背筋が伸びた心地よさ

同級生のEさんと会って食事をしました。40年ぶりくらいに話しました。幼馴染といえる関係は田舎のこと、同級生の仲間のこと、親、兄弟姉妹のことなど共有しているからか懐かしく思い出されます。隔てていた時間がこんなに長いのにすぐに話が弾み、イメージよりしっかりたくましく男前の人生を送ってきたようです。子供の頃から何事も人並み以上にこなし、勉強もルールもきちんと守る人でした。そこは50半ばになってもしっかり保たれてました。場所やお土産やいろいろ心遣いしてくれて楽しい時間をすごし力をもらいました。

ゆっくりと称してダラーとするより、きちんとした服装で、きちんとした場所で、背筋を伸ばして、マナーを守って、食事をしながら味のある会話を楽しむほうが心地よくなれる時もあります。「背筋が伸びた心地よさ」そんな凛とした時間でした。

「田舎に住んでるのよー」といいながら、新鮮な野菜や、お漬物などたくさんいただき「平田さんや、中村さんに料理してもらってみんなで食べて。」さすがにブログをいつも見てくれてる言葉です。「いいひとたちといい関係で素敵な仕事をしてるね。」といってくれたことがとてもうれしく、作品集を渡しました。その後筆での礼状まで頂き感謝です。

 

 

チャンコ?

中村がダウンです。40度近い熱のようで、電話口で冗談を言っても「今日は勘弁してください。ボケも突っ込みも無理です。」と、か細い声で言った後、「私、いますごく発電してるから東京電力に売ろうかなー。」といいながら電話を切りました。病院での診断はインフルエンザではないようです。平田の風邪が移ったとしたらアニマル病院しか薬はないでしょう。、平田は今日から元気です。「中村さんがいないので私が晩御飯作ります。」といいながらショウガスープの鶏鍋を作ってくれました。うまかったのですが二人で鍋を囲むと、稽古後のチャンコのようです。豪快に7,8分で完食です。赤貝の缶詰は平田の夜食の残りです。缶のまま出てきました。男の食卓です。中村がいないと飯場の「晩飯」です。

明日からまた寒くなるらしいのですが、わたしだけはダウンしないように気をつけます。三人が力を結集しないといい仕事はできません。元気でワイワイやりながら、それでいて集中して結果を出す。そんなかっこいいチームでいたいものです。

 

 

 

幸せな仕事

大変お世話になっている中央区H先生からのご紹介で、S様ドクターご夫婦が事務所を訪ねていただきました。ずっと前から家を建てる時は「Dアート」を紹介するからとH先生がいっていただいてたようです。今回フルリフォームにするか新築するかというところから、打ち合わせが必要ですが、住宅のプロ、デザインのプロとして、S様はもちろんのこと、H先生にも喜んでいただけるような提案をするつもりです。住宅屋として幸せな出会いです。

夕方は北九州のK先生宅にお邪魔しました。私たちが建てさせていただいた家に先生ご夫婦が移り、母屋を大改造して息子さんご夫婦が住まれて病院を継がれるようです。久しぶりでお話も弾み、懐かしく家の中も見ました。自分で言うのも変ですが、正統派のマテリアルでしっかり建てさせていただいた家は、年月がいい味を出し、より素敵でした。母屋もしっかりした輸入住宅で築30年です。息子さんご夫婦が住宅展示場などで築30年というと、みんなどこも「建て替え」と口をそろえるそうです。わたしにいわせれば「そりゃあなたたちの売ってる家は25年や30年で限界でしょうが、きちんと建てた家はこれから味が出て素敵になるんだ。」と声を荒げたくなります。30年程度しか自信を持てない家は、いくら売る時低価格でも、安い家にはならないはずです。家を文化にするにはいいデザインと70年前後の耐用年数は必要と考えます。消耗品の家売りはいかがなもかと・・・・・。

私たちはこんなオーナーさんたちにめぐり合い、しっかりした家を建てさせていただけることを改めて幸せに感じました。ここのところおもしろい仕事の依頼をいただき、責任を持った提案をして、喜んでもらい結果を出そうと考えてます。

 

 

 

好きな大人の言葉

そっと自分で決めたことを継続しろ。時間を売って報酬を得るな。上の人には本音で付き合い、下の人とはあんばい良く付き合え。ゆとりのあるものは仕事でも教育でもない。先人から学べ。弱者の声は高く強者の声は低い。集金できて一人前。全ての人や物の付き合いには「手当て」が大事。修業の身がなぜ休む?。運、不運、不平等すべて受け入れることが大人のようです。・・・・・・・・

