母を亡くしました。

15日夜中1時、母の入院先の病院から電話があり、すぐ走りました、心拍数や、呼吸も弱っています。ありがたいほどの看護をいただき、朝方7時半ごろ、永眠です。苦しみもせず、親子二人で、最後に6時間ほど、過ごせて幸せです。家族、特に娘は驚くほど、よく動き、さばけた采配を振るってくれました。おふくろから、人のために働くことの大切さを教わり、それが私の子供にも、つたわり、今があります。誇れる自慢の母です。わたしは見舞いに行くわけでなく、自分が苦しい時、迷った時、困ったとき、顔を見ることで、決断ができてました。還暦でも、マザコンです。さみしいです。でも子供たちや周りに頼りになる人がたくさんいることも、よく,わかりました。母が店で働いた70まで、わたしも必死で頑張ります。葬儀が終わり、母から、すぐ事務所に戻り働きなさいと言われそうで、事務所に来ました。明日から仏壇の母と話しながら、仕事を再開します。

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依頼され、動き回り、喜んでいただき、人が寄る幸せ

今多くの仕事をさせていただき、平田とともに正直、やや体は疲れています。気持ちは充実してます。50と60のおばさんとおじさん二人には忙しすぎるという人ばかりです。不思議と一度何とかしてやり遂げると、次は大変とは思わなくなるものです。依頼される充実感。喜んでいただける充実感は何よりの栄養剤です。人の役に立ててることを実感し、つつましく、元気よく好きな仕事ができることが何よりです。それでもやや遅れ気味の対応になっていることもありますがご勘弁ください。最近事務所に人が多くやってきます。うれしいことです。都合よく儲けるために来る人を除けば、多くの人に我々の仕事に協力いただいています。仲間が増えることは何より心強いものです。「前向きのプラス思考集団」が理想です。ごみ片づけ、ゴミ捨て、掃除・・・・・・やれることは何でもやろうと平田と話してます。残念ながら、事務所まで手が回らず、事務所はごっ返し、散らからってます。よく書類がなくならないもんだと変な感心をしています。探すのにやや時間は要しますが・・・・・・。

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ムヒカ大統領

ひさしぶりに、素晴らしい報道を知り、演説を聞きました。ウルグァイの世界一貧しい大統領という見出しが躍ってますが、真実は「世界一本物の大統領」です。ドイツと同じようにインド人がみな車を持ったらどうなるんだという質問から、発展することだけに目を向けづ、人の幸せな暮らしというのは、発展して多くのものを手に入れ続けることではなく、必要最低限のものがあれば貧しくはない。貧しさは手に入れても手に入れて満足しない人のことだ。まったくその通り。国民と同じ暮らしを望み、身近に寄り添うことは、権力や特別が当たり前の西側先進国が一番欠けてることであり、恥ずかしささえ感じました。

人間というのは根本的に何も変わっていません。テレビではありますが、「真田丸」をみても昔も今の政治を見ても、権力争いの人間の愚かさしか感じません。ムヒカ大統領の、言葉と表情は我々をひきつけます。人と人との本当のふれあいや助け合いは「欲の上には成り立ちません。」震災の時に感じた暮らしに「保育園落ちた日本死ね」と書けますか?、ましてそういう馬鹿な親やそれを政治の争点にする大馬鹿な政治家や政府をみんなでキャンセルして、ムヒカを今こそ、日本のリーダーに迎えたいと本気で思います。金や物が主役の世の中から人が主役に、そしてバランス感覚を持ったリーダー、本音で人を語れるリーダーが必要です。

よく考えなさい。昔はおじいちゃんおばあちゃんに子供を預け若い夫婦は働いてました。なぜ今保育園を税金で作り、保育士が足りるの足りないの、給料が高いの安いの、バカみたいな議論です。今はお年寄りが昔以上にいます。子育てのプロばかり、経験者ばかりです。預けましょうよ。躾けてもらいましょうよ。「他人にはちょっと・・・・?」保育園も他人でしょ。自分で考え動き、自己責任で物事が解決できないバカ親に育てられtるより、ずっといい。

