悪い癖

デザイン屋はついつい自分でものを追加したり、サービスしてでもいいものを作ろうとします。利益を食ってでもいいものにしようとします。昔から「いいものは作るが儲けない。」といわれてました。利益ではなく、できたものを見て喜ぶタイプです。宗像T邸はオーナーと楽しく打ち合わせしているせいか石を張ったり、モールをつけたり、家具、照明、カーテン、セキュリティーなど予算とデザインとの戦いです。私の言い訳はいい建物が次のお客様を見つけてくれるというものなんですがただただかっこよくしたいという思いが強く、悪い癖が出始めてます。うれしくもあり、困ったものでもあります。

  

前向きに。

ここのところたいへんうれしい出会いから打ち合わせができてます。多くのご入居者からのうれしいお声をいただくことも多く、家作りを超えたお付き合いもさせていただいてます。ご紹介も頂き、うれしい限りです。もちろん戦うべき敵もいます。戦えるだけの元気と、自信があるのですからあくまでまえむきに、邁進します。変に妥協したり、丸いものにまかれたりしてると、本当の仲間はできず、自分も気持ち悪くなるので、正しいことは勝ち、本物は勝ち。人のために動くことが仕事です。小手先の決め事や、寄らば大樹の陰、わがままな言い分、お金第一主義、ちんけな権力・・・・・。こんなやつらに負けるわけがない。やるべきは負けない家作りのための勉強です。

困った風潮

住宅会社や工務店にいい年をした設計屋、工事屋がいます。彼らは輸入住宅も含め、なりっぱなしで勉強をし続けてないからか、頓珍漢な収め方や間違ったデザインを平気で行います。できばえが悪いと材料のせいにしたり、人のせいにします。残念な人たちです。クリエイティブな仕事の先頭に立つのは給料取りは向かないようです。家を作るに当たり、勉強を続けない玄人と、変にかじったつもりの素人は困った存在です。会社の大きさ、依頼者や請け者などの立場で上下関係が決まることが多くあります。純粋な力のあるなしでリーダーはきまりません。子供の運動会も順位をつけなかったりする世の中ですから、困った風潮です。クリエイティブな仕事に忖度とか、ひいきとか、融通とかが入り込むことは絶対あってはなりません。それは政治や組織の汚い世界の話です。もしわたしがそうされてたとすればいい迷惑です。でも尊敬できる人からされる分はうれしいかもしれませんが、・・・・・。利用したいためだけでへたな連中にされてもねーー。

こと細かく物事を決めると素敵な家はできない。

自分で自分の首を絞めるルールや取り決めをする組織がいます。大手住宅メーカーや審査機関などはいい家を作ることやオーナーが楽しく暮らすことが目的ではなく、クレームがないこと責任を取らなくていいことのため決まりで雁字搦めにします。社員や携わる人を信じてない証拠でもあります。多くはそれを決めた人たちは家作りが好きではなく、チェックすることがすきなんだと思います。有名な「事件は会議室で起こっているんじゃない。現場で起きてるんだ。」と青島刑事がいってました。「木をみて森をみず。」・・・・取り決めや、ルールはいい家を作る資料のひとつに過ぎず、たいしたものではありません。われわれは理屈ではなく、出来上がったもので評価されるべきです。規則を守ったかどうかではありません。下手なやつらが何でこんな家作ったのかと問われると、予算がなかったからとか、お客さんがいうこと聞いてくれなかったからとか、会社の決まりがあるからとか・・・できない理由を語ってました。そんな会社がいやで、オーナーに喜んでいただき、美しい家を作りたくて独立したんです。まだまだ力不足ですが、勉強しながら、美しい家を目指します。

恥ずかしい取り決め。

桜を見る会、ボクシング協会、テコンドウ協会、体操協会、レスリング協会・・・・みんな権力を持ったと勘違いし、知識も経験もないのに、間違った認識や、規則、決まりを都合よく作りそれに従わないと承知しないぞという姿勢は哀れです。自分たちのまずいことは資料が残ってなく、仲間同士傷をなめあい、忖度しあうとはあきれるばかりです。組織に属してる多くが不満や怒りをもってることすら気づかず、決めた規則は恥ずかしいものだ、。間違ったものだということに気づかない組織は、人の意見を利きみんなが喜ぶ決まりに作ろうとするのではなく、権力を守るため、開かれた上層部ではないのでしょう。個人としては山根会長は好きです。「アーあ」どうしようもない親父だなー。と思うだけです。安倍組はかわいらしさのかけらもありません。

