プールのある暮らし

先日、久しぶりにT様のお宅を案内させていただきました。暑い日だったのですが、セントラルエアコンの効いた勾配天井のダイニングから、青々としたプールをながめるとまさにリゾート気分です。こんな作品を作らせていただいたことに改めて感謝です。ご案内したお客様も「日本じゃない。」とおっしゃってました。プールを中心に大空間のリビング、ダイニング。楽器を楽しむホビールーム、シアターを備えたマスターベットルーム等、これほど「楽しむ」ことをテーマに作られた家は珍しいとおもいます。いつ伺っても建築家冥利につきます。外に出ると広い庭の芝生とおちついた樹木からの木漏れ日、プールに落ちる水の音、最高です。一年前に生まれたお嬢チャンも浮き袋でプールを楽しんでいるそうです。

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素敵な出会い

私たちのホームページをごらんいただき、Y様とおっしゃる新しいお客様がご夫婦でモデルホームに来てくださいました。輸入住宅がお好きだと言うこともあり、楽しくお話ができました。お話の途中からご提案したいデザインが頭に浮かんでくることはめったにないのですが、すぐに鉛筆を握りたい気持ちにさせていただきました。さっそく土地を見に行き、そのデザインに確信がもてました。いい提案ができそうです。「素敵な家が作りたい。」と言う気持ちが、言葉や表情に表れているオーナーに出会うと、感性が呼び起こされます。そういうオーナーは、自分たちをわかってくれる「人」をさがしてあり、「アイデア」を求めていらっしゃるはずです。まさにポジティブな家造りです。自信を持てる提案と、私たちの財産でもあるご入居者の案内をさせていただき、もう一度お話することが今から楽しみです。ご縁があるないにかかわらず、いい出会いの一日でした。下の写真は、私たちの作品の中で、奥様が好きな空間だそうです。

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西新商店街

久しぶりに西新商店街を歩きました。リヤカー部隊とお店の狭い道路を品定めをしながら歩くのは楽しい時間でした。心地よい賑わいと活気、おばちゃんとの会話、豊富な商品、そしてなにより安い。スーパーでは味わえない暖かさとやさしさが感じられ、うれしくなりました。売り手と買い手の間で言葉が交わされることが商店街のよさであり、それによって主婦は魚、肉、野菜などの知識を得て「主婦のプロ」になっていくのではないかとおもいます。私たちの家造りにも通じるような気がします。地方都市では、商店街がシャッター街になり衰退しているようですが、人の知恵と工夫、それに今こそ建築家のデザインとアイデイアで復興させたいものです。活気のある商店街の再生こそがコミュニテイーを生み、景気回復につながるような気がします。どの党か「マニフエスト」に載せてくれれば、応援するのですが・・・・・。

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若夫婦の家造り

先日、お引渡しをしたT様の息子さん夫婦が家を建ててくださることになりました。住宅に携わるものにとって、何よりありがたく、うれしい話です。社員はもとより、職人さんたちも大変喜んでいます。T様には私の力不足で長い間いろいろとご迷惑のかけっぱなしにもかかわらず、建て替えにつづいて、今回のお話をいただきました。恩返しも含めてがんばります。若夫婦は新婚さんでまだお子さんはいらっしゃいません。2人でがんばって自分たちの力で自分たちなりの家を持とうとする意欲にさわやかさとほほえましさを感じます。私も若い人の感性をいただきながら「若夫婦の家」という新ジャンルにチャレンジしてみようとおもっています。案内や打ち合わせで感じることは、相手をおもって譲り合うことや、2人で納得して決めていこうとしている「やさしさ」です。プロとしての意見も素直にきいていただき、家造りの先輩であるご両親にも意見を求められている姿は好感がもてます。誤解を招く発言かもしれませんが、「わがまま」と「あきらめ」と「損得」が家造りの大敵です。この若夫婦とは楽しい家造りができそうです。素敵な作品を作って若い人にもDアートの家を認知していただきたいものです。「Dアートで家を作り始めると子供ができる。」と言うジンクスがあります。6ヶ月の間に奥さんのおなかには赤ん坊がいるかもしれません。

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結婚式

7月半ば、親戚の結婚式に呼ばれ、忙しい中、日帰りで対馬に行ってきました。久しぶりに田舎の披露宴に出て感じたことは、みんなで考え、みんなが参加し、みんなが楽しんでいると言うことです。250人ほどの大宴会は見事にバラバラになることもなく、退屈することもなく5時間がすぎました。イベント化された商業主義の形重視ではなく、「人」を大切に、「人」を主役に、と言う気持ちが自然と出来上がっている田舎のパワーに心動かされるものがありました。新郎の友人の漁師がこの日のためにマグロを釣って、解体ショーをやり、寿司職人の友人がその場でトロずくしを握ります。和菓子家のおっちゃんが、対馬名物、カスマキを使ったウエデイングケーキを作ってました。新婦のウエデイングドレスは、友人達のてずくりです。両家から歌の凄くうまい人と凄く下手な人で楽しく競い合ってました。みんなが品物を少しずつ持ち寄り、くじ引きがあったり、手ずくりビデオが流れたり、とにかくハチャメチャなんですが、まとまって、たたえあって、いい時間を共有していました。私の子供の頃の懐かしい記憶が呼び起こされて、「いずれ対馬にかえってもいいか」と言う思いになりました。年を重ねてやっとふるさとの「人」の大切さにきずきました。何人か「またこいよ」と言いながら土産を持たせてくれ、最終便の空港まで見送りにきてくれました。過疎化が急速に進み、日々の生活は大変に違いないのですが、人が助け合う強い絆はどこにも負けてないと、誇らしく感じました。ちなみに新郎はスキンヘッドで私の親戚なのですが、しょっぱなの「新郎、新婦入場」の際,長髪のカツラをつけて、爆笑をとってました。

