今日二日は門司F邸の上棟式でした。この冬一番の寒波、小雨交じりの悪天候の中ほぼ、上棟しました。在来木造の大型物件です。いろんな意味で勝手が違いますが、いい経験をさせていただいてます。お金をいただいて勉強させていただけてるのですから、本当に感謝です。ツーバイで家を作り続けたものが在来で自分の思い描いている空間がどこまで作れるか、貴重な経験です。今の柱と梁だけの状態ではイメージできず、もう少し現場が進んでから、プロポーションも含め検証します。短期工程表もお願いしました。寒い中オーナーご夫婦にはお弁当や飲み物をご用意いただき、ごちそうになりました。ただ、前準備ができてなく、祭壇の用意がなく上棟酒、お供え物、腰掛け、紅白幕、等もなく、これからの業種の責任者が集い、オーナーにご挨拶することが、お客様を向いて家を建てる会社の上棟式の常識だと考えます。これから徐々に、現場打ち合わせなどを重ね、オーナーが喜びご納得されているかの検証をし続ける家づくりを請負者と話し合いながらやろうと思います。
カテゴリー: 福岡の輸入住宅
昔の大人と今の大人
離島の漁師町で育ったわたしが、子供のころ見た大人はみんな、怖かったように記憶してます。でもなんだか、おとなって楽しそうで、面白いことがいっぱいありそうに思えてました。いかの塩辛、アワビのこのわた、ナマコ、酒、たばこ、チーズ・・・・・・・こんなものも大人になればうまいのかと思ったものです。村の漁師が、ドラム缶の焚火に当たりながら、沖を眺めて、ながい時間話し込んでるところに、だれかの奥さんが、ぜんざいや、たい焼きを差し入れてました。そのおこぼれを近くにいた子供らはもらうのです。。周りの大人はみんなどこの子だろうと、呼び捨てで、ほめたり怒ったりしてました。このころの大人は、老後の貯金とか、年金とか、健康保険とか、何とも思わず、自己責任で、楽しく暮らし、地域での自分の立場をわきまえてたように感じます。みんなで働き、みんなで遊んでいたように思います。そして子供の世界と大人の世界をきっちり分けてました。早く大人になって会話の輪の中に入りたいと思ったものです。今の子供たちは大人がどう見えてるのでしょうか。大人をなめてるように感じます。いい大人が社会を支えているかどうかは、子供が大人に憧れているかどうかのように思います。残念ながら魅力のある大人どころか、大人の親さえ見当たりません。「ちっさい奴ら」ばかりです。子供最優先で甘やかし、威厳もなく、しつけもできず、寄らば大樹の陰で、給料をもらい、いい年の子供が親の金あてにしてプータロー・・・・・・・。国が危ういように思います。子供や孫の世代が心配で、どうすべきか考えようという人がいますが、そんなこと知ったこっちゃない。今自分の生きてるこの時代を、大人はきちんと恥ずに生きよう。それが子供教育であり、次の世代につながるのです。
利益とは、財産とは
二人で5年間頑張って、思いのほか多くのお客様に出合うことができ、毎日頑張って動き回ってます。力不足ながら、もがきながらお客様と共に作品を作り、引き渡してきました。今もご入居者の家をご案内させていただけることが誇りです。お金を残していくことが我々には利益や財産ではありません。全力で家づくりに関わり、必要最低限のお金で、お客様にご満足していただければ、案内をさせていただき、営業までしていただき、ご紹介をいただき、追加工事、家具、カーテン、照明,などの細かいものまで、ご相談していただけます。プライベートのお付き合いまでしてくださるオーナーもいらっしゃって、そういう意味ではとても大きな財産は築けてます。我々流の仕事は仕事をすればするほど、お客様と出合えば出会うほど、人としての知識や感性が磨かれ勉強させていただけます。それが利益です。お金というものは、入ってくるものと出ていくものが毎月ちょうどいいぐらいがいいようです。
子供からのメール
ハウステンボス
21日朝からハウステンボスワッセナーI邸現場です。内部解体が終わり、構造の確認、間仕切りの確認で、工務店、セントラル業者、輸入部材業者、ストーブ業者、全員集合です。オーナーご夫妻も東京からキャンピングカーで走ってきていただき、電気打ち合わせまで行いました。お疲れのところ恐縮でしたが現場での打ち合わせが家づくりにおいて何より大事です。今日は昼から事務所に来ていただき、打ち合わせ予定です。
ワッセナーのご入居者B邸を訪れました。オランダ人のご主人がいつものように、笑顔で迎えていただきました。小さな手直しを、I邸施工中に行う予定です。この連休は現場で打ち合わせが多く、忙しくなりそうです。
ハウステンボスワッセナーは誰もが入れるわけではありませんが、この素敵な街並みでの紅葉は、どこより美しい、外国の紅葉風景です。
じいちゃん
