腰が据わらない浮かれ方

世の中全体が浮かれて軽く感じます。ネットや雑誌の情報に皆踊らされ、とりあえず、情報確認に動く。うまい店に並んでみる、観光地にゲームしながらとにかく行ってみる、心霊スポット写真を撮る、パワースポットに行ってみる。行くとこなければとりあえず、天神。今でいうと花見、「知られざる美しい花見スポット」は情報を出すとみんなが知る花見スポットになり、人がたくさんいる秘境もできます。地上波テレビはどこの局も、同じ浮かれた顔ぶれで、同じような番組を、同じコマーシャルで半分以上垂れ流し、毎日何やってんだろうと思います。みんな困ると国や政治に文句を言う時間やエネルギーはあっても、汗水流す事はしたくないようで、自己責任がない時代だからか、とにかく軽い。軽くやって軽く儲け、軽く遊び、できるだけ人に頼り、電波での付き合いをよしとしてるようです。間違いなく、人間は悪い方に流れていると思います。携帯が人の臓器の一部と思われるほどの普及で、その分、頭の脳は退化し続けています。石原慎太郎が書いた「田中角栄」を読むと、人間臭く、魅力ある人物だったんだと改めて思います。今こんなリーダーが欲しいと思いますが、軽いのが好きな連中は拒否するでしょう。

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スーパー銭湯、温泉

夕方東区の照葉のスーパー銭湯に行ってみました。大きな、きれいな施設で、日曜日のせいか、たくさんのお客様です。あちこちに、食事だ、ビールだ、マッサージだ、アロマだ、足つぼだ・・・・・・お得ですという看板が部屋中にあります。風呂も泡、電気、寝る浴槽から、薬、露天いろんな種類があり、露天風呂にまでテレビ。サウナも数種類、自動販売機も数多く、とにかく金使わせてどれだけ儲けるかという施設です。驚いたのは脱衣所です。裸や、パンツのままの姿で、ほとんどがスマホを見たりいじってます。そういう輩は知能指数が低そうに見えます。数人いましたが、もうしばらくすると、スマホを持って浴槽に入りだすでしょう。雑然とし、うるさく、品のかけらもありません。利益至上主義が作り上げた愚作です。伝統と、歴史ある武雄や嬉野、別府、二日市等の温泉地の公衆浴場は、何もなくても醸し出す風情に癒されます。自然の恵みを低価格で、地域住民と大事に守りながら楽しんでます。人との交流も粋で、その地方の礼儀みたいなものを感じることができます。仕事の帰りに、近くの公衆浴場で、ひとっ風呂浴びることが楽しみです。スーパー銭湯は疲れます。

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うれしい一日

Y邸現場と、お引き渡しが終わったM邸の外構打ち合わせのために、ハウステンボスワッセナーに行きました。午前中、大変お世話になり、我々の代表作でもある熊本のMご夫妻がハウステンボスにお越しになるということで、待ち合わせて、ワッセナーの作品をご案内しました。熊本M邸は全てが本物にこだわった邸宅でとても重みがあるいい住まいです。ワッセナーM邸はリゾートで明るく、エレガントモダンの活動的な空間。わたしとしては、ご入居者の方に作品ともどもオーナーさんをご紹介することはとてもうれしいことです。我々はとても素敵なオーナーに囲まれ仕事をさせていただいていることを、再認識させられます。新築と、リニューアルの代表作で、それぞれのご入居者とお茶をいただき、うれしい一日でした。

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還暦

60歳です。還暦です。感傷に浸ることもなく、朝、大渋滞の中広川まで打ち合わせに出かけ、帰りも渋滞の中やっと事務所に帰り、私は明日の契約の準備、下では平田がM様のお打合せです。独立し、何とか仕事をいただきながら60を迎えられたことに感謝します。自分の人生にかけがえのない、親父、祖父母、叔父叔母ほとんどがなくなり、最近では同級生や仲間も病に倒れたり、亡くなったりしています。今夜はじっくりこれまでの人生を振り返り、これからの老いとの付き合いを考えます。60は祝うものではなく、反省や懺悔や感謝の気持ちで今までの人生を顧みることだと思います。そのために母に会いに行くことと、故郷の墓参りを22日に行きます。そして自分の周りの大切な人達に、お礼の意味で、食事をごちそうするつもりです。わたしの希望はずっと現役で家づくりができるように、感性を退化させることなく、頑固でわがままな暴れる年寄りを目指すと娘に宣言したら、「頑張らんでももうそれはできとる。これ以上はいい。」と言われました。こいつにだけは負けます。天敵です。

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年を取り笑ってます。

最近年取ったなーと思ったり、指摘されたりすることが多くなりました。物忘れや、あちこちが痛くなることはもちろん、車で走ると、看板を口に出して読んだり、物を食べると、よくこぼすし、夜中にトイレに行く回数は増えるし、育毛剤をつけて頭皮を刺激したくなるし、テレビがくだらなく思うようになるし、女性へのわくわく感や直接的な欲望が薄れ、笑い方に上品さがなくなり、声が大きくなり、怖いものが少なくなり、政治に腹を立て、墓参りが気になり、仏壇に毎日手を合わせないと落ち着かず、若い女性に気楽に話しかけ、おならが恥ずかしくなくなり、デリカシーが欠落しはじめました。今はまだ笑いながら受け入れています。しかしだんだん意味不明な言動や行動になっていくのでしょうが、それも笑って受け入れるように心がけます。ただ住宅デザインに関してはいくら爺さんになっても、鉛筆握れば鋭い目つきでいいものを書き続けたいものです。頑固じじー、わがままじじーデビューがまもなくです。三月二十日還暦です。

