行ってまいります。

明日からアメリカに行かせていただきます。たくさんやるべきことがあり、アメリカなぞいってる場合じゃないというお叱りもあるかもしれません。平田と渕上と三人でレベルアップして帰ってきます。今の時期のシアトルは9時半ごろまで明るいはずです。わずか3日の滞在です。時間を有効に使い、感性を養ってきます。

ここ1週間すごいスケジュールながらなんとか最低限のことは今夜中に終えて旅立てそうです。平田の負担が大きく、アシスタントを真剣に探します。

行ってきます。

情報収集

12日から16日間で 渡米させていただきます。  いろんな情報、ローテーションを考え、12日渡米直後ヤンキース、マリナーズの対戦で、マー君と岩隈の、夢の対決、その後ダルビッシュが投げるかも・・・・・。何とかメジャーの日本人を見たいと考えてます。イチローも見れるとうれしいのですが。今日のヤフーニュースで、マー君は見れそうにありません。久々のアメリカですが頻繁に訪れてた頃は、佐々木が投げてました。渕上大工が初めてのアメリカです。いいものを見て、刺激を受けて、アメリカを肌で感じて帰ってきます。何度訪れても、エネルギーにできる人と何も感じない人とに分かれます。感性を磨き知識を増やしてきます。大変な状況で事務所をスタートし、またいつかアメリカにと言いながらがむしゃらに動きました。一つの目標が達成できそうです。

門司の模型

門司F邸の模型を作りました。いいバランスだと思います。医院、カフェ、住宅をデザインよく配して、シンメトリーのプロポーションは自分でも気に入っています。100坪を軽く超える3つの要素を持つ建物は、綿密な打ち合わせと、施工中の現場打ち合わせが重要です。現在進行形の熊本M邸もそうですが、知識とセンスと、楽しむ気持ちがない人はできません。平田の出番です。屋根の色をグリーンにすべきかどうか検討します。門司駅のコンコースに面した南側のカバードポーチが建物に陰影をつけ、反外部、反内部の空間はゆとりを感じます。明日、オーナーに模型をお届けし、、施工店と打ち合わせです。みんなが喜んでくれるといいのですが・・・・・。

 

メンテの考え方

メンテにもいろいろな内容がありますが、鍵の不具合、水漏れ、電気の不具合・・・・とにかくお客様が緊急事態でどうしようもないことがありうるジャンルの仕事に携わっている人は、すぐ走ることが基本だと考えます。自分で内容を確認し一番素早く今すぐの生活に支障のない手を打ち、その後原型復旧に素早く対応することが必要です。わたしが現場に走り、様子を伝えると、「見積もりを提出してからよかったら作業します。」と答える人、「段取りして2,3日後行きます」という人にはさぞ金儲けできるでしょうが、お客様を向いた仕事ではありません。どうにかしよう、何とかしようという気持ちがない時はがっかりします。責任感の欠落です。ましてやその見積もりに、作業費とか諸経費という名目の利益を堂々と入れてくるやり方には、私の仕事のポリシーから納得できません。緊急でわたしが走り回ることにお金の請求などあり得ません。わたしからもらった仕事の下請けが、緊急時に儲けようなんて言語道断。。「高いなー、経費や作業費などとるか?」「じゃいくらにしたらいいのですか。」駄目じゃこりゃ。中身が伝わらない。二度と仕事をすることはないでしょう。

M設計や渕上、輸入部材のK氏などはお客様を向いて仕事をしてくれる仲間です。彼らの動きでオーナーからの信頼もあり、「ありがとう」ということばもいただき、何より、ご紹介や、リホーム工事をいただけてます。これが田舎の親から教わった商売です。

メール

今日は、平田が案内に出かけてます。新天町の店舗をご案内したとき,アーケードで見つけた一コマをメールしてくれました。私の大好きな吉本新喜劇のシゲ爺とあほの坂田の人形です。喜劇俳優としてとびぬけた才能にいつも感心するシゲ爺こと、辻本の舞台を見たいといつも言っているからでしょう。平田にお礼の電話方々、一緒に写真を撮って来いと命じました。