本音を隠す世の中

最近本音を隠す世の中です。いろいろ前向きなことを発信するより、仕事のため、嫌われないため、うるさいことに巻き込まれないため上手に立ち振る舞いなさいという親すらいるようです。情けない世の中です。家作りを通してオーナーと本音で提案し、本音でだめだしもします。「私たちが変なこといったら遠慮なくいってください。」「打ち合わせをしたり、提案を聞いたり、いろいろなお話しする上で、すごく楽しく,おまかせしたほうがいいと思ってます。」・・・・多くのご入居者もご案内の際「もう小澤さんたちおまかせしたほうがいいですよ。」とアドバイスしてくださいます。すべてはいい家をつくろう、よろこんでいただこうとする故の本音です。なぜこうするかなぜこれを選んだかをオーナーに説明します。デザイン、近隣との調和、メンテナンス、法規、耐久性、防火、ディテール・・・・いろいろ考慮して、マテリアルや、施工方法が決まります。「玄人」もけっこういろいろ考えてますよ。われわれの力不足も承知したうえで、本音でよりよいものを提案し続けます。

東京、雅叙園

久しぶりに東京にました。相変わらず巨大な町です。輸入部材の会社や、タイル、石、・・・など見て今回は目黒雅叙園を散策しました。海外のお客様を接待するのに使われてるこの建物は、ともすると日本文化の融合を図ろうとしてバランスが悪いおかしな空間になりがちなところを上手に仕上げています。床、壁、天井、・・・・何より色合いが日本です。コーヒーをいただいて帰りました。羽田で、飛行機に乗る前のマッサージチェアーも楽しみなので、早めに空港です。

うれしい便り

水巻K邸のご家族からメールが届きました。お送りしてた簡易モザイクタイルを家族で受付カウンターの立ち上がりに張って完成したようです。なかなかよくできていて驚いたのですがそれより何より、家族でやることが素敵です。もともと先生は大変器用な方ですが、楠本家インテリアコーディネーターの長女とともにタイルを貼ってる写真は最高です。家庭菜園、花壇、めだかや蝶・・・みんなで家を大事にされ楽しんである姿をみて、本当の家作りとはこうであるべきではなかろうかと思います。こだわってるふりや、何の知識も経験もないのに迷って物を決めない人たちはできたあと、楽しんだ生活から縁遠いようです。

T邸、M邸ありがたいオーナー

新築のしかかり2件です。順調に進んでます。T邸は上棟が終わり、M邸は明日地耐力調査です。恐縮するほどわたしどもの意見を尊重いただきスムーズに工事が進んでいます。ありがたいオーナーです。T様ご夫婦は近々大阪のご入居者見学と、家具屋に行く予定です。M邸はご入居者案内と、来年3月アメリカに一緒に行く予定です。楽しく家作りをやろうとする姿勢がとてもわれわれを勇気付けてくれます。T邸の餅まきにはご案内したご入居者も参加していただけました。もちろん真剣にいい物を作ろうとしてがんばってますが楽しく仕事ができることが何よりありがたいことです。打ち合わせの時間も家作りのひとつです。どこより楽しくいい家を作るための努力をします。

賭け事、ギャンブル

幸か不幸か私は賭け事を一切しません。パチンコ、競馬、競艇、競輪、オートレース、・・・・マージャン、花札・・・面白くない男といわれそうですが、ばくちのような人生ですから結構はらはらどきどき、波乱万丈です。ばくちがいやなのは一人遊びだからです。自分が勝つか負けるかで、人を喜ばせたり、感動させたり、人の役に立ったりすることがないものです。じぶんだけの損得行為にいっしょうけんめいになってる姿は哀れです。ましてや朝開店前からパチンコ屋の前で並ぶなんて悲しい光景です。