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風景にならない建物、

ハウステンボスワッセナーでの多くの仕事はとても光栄であり、何度行ってもついつい、いろんな街の表情に、カメラを向けてしまいます。旅先でも、東京駅や、門司港駅、国会議事堂、富士屋ホテルや奈良ホテル、各地の寺院仏閣・・・・・・カメラを向けたり、画家が絵にしたり、建築は美しいものでした。色やバランスや装飾やルールある芸術でした。今の多くの建物は無機質です。誰も多くの新幹線の駅に美しさも、なにも感じません。写真家や画家が風景に取り入れるどころか、邪魔と思われているものも少なくありません。今では写真家もデジタル、建築家もキャド。ビルものっぺりとしたガラスと、鋼板の巨大プレハブです。住宅もそうです。プラスチックなど石油化学商品に覆われたプレハブ小屋をデザイナーズハウスなどとコマーシャルして安い値段で売ってるからです。何度も言うように家は売り買いするものではなく建てるものです。街並みの美しさに寄与するべきです。残念ながらプレハブの街に、同じ顔のロボットが闊歩する時代も遠くないようです。人力や指先が生み出す芸術は、なくなり、化学と科学で物は供給されそうです。子供のころから美術、図画工作、技術、音楽、体育・・・・・人の感性や能力や感覚の勉強は何となく、理科や数学や英語より、下に見られていたように感じてました。入試科目にもないし。我々は一番いい時代を生きてきたように思います。今からの時代建築家は必要なくなり、設計士がいれば事足りる時代です。さみしい限りです。

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腰が据わらない浮かれ方

世の中全体が浮かれて軽く感じます。ネットや雑誌の情報に皆踊らされ、とりあえず、情報確認に動く。うまい店に並んでみる、観光地にゲームしながらとにかく行ってみる、心霊スポット写真を撮る、パワースポットに行ってみる。行くとこなければとりあえず、天神。今でいうと花見、「知られざる美しい花見スポット」は情報を出すとみんなが知る花見スポットになり、人がたくさんいる秘境もできます。地上波テレビはどこの局も、同じ浮かれた顔ぶれで、同じような番組を、同じコマーシャルで半分以上垂れ流し、毎日何やってんだろうと思います。みんな困ると国や政治に文句を言う時間やエネルギーはあっても、汗水流す事はしたくないようで、自己責任がない時代だからか、とにかく軽い。軽くやって軽く儲け、軽く遊び、できるだけ人に頼り、電波での付き合いをよしとしてるようです。間違いなく、人間は悪い方に流れていると思います。携帯が人の臓器の一部と思われるほどの普及で、その分、頭の脳は退化し続けています。石原慎太郎が書いた「田中角栄」を読むと、人間臭く、魅力ある人物だったんだと改めて思います。今こんなリーダーが欲しいと思いますが、軽いのが好きな連中は拒否するでしょう。

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スーパー銭湯、温泉

夕方東区の照葉のスーパー銭湯に行ってみました。大きな、きれいな施設で、日曜日のせいか、たくさんのお客様です。あちこちに、食事だ、ビールだ、マッサージだ、アロマだ、足つぼだ・・・・・・お得ですという看板が部屋中にあります。風呂も泡、電気、寝る浴槽から、薬、露天いろんな種類があり、露天風呂にまでテレビ。サウナも数種類、自動販売機も数多く、とにかく金使わせてどれだけ儲けるかという施設です。驚いたのは脱衣所です。裸や、パンツのままの姿で、ほとんどがスマホを見たりいじってます。そういう輩は知能指数が低そうに見えます。数人いましたが、もうしばらくすると、スマホを持って浴槽に入りだすでしょう。雑然とし、うるさく、品のかけらもありません。利益至上主義が作り上げた愚作です。伝統と、歴史ある武雄や嬉野、別府、二日市等の温泉地の公衆浴場は、何もなくても醸し出す風情に癒されます。自然の恵みを低価格で、地域住民と大事に守りながら楽しんでます。人との交流も粋で、その地方の礼儀みたいなものを感じることができます。仕事の帰りに、近くの公衆浴場で、ひとっ風呂浴びることが楽しみです。スーパー銭湯は疲れます。

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うれしい一日

Y邸現場と、お引き渡しが終わったM邸の外構打ち合わせのために、ハウステンボスワッセナーに行きました。午前中、大変お世話になり、我々の代表作でもある熊本のMご夫妻がハウステンボスにお越しになるということで、待ち合わせて、ワッセナーの作品をご案内しました。熊本M邸は全てが本物にこだわった邸宅でとても重みがあるいい住まいです。ワッセナーM邸はリゾートで明るく、エレガントモダンの活動的な空間。わたしとしては、ご入居者の方に作品ともどもオーナーさんをご紹介することはとてもうれしいことです。我々はとても素敵なオーナーに囲まれ仕事をさせていただいていることを、再認識させられます。新築と、リニューアルの代表作で、それぞれのご入居者とお茶をいただき、うれしい一日でした。

