いろんな感想

われわれの作る家は一軒も同じ家はありません。オーナーと話し、提案をし、ご納得の上着工です。多くのお客様の感想は『なんだかわからないけどよそとちょっと違う。」といわれます。『日本の家は同じに見えて寂しい箱です。そしてバスルームがないベッドルームなど考えられない。」とアメリカ人のお客様が語ってました。」外でのバーベキューや食事、ホームパーティーで家での生活を楽しまないと。」ともおっしゃってました。不便なく支障なくクレームがない家を目指すのが日本の家作りです。楽しい、面白いというものが抜け落ちてるのかもしれません。たたみ、ふすま、障子,床、広縁などの素敵な日本を捨て、住宅メーカーなどが作ってきた日本流洋風住宅は工業化製品で作られ、限界が来ています。住宅展示場なるものは、建てる家ではなく買う家を推奨しているようです。 

 

自覚して暮らす

最近めっきり体が弱った気がします。病気とかではなく、動くことが億劫になり、元気とか、はつらつとか精力的とかそんな言葉と縁遠い生活です。足を少し悪くしていることが原因だとおもいます。「老いは足からきますよ。」とまわりからいわれながら現場や出張には行きます。幸い車は乗れるし、よりいっそう口は達者です。生命線である、右手は至って健康です。耳や、目やこれから衰えていくことも自然の摂理です。抗わず自覚して受け入れてがんばります。不思議と過去を振り返るより、先を見てることが多いのでまだまだやります。この仕事はこれからが面白い年齢のようです。高齢者のジャンルでの家作りも面白そうです。若者と勝負です。

 

12月

続々とお歳暮が届きます。ありがたいことです。毎年お客様や業者からの心遣いに感謝しかありません。われわれは毎年かわりばえしないものをお送りするだけです。M様から私が楽しみにしている長嶋の来年のカレンダーも届きました。私の神様です。私が子供のころは年末、海運業の親父は半年分の請求書とともにおとどけもの持参でお得意さんを回って暮れの挨拶をしてました。遠方もできるだけ顔を出していたように思います。。お袋の店も福岡の仕入先などからフェリーに乗って挨拶に来ていました。最近は宅配で送られ、お礼の手紙やはがきに変わりメールです。年賀状やプロポーズまでそのようです。字を書く指と文字を打つ指、たいした違いはないようで、非効率といわれることの意味を考えてしまいます。墓参りの代行という商売が成り立つ昨今、時間とお金をかけて墓に行き話しながら掃除をして花をおきたいと思います。先祖ですから。

 

最近思うこと

建物も車も、歌も年月を重ねても愛され続けるものがあります。愛され続けられる人もいます。理由はわかりませんがそうなるには「運」は必ず必要のようです。自分に「運」があるかどうかはわかりませんが「運」がないとは思いません。人と比べることもありません。自分のために生きてきた人生です。少なくとも今まではつらいことは多少ありましたが大きな障害もなく恵まれた人生だったように思います。争ったり討論したり、肩組み合ったり、抱きしめあったり・・・・これからは人の役にたつための人生にしたいと思います。そのためけんかしたり、楽しんだり、仕事したりしていきたいと思います。最近気になってることは、仏壇には毎日手を合わせても墓参りにいってないことです。仕事にかこつけた言い訳は最低です。反省です。

 

 

ワールドカップ

大騒ぎのワールドカップです。日本の予選リーグ突破でマスコミ特有のそれぞれのプライベートまで表に出して自分たちの飯のねたにするやり方にうんざりです。純粋にサッカーをただ報じてもらいたい。いろんな国の試合を見ますがすばらしいゲームを数多く見ました、マスコミはもっと大人の対応でワールドカップを報じるべきです。日本選手の個人を暴くことが仕事としてるようでは情けない限りです。サッカー関係者もオチャラケでワイドショーに出て、ハシャがされているようですが、スーツ姿で観戦してる元の代表映像がなにより、ワールドカップが何たるかを教えてくれます。ワイドショーのレベルで話すことはワールドカップそのものではなく、やはり井戸端会議です。

