鍋を囲んで・・・・猿田彦神社

夜、事務所でみんなに平田が鍋を振舞いました。中村の二人の娘と、S君も参加して、6人で囲みました。いろんな話で盛り上がり、楽しいひと時を過ごしました。節約しながらのこんな食事のほうが我々にはあっているように思います。みんなが、お客様から聞いたエピソードや、楽しい情報、失敗談等持ち寄って話す端々に、私たちのお客さんへの感謝や凄さを感じているのがよくわかり、こんなお客様たちと仕事ができてることにプライドを持ていることをうれしく感じてます。

辛めの鍋と海鮮鍋、2種類の鍋と雑炊で暖まり、帰ろうとすると、大雪です。びっくりでした。帰れるかどうか心配しながらも、いつもどうりふくの湯に寄りました。

29日月末です。朝早く雪で渋滞の中、中村が一年ぶりに猿田彦神社に御参りに行ってくれました。一年で今日しか買えない猿の飴と猿のお面、笹にぶら下がった猿を買ってきてくれました。沢山の人で大賑わいだったようです。

平田にしろ、中村にしろ一つ一つの行動の裏に、みんなでいい仕事をするために、いい会社にするために・・・という思いが感じ取れ、感謝してます。確かに少しづつこのチームは成長してます。今後舵取りを間違えないように、正論の家作りにまい進します。

ご案内・・・展示場

二組のお若いドクターご夫婦を御入居者案内させていただきました。。いつもながら快く御入居者の、K様、H様、T様に見せていただき、家のすばらしさ以上に、ご入居者が魅力的で、そのライフスタイルに驚かれてました。家とは「人」です。必ずオーナーのいる空間を見ていただかなければ、オーナーの声を聞いていただかなければ作品とはいえません。展示場営業は、家とは「数を売る」と考えている会社のやり方です。ご案内さしあげたT様の奥様の話が印象的でした。「家については、素人で質問などに対しては、答えず取り繕い、変なおべんちゃらはいうけど、おおよその金額も答えず、職業が医者とわかると、金額が高くなるんですよ。営業として仕事をして、あしらわれている感じです。駆け引きばかりで、楽しく、プロとして家作りを信頼して任せられる人が少ないですね。」この言葉を、住宅会社の経営者は真摯に受け止める必要があります。すくなくとも、我々のような営業がいない小さいチームは、正論の家作りで、オーナーに喜んでいただく作品を作り続けることが大事です。ちなみに我々の事務所兼モデルハウスは、あるオーナーから善意でお借りした築25年の輸入住宅です。このスタイルを大変気に入ってます。皆さんのおかげです。本当に人に支えられて仕事をさせていただいてます。

友泉亭に見る心地いい佇まい

平田が「住宅の射程」という本を買ってきてくれました。磯崎新、安藤忠雄、藤森照信、伊藤豊雄が住宅について語っています。著名な大先生たちですが、私は誰一人彼らの考え方に賛同できず、失礼ながら「住宅がわかってない。佇まいが何たるかを感じ取っていないかわいそうなやつらやナー。」と思ってしまいます。だから、私から言わせると、彼らの作品のどの建物も、言葉も奇抜で自己満足で、使い手の評価が低いものばかりと感じてます。昼、中村と友泉亭に立ち寄りました。ここの佇まいから何かを感じ取れます。心地いい力がわきます。それにくらべ大先生磯崎が作った博多駅前の旧福岡シティー銀行の赤茶けたビルは、都心に建てるデザインでも、テクスチャーでもなく、駅を降りた景観を、壊していると感じます。それに引き換え「吉村順三」は作品だけではなく言葉にも佇まいが感じ取れます。わかりやすいやさしい言葉と美しいシンプルな形は、いままでも、これからもわたしの住宅の教科書です。磯崎が言うようにどういう意味にしろ「住宅に建築家はいらない。」という言葉の建築家とは彼ら自身です。。ただ少なくともオーナーに喜んでいただこうという気持ちがない人、自分の作ったものを謙虚に検証できない人を建築家と呼びたくありません。

 