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還暦

60歳です。還暦です。感傷に浸ることもなく、朝、大渋滞の中広川まで打ち合わせに出かけ、帰りも渋滞の中やっと事務所に帰り、私は明日の契約の準備、下では平田がM様のお打合せです。独立し、何とか仕事をいただきながら60を迎えられたことに感謝します。自分の人生にかけがえのない、親父、祖父母、叔父叔母ほとんどがなくなり、最近では同級生や仲間も病に倒れたり、亡くなったりしています。今夜はじっくりこれまでの人生を振り返り、これからの老いとの付き合いを考えます。60は祝うものではなく、反省や懺悔や感謝の気持ちで今までの人生を顧みることだと思います。そのために母に会いに行くことと、故郷の墓参りを22日に行きます。そして自分の周りの大切な人達に、お礼の意味で、食事をごちそうするつもりです。わたしの希望はずっと現役で家づくりができるように、感性を退化させることなく、頑固でわがままな暴れる年寄りを目指すと娘に宣言したら、「頑張らんでももうそれはできとる。これ以上はいい。」と言われました。こいつにだけは負けます。天敵です。

母と叔母 写真 (60)

年を取り笑ってます。

最近年取ったなーと思ったり、指摘されたりすることが多くなりました。物忘れや、あちこちが痛くなることはもちろん、車で走ると、看板を口に出して読んだり、物を食べると、よくこぼすし、夜中にトイレに行く回数は増えるし、育毛剤をつけて頭皮を刺激したくなるし、テレビがくだらなく思うようになるし、女性へのわくわく感や直接的な欲望が薄れ、笑い方に上品さがなくなり、声が大きくなり、怖いものが少なくなり、政治に腹を立て、墓参りが気になり、仏壇に毎日手を合わせないと落ち着かず、若い女性に気楽に話しかけ、おならが恥ずかしくなくなり、デリカシーが欠落しはじめました。今はまだ笑いながら受け入れています。しかしだんだん意味不明な言動や行動になっていくのでしょうが、それも笑って受け入れるように心がけます。ただ住宅デザインに関してはいくら爺さんになっても、鉛筆握れば鋭い目つきでいいものを書き続けたいものです。頑固じじー、わがままじじーデビューがまもなくです。三月二十日還暦です。

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ご相談とご依頼をいただくにはいい仕事を継続すること。

今多くの仕事をいただき、力不足ながら平田と、精一杯動いています。この仕事は物を作りご満足していただかないとお金もいただけず、ご紹介もありません。厳しい世界で勝ち抜いて行くためには人より勉強し、動き、みとめられる仕事をし続けることです。少し休んでもデザインは下手になります。仕事はなくなります。この仕事に育休も保育園も認められません。。わたしの田舎の漁師たちも、魚を取ってなんぼ、農業やったり、酪農やったりしてる人も奥さんと一緒に必死で働き、自己責任で生活を営んでいます。ほかに代わりがいる仕事でもなく、こどもを抱えて必死で頑張っています。わたしの母も、店と、仕出し屋、じいさんばあさんの世話、船の乗組員の世話を、必死でこなす毎日でした。それこそいつ寝てるんだろうと子供心に思ったものです。そんな女性は育休もなければ、保育所の世話にもなりません。子供を産んだから、休んで、金はもらい、復帰しても以前の待遇や役職を要求し、また子供ができ、休み、・・・・・、甘えてはいかん。赤ん坊抱えて国会の前に来る暇があったら真剣に自分たちの人生設計をしなさい。保育園を作るのも税金です。人様の金です。「頑張るので作ってほしいのですが。」という言い回しが大人です。あんな品のないブログをかく親に育てられる子供がかわいそうと思うのは私だけではないようです。考え方は様々ですが、必要とされる力のある人は、会社も社会も手を差し伸べ、その能力を欲しがります。自分をそこまで高めてれば騒ぐことはないと思うのですが。とにかく自分に都合よく「してもらうこと。」が当然と思ってる人は、プライドがない人です。

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