クリニックと薬局が完成し、10日内覧会、14日オープンです。住宅と違い、不特定多数の人が使う施設で、オーナーにとってお金を生む建物です。バランスのいい形で、上品に目立つデザインにしたつもりです。バイパス沿の目立つ立地です。町並みに寄与できれば幸いです。開業に向けて、先生とスタッフと医療器械屋とでばたばたと訓練中でした。いよいよ始動です。私もいつもながらどきどきします。
糖尿病クリニック内覧会
ひらめきと感
小さな建物の依頼を受け、一日半で提案しました。せっかちな性格もありますがそれだけで納得できる提案はできません。いくつもの経験と、長年自分の頭と手で書き続けたことでできたひらめきと感です。多くの業種はAIになるだろうといわれていますがそれは、企画住宅や、プレハブ住宅、ローコスト住宅の分野です。AIにはデザインに必要なひらめきと感はありませんから。最近多くのオーナーから、跡継ぎを育てるべきだといわれますが、「修行」が必要な分野ですから、いまどき長続きしません。オーナーとの家作りが自分が夢中になれる仕事です。好きじゃないとできません。やさしく、怒られず、賃金もよく、時間制限がある働き方、週休二日に、有給休暇、こんな要求がある人は跡継ぎなどできません。ひらめきと感は生まれません。今の若者には無理です。。同世代の人たちと、力を寄せ合い、がんばるつもりです・スピードがない仕事はいい仕事とはいえません。まだまだ力がないのです。
職人不足、人手不足
どの業種も職人不足で、大工、左官、基礎、塗装・・・職人確保が大変のようです。数年前の不況の折、多くの職人が廃業し、また若い人材が職人になりません。ここで勘違いして、わがままな職人が増え、単価も高くなると、景気が落ち着いたときには通用しない人が多くなるでしょう。外国人労働者が主役の時代になっていくのでしょうが、学問も含め日本はどんどん追い越され、職人どころではなく、「働かない国日本」というレッテルが貼られそうです。長いこと日本人のすばらしさを理解できず働く人のための政策を怠り、欧米の真似だけを続け、進むべき政策を持たない政治家が悪さをしたり、居眠りしてるうちに日本は大変なことになりつつあります。
データ改ざん問題
免震、制振などの部品のデータ改ざん問題が大きく報じられています。KYBはもちろん誠意を持って対応しなけれがいけないのですが、なぜこうなったかが大事です。工期を守るためか、上司が支持したのか、金の問題か?・・・・。われわれの場合も、古い家のリニューアルの場合、床、壁をはいでいったら思いもよらぬ腐食や、シロアリ、前にやったであろういい加減な工事に出くわします。誠意を持ってしっかり検査検討して、慎重に工事を進めると、「遅い、工事が遅れてる。」という頓珍漢なオーナーに出くわしたことがあります。あんたの財産を守ろうとしてるんだ。そんな考えだから前に頼んだ業者がいい加減な工事で、とにかくふさいで工期に間に合わせ、金もらってさよならしてるわけです。壁にゴミ袋がつめてあったり、シロアリに食われたままふさいでたり、雨漏りの跡があってもその原因を探らず、ふさいだり、喚気ダクトが途中で切られてたり、ひどいものです。問題を写真に撮り、判断し、ベターの工事をきちんと進めることが誠意ある対応です。多くのオーナーには感謝いただき、信頼関係ができ、次の仕事をいただいたりしています。「仕事はユーザー第一」という考えが浸透していれば改ざんはなくなります。