御入居者訪問、案内

宗像の御入居者T様からお電話を頂き、ご訪問しました。築13,4年で素敵に暮らしてありました。多少のメンテナンスも含め、いろいろ考えてあるみたいで、近いうちに西新に来ていただき、最近の御入居者案内も含めて、お付き合いさせていただきます。T様ご夫婦とお会いして、強く感じたことがありました。輸入住宅がお好きで住みこなしてある人は、感性が豊かで、今のライフスタイルにあう情報やデザインで再度、リフォーム等によって居心地のいい空間を手に入れようと考えてあるようです。その根底には今の住まいにプライドを持たれているようにも感じました。お付き合いの中でいいご提案ができればと考えてます。

北九州の御入居者K様の息子さんご夫婦からもご連絡いただき、築33年の輸入住宅のフルリフォームのためのご案内を3月2日に行う予定です。

ご入居者とお付き合いできることは大変うれしいことであり、力をもらえます。

 

 

一人の経験をみんなの経験に

チームや組織や家族や・・・・一人の経験をみんなに伝えることで、見識を広げ、意見を述べ合い、感想を語り、知識を増やしていくことが大事です。情報を共有して話し合うことを常にやってると、どんどん成長します。

今、息子が仕事の関係で、アメリカ、上海、シンガポール、インド等、海外へ出かけることが多いようで、いつもメールでいろんな情報を写真と共にくれます。どんなことも口を閉ざさず、我々にも提供してくれることに感謝してます。自分たちもできるだけ、出かけて情報を発信することも必要です。今の子供の教育にも「好奇心」がキーワードのような気がします。好奇心から知識や夢が育つような気がします。好奇心旺盛で、情報を沢山話してあげられる親であり、大人でありたいものです。

我々の場合ひとつの家作りごとに物語があります。それを伝えるだけでも価値があり、人を成長させられるだけのノウハウが詰まっています。それが我々の財産です。

 

ハウステンボス

ハウステンボスB邸の現場説明を行いました。工事関係者と、B様立会いの下、平田を中心に細かく打ち合わせを行いました。24日から工事開始です。取り外したキッチンなど一部、福岡の娘さんが住んであるマンションに移設します。昨年工事をさせていただいたT様も丁度東京から大きな車で来てあり、ご挨拶できました。相変わらず、痛快な行動力です。

いい季節にハウステンボスで仕事ができて、楽しみです。私が腕を見込んだ職人さんも、北九州など、遠いのですが、ここの仕事ということもあり、気持ちよく受けてくれました。F大工中心に4月25日完工でがんばります。

平田も、中村も、私も鼻を、多少ぐずぐずいわせながらも、元気です。食欲が薬みたいで、今も銀行に出かけた中村が「いなほ焼」を買ってきてくれ、みんな、がっついてます。

昨日中村が白髪染め、平田は明日の予定です。私は三月はじめです。・・・・・・・・・・平均年齢47,7歳、住宅を作るには一番脂が乗り切っています。

 

 

 

 

マーチ

マーチの車検がきて、もう廃車にする予定でしたが、いざとなると決心がつかず、車検受けました。おんぼろながら、こいつのおかげで、沢山打ち合わせもでき、現場にも行け、苦しい時に活躍してくれたからか、手放せなくなりました。今、市内の近距離に使っていますが、こいつを見ると苦しかったときのことを思い出し、初心に戻れます。あと二年、共にがんばります。久しぶりに平田と三瀬峠を越えて佐賀の打ち合わせに行きました。一年ほど前は、マーチがこの坂を我々二人を乗せて、ウイーウイー音を立てながら時速30キロがやっとで登ってました。後続に迷惑をかけ・・・・・いまとなってはいい思い出です。高速で急にクラクションが鳴り始め、止まらなくなり、あわてふためいて、高速の路肩に停車して、クラクションのヒューズをむしりとったこともありました.その時横にはただ笑い転げるなかむらがいました。

