現場はいつも、正直で、前向きが大事

クリニックの現場で、怒号が飛び、急いでいようと、時間がなかろうと駄目なものはダメと教え、すぐみんな集めて、前向きな指示と、「何を何のために、いつまでにやりなさい。」と命令です。「できない理由があれば今言ってください。なければよろしく。」日本の職人はプライドがありますから、説明さえすれば必ずやってくれます。彼らの経験や男気は財産です。日本の職人の質はとびぬけて世界一です。でも職人にはできる監督、厳しい監督が必要です。なぜなら彼らは自分で決断できない職種ですから。

いろいろ残工事や手直しがありますが、プライドにかけて満足いくものにやり替えです。その満足は、オーナーだけではなく、作り手にも必要です。切羽詰まれば詰まるほど、前向きに動くことです。腹が立つ話や、できない話をいくらしても、時間の無駄です。さああとひと踏ん張りです。われわれのみんなの作品が世に出ます。責任を持って最善を尽くしましょう。これが現場を離れる最後の言葉です。

 

無から有を生み出すとき

佐村河内とやらのニュースがやっと沈静化しつつあるようです。バカ二人に翻弄されたマスコミはじめ関係者は「喝」でしょう。あの種類の人間は相手にしないことです。どういう職種でも、作り手は無から有を生み出すとき、周りにとやかく指示されたり、条件を突きつけられたりしたら何もできません。わたしも、発想なんか湧くわけもありません。日本の住宅の世界では建築家ではなく、設計士がオーナーに、部屋はいくついるかとか、広さは何畳かとか、どんなキッチンにしたいか、風呂は?洗面所は?・・・・・・設計士と呼ばれる人たちはこれに答えてくれないと手が動かない技術者連中が多いのです。ライフスタイルも含めて、こんな発想のこんな暮らし方をご提案しますという作業が建築家の仕事で、職人に作るための指示書をかくのが設計士です。

われわれは、私がデザイン提案をし、統括します。M氏が実施設計、申請をし、平田がコーディネート、発注、K氏が輸入部材、渕上が造る。わたしと平田で、施工管理、こうして一つの作品は生まれます。会社が作るのではなく、「人」が、個人が作るのです。

小さいやつらが多すぎる

小保方さんがもてはやされて今度は徹底的にたたかれている。自分たちがもてはやし、頭の悪いバカが寄ってたかって、ただ小保方さんを時の人にした責任をとれ。反省して職を辞せ。それが先やろ。二流学者も、マスコミのインタビューに答えるな。コメンテーターも、TVも雑誌も、自分たちの責任はほっといて、飯のタネに、話を大きくして叩きまくる。いいことや優れたことは全て排除し、悪いことを見つけ、あぶり出し、陰湿ないじめが行われている。目くじら立てなくても、事実をただ報道すればいい。みんながあれこれ言う問題でもなく、ましてや自分は大した能力も世の役にも立たず、人をさらしもんにして飯食ってる、人として恥ずべき器の小さいやつらが多すぎる。そんな奴らを抹殺する方が世のため人のためである。マスコミ関係者は報道や倫理や偉そうに語るな。自分の小ささを認識して謙虚に社会の隅っこですみません、お邪魔します。と言いながら仕事しろ。それくらいくだらない仕事なのだから。ただ事実だけを伝えればいい。そのあとは皆がそれぞれの価値観で消化する。     世間から守り、間違いを 厳しく、優しく諭して、彼女の能力を再び研究に戻すことが大人の対応だと思うのですが・・・・。それをやるのが上司の役目です。それに力を貸すのがマスコミであり、再度研究に戻り、新たに日々精進するようになったと伝えるのが、国民のための報道です。小娘一人正しい道に導けない社会なんぞ、未熟にもほどがある。まずは自分を反省しなければならない人が多すぎると感じるのは私だけでしょうか?