悔しい思いを力に変えて

オーナーからの依頼で輸入住宅を作る仕事は、平田、渕上、そしていつもの仲間でこだわり喜んでいただきながら造れます。ところが諸費税や福島、オリンピックなどで職人不足が1年位前から始まり、腕の悪い職人や、一度リタイアした職人が戻ってます。工務店も教育が行き届かないようです。最近ではいろんなジャンルの方からいろんな仕事の依頼を受けます。それはありがたいのですが、物を作る価値観やポリシーが違えばいい作品になりません。私どものデザインが欲しいだけであれば受けられません。自分たちのデザインは其れを理解いただいて作る体制と腕が必要です。ある意味、この時期建物に思い入れがあるのではなく金もうけのためのデザインを欲しがる経営者と、こだわりのない、好きで作るのではなく、金のため作る職人に要注意です。悔しい思いで作らざる得ないこともあります。その悔しさをエネルギーに変えて最善を尽くします。

模型で自分が納得

南区のM邸模型ができました。役所とのバトルも激しく、擁壁や煙突で2転3転です。とにかくデザインやこっちの意図など効かず、自分たちに責任がないようにということで、担当者と上司の見解も違ったり、休む、早く帰る、席を外す、のんびりした態度にイライラは募ります。模型のプロポーションはとてもきれいで、素敵です。テラスの手すりがうまく存在感を出せてませんがかっこいいと思います。訪れた人は無理やりにでも庭に連れ出し、外観を見てもらいたいものです。自分の頭に描くものが模型で検証でき、納得です。庭に木々がこんもり育つ用意が必要だと思いました。「こんな家を作る邪魔するな。」と役所に持っていきたい気分です。

疲れた時ほど、今までの頑張りにプライドを・・・・。

夜、女子サッカーの中国戦準決勝を見ました。疲れ果て、ぼろぼろの状態で延長の終了寸前、コーナーキックで勝利です。わたしは川澄の考えられない運動量と、正々堂々とした自信にあふれた試合態度、そして試合後のインタビューで、疲れたと一言も言わず、「楽しかった。勝利を信じて走り回った。」というコメントに感動しました。疲れてきつい時ほど、仲間と声を掛け合い、笑顔で助けを求めることです。落ち込んだ姿やきつい、つらいの連呼はエネルギーが作れません。今までの動きを否定しない前向きの態度と、疲れを表情や態度に出さないのが撫子の強みです。相手中国は疲れやきつさを表情でアピールしてました。それと日本ベンチにいる控えの面々の一緒に戦う表情や態度にも感動しました。人として点差以上に中国との差を感じました。撫子たちにはプライドが見えます。わたしも忙しくても、体が疲れても自分の仕事を、きつい、疲れたでおとしめないようにします。

人との出会い

われわれの事務所での古布の二人会も無事終わりました。力作の数々、改めて物を作るということは素敵なことだと思いました。それと同時に、イベントを通して新しい出会いがあったようです。わたしもそうです。人との出会いはそれこそ人生を変えることだってあるわけですから、すごい化学反応が起きるという平田の持論に納得です。先日のF先生ご家族のご案内でも、出会いを作ることができました。人との出会いの繰り返しが人生そのものです。自分の生きる姿勢で、出会える人も違ってきます。信念を通しても出会った人と争い事があるということは、まだ自分が未熟なのだと反省します。それでもこれからも多くの人と出会いたいと考えています。自分を磨いていい出会いに備える動きをします。

出会い橋

模型

大宰府の戸建老人ホームの模型が出来上がりました。敷地状況に合わせた配置にしたつもりです。色や、外構を一工夫しなければいけませんがこの模型でいろいろ検証しながらいいものにしていくことができます。わたしは自分が必要とあらば模型を作ります。新しいデザイン、難しい敷地、見え方など、検証すべきことは模型で納得しとかねばなりません。作らなくても伝統的デザインで経験があるものは自信を持って大丈夫です。美しい家づくりには模型は必要です。お客様にではなく、デザイナーにとって必要不可欠なものです。デザイナーとエンジニアが共存できてる人はめったにお目にかかりません。そこをいつもいつも目指し続ているのです。