今までかなりの数の車に載ってきましたが、間違いなくわたしのカー、オブ、ザ、ライフは、チェロキーでも、ビューイックでもなくマーチということになるでしょう。

育った家の間取り

週刊文春に「家の履歴書」という、有名人が幼少期からを懐古するページがあり、家族や隣近所の人や友人などとの関わり合いをとうして、価値観や夢を抱いていく様が興味深く、毎週見ます。そこには必ず幼少期に暮らしていた家の間取りがわかりやすく生活観たっぷりに書いてあります。この書き方がとても参考になります。風呂は五右衛門風呂だったとか,薪で炊いてたとか、部屋が少なく、布団も全員分ないので姉妹でひとつの布団に寝てたとか、・・・・・・。貧しいながらコタツで家族全員でわいわいにぎやかでそれなりに楽しかった。という人が多く、精神的に豊かな人ほど成功しているような気がします。厳しさ、しつけなど育てられ方が大事です。成功していく過程でいろんな家に住みます。家を出て、寮に住み、アパートを借り、マンション・・・・「家」の履歴がその人の人生の履歴なわけで、どんな暮らしが本物なのか、人間らしいのか、家を作る前に今までの家の履歴を再検証することも、面白いかもしれません。

中村が復活して、いつもの事務所になりました。ごはんも野菜中心になり、寒い2月を後半月、がんばります。

語り合う事が大事

住宅に携わり25年ほどたちます。最近になって確信したことがあります。私が求めていた家作りは、オーナーと語り合うことでした。話し合うでもなく、打ち合わせするでもなく、語り合い、認め合うことから始まると言うことです。契約を目的とした営業のノウハウを沢山教えられましたが、そこには感性やデザイン力は必要ないどころか邪魔とまで言われたこともあります。今我々のような小さいチームに家作りを託してくださっている方々は、語り合うことで価値観やデザイン力や実績力を評価していただけたと思っています。。組織ではなく、人です。今までにない楽しさ面白さを感じてます。反面くだらないものを一軒でも作り、裏切るとその時点で終わりです。いい作品を作ると御入居者とも長きに渡り語り合える素晴らしい関係が出来上がります。

「どんな営業をしてるのですか?」と良く効かれます。今は迷わず「語り合うことができるかどうかです。」と答えます。知識と感性を持たない営業マンには絶対語り合うことなどできません。だから営業マンも必要としてません。家を建てるのではなく売ろうとする組織に営業マンは必要なのです。自分が身をおいてきた組織でトップセールスと呼ばれていた何人かの人たちに何の魅力も感じることができず、売り方に不信感さえ抱いてました。「報奨金」と呼ばれる歩合が価値観だったからでしょう。数でもない、売上額でもない自分流の感性とデザインで本物の家作りを極めていきたいと考えてます。そこにはとてつもない喜びと、財産が眠っていると確信できてます。

 

 

 

心地いい忙しさ

12日、日曜日の朝です。とても気持ちいい青空が広がっていて、青々とした海を見ながらの出勤でした。

昨日はハウステンボス改装のBご夫婦が事務所まできて頂き、打ち合わせでした。ご主人はオランダの方でとても楽しい人です。日本人が持っていないデザイン感覚に優れていて、我々も今回学ぶことが多そうです。奥様は良識的で全てに「できる方。」です。夫婦のあり方から見習うべきことが多くありそうな予感がしてます。

先日H先生からご紹介いただいたSドクターご夫婦を3件の御入居者案内を行いました。いつもどうりご入居者にあたたかく歓待いただき、感謝しております。Sご夫婦が手土産までご用意いただき、ご入居者も「素敵なご夫婦ですねー。またおこしになるように伝えて」といわれてました。魅力あるSご夫婦の家作りにぜひ参加させていただきたいと考えてます。最後に案内させていただいたO様ご主人が「ブログの「チャンコ」がおもしろかったですねー。写真を見ると本当に飯場の晩飯みたいでしたねー。」とうけてたので、平田に伝えると、「リベンジします。」といってその日の夕食は色をつければいいと思ったのか、ちげ鍋でした。おかめ納豆のカップの色と、菜っ葉の緑で「うーん、色鮮やか。」と自慢げです。平田の名誉のために言いますが、味は本当にうまいんですよ。

いまから新幹線で熊本です。S様、T様と打ち合わせをしてきます。40分弱でいけるのですから便利になりました.ちなみに事務所の朝ごはんは、わたしは味噌汁と納豆とめざしです。平田はそれにタマゴ掛けご飯です。    んん飯場の朝飯?

中村カムバック