門司のF邸の打ち合わせが終わり、高速で帰ってたら東京の息子から電話があり、「無事生まれたよ。」の一言。わたしはじいちゃんになりました。F邸に向かう途中も、「もうすぐだけど、天丼なんか食ってる。」という文字とともに、すっぴんで天丼ほおばってる娘(息子の嫁)の写真が送られてきました。こいつら余裕かましやがってと思ってましたがよく頑張ってくれました。ありがとうと言いたい気持ちです。女の子は男親に似るといいます。息子は「丸書いてちょん」みたいな顔で人生を歩んできました。(平田も納得の表現です。ほめ言葉です。)女の子は息子に似ないか心配です。わたしのじいちゃんはじいちゃんでしたし、親父がじいちゃんになった時もじいちゃんだったように記憶します。自分がじいちゃんとは変な気分です。
小手先の政治
どっしり構えて、国民をじっくり見て、国民のための政治をやる人は政治家にはいません。夢すら見せてもらえず、自分たちの至福やご都合で国を動かそうとするのはやめてほしいものです。安倍さんは、いろんな国に外遊して回り、調子のいいこと言って、たくさん金使う派手なパフォーマンスの前に、国内の地方やスーパーをまわることが大事でしょうに。国民と話すことが大事でしょう。あなたの行動や言葉に夢や希望が持てたら、税金が上がろうと、給料が安かろうと、われわれはある程度の辛抱はできます。全くいまの政治家誰一人、魅力的な人がいません。国会が会社なら大赤字会社でうそつき社員と、横領社員、居眠り無気力社員ばかりで、倒産でしょう。彼らが決める法律に、首をかしげるのは私だけでしょうか。中身のない、いい大人があげあし取り合戦や理屈のこねあいで、時間と金を使ってることに呆れてますよ。このままだと国を愛せません。
世界の車窓から
この素敵な番組が長く続くのは、景色だけではなく、人が見れるからだと思います。異国へのあこがれや哀愁や、自分と違う人種が見せる笑顔や、さみしげな表情に、生活を感じ、共感すら抱きます。中島みゆきの歌の魅力に似たところがあると感じます。仕事柄車窓に広がる民家に目を奪われます。決して裕福な家ではないとすぐわかるのですが、シンプルでプロポーションがよく、印象的なカラーリングが自然の風景とよく合っています。見習うべきもの、忘れてしまっているものがあの短時間の映像に詰まっています。今この国の向っている方向は決して正しくないと感じてます。生活は便利になってますが残念ながら人も、家も、暮らしも、義理、人情も、退化し始めてます。病んでいます。ぼけています。
何から何まで
平田と私の個人事業主のような会社ですから、二人で何から何までこなします。営業、設計、コーディネート、現場、見積もり、部材発注、経理、事務、掃除?花植え、お茶出し、メンテナンス、、・・・・・・・・。時々、体が疲れ切りますが、自分ながらよくやるなーと思います。家づくりが好きじゃなければやれません。それを見てる仲間が本気で手伝い、一緒に動いてくれてます。アウトソーシングしながらほとんど二人でこなします。もうこんな働き方は、はやりませんが、その対価として多くの経験と、知識と、工夫とを繰り返し、輸入住宅のノウハウと、オーナーが望んでいらっしゃる本当の声がだいぶんわかるようになりました。偉い人が机で指示を出してる会社とは感覚、感性が違います。
小澤商店、平田商店が自分たちにはあってるようです。経営者などなれるはずもなく、なりたいとも思いません。オーナーと喧々諤々、現場で楽しく家づくりすることが何よりです。昨日は平田、渕上と、熊本M邸の家具の組み立てに行きました。たくさんの輸入家具がアメリカから届き、空間が生き生きしてきました。お昼はオーナーからおいしいお寿司をごちそうになり、この仕事は楽しいと痛感しました。
禁煙
毎日100本程煙草を口にしていた私が、やめてから6年です。いろんなことがあった中、たばこなど吸ってる場合じゃない。好きなものを絶って頑張るための禁煙でした。この十年で本当にタバコ人口が減りました。周りに迷惑をかけてましたし、タバコは体に良くないのは当然ですが、必要悪の部分もありました。事務所や商談からたばこが消えて、職場は様変わりしたようにも感じます。口数が減り、活気や元気がそがれたように感じるのは私だけでしょうか?サスペンスドラマや、映画でも喫煙シーンは極端に減りました。家づくりにおいても、喫煙者のご主人は、換気扇の下どころか、バルコニーか庭です。その状況下でローンを払い続けるのかと思うと気の毒です。亡くなった親父も100本程吸う人でしたから、帰省した時など、実家の窓から出る煙の量で火事ではと驚かれるほどでした。「禁煙ができた小澤さんですから、ダイエットなんか簡単でしょう。」といわれることがつらく感じます。














