四月終了

早いもので四月も今日で終わりです。この年になっても、人間ができてないせいか平穏に過ごせません。いつも、子供と一緒で喜怒哀楽全開で生きていて、やや疲れるときもあります。平田に注意されてばかりです。その平田は月末、コーディネーターから経理責任者となり、入金確認と、支払いでてんやわんやです。わたしは、嬉野のM奥様からご依頼いただき、お嬢様の家にお伺いしましてお打合せでした。。世間はゴールデンウイークです。明日は熊本の残工事、二日はM様の新築祝い、四日は横浜からのお客様、あと少々アポイントがあります。ハウステンボスワッセナーI邸にも顔を出したいと考えています。メーカー、役所、税関、銀行,登記関係・・・・・皆お休みです。その前に、済ませなければならないことに動きまわります。

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横浜、東京

計画するにあたり、現地調査のため、朝早い飛行機で横浜に行きました。若いお客様です。お客様のイメージされてる住まいも含めて現地で話すことは大事な行為です。さすが横浜、坪100万円を軽く超える土地ばかりです。それぞれの、土地の特徴、それに伴う家の作り方、住まい方を、ご説明して、打ち合わせも含めて昼食をごちそうになりました。奥様が福岡出身の方で、気さくで話しやすいご夫婦でした。関東に作品を作らせていただくことができれば光栄です。田園都市線沿線はさすがに上品で、きれいな街が作られ、都心へのアクセスもいいので人気だそうです。輸入住宅も、輸入住宅風も含め、おしゃれな住まいが目につきます。30年ほど前かかわった家も見れて、いい一日でした。

夕方渋谷まで出て、孫の顔を見に息子宅に寄りました。五か月たち、多少人間らしくなってました。前日、上の階に引っ越したようで、以前に比べ、広く明く、すごくいい眺望で、東京らしい暮らしです。夜景を見ることはできず、新しい道ができて、羽田まで、20分程度で行くというので、車で送ってもらい、最終の前の便に乗れました。日帰りの出張が楽々とできるんですから、便利な世の中です。

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輸入住宅?

輸入住宅メーカーの作品を本なんかで見ると、必要以上のデコレーションや、カラーリング、石やタイルなど、たくさんの部材を使い、住まいを逸脱した、ド派手な住宅作品が並んでいます。お城や、ホテルや、店舗のデザインを模写して作られているようです。それらを輸入住宅と呼ぶのであればわれわれが作る家は、明らかに違います。シンプルで、きれいなプロポーション、マテリアルやカラーもできるだけ少なくし、ポイントにだけこだわりのデザインを施します。作品集を見ても、おわかりのように、きらびやかではありません。デザインを勉強すればするほど、シンプル、良質、美しい形が大事に思えます。しかしながら、いろんなものを自分で選んで楽しみたい人が少なくありませんが、しょせん何の勉強も知識もないのですから、いいものにはなりません。よく、いい、悪いは人によって違うという人がいますが、荘ではなく、いいものは多くがいいといい、悪いものは多くが悪いというのです。「小澤さんたちの作る家って、輸入住宅、輸入住宅してないですよね。派手にあばれてないもん。」ご入居者の一人の奥様からご契約前に言われた言葉です。

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ケアンズ

10年位前、息子とケアンズに行ったことがあります。グレートバリアリーフの玄関口の街で、田舎でした。キュランダ高原列車で、熱帯雨林や、滝をのぼり、原住民の村へ行き、帰りはスカイレールという迫力満点の、乗り物で、一気に下りました。日本のカニをもじって、「カニーズ」というレストランがおいしくてシーフードを二日連続で食べに行きました。

レンタカーを借りて、隣町の、ポートダグラスまで走りました。。アメリカ人のための馬鹿でかいホテルと、プールのリゾートエリアと、こじんまりしたおしゃれなショッピングストリートと小ホテルで構成されたヨーロッパ人のためのリゾートエリアが混在した不思議な魅力がある田舎町でした。たった三日でしたがなかなか面白い旅でした。

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ヴィクトリア

わたしが訪れた世界の数少ない街の中で、美しさで言うと、カナダのヴィクトリアが一番です。小学校の時に連れて行った娘も、新婚旅行で行くと言いながらいまだに実現できません。春本番になり、美しい花が咲き誇る季節になると、ヴィクトリアが思い出されます。港、コロンビア州議事堂、エンプレスホテル、馬車、ハンギング・・・・テーマパーク以上の、町です。ここに行くのも帰えるのも、飛行機ではなく船が一番です。沖から見る町は素晴らしく、ヨーロッパです。シアトルから高速艇で行ったのですがバンクーバーから豪華大型客船で行く旅が夢です。