題名を見た平田が、「大きいやつらはここにいる。」と書いたらどうですか?と茶々入れてきました。

贅沢な寝不足

とても素敵な忙しい日々を過ごしてます。自分の能力や体力の限界が悔しく思います。もっと力があればと思うことが多々あります。桑田佳佑の一人紅白歌合戦のDVDを娘からプレゼントされ、事務所に届けてくれました。「贅沢な寝不足をどうぞ。」と言われました。能力のある人、実力がある人が仲間とともに、本気で自分たちも楽しみ、人も楽しませようとするのですから面白くないわけはありません。同年代ということもあり、選曲もぴったりで自分の人生を振り返り、ニヤついたり、涙ぐんだり、家族や友を思い出したり、・・・・・・・・。本当に贅沢な寝不足を味わいました。彼の才能の奥深さはもちろんですが、すべてのジャンルに精通し、歌が好きだということがひしひしと伝わりました。そして娘の優しさが身に染みました。見終わった夜中に、「楽しかった。感激した。おやすみ」と娘にメールを打つと「いい夢見ろよby柳沢慎吾」と帰ってきました。

年を重ねて

先日ご紹介した築25年の八代H邸にメンテ打ち合わせで再度訪れました。今はほとんど使われていないオークの木製無垢ドアや、木製窓、チッカソーの無垢フローリングなど輸入住宅に携わるものならわくわくするマテリアルです。輸入部材をお世話いただいてる、K氏も同行してもらい、いい味が出てるということで、興味津々見てました。確かに無垢もので作られた家は年を重ねて味が出る事がこの家で証明されてました。この家は維持しなければいけないと携わるみんながそういう思いでメンテに入ります。本物のメンテとはそういうものです。作った人がメンテにかかわることが一番です。その家に思い入れがあり、愛してますから。メンテナンス業者とはそこが違います。本来メンテで利益を上げるものではなく、維持するための必要経費で年月を見守るものです。時間が佇まいを与えてくれます。

築10年新宮のM邸の増築に入りました。基礎です。お母様との同居にため、六畳の増築と、六畳の内装リニューアルです。増築部分の屋上はバルコニーにします。デザインのいい家です。よりかっこよくなることが当たり前の工事です。われわれに依頼いただいたのはそのためですから。

こんなことでもめるなよ。

震災から3年。今東北の各地では行政により13メートルとかいう大防波堤を作る計画が進んでいるらしい。地元の人は海が見えない、漁ができない、景観を損ねる・・・・・・・・反対者が多いと聞きます。私も対馬という離島の漁師町で生まれ育ったからよくわかりますが、海が生活です。海のそばで暮らすリスクは覚悟の上です。海があっての人生です。防災なんてものは、出会った大災害の後からやるものではなく、人のこころに生き方や覚悟を植え付けるものです。粛々と震災前の海と暮らす生活に戻るべきです。災害にあわないことだけ考えると、大きなドームの中にコミュニティーを作り、海や空はなく、雨やお日様もなく、すべて人工の空間を目指すべきです。頑丈な宇宙ステーションみたいなものです。台風も、大雨も、雪も、排除です。それで幸せかどうかは別問題です。わたしはそんな安全いりません。山の近くは山で暮らすリスク、雪の地方は雪国で暮らすリスクをしょって、それでもその土地を愛し、猛威を振るうかもしれない自然も愛するのです。東北もみんな住民が海を眺め、海に集まり、海で生業を立てる日々を望んでいると感じます。役人や政治家の頭の中は、公共事業や利権や、責任問題やくだらないものばかりです。感性や情緒・・・・・花鳥風月何ぞわからないのですから。よく政治のプロという人がいますが、政治にプロはいりません。あったらおかしい。人間が一番人間らしく暮らす最低限の手伝いが政治でなくてはならないはずです。われわれも生活の多くは自己責任で、国や政府や役人に多くを望まない代わりに、基本政治はボランティアであるべきです。

