仕事はつらくて、きつくて、大変なものです。だからこそ、自分の好きなこと、楽しめることでありたいと思います。毎日の活動は忙しく、腹立たしいことも多く、お金も苦しく、思い通りにならないことの方が多いのですが、完成したときや、オーナーから喜んでいただく一瞬が何にも替えがたい喜びです。作った仲間と満足する出来栄えの家を眺める時間が至福の時です。経営とか評論とかというジャンルは私には魅力的ではありません。みんなと汗をかいて物を作ることが楽しいことであり、好きなことなのです。年老いて、足腰が弱くなりつつありますが、現場に行きたいと思います。若い人が学校で学ぶことと、弟子入りして教わることの差は、教える側が理論ではなく実務をしてみせることと、お金を払うのではなく、もらいながら教わるところです。日本の技術はこれでつながってきたのに、危うい時代になりました。若者は自分の好きな仕事で苦労するのではなく、毎日が楽な仕事を探しているようです。好きなことに没頭して、がんばってる人が一番魅力的です。私の周りは類は友を呼ぶで「金はないけど楽しく頑張ってるおじさん。」ばかりです。
雪の便り
ご入居者とのお付き合い。平田
平田が相変わらず大忙しです。ご入居者のU様の内装と、看板、広川H様のデッキなど外回り、鳥栖U様の屋根、外壁、外回りの塗り替え、ご紹介の大宰府M様、市内T様キッチンリニューアル・・・・打ち合わせ、見積もり、一人で頑張りながら、施工中のコーディネートもやってます。昨日もハウステンボスワッセナーに行ってました。月末には経理も忙しくなります。愚痴も言わず、笑顔で働く事と、間違ったことや、きちんと仕事しない人には厳しく接する所は尊敬すらします。ご入居者とのお付き合いも、私ができないところを補ってくれます。何より、仕事とお客様が大好きなようです。。ほとんど一日中話題はそれです。彼女のような人にきちんとした報酬を出さないといけませんが、それができないのが私の力のなさです。「この仕事は給料をもらうのではなく、自分でビジネスをしないといけません。それがおもしろさでもあります。」と言い切る平田の気持ちがご入居者にも伝わるのでしょう。皆さんに可愛がっていただき、支えてくださいます。「最初、始めた時、逆風で、全くお金もなく、三瀬の坂が登れないほどのぼろマーチ。あの時も苦しかったけど楽しかったし、それに比べれば今の大変さなんかどうってことないですよ。」何処までも男前の平田です。仕事も男らしさも体重も、追い越される日はそんな遠くないようです。今日帰ってくる息子も、娘も、小さい時からオバ様と呼び、「幼馴染」らしいです。
なんかおかしい
オリンピックのエムブレムですったもんだしましたが今、何人か集まり最終選考のようです。以前の発表イベントや今回のやり直しにかかる費用が数億円らしく、何やってんだという思いです。新国立にしても莫大な金を捨てて、だれも責任は取らず、役人も政治家も「どうせ税金」と思っているのでしょう。みんな怒らないといけません。消費税を上げるとか、国民負担を増やすとか、国庫を正常にとか,どの面下げて言えるのでしょう。それを預かったお前らが垂れ流し続け、失敗し続けた責任でしょう。年金にしろ、何にしろ。いらない政治家を減らし、オリンピック、年金、・・・いろんな問題にかかわった政治家の給料は半額、政治家特典も廃止しないと納得いきません。「政治には金が要る。」力がない政治家が、吐くたわごとです。どの仕事も金はいる。それを自分で稼いで何とかやりくりしてるんだという思いです。年寄りを支えるより、不要な政治家や働かない役人を税金で養う方が大変です。
スマップの解散で大騒ぎしてます。偶然テレビで謝るところを見ましたが、いい40過ぎのおじさんを黒い背広で、背景もない映像で謝罪させる図式は、北朝鮮や、イスラム国をイメージしました。正常な目や、心や常識が持てない世界なんでしょう。それによってたかってマスコミが同じ映像を流し続けていることにも、「ばっかじゃないの。」めでたいやつらだと思うのは私だけでしょうか?やるべき大事なことがあるでしょうに。
寒い日が続きます
急に寒くなりました。現場に電話を入れると「サブいですねー。」とやや震えた声です。サッシが入った後の、内部の工事はそうでもないのですが、解体とか外部の工事はつらい日です。今週はずっと寒いらしいので、けがに気をつけてほしいものです。この時期私が子供のころは対馬の漁師町でイカ釣りが活気があり、早朝から港は大賑わいでした。気温より海の水の方が温かい日は海から白い湯気が上がってました。人の吐く息も、汗をかいた働く大人の体から出る蒸気もあり、船の煙突から出る煙も含め港中が白い水蒸気で覆われてました。寒い夜はよくそのころの夢を見ます。冬の現場も嫌いではありません。寒いなか着込んで、温かい缶コーヒーを持ちながら足ふみしながら震え声で打ち合わせをして家を作ると連帯感がわきます。明日もまた佐世保、ハウステンボスワッセナーに走ります。女子学生アパートのリニューアルが始まりますから、その打ち合わせです。その足で久留米により、ワッセナーY邸の解体報告をオーナーに行います。