人生で一番素敵な時期が、男にとって50代だと思ってました。半分過ぎて思うのは、いろんなことが沢山押し寄せ、そりゃ悔しく、忙しく、面白く、究極の喜怒哀楽を経験できました。これからは、平田や中村を使っていい仕事をするのではなく、三人が同じ責任を背負う仕事ができるような会社を目指したいものです。

理学療法士の娘が「一日でもリハビリを休むと、もう動けなくなる人もいるから、私も患者さんも必死よ。」といってたことがありました。そんな気持ちで仕事には取り組まなくてはと教えられました。責任重大でそれが大変と思うか、そこに身を置けてる自分を幸せと思うかは、育てられ方でしょう。自分に甘くならないように、年を取ればとるほど「時間がない。」という意識でがんばらねばと思います。

責任感は病気や、誘惑や,散財など人生の悪玉菌をやっつける良薬ではないでしょうか?

 

うれしいお誘い、

先日、ご入居者の佐賀のK様、北九州のK様からお食事のお誘いをいただきました。何よりうれしいことです。築15年前後たつと、お子様も成人され、仕事も変化し、ライフスタイルも大きく様変わりします。デザインを伴ったリニューアルを必要とされる方たちからのご相談は新築と違い、しっかりした人間関係や正確な情報をもってやることですから、理にかなった物が出来上がるはずです。楽しませてもらいながら、提案します。

小学校の時の同級生からも連絡いただき、お誘いいただきました。沢山の人と出会い再会し、新しい刺激や知識をいただくことは幸せです。日ごろを雑に生きず一生けんめいがんばることがで、幸せがやってくるようです。最近ブログを見てくれた友人たちから「小澤さん、いい人たちに囲まれていいねー。」とよく言われます。

日々仕事をしている仲間を大切にしようと改めて思います。ここのベースがいつもしっかりしてないと、何もできないのですから。ただ最近、二人がもっともっとレベルアップをしなければ・・という気持ちが薄れ、体調を保つことや、生活を保つことで精一杯のように感じます。平田と中村はそれぞれの目標とテーマにむかうエネルギーが必要な年齢です。もっと暴れて欲しいものです。少なくとも私よりエネルギッシュでなくてはなりません。積極的に人と会い、住宅のプロとしても、女性としてもレベルアップを目指して欲しいと思います。

 

 

 

対馬の朝・・・・かじめの味噌汁

対馬のおばから、海産物が届き、その中に「かじめ」がはいってました。死んだじいちゃんやオヤジは、早朝、浜から白い息をはきながら寒そうに帰ってきて、お袋の作った薄切り大根と豆腐の味噌汁に細長くきった「かじめ」をひとつまみいれ、とろまして、すすり「あー」とうまい声を発してました。対馬の冬の朝は、イカの刺身とかじめの味噌汁です。正確に言うと、かじめの「おみおつけ」といってた様な気がします。

さっそく事務所にもって行き、中村に味噌汁を作ってもらって食べました。対馬の朝の味です。懐かしくて、うまくて、子供の頃の情景が人とともに浮かんできます。中村もうまいといってくれました。

横浜で闘病中のおじの見舞いに娘が休みを取って日帰りで行ってくれたようです。息子も羽田まで迎えに行っていっしょにいってくれたようで、大人として素直に「ありがとう」と二人に礼をいいました。お袋の弟であるおじのきつそうな声がむすこの携帯からきこえてきました。「二人きてくれたぞ。おまえはいい子供を持ったなー。何よりのすごい財産だ。また会いたいナー。」病気のおじにも元気づけられました。お袋を介護する力にもなる言葉でした。

おじがおばにいったそうです。「だいじょうぶ。俺は死なないよ。家に帰ってかじめの味噌汁食いたいから・・ハハハ」

福岡や横浜で食うかじめの味噌汁はいろんな感情が混じって、なおさらうまくなります。

 

 

 

大事な完工前

大木町のレンタルハウス9棟が、完工前で、電柱、枡、ポーチ、フェンス、配管、アスファルト・・・・等外構との取り合い打ち合わせが大事です。やや、まずい施工箇所もありますが、後どう対処するかがなにより重要です。建物の検査を15日までには受けたいと思います。建物は日当たりもよく、借家としては申し分ないと思います。打ち合わせを密にして、気を抜かず、がんばります。

電話、メール、ファックスなど便利ですが、できるだけ関わりのある人が現場に集まり、打ち合わせをすることが完工前はなおさら大事です。議題以外のことも気付く事がありますし、おおくのひとの目で検証することがいい家になる秘訣です。