こんな町住みたくない。

人生が重くなる時期

家の者が病気して、手術してここ2か月,生活が変わりました。仕事は何も変わりませんが、娘との会話や時間、施設のおふくろとの時間、平田の無言の気づかい、ご入居者やお客様はじめ、業者、職人、多くの人に頂く励ましの声、・・・・。ありがたさが身に沁みます。今日も同郷の同級生から突然電話をもらいました。いつも気掛けてくれる同級生もいます。小さな島の同級生は子供のころからこの年まで、まるで何かあると心配してくれる家族のような存在です。子供、少年少女、男女、父母、オジサンおばさん・・・・・・・これだけの時代を時々連絡しあうだけで通り抜けてきたのに、昔の呼び名で昔の同級生の気持ちのままです。それぞれ抱えるものも多くなり、それなりの人生の重い時期です。変わりないことが一番の知らせです。親を抱え、子どもを見守り、自分を見つめる時期です。「人生ってなんなんだろう。」我慢で保たれてるような気もします。「みんな体の検査をしろよ。」これからもっと重くもあり、大事な人生の時期が来るのだから、健康でいる努力をしよう。今私の口癖です。直接助け合うことはできなくても、気掛け、声をかける合うことは大事なことです。そして、元気をもらえます。年を取ると、生まれ故郷を思います。幼馴染の同級生も故郷です。

生まれ故郷

 

思いで深い八代H邸、楽しい施工中熊本M邸

25年前に建てさせていただいた八代H先生の奥様からメンテの相談があり、伺いました。わたしの輸入住宅最初の作品と言っていいかもしれません。100坪を超える大邸宅を緊張感たっぷりに作った思い出深い作品です。庭に出店を出しての新築祝いはすごくにぎやかで、いまだそれを超えるものはありません。屋根、板金、樋、窓周りコーキング、高圧洗浄・・・・・足場をかけてのメンテすべて行うようにアドバイスさせていただきました。相変わらず、奥様は魅力的な笑顔で、気さくに話してくださいます。このようなお客様に支えられ育てていただいたんだと、改めて感謝した一日でした。帰りに、熊本M邸現場で、奥様と打ち合わせです。日曜日棟上げです。いつも楽しく笑いが絶えない打ち合わせになります。気兼ねなく話し合え、本音で家づくりが楽しくできています。本当にお客様に恵まれています。

月初め

恒例の十日恵比寿一日参りに朝一番で行きました。手洗い場に巫女さんが立ってます。「朝早いと毎月一日は立ってるの?。」「はい。」気づきませんでした。「今月は特別いいことがありそうですね。」と平田。九大病院により、大宰府に走りました。今月は、引渡しと、新規提案、上棟式と大忙しの月です。

春になり、動きやすくなりました。花見や入試、卒業等世間もあわただしくなります。月初は立てた計画がうまく完了するため、対策や対処を適格に現場に指示することが大切です。平田の仕事がいっぱいになり、いよいよアルバイトを探そうと考えています。おじさんとおばさん二人の会社はアマちゃんの若僧では務まりません。人生経験豊富な方をご紹介ください。そろそろ、食事会も必要です。いろいろ考える月初です。

 

夜中のブログ

0時半です。明日までの見積もり修正2棟分、平田と手分けして頑張ってます。あと一時間ほどで終わる予定です。明日一番で、それを持って二人ともそれぞれ出かけます。平田は月末の経理、振り込みなど、てんやわんや。私は新規プラン3件分です。このエネルギーでいろいろ乗り越えられましたから、・・・・・・。営業、案内、プラン、見積もり、打ち合わせ、コーディネート、発注、現場管理、メンテナンス、経理、事務、雑用、二人ですべてこなしているのですから、すごいことです。お互いいいことかどうか、人に任せられない性分です。任せるだけの人に出会ってません。渕上と3人で汗をかき続けます。

夜食