われわれの家作りは映画を作ることに似ているように思います。デザインを考え、絵を起こし図面化することは脚本作りです。照明音響、カメラ、スタイリスト、効果・・・・は大工、左官、塗装、設備、内装・・・・多くの人がこだわりのプロとして携わり半年近くかけて、作品を作ります。刺激的で、常にいいものにたどり着く思考と動きが求められます。大手住宅メーカーの家作りは物として買ってもらいそれを組み立てる作業であり、同じことの繰り返しで、サラリーマンの思考です。下手にいろんなことを考えず黙々とプラモデルつくりです。私には退屈です。世の中に首を突っ込み、いつもアンテナを張って刺激を受けて、勉強します。
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悲しい世の中、何が契約書だ、何がコンプライアンスだ。
吉本騒動を見て世の中本物を見る目がなくなってます。欧米の義理人情がない人種をまねて、日本人のよさを自ら放棄しています。大工や左官は親方に弟子入りし、身の回りの世話から、した働きしながら技を覚えます。すし職人も、落語家もみな修行時代が必要なわけで、契約書などチャンチャラおかしい。修行中のやつが「食えない。」と会社に文句言うなんぞ頭がおかしい。私の仕事でも、契約書がなくてお互いの信頼関係で、口頭での契約のほうがレベルが高い行為だということを忘れてはいかんと思います。銀行や役所がさかんに書類や契約書をうそでもいいからくれという理由は、ただただ自分たちだけは損せぬためです。株、投資、弁護士、などもあまり好きではありません。修行をして、汗水流し、仕事をし、世の役に立ち、人を育てる。それが大事です。ちょうどいい暮らしが何よりです。
吉本。
世の中暇な人が多いのか、吉本上層部と、芸人の揉め事に世間が首を突っ込み、あーだこーだいってます。私も言います。あることをきっかけに、徒党を組んで芸人が辞めるぞといいながら会社に物申すという行為は滑稽です。弱みを見つけたら手のひら返して攻撃する連中は会社に必要ないレベルの連中です。今売れてるのは会社が先行投資も含め、大なり小なり会社が世話してくれたからです。「吉本」のブランドは大きいですよ。こんなことにかかわらず、芸人たるものプライドがあるなら芸を磨き続けるべきだと思います。私が思うにはまず、やみ営業やってうそ言ったやつは世間に謝罪するのではなく、会社に頭をこすり付けてわびてわびて、罰を受け会社に許しを請うた上で、会社が世間にわびる順番だと思います。50前後の大の大人が甘えてますよ。泣いてる暇あったら劇場の掃除でもしろ。それが反省じゃ。とにかくいつから吉本の会長、社長、芸人まで偉そうになったんでしょう。あんたら金はあるかもしれんが、米作る人や、魚取る人と違い、所詮なくてもいい仕事という謙虚さをも持つべきです。
徒党を組む
私は組織の一員には向かず、徒党を組むのも好きではありません。個人の集合体で仕事をすることが好きです。組織に身をおくことは、組織の利益や、決まりごと、方針、・・・従うべきことも多く、不公平感や、納得できないものも多くあります。責任の所在も、「組織」にあり、自分が見えなくなります。私は人間ができてないせいか、「自己責任」が好きです。自己責任の中で、同じ価値観や、目的を持った人たちと作品を作ることが何より楽しく感じます。大手住宅メーカーの組織で行う家作りとはまったく違うことをやってます。昔はわれわれがやってる家作りが主流でした。一人で出会いから完成までそしてご入居後のメンテナンスまで責任を持って行うやり方です。組織と家を作るのではなく、個人と家作りです。連休や、土日に、高速のパーキングに、バイクに乗った人が徒党を組んで集まっている光景を見ます。集合体で走り始めます。サラリーマンであり、趣味も組織でというのですから、私には理解できません。吉本が問題を起こしていますが、芸人などが組織に属すること自体、私は魅力が見えません。個人の芸人と興行主とが約束の上行うもののように理解しています。サラリーマン芸人や芸人学校を出た人とかちょっと違うように思います。芸人としての、粋がないし、幼稚です。