O邸の現場はダイナミックなスケールのせいか、「でかい」「高い」という言葉が飛び交ってます。先日玄関のトップライトを見上げると凄く高くそこにセントラルエアコンのダクトがうねっている風景がありました。おもしろい構図です。小屋裏のドーマーに、構造タルキがながれ、ピンクの断熱材がしっかり施されているところも、施工中ならではです。そのほか、金物や配線,配管など完成時には隠れてしまうのですが、こだわって、美しい仕事をしてくれてます。白石のK邸のラップサイデイングの施工も一枚づつ寸法とりながら働き幅を考えながら、巧みの技を見せてくれています。現場にはおもしろい風景がたくさんあります。わたしたちのお客様はそれにいちはやく気づき、楽しまれるため、竣工ちかくなると、「完成はうれしいんだけど、さみしくもなるね。」といっていただけるんだと思います。
ガレージハウス
白石町のK邸の造作がすすんでいます。先日福岡まででてきていただき、ガレージハウスの提案をさせていただきました。敷地が広いので別棟でガレージを造り、小屋裏2階をご主人のホビールームにするという、まさにアメリカそのままのライフスタイルです。ガレージは車を格納する場所というより、日曜大工、バーベキュー、アウトドアの用意など活動的な場所として利用されているようです。小屋裏のスペースは、模型作りやコレクションスペース、蔵書コーナーなどとにかく、自分たちが楽しむために、家を作り、時間とお金をつかいます。この思考こそが、すばらしい感性を育てるのかもしれません。働くことが人生そのもので過ごしてきたわれわれも、ここいらで楽しむための人生を考えることでいい発想にめぐり合うのかもしれません。前にあるオーナーから言われた言葉があります。「楽しむことが下手な人は楽しい家は作れません。」「遊べない人は、あそびごころのある家はつくれません。」 ガレージハウスには夢があります。
人と会社
私たちが活動している小さな組織は、会社というより、物件ごとのチームといったほうがいいと思います。活動内容も営業、デザイン、現場、資材、メンテ、経理、運搬、片付け清掃など状況におおじてすべて話しながら仕事を決めていきます。わかりやすく言うと、全ての人が優秀な「住宅屋」になることを目指します。営業屋、設計屋、経理屋など必要としません。「会社」という得体の知れない存在のよしあしより、ひとそれぞれの存在が魅力的でありたいと思ってます。会社をコマーシャルするより個人の魅力を訴えることがクリエイテイブな仕事をしているチームには必要だと考えます。オーナーや、職人さんたちとも趣味も含めて個人としての魅力ある付き合いをこころがけてます。また、チームのみんながいい感性を持ち、それを進化させるために「ご無沙汰しているアメリカにいこう。」を合言葉にがんばってます。会社ではなく「人」が主役の仕事をやり続けたいものです。
健康的なダイエット
八月も終わりです。毎月、月末はなにかとあわただしくなります。H女史がなれない中で、奇声を発しながら格闘しながら経理をやってます。彼女の前向きな仕事ぶりには、いつも感謝しています。N女史も、テキパキ動いてくれてH女史を助けてくれてます。それにN女史は、不健康極まりない私とH女史の食生活を見かねて、ここ二ヶ月お昼ごはんを野菜中心のメニューで作ってくれてます。おかげで、私は少しやせることができ、この暑い夏を乗り切れたような気がします。食事とふくの湯で自分で体が楽になった実感があります。ドクターをはじめいろんなオーナーから、「あなたの体が心配です。あなたが健康的であることがなによりの営業です。」と忠告を受けていました。お会いする人たちに「お、すこしやせたね。」といっていただくことがうれしく感じてます。無理なダイエットをしてはリバウンドを繰り返していましたが、今回は時間を掛けてゆっくりやせさせてもらってます。ただ気になることがあります。同じものを食べているのにH女史の体形がかわりません。影で何か食べてるとしか思えないのですが・・・・。九月は、K邸、O邸と工事も佳境にはいってきますし、リニューアルが着工します。あたらしい提案依頼もあり、健康に充分気をつけて、いい仕事をしていきたいものです。そろそろ十二時、おなかがへってきました。N女史の「社長、Hさんごはんですよ。」が待ちどうしいのですが・・・・・。
うれしいご入居者の訪問
少し前、大野城で建てていただいたT様が突然事務所に来てくださいました。高級な和菓子を差し入れいただき、おいしくいただきました。H女史が出かけていたので、ちょっとがっかりされてましたが、おどろいたのは、お子様ずれで、若夫婦がしっかりおとうさんおかあさんしてありました。二年前のお引渡しですが、今では子供中心の生活になっているようです。家には満足してくださっているようで、友人やお知り合いの方も「いい家ね。」と言って下さるようです。こんな言葉が何よりのエネルギーになります。「いろいろ大変なことがあったみたいで、心配してました。がんばってください。」と暖かい励ましを頂き、ある意味ご入居者に安心いただけるような仕事をしていかなければと考えています。H女史に話すと「お会いしたかったですねー。」と残念がってましたので近いうちにH女史とS氏、新人のN女史みんなでおじゃまさせてもらうつもりです。
