工事の不具合をメンテナンスする事は当たり前ですが、我々デザイン屋として、デザインを間違えることもあります。施工中になるべく修正するのですが、すべて完成して気づくこともあるのです。そういうときはオーナーにお願いして修正します。もちろん我々の費用負担です。一つ一つが作品です。気になったままほっとくことはできず、写真にも自信を持って収めることが大事です。その作品がまた次のお客様に語りかけてくれます。S邸は門柱や門壁を吹き付けてましたが、家の外壁と同化して、メリハリや重厚さにやや欠けて見えました。そこを古煉瓦を張ることで解消する手直しを行いました。外構屋と反省です。
2014年7月の記事
暑さ対策
施設のおふくろが暑さのせいか入院しました。われわれも中途半端が一番こたえます。動いてたっぷり汗をかくとかえってさっぱりします。一日エアコンの中にいるとだるくなります。セントラルだと換気、吸気も含めより自然に近いのでいいのですが。現場から事務所に帰るとすぐ短パンにポロシャツのおっさんスタイルに着替えてデスクに向かいます。私じゃなくて平田ですよ。仮眠するのにゴザのマットを欲しがり、横になると、分厚くて、ドラエモンのドザエモン?みたいです。優れた輸入住宅のコーディネーターの姿とは思えません。
ps. ここからは平田です。 記載に誤りがあります<(`^´)> . どれだけ気持ちいいか試しに寝てみろとのことでした‥‥。 確かにイ草の香りもして気持ちいいのですが、、、
「まるで、どざえもん!」は寝ている社長が娘さんからあびせられた言葉です(`´)
建築に甘えすぎ
素敵な家、素敵なたたずまいを自己責任ではなく建築に甘えすぎて勘違いしてる人に出会うことがあります。汚れにくい家、掃除が簡単な家、メンテが少なくていい家、子供が危なくない家、家事がやりやすい家、片ずく家、光熱費がかからない家、カビが来ない家、明るい家・・・・・・・・「障子は素敵だけど、破れるからねー。」「ユニットバスは掃除しやすいし、カビは来ないけど味気ないしねー。」「タイルは素敵だけど、目地が汚れるし、キッチンパネルは味気ないし。」「床タイルは素敵だけど、つめたそうだし、シートは安っぽいし。」「もう少し広くしたいけど、予算は上がると困るし。」「キッチンは広々素敵ににしたいけど、洗物は見えたくないし。」「吹き抜けは気持ちいいけど、エアコンが効きそうにないし。」このように全てマイナス思考は決していい家になりませんし、どうにかしろという目で見られてもどうにもなりません。楽しい暮らしにもなりません。自分がちょっと気を付けたり、手を加えたりするとすべて解決することばかりです。細かい寸法を2センチ3センチ悩んだり、スイッチやコンセントの位置を10センチ、20センチ動かすかを悩んだり、そんなことを考え悩むことが建築でもなければいい家になることでもありません。しっかりした素敵な空間をデザインすることが優先します。「美しい家、美しい空間を作ろう。」そうすると長い間人に愛され大事にしてもらえます。手をかけることが楽しくなります。飛行機や、新幹線の空間はメンテナンスフリーで困ることはありませんが、味も素っ気もありません。住宅とはわれわれがやれることは半分、あとの半分はオーナーが育むものです。全てを建築に甘えるとえらいことになります。
倉庫、犬小屋、車庫・・・・・
赤いユニフォーム
ソフトバンク、鷹の祭典ということで、ドームに近いわれわれの事務所付近は、ゲームが終わると赤いユニフォームの連中が闊歩してます。ただ企業の命令なんでしょう。西鉄バスの運転手さんもワイシャツネクタイの上に赤いユニフォーム、コンビニの定員、銀行の窓口、レストランや居酒屋の店員、タクシーの運転手、等々・・・・・・・あまりセンスの良くない色とデザインをセンスなく着ていますので見ている方も決して心地よくありません。球場だけでいいのではないかと思います。野球もサッカーもサポーターと称し、選手と同じユニフォームを街中でも着るようになったのはいつからでしょう。大濠の花火大会の時だけ浴衣着るのと同じ心境なのでしょう。ユニフォームも昔と違いいろんなデザインをワンシーズンで着るようになりました。そして、アイドルや芸能人、文化人を始球式とかに連れ出すイベントもよく見ます。どうでもいいのですが、往年の名選手やOB等野球にかかわりのある人、功績のある人を招くことの方が、本当の野球ファンを増やすことのように思います。目先のイベントはすぐ飽きられますし、もっと面白いイベントがあるとそっちになびきます。本物のファンサービスが息の長い繁栄につながります。カープ女子、カップルシート・・・・・・こんなもんいらんやろ。大リーグの球場はボールパークと称され大きな規模で、野球が楽しめます。