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アースマラソン

またまたアースマラソンの話題です。今ニューヨークからフランスにむけての大西洋上中間地点のようです。毎日、動画やブログで寛平チャンから元気をもらってます。地球半周すでに移動しているわけですから本当にすごいの一言です。この行動にロマンを感じるのは、わたしだけでしょうか。今の政治にしろ、会社にしろ、生活にしろ、人が「金」や「損得」にふりまわされているばかりで、自分の人生にロマンを感じてないようにおもいます。小さいことでもいいから、自分にとって価値あるものにチャレンジして達成していく過程にロマンを感じる生き方をしたいものです。私も現実はお金で苦労ばかりの毎日ですが、幸いなことに好きなことを「仕事」にできました。家を作っていく過程は仲間やオーナーとロマンを共有できる素敵な時間です。これからも「前向きに自分の家造りにとりくみたい。」「世界中のいろんな国の家をみてまわりたい。」と思わせてくれるアースマラソンです。

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避難勧告

先日の大雨の際、仕事をしてましたら、夜9時ごろ娘から電話がありました。「消防の人が、崖がくずれるかもしれないから下の病院に避難してくださいと言いにきたから今から家をでるよ。」と言うことでした。15年近く住んでいますが初めての避難勧告です。我が家の上には、老人ホームがあり、防府の災害を教訓に、早めの判断をしたのでしょう。私はこの大雨で入居者からのSOSがあるかもしれないとおもいつつ、11時ごろ避難場所に行ってみました。皆、眠れないようで、疲れ気味でした。家で休めることのありがたさを語っている家族の会話もきこえていました。娘は私がきたことをいいことに、アイスが食べたい、プリンが食べたい、コーラが飲みたい等好き放題言って、大雨の中コンビニまで買い物にいかされました。女房も含め、ペットを飼っている人はペットと共に車で寝ていたようです。これからも、大雨や台風等自然災害が襲ってくる季節です。充分気をつけて早めの対応をしてください。隣に住んでいるF君に缶チュウハイ、奥さんにフルーツジュースをかって差し入れすると、奥さんが一言「私も缶チュウハイがよかった。」遠慮のない、おもろい夫婦です。

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F邸

ケアンズ

ケアンズは世界遺産でもあるグレートバリアリーフの観光基地の小さい田舎町です。日本人がやたら多くて皆、船でグレートバリアリーフを目指します。私と息子は、「世界の車窓から」の冠映像だったキュランダ高原列車に乗ることにしました。熱帯雨林のジャングルを登る車窓の風景は圧巻です。特に数々の滝には目を奪われました。キュランダ村自体は完全に観光化されみやげ物屋ばかりです。帰りはスカイレールというゴンドラで7.5Kの空中散歩。上からみる大自然には言葉を失うほど感動しました。夜の食事は「カニーズ」というレストランに行きました。日本の蟹からとった名前らしく、どれだけ日本人観光客で潤っている町かということがよくわかります。でも、この店なかなかうまくて2夜連続いきました。おすすめです。「ケアンズに行ってグレートバリアリーフに行かなかった人はおまえらぐらいだ。」と散々いわれました。時間の関係でグレートバリアリーフと前回書いたポートダグラスの二者択一をせまられ、ポートダグラスを選んだわけです。ちなみにケアンズの住宅は暑い地方らしく、高床の平屋が主流でした。住宅デザインや住まいの文化については、あまり参考になるものはなかったというのが正直な感想です。

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ポートダグラス

三年前、息子とケアンズからレンタカーで訪れたポートダグラスは、オーストラリア、クイーンズランド州にあるすごく小さな町でした。欧米人のセレブの避暑地と言われお洒落でのんびりした街並みに日本人は見かけませんでした。のんびり長期滞在するセレブのために、洗練されたブテイック、ギャラリー、カフェ、レストランが狭いエリアに上手につくられ、短期の観光客を呼ぼうと言う意識がまったく感じられず、これほど町の目的がはっきりしていることにおどろきました。その中でアメリカ人御用達のシェラトンミラージュというホテルは、広大な敷地にゴルフ場を従え、広いロビーやレストランはまさにアメリカの巨大リゾートホテルなのですが、プールの大きさはケタはずれです。2ヘクタールの広さだそうです。衛星写真にも写るといわれ、クリントン前大統領も訪れると言うこのホテルはアメリカ人の好むリゾート感覚を満足させているようでした。一方ヨーロッパ人は小さいけど品のよいコンドミニュアムを好むそうです。私が目をひかれたのはマントラボートシーリゾートというお洒落なコンドミニアムです。街並みの中にたたずみ、静かに小さなプールサイドで読書をしている人がいました。「大人の時間」が流れていると言う感じです。もう一度訪れたいとおもっています。

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家のあるじ

以前は家を作る時一番予算をかける場所は床の間でした。四方柾や絞り丸太等の床柱、床框、一枚ものの床板等格式を重んじ、そこには家宝の掛け軸や壺が置かれ,生け花等とともに床明かりで大切に飾られていたようです。来客は床が見える方に座り、一番力がある家のあるじが床を背に客をもてなす。「後光が差す」と言う言葉の由来はここにあるという人もいます。今一番家の中で予算を賭けるところは、間違いなくキッチンでしょう。対面式の豪華で高級な面材やカウンター。食洗器、オーブンレンジ、IHも装備され、ピンスポット照明やペンダント照明でライトアップされた中には奥さんがいるはずです。そうです。「あるじ」です。いつからか家の「政権交代」は完了しているようです。そしてそれが幸せをもたらしているようです。

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