南区A邸、鹿島Y邸

A邸は短い工期の中、何とかおっつけてきました。職人のがんばりに敬意を表します。ただ、行き当たりばったりで、工程表もなく、それぞれの職人同士の打ち合わせがないため、荒い仕上がりです。何より監督が存在せず、棟梁が兼務です。段取りができてません。この工務店の姿勢は罰金ものです。普通なら怒鳴りまわるところですが、ぐっと我慢です。カメラマンと鹿島Y邸に行きました。門扉ができあがり、植栽も植えられました。門柱を現場うちで工務店が作ってくれていましたが、仮枠に、樋のアール部分を利用したりして工夫してすばらしい頭飾りができていました。さすがです。さすがきちんと締めてくれます。

暴力

最近暴力という言葉がよく使われます。しつけと暴力というテーマでもよく話がなされているようですが一様に、「どんな理由があれ暴力だめです。」。とマスコミ、専門家は言います。そもそも暴力の定義がまちまちのようです。私も暴力は反対ですが、手を上げることが暴力という概念は持ち合わせていません。びんたやゲンコツや、尻をたたいたりは子育てや、必要でした。暴力は痛みと恐怖しか感じないという専門家が多くいますが、それとしつけの方法のひとつとしてのゲンコツを一緒に論じられるとこんな人たちが幼い論議をして、暴力禁止と決めて事足りると思われることが危うく感じます。「言葉の暴力」も人を傷つけます。まともな大人が少なくなると、なんでも決め事で処理しがちです。大人の感性で、臨機応変に。

ご入居者

先月はご入居者とのご契約を3件締結させていただきました。。15年20年たってもお声をかけていただけることに感謝します。いい提案を誠意を持って行うことがお礼です。一日参りに、十日恵比寿に行くと、ご入居者のK様にお会いしました。家のリニューアルを考えておられるようです。鳥栖のM様にメンテに行ったようで、お土産をたくさんいただいて帰ってきました。どれだけ長くご入居者とお付き合いさせていただけるかが、自分たちの仕事の評価です。いい作品は長きに渡り、いい関係を構築してくれます。

大阪K邸写真撮影

カメラマンと新幹線で、大阪K邸の撮影に行き、10枚ほどのカットを取りました。オーナーのご協力があり、楽しくいい写真が取れました。約一年をかけての完成です。思い入れも思い出もある作品です。特に和室や、和庭園と輸入住宅の共存は面白いテーマですが難しいことでした。この楽しい場所に、エクステリアのG社長はたのしくいっしょにわいわいやりながら参加されました。立ち会おうとしない工務店は作品作りの意識が低い、大手メーカーの下請け根性しかない寂しい組織でした。やはりいつものわれわれの仲間と作品は作りたいものです。

30を過ぎた娘がいます。私とそっくりな性格で、私と食事に行ったり、よく話をします。娘の中学高校の同級生が病気を患い、入院中はいつも休みの日や、仕事帰り寄り添っていました。彼女も独身です。余命宣告を受けてからは自宅に戻り、娘も毎日伺い看護の日々でした。彼女らの年で、こんな理不尽な経験をするのですから、神も仏もないと思うでしょう。その同級生がなくなりました。娘はすべてのことをご家族から任され、通夜、葬儀を見事に取り仕切ったようです。多くの仲間が駆けつけいい葬儀だったそうです。「しっかり見送ってくる。」という涙声を聞いて、世の中どうにもできないことばかりだと思いました。いろいろ思うことがあったでしょうが、つらいでしょうが、やりきったようです。娘ながら、誇りに思います。

娘が小学4年生のころ 

マークイズ

ホークスタウンの跡に、マークイズという商業店舗、映画館ができて、数ヶ月たちました。とにかくけんか売るつもりはないのですが、これほど下手な設計はめったにありません。わかり難い動線、トイレの位置、案内の不親切、駐車場のわかりにくさ、建物とのつながり、エレベーターの位置、床の仕上げの貧乏くささ、上品さもはいりやすさも、便利さも何一つ好感を持てることがありません。何より、大人というか、われわれのような年齢のことは何一つ考えていません。

レオパレス

レオパレスがたたかれてます。この業界の人は「なにおいまさら。」という気持ちのはずです。「隣の屁の音も聞こえるレオパレス。」・・・いつも私が言うように、仕組みで金儲けをすることが目的ですから、経営陣は建物など見たことも、興味もないはずです。無知な地主にローンでアパートを建てさて、利益を頂、それを我が物にして、家賃の手数料管理料で利益を得るわけです。所詮2,3年の仮住まい感覚の建物ですから、いかにに安く作るかが仕事です。大きな企業は、経済だの経営だのとえらそうなことをいいますが、オーナーのために、いい建物を作り、喜んでいただき、ものづくりの対価として利益をいただくことが商いです。自社の利益と株主のために仕事をする馬鹿な会社が多すぎます。役所もどれだけいい加減かよくわかったはずです。公務員と呼ばれるやつら検査や審査をすることが茶番です。

情報でおなかいっぱい。

最近の社会は自然と多くの情報があふれ、ましてそのほとんどがどうでもよかったり、必要としないものばかりで、・・・これひょっとして、国が国民全部に、スマホを持たせ、いいようにいろんな情報を流し洗脳しようとしてるのではないかとさえかんぐります。すべてのマスコミもどうでもいい井戸端会議を垂れ流し、全うな仕事ができないコメンテーターなる元官僚や、議員上がり、まともじゃない弁護士、昔の名前で今売れない役者やアスリート・・・・・聞くに堪えません。悪者を見つけ総タタキ。自分はどれほど立派なのか?情報はそれぞれ自分がほしいものを自分でとりにかかるべきです。人からの情報、一方的な情報は疑ってかかるべきです。。

米軍基地

米軍にいらっしゃるアメリカ人のO様夫婦とお会いして、基地の中で食事をいただきました。少し前までは三沢基地にいらっしゃったようで、今は佐世保です。基地内はゲートを過ぎると、もうアメリカです。色も匂いも、音楽も、人も・・・・家を依頼していただければ、私のほうが勉強させていただけると思います。ハウステンボスワッセナー。にもお連れして、ご入居者の家をご案内しました。自分たちが作ったものをアメリカのご夫婦に見ていただき、高評価をいただくとうれしくなります。いい出会いからいい仕事をさせていただけるとまた力がつきます。

いい家とは。

「いい家はどんな家ですか?」という質問を受けます。私の答えは「住み手がいい人でないとまずいい家とはいいません。」できるだけシンプルなプランで、良質な自然素材を使い、広すぎず狭すぎず心地よいヒューマンスケールの空間であること。住み手の一人ひとりが自分のエリアが持てること。自分が好きで歴史を刻むことができる良質なものに囲まれること。過度の装飾と設備、安価な材料に囲まれると、品がなくなると思います。何より家は美しくないといけません。