、昼から職場で寝てればいい仕事で、多額の金もらってる集団がまっとうな国なんぞ作れるわけがない。選挙に行こうという選択肢より、投票率が50を切れば、いらない職業といえないのだろうか。みんなが行かないという選択肢もありの時代かもしれません。身のきれいな人間なんぞこの世にいるわけもなく、「本気」の人であれば、プライベートや、過去や経歴はどうでもいいことです。リーダーについては以前にも書きましたが、よその国の人でも、オバマさんでもいいのではと思います。

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晩年に人柄がでる。

黒田が日米200勝、イチローが3000本・・・・・時間の問題です。すごい記録ですが、それより、二人の人となりに魅力を感じます。野球だけのバカは体力があるときは輝きますが、年とともにバカがばれます。ピートローズしかりです。特に黒田は金に惑わされず、世の中の常識をわきまえた大人の振る舞いです。メジャーの21億をけって広島に4億で帰る選択は彼しかできません。それに比べ、松坂は恥ずかしくもなく、大金を手にする道ばかりを追い求め、二軍でもしがみつき何年も大金をせしめています。頭の弱さと大人になれないということを露呈しています。彼はもう二流の人生です。長嶋、王、松井、黒田、イチロー・・・・・・人としても尊敬できます。金に負けず、それより大事な生きざまを感じます。山口百恵が特別なのは若くして金より大事なものを見つけたからです。ジーターも野球を通して広い視野で、世の中を見ています。

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ヒストリー

今年もふくめ、ここ数年で家族や、仲間がなくなりました。家族の歴史を教えてもらえる人が、父方、母方高齢のおばがいます。元気なうちに、いろんな話を聞いておきたくなりました。息子や娘も、興味を示し、先祖の人生がどんなもので自分とどうつながるのか知ることは大事なことです。母方のいとこが「トト姉ちゃん」の昭和の写真に、応募し、パソコンに掲載されています。「この海の男がお前らの曾じいちゃんぞ。」と息子、娘に教えてやると、「えーーーー。」と嬉しそうな声を上げ、「どんな人、何してたと。」と興味津々です。私もまだ生まれてない、昭和二十五年ごろ、対馬ではまだ自転車はとても珍しいものだったらしく、船乗りで、博多や、プサンに行っていたからこそ、手に入ったのでしょう。息子や、孫の顔がどうも、この爺さんの系統を引き継いでいるようです。

自分の人生につながってる身近な人の歴史から、戦争をはじめ日本の歴史が見えます。そして自分を大切にするはずです。

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デザインの力

ハウステンボスワッセナーの仕事を継続していただけるのは、「デザイン力」と言っていただいてます。ありがたいことです。今も2件の、新規デザインを計画中です。しかし多くの人は建築費用は施工費と、材料費で、デザイン料などを払うのはもったいないという声が圧倒的でした。欧米ではデザインは何より重要なアイテムです。最近我々の作品集から多くのお問い合わせをいただき、お付き合いが始まります。まだまだ限られた人たちですが「デザイン」を託してくださることに感謝します。デザイン力は建物の寿命を延ばします。人は皆素敵なものは長く保存したいと思うからです。まさにハウステンボスワッセナーは街並みと、家々がデザインの力で生き続けています。手を入れ、受け継がれ年月がまた味を出し、いいデザインは物を大事にする心も育てます。ヨーロッパの街がそれを教えてくれます。

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義母の死

19日夜義母がなくなり、三か月前実母を亡くし親はこの世にいなくなりました。東京出張の娘を空港に迎えに行き、葬儀社に向かいました。家族葬です。遺体が着いてすぐ、仏をしのぶ用意もそこそこに、葬儀社の人が、細かい内容と、お金との説明です。娘の怒りは相当で、「まずきちんと死者を弔う常識的な準備を滞りなく終わらせてからそっと、段取りとお金の説明でしょ。」もっともです。息子は明日来るようです。こういう時に、子供が一人前になったことを実感します。この年で、人生は短いことを知ります。若い時何も感じなかった自分の先祖の経歴など、知りたくなります。先祖の身近な生き様から知らないこと、学ぶべきことがたくさんあるように思います。私の祖父母のことなど、子供らに聞かせたいと思います。身近な人がなくなるとき、我々に何かを感じさせ、おもわせ、話し合いさせ、生きてる者へのこころの滋養をいただけるようです。

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人格者

イチローがピートローズを抜きました。現役のころから野球のプレーだけが上手だったピートローズですから、コメントも、あの程度です。勉強してなかったり、思慮深くないと、老いて、その姿かたちにオーラがありません。言葉も心に響きません。ヤンキースのジーターをイチローは「人格者」と表現していました。誰もかなわない、数字を超越した存在感と、みんながリスペクトする最高の野球選手です。日本では長嶋です。我々のオーナーにも多くの人格者がいらっしゃいます。そういう方々とお知り合いになり、家づくりを通して勉強させていただくことで、私も少しでも高みに上がりたいと思います。人格者の多くが財を成すことが目標ではなく、崇高で、謙虚な人生訓のもとで努力し、後から財がついてくるようです。最近思うことは金持ちのバカより、貧乏の利口が何倍も幸せです。爺さんが言ってた、「えらい人間より、立派な人間になれ。」という言葉がとてもしみます。今、世に必要な人は、決断力と、実行力と、突破力を持ったリーダーと、それを支える人格者のような気がします。

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病気との闘い。老いとの闘い

この年齢になると、家族や、仲間や、友人で、病気と戦って、この世を去った人や、今まさに戦ってる人がいるはずです。病気は突然やってきて、突然宣告され、日常が変わります。私も多くの人を、みとってきました。その戦いは若ければ若いほど、過酷です。海老蔵家族もこれから闘いの人生が続きます。回復を祈るしかありません。思い、祈るということは大事なことです。若い時は、それにまったく価値観を持てませんでした。

やがてそう遠くなく、老いとの闘いが始まります。ちょっとした痛みや、調子の悪さで、病院に行くと「加齢」で済まされます。徐々にではありますが、自分の行動が俊敏でなくなり、力のなさ、目が見え辛く、思い出せないことが多くなり、反応が鈍くなってきています。滑舌も悪く、歯も悪くなり、シミも増えてきました。体のあちこちに痛みを感じ、疲れが取れにくくなってます。娘が、「生き様が顔に出るから、大丈夫。必要以上に若作りの努力をするより、いい仕事をしてできた顔がいちばん。」と言ってくれます。まだまだ働いていい家作れということでしょう。

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