羽田国際線ターミナル

横浜出張の帰り、まだいっていなかった羽田国際線のターミナルによりました。日本を意識した町屋、歌舞伎、・・・・色としては朱色や、瓦、かすりなど、これでもかと使い、路地を作り、飲食店や土産物屋が並んでいました。なんだか軽々しく、「バッタモン」という感想です。期待してただけに、ちょっとがっかりです。最近軽く、ポップに建築の空間も、材料も、デジタル化が激しく感じます。洋服で言うと、ユニクロの戦略のような建物や店舗が多く、歴史を作れる建造物ができてないように思います。だからでしょうか東京駅や、富士屋ホテルに目が行き、門司港駅の建て替えに腹が立ちます。

IMG_5517IMG_5514

昨今腹立たしいこと

舛添さんがやられてます。みんな、袋叩きのターゲットを見つけてはストレス解消のような扱いです。大人として、叱り、抗議し、さっさと終わらせないと、・・・・・。都知事をしつけるのに、富士の樹海にでも置き去りにしますか?検事上がりの弁護士二人も、金に釣られたのか、適切だ不適切だと、わけのわからんことを偉そうに話してました。所詮、法律なんぞに携わっている頭でっかちな輩は、「人」の勉強不足です。あんな馬鹿が検察のお偉いさんだったと思うと、大した国じゃないな。と思います。大岡越前、遠山の金さんはいないのでしょうか?皆が納得し、舛添さんが心入れ替え東京がよくなる裁定を下してほしいものです。一番腹が立つのは、テレビのコメンテーターです。恥ずかしげもなく、のこのこ出てきて、頓珍漢なこと言って、橋元流にいうと、ほとんど、「勉強不足で、無責任なバカコメンテーター」です。その下を行くのが、人のプライベートを覗く、デリカシーも、教養もない、レポーターと称する人です。人にはいろいろ事情があり、プライベートがあり、まして男と女なんぞ、人生いろいろ。こっちが恥ずかしくなるようなバカ丸出しの井戸端会議を見せられるとすぐテレビを消します。いつか彼らの仕事が、世の中で一番恥ずかしく、くだらないと袋叩き似合う日を楽しみにしています。

images (5)

納骨

母の納骨に日帰りで行ってきました。雨模様で、飛行機の欠航を心配しながらのわずか2時間半の滞在でした。実家は痛みと誇りと腐食で、住める状態ではありませんが、おふくろの着物や、思い出のものを、娘がスーツケースに詰めて、持ち帰りました。父、母、実家を亡くし、頭の中の、思い出だけになりました。時は刻々と、流れています。わずかに残っている、親戚が墓を守ってくれます。ほっとすると同時に、この故郷を出て行った自分の人生は、祖父母、両親、親せきの我慢の上に成り立っていたのかどうか考えてしまいます。家を継ぎ、墓を守り、生まれた故郷で、死んでいくこと・・・・・・今では自分のこの仕事を、思い切りやり続け、いいものを作り喜んでいただくことで、先祖に報います。

IMG_5459

5月終了

今月も何とか無事、終えそうです。あわただしく、動いた五月でした。お住まいになりながらのキッチンリニューアルは大変でしたが、無事終わり、新たな依頼を追加でいただいてます。来月は、薬局が着工します。11日地鎮祭を予定しています。マンションと戸建のリニューアル2件も月初にスタートです。今好評のハウステンボスM邸の完成写真は多くの方が目に触れていただいてると思いますが、ユーチューブの動画「建築家小澤の建てた家」も併せてご覧ください。五月の完成物件です。また、六月はハウステンボスワッセナーのY邸完成写真、動画を予定しています。楽しく、必死で動き回ることができるのですから、健康に感謝です。痩せる努力も始めます。私事で言えば、週末、日帰りで母の納骨に行きます。この年でも、両親ともいないのは、なぜだか、不安です。働き続けた両親の教えどうり、死ぬまで働き、リタイヤなき人生を目指します。

_35A2560-Edit_35A2672-Edit-3-Edit_35A2801-Edit-2

写真、動画

先日撮影したハウステンボスワッセナーのM邸、B邸の写真と動画ができました。いい出来です。作品を写真と動画に残すことで、自分たちの仕事の検証も兼ねます。M邸は我々の代表作です。オーナーのお人柄と、やさしさに支えられ、いい仕事ができました。後日夜景も撮る予定です。そして、ユーチューブで、「建築家小澤が建てた家」で検索していただくと、ハウステンボス邸宅でM邸動画が見れます。B邸はもう4年たってますが庭をご自分たちで、花いっぱいにされてます。器用なオランダ人のご主人が生活を楽しんであるようで、パーゴラにも挑戦されるようです。この町は人も素敵です。_35A2560-Edit_35A2607-Edit