11月もあとわずか

東京のフレーミング開始写真が送られてきました。道路が狭く、敷地も余裕がないのですが上手に段取りしてくれているようです。この週末は12月ですが上棟の検査と電気打ち合わせなどで東京です。昼からは工務店の監督と水巻のK医院のリニューアルのための詳しい調査に行きました。以前先生の次女がタイタニックの模型を今年の初めから作り始めた写真を掲載しましたが、完成させたようで大拍手です。今月もあとわずかです。冬になります。現場での打ち合わせも寒さとの戦いです。がんばります。

うれしい依頼、報告

ずっとお世話になりっぱなしの水巻K医院の一部リニューアルのお話をいただきました。少しずつ何度かこれまでもやらせていただきました。先生が地域のことを考え前向きな発想で、スタッフ増員も含めたアイディアのもと改装します。楽しくがんばります。また佐世保のL&Sの社長から評判のアメリカンヴィレッジダイナーにトゥクトゥクがきたようです。駐車場などの近くのお客さんの送迎に利用されるようです。発想力でしょうが建物の色ともマッチしていて、派手なアメリカ車とのギャップも面白い。長いお付き合いの中でこうしてうれしい依頼や報告がわれわれの力です。

いい子供たち

北九州O邸の駐車場つくりの縄張りチェックに行きました。築10年です。お子様が4人いらっしゃって、新築工事中は足場に上ったり、重機に興味を持ったり、活発というか、暴れん坊というかわれわれの子供のころの子供でした。今回はそのとき赤ん坊だった三男、と次男がユンボにまたがり写真撮影を要求します。とても楽しそうで、こんな子供が一家に一人でいいからほしいと思いました。最近の活気がないというか元気がないというかそんな男の子が多い中、しっかり昭和も背負ってくれてました。いいご家族です。

福岡空港

昨日東京出張から帰りました。ずっと思っていましたが改装リニューアルして福岡空港はすごく使いづらくなりました。まず駐車場の位置が悪く、航空会社や、搭乗、到着の場所が当たり外れのような距離の差です。地下鉄利用の人も同じです。大事な送迎の車に対する決め事がうまくいってなく、違反者だらけです。これは空港側の決め事が悪い証拠です。またトイレの場所が悪く、少なく感じます。飛行機から降りてすぐにトイレがなく足が悪いのでなおさらですが歩かせる距離の長いこと長いこと。途中でもらしてやろうかと思うほどです。羽田は巨大ですが新築ということもあり福岡空港より断然使いやすく感じます。空港がどうも土産物屋と飲食店のための施設に思えます。飛行機の利用者を第一に考えて搭乗、到着にかかわるスペースをトイレも含め十分に確保してほしかったと思います。これでは高齢者は飛行機離れになります。飛行機の乗り降りもなんだかいやで最近は時間はややかかりますが新幹線のほうが快適に思えます。

われわれのお客様

われわれのお客様の多くは、われわれの作品が好きで、打ち合わせや施工中まで、楽しんでいただいてます。ある意味、われわれの提案を信頼し、楽しんでいただきながら笑顔での家作りです。家作りは「ひらめきと勘だ」といっている我々を面白がって見ていただいています。たまに部材選択にわれわれのアドバイスを理解できず、どうでもいいことで眉間にしわ寄せて同じことで何度も悩まれ、決められない人もいて、決まってたことをまた悩み始めたり・・・本人は悪気はないのでしょうが間違いなくいい家にはなりません。焦点がずれていては楽しくもないでしょうに。また、まれに窓やドアの性能数値とか、木材の強度数値など要求される方もいます。ひとつの部材ではなくできた空間が大事なのに・・・・。役所か大手住宅メーカーのうけうりなのでしょうが彼らはその数値で何がわかるのでしょう?性能や強度をおもてに出すメーカーの家は決して美しくありません。バランスのいい美しい住宅を目指すわれわれとオーナーの共有財産は魅力的です。マイナス思考の家作りは楽しいはずはありません。われわれのオーナーは家にプライドをもってくださっています。きれいに楽しくすんでいただいてます。家を通じて20年も30年もお付き合いさせていただいています。