個人情報から少子化まで。
変な世の中になったものです。個人情報保護など、全く理解できません。名前、生年月日、住所、家族構成・・・・・われわれ住宅屋は勤務先から年収から、ローン、ましてや間取りに至るまでわかります。わたしの生まれ育った対馬なんか、ほとんどの家の朝飯晩飯のおかずから、ばあちゃんの腰巻の色まで村中知ってましたけど・・・・・。世に知られない方がさみしく感じてました。本当に名簿流失で、多くの人が迷惑をこうむってるのかさえわかりません。それを調べるにもその名簿が必要でしょうに。社会で生活するうえで、最低限の情報は開示されて当たり前だと思うのですが。ベネッセなど金があるから金で解決するのでしょうが、迷惑料とやらを200億だか何だか払うという発表もこれまたまっとうな大人のすることではないでしょう。たかがガキの塾で金儲けする会社が簡単に200億ぽいと出せることに社会が驚かないといけない。ガキの教育と称して多くの金を集め、でかい本社や施設など箱モノを多く所有していいのでしょうか。一方で、給食費を払う払わないと言っときながら。出来の悪い子供は、近くの頭のいいお兄ちゃんやお姉ちゃんにこずかい渡して教えてもらうくらいでちょうどいい。勉強以外のいろんなことも内緒で教えてくれるし。子供の時、子供させてないから、変な大人が出来上がると思います。子供は子供らしく遊ばせ、厳しくしつけることが何より大事です。ガキの頃から金出して金儲けが目的の塾に子供の学力を任せる親が多すぎる。金をばらまく子育て政策、少子化対策など、バカで働かない人間増やすだけです。生活保護のお金が増えるだけです。何の意味もありません。少子化で大いに結構。質を高める事に努力しましょう。大人になっても子供の感性を持ち続けたいと私は思ってます。だから子供には子供やってもらいましょう。
安藤忠雄の言葉から
安藤忠雄について自分が論じるなど、ありえないのですが、彼の作品はともかく、発する言葉はひきつけられるものが多くあります。学者設計屋ではなく、たたき上げの理論だと思います。いまどきの若者は自分の我を通してでも何かをやり、その結果に責任を持とうとしない。自分の範囲だけ仕事をし、その報酬だけもらい、結果や出来上がったものなど何の興味もないらしい。日本の優秀な建築能力のある若者が集う事務所でもそうなら、どこもそんな若者であふれかえっているのでしょう。興味を持ち何処にでも出かけて行こうとする、エネルギーさえ失っているという。ヨーロッパでもアメリカでも、感性を磨く旅に出ると、教養も自然と身に付く。行きの金だけでもあればとにかく行きなさい。行けば何とかなる。貨物船ででも帰ってこれる。・・・・・・・全くその通りです。昼休み、人と話すらせず、自分ひとりの時間を作る建築家の卵など、気持ち悪い、お姉建物しか作れないと思いますが。
変な一日
台風がそれて、福岡はなんか変な一日です。風や、雨、何の影響もなく、普段より穏やかです。町は休みのようなそうでないような、中途半端な空気感です。自己判断できず、指示待ち族が多いのでしょう。運休を発表してた交通機関も随時動き出してますが、施設や、学校は休みです。町が静かです。決め事に対してお役所は臨機応変の対応ができないようです。福岡で有名な水炊きの店「長野」はなかなか予約が取れません。大阪から転勤のY氏が行きたいお店です。台風報道のおかげで、客が少なく予約が取れ、おいしくごちそうになりました。念のため何かあってはいけないと考え、昨夜は事務所に泊まりました。今朝まで、熊本、鹿児島、宮崎・・・・・九州一円のオーナーさんから被害の連絡もなく、一安心です。また動き始めます。
余談ですが、ミッシュランガイド福岡、佐賀が発表されました。わたしなんぞ、なじみもない、いったことも聞いたこともない名前がほとんどでした。これってなんなんでしょう。タイヤ屋さんの評価基準も含めて一度行ってみようと思います。何かがあるんでしょう。
娘の号泣
娘が14歳の時に飼ったビーグルの「なな」が昨夜亡くなりました。約14年の長生きでした。弱ってよろよろ歩きでしたが、生まれてからずっと幸せな「犬生」?だったと思います。犬が苦手な私は、リビングを娘とななに占領されて以来、6畳一間の生活です。土曜の夜いつも出かける娘が看病してました。真夜中騒がしいと思って何度か目を覚ましました。早朝、娘が「二階で手を合わせて」と号泣です。上に上がると線香おが焚いてありました。犬を飼ってる人にとって家族の一人を亡くしたようなものです。昼に火葬するようです。ななが死んだことも驚きですが私にとって、あの男前の娘が号泣する姿に驚きました。「あ、女性なんだ。」再発見です。