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ハウステンボスワッセナーI邸竣工検査

ハウステンボスワッセナーI邸は、オーナー立会いの下、竣工検査でした。キャンピングカーで東京から2日かけて来ていただき、喜んでいただきました。若干の、手直し、残工事はお引越しまでには終わります。いい家です。ここで暮らすというより、「たのしむぞ」といいたくなる空間です。ワッセナーのわれわれのご入居者も、見に来られてとても素晴らしいとお褒めいただいてます。この町に暮らすもの、手を加えるものは街並みを守ろうと思うより、もっと良くしようという意欲がないと老朽化のスピードに負けます。デザイン力のあるご入居者と建築屋がこれからより必要です。

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生き様

大リーグが開幕し、控えとしてイチローがスタートしました。レギュラーとしての力は十分あるはずなのに、若手をプレーで育てる役目も背負ってるようです。日の当たるいろんな道があったでしょうが、日本に帰らず、これがイチローの生き様なのでしょう。黒田の男気あふれる生きざま、松井の人として真面目にまっすぐ生きることで、日本人だけでなく、ニューヨーカーたちからも愛される生きざま、テニスの伊達公子、ジャンプの葛西・・・・・どの生き様も壮絶で、尊敬します。サッカーのカズもいまだ頑張ってます。よし悪しはそれぞれ意見もあるでしょうが、お客さんにみたいと思ってもらえるパフォーマンスができる限り、現役を続けてほしいものです。引退は本人と、ファンが決めるものです。われわれも勉強し、腕を磨き続けますが、依頼がなくなれば、ペンを置くときです。いつまでも必要とされるように、全ての作品を大事に作り続けます。

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年を重ねるとは。

年を重ねるということは多くの人を見てきたいうことです。人と会い、話、楽しみ、討論をし、時には争い、人を育て、・・・・・とにかく人との関わり合いが人生と思ってます。そういう意味で言うと、我々世代は、パソコン、スマホ等の機械での会話が主流になることが受け入れられません。そこには、声も表情もイントネーションも存在せず、同じ文字の羅列だけです。人は大事なものを失いかけてます。家も、工場で作ったり、同じ新建材で無表情の家が多く、低価格で作られ、年を重ねて出る、風合いや佇まいが消えかかってます。

全て、年を重ねる素晴らしさを認識しないと、年寄りを敬い、大事にするどころか、殺伐とした、世の中になります。じいちゃんやばあちゃんの笑顔のしわや働いてきた手のひらや一言発する言葉の重みがわかる、人でありたいものです。

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住まい、いろいろ。

南区M邸で午前中オーナーと待ち合わせ、門司の、家具屋に案内しました。お気に入りのものはなかったようですが、感心するくらい、よく動かれます。2,3階はめどが立ち、今から一階の工事です。コンクリート造で、一番の特徴でもあります。門司のF邸は昨日消防検査が終わり、明日、役所の検査です。内装はオーナー主導で、お好みに仕上げられてました。輸入部材のおさまりはほぼOKです。今からエクステリアの工事になるようです。その後、役所をまわり、博多区のご入居者T邸に、外部塗り替え、コーキング打ち替えの打ち合わせに、塗装屋の社長と伺い、5月中ごろ、工事に入るようになりました。10年を過ぎると、このメンテが必要です。家づくりの本質を理解し、大事にメンテを重ね、いいお金の使い方をすると、年を重ねるたびに、家は上質になるようです。日本の新建材は新築がピークで、ぼろになっていきますが、輸入部材は年と共に味が出ます。

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最近の親子関係

春休みで、子供がいたる所にいます。仕事後の、「ふくの湯」から上がると、平田が「子供がうるさく、飛び込み、騒ぎ、走り回り、それでも近くの親は何も叱らづ、それどころか一緒に騒ぐ始末ですよ。」しつけられてない子供が親になると、産んだ子も、こうなります。日本に必要なものは教育ではなく、まず生まれて小学校までは「躾」です。その後十代後半から、二十代後半にかけての修行です。勉強などいつから始めても、取り返しがつきますが、躾と修業は後回しにできません。教育評論家などが「親子でよく話し合って。」といいますが、それは子供が自分で食えるようになってからのことで、そうじゃないと知識や価値観が違いすぎて話し合いなんかなりません。ガキの頃は、親の言うことを聞かせて、やることを見せて、きちんとしつけることです。修行もしつけもされてないバカ親はもう手遅れですが。

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