平田がハウステンボスB邸輸入部材の打ち合わせに行き、お持ちの古い和家具アレンジをみせていただき感激してました。そういう感性の創作家具を今回のリフォームでも取り入れたいものです。面白い仕事になりそうで、楽しみです。まさにオーナーと話しながら、楽しみながらの家作りです。今週は御入居者のお宅2件のリフォーム打ち合わせがあります。楽しめるアイデア満載の提案をしようと思います。あるご入居者が言っていただいた「もう一度小澤さんと楽しめますね。」という言葉を裏切らないようにしたいと考えてます。

 

 

魅力的な人と家

作品集の評判がよくて、「魅力的な仕事をしてますねー。」と言って下さいます。御入居者案内をさせていただくと、「家はもちろんですけど、魅力的な方ですねー。」と御入居者のセンスや趣味、考え方に感銘を受けることが多々あります。

本物の友達や尊敬する人たちと関わりあって、本音で楽しく生きていこうとする人はとても魅力的で、人が人を呼び信じ助け合いながら生活が充実して送れているように感じます。形や物重視で心にも家にも囲いをしたがり、人と必要以上にかかわらず生活しようとする人は、疑心暗鬼でお金に頼り人を信じられず、真の友人どころか、周りに人が集まらずますます孤立化して魅力のない人になっていくようです。

自分のポリシーを持ち、明言する。お金より人の力を信じる。門戸を常に大きく開けて、ウエルカムの心を持つ。自己中心的にならない・・・・・魅力的な人の家を自分が魅力的になって作らせていただくことが、何より目標です。

我々の作らせていただいた家で魅力的な生活を送ってくださってるご入居者に感謝します。保証書の細かい記載条件より、「この人のためにできることは何でもやりたい。一生付き合いたい。」と思わされる魅力的な御入居者を誇りに思います。

レベルはさておき、魅力的な仲間と日々楽しく、真剣に仕事ができてることも、とても幸せです。

 

 

 

 

 

 

 

 

風邪の女二人

昨日は下関の薬局の敷地の解体が終わり現場調査をしました。雪がちらほら舞い、久しぶりに、耳が痛い寒さでした。風邪が治ったばかりの平田はつらかったと思います。その後Y医院で仕上げ打ち合わせをして、遅い帰福です。中村も平田のがうつったのか、風邪の引きはじめです。電話での会話もいつもの切れ味がありません。大きなマスク、赤いマフラー、カーディガン、ジャンバーを着込み、丸まってました。時々袋からうどんやそばに入れるとろろ昆布をとりだして食べる不思議な容疑者です。昆布、チョコレート、コーン茶、飴・・・口に入れるものが多くてマスクの役目はあまりないのでは・・・・・。

治り気味の平田もしっかり腫れた目を出して、マスクを反対につけてがんばってます。

マスクで二人の目だけが強調されているので、再度詳しく説明します。平田はフィギヤースケートの鈴木明子か海がめの産卵のときの目です。

中村はカンペイチャンか野際陽子の目です。

中村が博多駅に行く用事を頼むと「どうしよう。博多駅でナンパされたら・・。」と切なく言い放ち「♪私は愛の難破船ー♪」と歌い始めましたが、平田が間髪いれず「なんいいようと、人生の難破船が」とばっさり切られてました。     二人とも大丈夫みたいです。

 

 

 

思いがけない日曜日

福岡は朝から雨でした。熊本は薄日も差しS邸の地縄を監督と貼りました。S様ご夫妻は地縄が思いのほか小さく感じるようで、「狭い。小さい。」とやや心配顔でした。地縄は小さく見えるのものなのです。無事本契約も終え、輸入部材発注です。

皆さん、新鳥栖駅前に九州国際重粒子線がん治療センターが着工しているのをご存知でしょうか?最先端の医療施設で、世界に誇れる高度医療機関らしく、2013年春誕生予定のようです。我々のご入居者であるK先生がそこのセンター長として活躍されるようで、大変喜んでます。そして頼もしく誇らしく感じます。。K様からお電話いただき、お伺いして久しぶりにご夫婦とそのことも含めて長時間楽しく話を聞かせていただきました。先生は奥深い良識の塊のような方で、話すと安心します。奥様はとても明るく、楽しい方で、ニコニコされながら懐かしい話も含めて、いい時間を過ごさせていただきました。先生からくれぐれも体の検査を怠らないようにとアドバイスされました。

事務所に小学校の同級生だったEさんから手紙をいただきました。ネットでブログを見つけてくれたようで、うれしいやら恥ずかしいやらです。お互い会えば小学生になるのでしょうか?ブログをやったかいがありました。いい再会になりそうです。

平田が風邪から復活しました。どなたも「平田さん大丈夫ですか?」と声を掛けていただいてありがとうございます。またバリバリがんばると思います。