出前

うれしくてしょうがありません。食堂で出前してくれるところが残ってました。昔からやってるところのようです。寿司や、ピザ、ファミレスなど、宅配ではなく、出前です。ちゃんぽん、そば、うどん、どんぶり物、・・・・・値段は400円から700円程度です。安い。昔ながらの50ccバイクに、出前箱です。ホットもっとや、コンビニと違い、添加物も少なく、器がどんぶりです。また回収に来るのでしょうが、それを考えると超安値です。「お待たせしました。」とおじさんが入ってきて、平田が、「ありがとうございます。寒いのにすみません。」「とんでもない、ありがとうございます。メニューもってきましたからこれからもよろしくおねがいします。」人と人の会話で商売してます。ちゃんぽんを頼んだ私は、思わず、「わー、うまい、昔ながらの食堂のちゃんぽんそのものばい。」そばの平田も、うなずきながらがっついてます。

昭和の空気いっぱいです。効率や、利益や、リスクを頭で考えると出前なんかなくなるのでしょうがそれだけではない、大事なものがあるように感じました。事務所のキッチンには、一枚のメニューが張られ、幸せな気分です。

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新年あけましておめでとうございます。

新しい年が始まりました。今年もよろしくお願いします。年末年始にはたくさんのご丁寧な、ご挨拶をいただきましてありがとうございました。微力ですが今年も精一杯動きます。本気で、本音で家を作ります。

今年の正月はルーツの旅でした。1,2日は私の祖父、祖母の故郷である広島に行きました。もうほとんど、知り合いも親戚もいないのですが、祖父や祖母、親父から聞いた話が思い出され、わたしのルーツです。この広島から、船を持って対馬にわたったそうです。

3,4日は所要も含め諫早、長崎に行きました。高校、大学と、多感な時期を過ごしました。暮れに、下宿の仲間や、姐さんから電話をもらっていて、懐かしさでいっぱいです。親元を離れ高校野球に明け暮れ、、建築をやろうと決めたのもこの地です。母校にも足を踏み入れてみると野球部が練習していました。懐かしいものばかりです。べたですが、グラバー邸を散策し、中華街で食事をして、お気に入りの、喫茶店で、コーヒーを飲み、翌日は、お諏訪さんに初詣をして、帰りました。ここが仕事のルーツです。年のせいか懐かしさを求めます。

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よいお年を

今日で今年も終わりです。健康で、力不足ながら、一生懸命平田とともに頑張れた一年でした。吹けば飛ぶよな会社です。いつどうなるかわかりませんが、我々のご入居者と共に作った作品はどこにも負けない財産です。そして自分たちの信じたやり方でやり続けています。何の迷いもありません。もがきながらも好きな仕事ができてることを幸せに思います。今やっと見えてきたものや、感じられたことも多く、まだまだ勉強中です。、いつ病気が襲ってきても不思議ではない年齢です。健康に気を付け来年も動きます。ご指導ください。よいお年をお迎えください。

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働かない若者

本人にはいろんな理由があるのでしょうが働かない若者が多すぎると思います。ましてやその人たちを「弱者」として職業訓練の補助金を出したり、職探しを手伝ったり・・・・・。義務教育まで受けさせて、働かない人の多くは「やりたい仕事がない。」「どんな仕事が向いてるかわからない。」「働きたいと思うものが見つかるまでゆっくり待つ。」・・・・・・・・・・・・・国民としての責任を果たさない人に手を差し伸べるのではなく、今までの義務教育費など、返金してもらうシステムが必要です。働いた人の税金で生活しといて自分は税金も年金も払わないとはどういう神経してるのか。自分は保護し、それ以外は否定したり、信用しなかったり。必死で働いて、人と絡んで、お客さんと絡んで、喜んだり泣いたり悩んだりすることの中でいろんなものが見え、やりたい方向が見えるのであって、それを放棄した時点で、甘えてるバカな社会不適合者です。」切り捨てるか、強制労働がいいかと思います。もがいてる人、頑張ってる人に助けの手を差し伸べる国であってほしいものです。ハロウィンで仮装行列でバカ騒ぎして、後片付けもできず、翌朝ゴミの山。クリスマスはままごと恋愛の日、バーチャルな世界やネットで遊び、親のすねかじり、ジャンクフード食って、好きな時寝て好きな時起きて・・・・・・・・「頑張ってもがいてる人」に今助けが必要です。

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数字じゃない部分

設計とは「寸法をきめること。」です。作り手に寸法と、品番を伝える行為です。デザインは数字で表現できない部分であり、「アンバイよく」「バランスよく」を見つける作業であり、あとから寸法がついてくるものです。もう少し高く低く、広く狭く、大きく小さく・・・・現場で渕上や平田と幾度となく繰り返す行為です。それはヒューマンスケールという人間が心地よく思う空間を見つける作業でもあります。デザインは体感です。目で見える派手な材料や色や何でもやっちまった空間は一持的にインパクトはあっても、すぐあきてしまい、下作です。出来上がりが頭に出せない人が物を決定してはいけません。

学生のころ、何でもかんでも図面に織り込んで、派手でバランスの悪い空間をよく設計してました。「小澤、お前若いのに小手先の年よりみたいなデザインをするな。デコレーションしたがるということは空間そのものが駄目だからだ。何もしなくてもいい、のびやかで若者らしい発想で空間を作れ。」こっぴどく怒られました。