妄想

日本のリーダーがいません。世界を語れる人がいません。日本発の演説で世界に語りかける人がいません。私はアメリカ大統領としてはよくわかりませんが、オバマは好きです。広島に来て、日本人に感銘を受けてくれることを期待してます。彼の言葉や考えにやや日本人に近いにおいを感じます。むしろアメリカ人の感性でないように思います。アメリカがトランプがリーダーなら、日本の大統領として、オバマにかじ取りをしてもらいたいと思います。核廃絶や、基地問題も戦争も含め、世界のリーダーを経験した彼が日本のかじ取りをすることは決して夢物語ではないと思います。被爆国日本が日本の技術や、考えを世界に発信できる政治家が今必要です。そしてオバマも日本からだからこそ核のない世界を訴えられます。今度の広島で、アメリカ人にない、日本人の、品、匠、礼、勤勉、・・・・を彼がどう感じてくれて、どんな演説をするかが楽しみです。彼に日本を知ってほしいと思います。ケリー国務長官が広島で感じた日本は軍隊でも、お金でも、謝罪でも、恨みつらみでもなく国民の品だったはずです。時代はグローバルです。私たちが子供のころは決して、ハーフの人は温かい目ではありませんでした。今や特にスポーツでは、ダルビッシュ、サニーブラウン、オコエ、多くのラグビー選手や若いバスケットやサッカーの期待の星はハーフです。みんなが応援しています。日本の政治家の質を上げるためにも、政治の世界こそグローバルスタンダードが必要です。私には今の日本はあげ足取りと、スキャンダル合戦のチンケな鎖国の島国政治にしか感じません。国民とじかに触れ合う地域の政治家は今の安倍さんたちで何とかできるかもしれません。しかし日本を世界に語りかけてくれる国の政治家、特にリーダーにオバマを妄想しています。人が主役として、謙虚な世界のリーダーとしての日本を目指したいものです。日本発が大事です。

ダウンロード (6)

久々の熊本

震災後、一度行ったきりの熊本に行きました。市内は、やはり、足場のかかった建物や、ブルーシートがかかった住まいが目につきます。約二十年前に作ったS先生から電話をいただき、久しぶりに伺いお会いしました。建てた時以上に、いろんなものができ、いい邸宅になっていました。先生から「やはり、あなたのデザインはすばらしいねー。私はやはり本物のアメリカンハウスが好きです。」というもったいない言葉をいただき、恐縮しました。表面からは何も地震のダメージは見えませんが、20年たつこともあり、コーキングや、シロアリや、床下、小屋裏の点検をやることになりました。先生も私も年を取りましたが、作った当時の、思い出を共有しています。幸せな仕事です。

近くに、先ごろ建てた、M邸があり、プールのあるT邸と、ごあいさつにお寄りして帰りました。いろんな形で、いつも心遣いいただいてます。認め合える家はオーナーと我々の共有財産であり、我々にはメンテの責任があります。熊本は特別な場所です。

IMG_5383

目に見える実績が安心感

ハウステンボスワッセナーS邸、オーナーと現場で打ち合わせでした。シロアリや腐食でかなりの痛み方ですが、上手に、構造材を入れ替え、樹脂のペアガラスサッシュに入れ替えてます。普通ならオーナーは心配で不安でしょうがないと思いますが、我々が同じハウステンボスワッセナーで、リニューアルした完成現場を見、ご入居者からの快適な住み心地をお聞きになり、安心しきっておられます。「楽しみです。」と笑顔で言っていただくことで、期待に応えるいい出来栄えにしようと思います。いくつもの実績が信用につながるということを感じてます。その後、佐世保スペックハウスの、模型を持って、S社長の事務所に伺いました。3棟の模型はいい形です。喜んでいただけました。設計契約を締結して、帰福しました。たくさんの仕事をさせていただき、本当に感謝しています。今家具などもご依頼いただき、平田ががんばっています。

ワッセナーのご入居者のB様とお会いしました。オランダ人のご主人はとても器用な方で、庭もご自分で作りこんであります。今バラがきれいに咲いてました。パーゴラも近く、作られるようです。その相談がありました。家との素敵なかかわり方を、日本人もまねる必要があります。

IMG_5365

IMG_5369IMG_5367

救世主

やや体が疲れ、一人でハウステンボス、佐世保往復は、つらいと思いつつ出発しようとしてたら、休みの娘が運転手をかって出てくれました。救世主現るということで、娘にもらった小田和正の最新CDを聞きながら助手席でゆっくり2時間の、ドライブです。ワッセナーの現場や、M邸、Y邸、I邸により、佐世保のS社長との打ち合わせも終わりました。みんな娘を歓待してくれ、娘もワッセナーの美しさに、たくさん写真を撮ってました。「ここに一つ家欲しいね。」兄妹で同じこと言ってます。帰りも運転をお願いし、夜事務所で平田の手料理を食べました。世間話に花が咲き、楽しいひと時でしたが、手芸が全く駄目な娘に、得意な平田が布を広げ、教えようとしてるのですが、教えられる方が偉そうで、「父娘そっくり。」と言われ、私も見てて「俺に考え方や価値観がそっくり。」と思います。その後もう一仕事でした。

IMG_5084

 

ツーバイフォー

輸入住宅、つまり、ツーバイフォーで育ってきた私は、在来木造や、鉄骨、RCのデザインは厳密にいうと、本職ではありません。どの工法でも作れるといえばそうですが、やはり、それぞれの工法の良さをデザインの主役にすべきです。「どの工法がいいんですか?」と聞かれましても、答えようがありません。地震についても、確かに揺れに対してはツーバイフォーは強いと思います。デザインで言えば同じお城でも、大阪城とモンサンミッシェルやプラハ城のデザインは工法と文化で、異なものです。物を作るということは自分の主戦場で培ったものが基本になります。大きな病院のデザインの依頼を受け、鉄骨だ、RCだといろいろ理屈で考えましたが、ツーバイで、考えようと思ったとたん手が動きます。小田和正は演歌は作らないし、吉幾三は演歌です。・・・・・いやおら東京さいくだ。やとも子があるか。まあ私はツーバイフォーを基本にこれからもデザインします。

IMG_5339