自信のない証拠
最近、平田がテレビに怒ってます。民放が肝心なところを伝えなかったり、映像を隠したりする手法をどの局も使います。コマーシャルで消してしまい、コマーシャル明けに、再度ややまえから流し、もったいぶって明かすやり方です。バカがくだらない番組しか作れないからそんな貧相な発想で視聴者をつなぎとめようとしていることに腹立たしく思っているようです。どうでもいいようなことをそんなやり方で作ってると、見る方はストレスになり、腹が立ち、くだらなさが助長され、テレビ離れはますます進みます。コマーシャルのない、ガチンコ勝負のNHKと、番組作りや映像や、視点の奥深さに、大きく差を感じます。現に平田は下手が作ったくだらない手法の番組に対し、「腹立つー」と叫びながらチャンネルを変えてます。目先のテクニックや映像加工で、なめた仕事をしてると民法地上波は終わります。どのジャンルもプロがいなくなります。
暖炉の季節
この時期、ご入居者も暖炉を楽しまれます。マキの燃えるパチパチという音、匂い、炎・・・・・エアコンや、ヒーターでは味わえない暖かさです。癒しです。前回ご紹介した佐世保のS様の年賀状や大分のご入居者S様のフェイスブックにも暖炉のことが写真付きで書かれてます。うれしくなります。プランニングも、暖炉を希望される家はリビングの作り方にひと工夫いります。TVと暖炉の共存です。そして、暖炉の空間には天井にパドルファンを回すことで暖かさが拡散されます。男は火を触ることが好きです。狩猟本能を掻き立てられるのか、火を見ると精力が沸き立つといいます。最後にいつもご紹介する、建築家フランクロイドライトの言葉です。「家を建てるときは暖炉をつけなさい。暖炉は理性を高め豊かな感性を生む。」
ありがたいお年賀
たくさんの年賀状や、お年賀のあいさつ、メール…いただきありがとうございます。多くのご入居者の方から、「快適です。」「幸せに暮らしています。」「暖炉の暮らしが素敵です。」「お客様が感嘆の声をあげられます。」などうれしい一言をいただけて、感謝しております。いい暮らしを演出してくださるのはお客様です。前向きでプラス思考の方は暮らしが上手です。家族が素敵です。いい方が寄ってきます。いいセンスしてらっしゃいます。我々はほんの一部、デザイン、コーディネートの分野でお手伝いをさせていただいてますが、住めば住むほど家が素敵になっていくお宅ばかりです。「佇まい」は本物の暮らしの中でしか生まれません。今年いただいた年賀状で、暖炉の前で愛犬を写したS様の写真にひどく感動しました。 娘と二人、「うちのバカ犬は暖炉似合わないなー。」
あけましておめでとうございます。
今年はいくつかの仕事依頼をいただいての年越しで、頭の中で、デザインを考えながら過ごした正月でした。年を重ねるほどに、経験の引き出しは増えますが、それに胡坐をかいて新しいひらめきや勘がにぶらないように、仕事への前準備や、先を先を見据えた動きが大事になります。デザインは好きなもののまねから始まり、あるきっかけで、自信が付き、自分の色ができ、ひらめきや勘が下りてくるようになり、経験の引き出しが多くなり、応用ができるようになります。多くの遊びや、本や、音楽や、映画や、旅行や、恋愛や、・・・・・とくに魅力ある人との会話でひらめきや勘は磨かれます。学問から入った大先生の建築家と称される人はわがままで自己中心の建物です。住宅などオーナーと向き合う仕事はできないでしょう。わたしはオーナーと向き合う仕事が好きです。一緒に作品を作り上げ、共有財産となりうるからです。今年もがんばります。宜しくお願い致します。
涙もろくなりました。
年末のテレビで、長嶋を見る機会が多く、ただただ泣いてしまいます。かっこいいし、今でもスター長嶋茂雄です。笑顔で涙を流します。不自由だけど、いきいきした言葉で、泣かされます。どうしたらこんな人になれるのか、「倒れてからの長嶋が好きです。」という人がいます。壮絶なリハビリを今も続け、マスコミに出て、走りたいと言っているのですから尊敬もできます。しかし、躍動してた姿、目立とうとする姿、勝った喜び、負けた悔しがり方、監督、病気、どの局面でも、昔からそうでしたがかっこよすぎるくらいかっこいい人です。一度も我々の期待を裏切らない人です。いまだにプロ野球は長嶋の存在感に勝るものはありません。いまだにプロ野球を背負っています。年を取ると、うれしさは笑顔ではなく、涙で表現するようになるようです。わたしも、息子も、娘も、人が笑顔になれる人になりたいものです。元気な声でありたいものです。来年は還暦です。やっと大人です。仕事も人生も、死ぬまでエンドレスです。一年ずつ成長を続けます。よいお年を。