美人は化粧がいらないし、プロポーションがよければ何を着ても似合うし、年齢とともに色気も増すし、、、、。デザインはほとんど夜やります。昔体育館の設計を徹夜でやってた時、残業の先輩が12時ころ「お先に、頑張れよ。いい家と、いい女は夜作られるもんだから。」・・・・・・・・元気が出る名言でした。

無題30年前の作品

年寄りの必要性

IT企業など、新ビジネスは若い起業家と社員で構成され、組織に年寄りがいないようです。仕事内容はもちろんですが、人としての大事なもの、まずは一社会人としての小言など、自然と耳に残る程度でも、年寄りからの大事な教育です。「踊る大捜査線」に和久さんは必要なんです。家族の単位も、「じいちゃん、ばあちゃん」は別所帯になってから、若夫婦教育ができず、子供化していってます。家族も組織も、「受け継ぐ」ことができてません。年寄りも、若い人や、子供のいる生活の中でこそ、素敵に老いていけるように思います。見たり、聞いたり、経験したりしてきた量は財産であり、家族や後輩に還元する役目が今の社会に欠けてます。社会のゆがみでもあります。新企業や組織に素敵な年寄りを何人か入れようとする経営者が現れてくれれば、日本も希望が持てます。私の周りでこの人が会社にいれば活性化するぞと思う人は年寄りばかりです。

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ありがたいご依頼、ご連絡

先日北九州のご入居者I先生の奥様からお電話をいただき、先生のご実家のエントランスや、玄関周りの提案をご依頼いただきました。先ごろもお知り合いをご紹介いただき、無事完成して入居されています。いつも明るく気持ちのいい奥様で、平田はいつも奥様のブログを見ながら「素敵なライフスタイル」と絶賛です。素敵なご入居者に恵まれていることに今更ながら再度気づかされています。メンテも含めて、3件ほどご入居者からご連絡いただいています。われわれの今をご心配いただく言葉から始まり、なつかしい話が続いた後、メンテのご依頼です。人としてレベルの高い人たちに恵まれて仕事をさせていただいています。。そして自分たちの身を正すことに気づかされます。やはりご入居者は我々の財産であり、先生です。いつも壁にぶつかったときはご入居者周りをしていたことを思い出しました。

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クリスマスツリー

町は電飾で飾られ、ノーベル賞のLEDが白く、青くきらめいています。個人の好みとしては、「白熱色の電飾がよかったですねー。あったかく感じて。青は寒く感じ、モダン、無機質にかんじません?」[そうやなー。」夜,帰りの車で平田との会話です。クリスマスツリーも、青色で豪華になりました。町はいよいよ週末からクリスマスです。平田は忙しく、夜もアメリカとのやり取りで睡眠不足というのに、小屋裏からツリーを出し、事務所の一階に飾り付けてくれました。もう何年も使ってる、アメリカのスタンダードなツリーです。オイルステインの、トラッドな空間によく似合います。この時期になると、我が家もそうですが、ステインの渋い空間に、暖炉に火を入れ、まきが燃えるパチパチという音と、BGMを聞き、手作りのツリーを眺めながらコーヒーでも飲むと最高です。そんな贅沢が近くにあることを幸せに感じながら、がんばります。

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忘年会

日曜日の夕方、平均年齢の高い十数人が集まり、地味目の忘年会をしました。毎年、当然ながら老けて、バカ騒ぎもできず、一か所で、料理をつまみながら、話しながらの忘年会です。今年も何とか仕事をさせていただき、いろんな経験もできました。仲間以外の工務店さんとのコラボで二件の大型住宅を手掛けています。在来でのデザインもありました。住宅以外で、クリニック、高齢者施設、薬局、店舗・・・・・いろいろ経験させていただきました。それが新たな財産です。毎年のことですがお金は豊かになれません。原因の多くはわたしの性格にあるようです。「デザイン屋さんが会社をやると、こだわりが強くて、もうけんもんねー。」・・・・・・・・それぞれがいろんな毒舌も含め、言いたいこと言ってお開きです。今年のMVPは、おとなしくて、口数少なく、筑後弁のなまりが強くて、色の黒い塗装屋のT君が英語の歌を、流ちょうに熱唱したことです。イヤー、人は見かけによらないものです。

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手のかかること、効率の悪いこと

われわれの家づくりは、自由度が多く、手のかかること、効率の悪いことをやっていると、よく言われます。私の持論は、作業は効率のいい方がいいけど、仕事は、手をかけるべきだということです。いろんなことを考え、吟味してお客様の納得度があっていい仕事といえます。作り手に都合のいい決まりを作り、その中から選ばせるやり方と、あなたの希望をできるだけ受け入れます。というスタンスで、日々知識とセンスを磨き、手をかけて家を作るやり方があります。。二つのやり方の向き不向きは、お金儲けが好きか、家づくりが好きかです。「営業」と呼ばれる職種がいない家づくりともいわれますが、そうではなく、わたしも平田も渕上も、お客様にとって営業部デザイン屋であり、営業部コーディネーター、営業部棟梁であるべきです。そうして作った家のご入居者も、「営業」をしていただけます。ご案内、ご紹介はわれわれ生命線です。

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