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ご相談とご依頼をいただくにはいい仕事を継続すること。

今多くの仕事をいただき、力不足ながら平田と、精一杯動いています。この仕事は物を作りご満足していただかないとお金もいただけず、ご紹介もありません。厳しい世界で勝ち抜いて行くためには人より勉強し、動き、みとめられる仕事をし続けることです。少し休んでもデザインは下手になります。仕事はなくなります。この仕事に育休も保育園も認められません。。わたしの田舎の漁師たちも、魚を取ってなんぼ、農業やったり、酪農やったりしてる人も奥さんと一緒に必死で働き、自己責任で生活を営んでいます。ほかに代わりがいる仕事でもなく、こどもを抱えて必死で頑張っています。わたしの母も、店と、仕出し屋、じいさんばあさんの世話、船の乗組員の世話を、必死でこなす毎日でした。それこそいつ寝てるんだろうと子供心に思ったものです。そんな女性は育休もなければ、保育所の世話にもなりません。子供を産んだから、休んで、金はもらい、復帰しても以前の待遇や役職を要求し、また子供ができ、休み、・・・・・、甘えてはいかん。赤ん坊抱えて国会の前に来る暇があったら真剣に自分たちの人生設計をしなさい。保育園を作るのも税金です。人様の金です。「頑張るので作ってほしいのですが。」という言い回しが大人です。あんな品のないブログをかく親に育てられる子供がかわいそうと思うのは私だけではないようです。考え方は様々ですが、必要とされる力のある人は、会社も社会も手を差し伸べ、その能力を欲しがります。自分をそこまで高めてれば騒ぐことはないと思うのですが。とにかく自分に都合よく「してもらうこと。」が当然と思ってる人は、プライドがない人です。

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「保育園落ちた日本死ね。」何じゃそりゃ。

頭が悪いやつのたわごとに、騒いでる人がいるようです。お前らが死ねといいたい気分です。国会前に集まる人、賛同する議員、・・・・・くだらないレベルが低い国になったものです。そんな暇なら働け。何でもかんでも、国や会社や世間にしてもらおうとするいやしい根性が嫌いです。手当、援助、支援、保護・・・・・・これを要求しぶんどろうとする輩は恥を知るべきです。本当に必要な人は頭を下げ、感謝し、礼を言い、受け取ってるはずです。自分の暮らしは自己責任で何とかできないと、大人でもなければ、親の資格もありません。努力もせず、甘えるんじゃない。「この匿名ブログで涙が出ました。国の政策を考えるべき。」と言ってた社民党のF女史。国会を去りなさい。このわがままなブログで、腹も立てず涙が出る人は、病院で見てもらった方がいいでしょう。票が欲しくて国民にこび売ってるんじゃない。言い尽くされた言葉ですが、今こそケネディーのこの言葉で国民を諭す力があるリーダーが必要です。「国が何をしてくれるかではなく、自分が国に何ができるかが大事である。」会社も同じです。その生き方が自分を育て強くしてくれます。そして連帯感が生まれ、助け合うことができます。そしてそういう人を大事にし、どうしようもなく行き詰った時、国は手を差し伸べるはずです。

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自分の中の見せ場

作品には、見せ場を作ります。「ここが場見せ場です。」ということはありません。何よりバランスが大事ですから。その中で、そっと見せ場を作ります。写真撮影もカメラマンにアングルを伝えるのは自分の見せ場があるからです。8割がたそこがベストショットになりますが、時々思いもよらず、素敵な空間ができることがあります。それができると腕が一つ上がります。ハウステンボスワッセナーM邸は今月末か来月写真撮影の予定です。今回はダイニングの吹き抜けが見せ場です。携帯ではその良さが伝わりませんが満足いく出来上がりです。

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臆病

わたしは、家にいた14歳まで母の教えや、家族、親せきとの生活で、「働く」ことが日常であり、大人は世のため人のために働けと教えられました。とにかく一族みんなでよく働いていました。そのせいかわたしも、やや病的なほど、働かない時間が怖くなります。臆病なのでしょう。休みも遊びも仕事に結びつく時間でないと不安になります。忙しいと安心し、暇だと怖くなります。人とのデザインの優劣や、お金のあるなしより、じぶんが納得するかどうかが大事です。「ま、とりあえずこれでいいか。」ができず、それをやるとずっと引っかかった気持ちで面白くありません。自分にデザインの才能があるとは思いませんが、納得するまで考え、仕上げる努力をする才能は人よりあると思います。「これ以上のものはない。」という提案を続けることだけは負けないでいようと日々思います。マンション、薬局等もそんな気持ちで鉛筆を動かしています。

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育児休暇

変な世の中です。働く女性に育児休暇ができ、今度は男も育児休暇だと騒ぐ昨今。私の思考では理解できません。仕事をするうえで、しつけられ、社会の仕組みを覚え、世の中の何たるかがわかるため、がむしゃらになるべき時期があります。20代30代はそれを勝ち抜き、大人としての責任をはたす人材になります。それで手に入れた価値観やポリシーをわが子や若者に伝える役目も大事です。人は生活に便利なものを作り、楽になったはずなのに・・・・・。掃除機、洗濯機、炊飯器、食器洗浄機、レンジ、車、パソコン・・・・こんなものがない時代、人は皆多くの子供を立派に育てあげていました。それに比べ、わずか一人か二人のこどもを夫婦そろって働かず、ままごとごっこでおしめ変えて、ミルク飲ませるのかと思うとどこまで甘やかすのかと怒りさえ覚えます。そうして育てられた子供がバイタリティーのある、生き生きした人生を歩むとは思いません。母親と父親はそれぞれの人生を必死で生きながら本物の愛情で、接することが子育てです。こんなことしてたら、育児休暇、介護休暇、リフレッシュ休暇・・・・・休んでばかりです。政治家などもってのほか。

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