マンションリニューアル提案完了
マンションをリニューアルしてくれた「悲しみ組」の一員でもあるY女史の紹介のN様ご夫婦がお子様ずれで事務所に来ていただき、図面と見積を提出しました。大変、喜んでいただき、一部フローリングや石、カーペットも打ち合わせができました。ローンの仮審査がおり次第、月曜日に契約することになりました。またひとつ面白い作品ができそうです。九月二十日ごろ着工予定です。N様の子供がかわいい盛りで、いつもニコニコして動き回って愛嬌たっぷりです。一家に一人欲しいものです。これから打ち合わせで会う機会が多くなります。仲良しになれそうです。うちのN女史の抱っこより、私の抱っこがいいといってくれました。私のほうが胸がふくよかだからに違いありません。(この発言はセクハラだということは承知の上ですが事実です。)
暑い中での電気打ち合わせ
中央区のO邸は,上棟検査も終わり暑い中、電気打ち合わせを行いました。冷たいおしぼりやお茶を差し入れてくださり、大工たちも「気持ちいい」を連発してました。暑い中ですが、現場で確認しとかなければならない大事な打ち合わせです。気合を入れてがんばってもらいました。いつも書いてますが本当に見てもらいたい「構造」です。スタッドの林に身をおいているような感覚になります。広さといい、強固さといい、構造の段階から「本物の輸入住宅」の風格が感じられます。ただ私の気配りが足らず反省すべき点があります。これだけの家の電気打ち合わせをするのに二階にスムーズにあがっていただける階段の設置をしていませんでした。失態です。奥様に二階を見ていただけなかったことが残念でなりません。何も言われないだけになおさら申し訳ない気持ちでいっぱいです。すぐ改善します。
嬉しい仕事依頼
先日、お付き合いをさせていただいている輸入家具、雑貨のギャラリーはくすいさんからご相談をうけました。エクステリア商品をデイスプレイするおしゃれで小さいガーデンハウスをデザインしてほしいとのことです。ギャラリーはくすいは、とんがり屋根とドーマーが特徴的なかわいらしいお店です。ファサードが完成されているので、よほど素敵なものをつくらないとかえって全体のデザインを壊すことになります。色も含めていい提案をするつもりです。お付き合いの中で仕事依頼の声を掛けていただけることに感謝します。また、いつもアドバイスをしてもらっている昔の同僚のT氏からも声を掛けていただき、新築住宅の計画を提案させてくれました。面白い敷地で、面白いご要望だったので、楽しんでプランニングしました。久しぶりに一緒に現場調査も行いました。今後お互いの力も性格も充分知り尽くしてるので、情報交換しながら、いい仕事ができたらと考えています。以前リニューアルをさせていただき、先日事務所に娘さんとひょっこりきてくださったK様から、新しく購入した家のリニューアル工事の依頼がありました。本当にありがたい気持ちと、喜んでいただける仕事をしなければというプレッシャーで、気がせきます。ちなみに事務所ではせっかちで口うるさいわたしをH女史とN女史は「せっかち、かちかち、カチカチ君」と小声でいっているようです。
固定資産税 調査
T様若夫婦の家の固定資産税の調査に立ちあいました。お客様にとって固定資産税の金額を確定するため役所の人が調査に来るとなると、「どういう調査をするのか?、どう対応すればいいのか?」やや不安になるようです。そのためほとんどのオーナーは相談の電話をしてしてこられるので「わたしがたちあいましょう。」となります。図面を用意していき、仕上げ材料、設備などすべてに答えていくことで十五分ほどで終わります。調査に来る人は、老若男女さまざまです。プレハブ系を見慣れているせいか一応に感嘆の声をあげます。今回の方はご年配で、遠慮がちに「こりゃお金かかったでしょ。」と私に小声できいてきました。契約金額を見せると「エーー、こんなに安くできるんですか?」と驚いてました。「周りの家と、明らかに違う、いいデザインですね。」とうれしい感想を語ってくれました。庭も含めきれいに住みこなしていただいてることがなによりです。
ローカル線
十八日、南阿蘇の別荘の改装、補修工事に行きました。F大工を残し、ひとり次の仕事のため電車で帰ることになりました。オーナーから車で立野という駅まで送ってもらい、大津までいき、乗り換えて熊本、そこから特急で博多というコースです。立野という駅は、阿蘇鉄道の重要な駅で、高森鉄道と南阿蘇鉄道の交差駅であり、観光としてはトロッコ列車の起点だそうです。昭和の匂いがするみやげ物屋と食堂があり、そこのおばちゃんが気さくにこれ買えあれ買え、これを食べろとうるさく話しかけてきます。「しおトマト甘納豆」というわけわからないネーミングのお菓子をかってホームに降りました。久しぶりのローカル線です。学生や、おばちゃんが乗り降りして、寅さんの気分です。こんな旅をしてみたくなりました。今度ゆっくり鉄道とバスで阿蘇を訪れたいと思いました。阿蘇鉄道は立野にスイッチバックで登ってくるそうです。