平成最後の日です。時代の節目として、これをいい機会として、もう一度、自分を見つめなおしたいと思います。体は確実に弱っていく実感があります。それも受け入れながら、日々納得できる生き方を送りたいものです。この連休の初め、広島に行く機会がありました。込んでるのを承知で、厳島神社まで足を伸ばしました。大宰府とは違う匂いがします。ちょっとした段差で転んでしまいました。。老いてます。広島市内では美術館を散策です。絵が好きなわけではなく、建造物の佇まいが気になります。今日の夕方は天皇陛下の最後の言葉をお聞きして自分の歴史をたどります。
2019年4月の記事
年月を刻むもの
デジタル化の世の中で、世の中が大きく変動しています。家についていえば。街中で、すごくいいたたずまいの家がちらほらあったし、人の手によって作られてた家は年月の流れが味として見えてました。このところ、箱のような家が同じような外装で、新しいときも古いときも同じ風貌で、一定の年月が立つと突然朽ち果てます。そういう家をメンテナンスフリーと呼び、味もそっけもない町になります。メンテを繰り返し大事にして年月を重ねてこそ、いい家になるのです。水巻のK邸、八代のH邸、博多区のK邸・・・年月を重ねてすてきになった家はそれを生き続かせるためにまた手をいれ、それがまたいい味を作るのです。まずは年月を刻める家を作ることが大事です。
ご入居者訪問
ワッセナーのM邸を訪問しました。素敵なご夫婦は家や庭をよく手入れされます。このご夫婦とはいつも話が弾みます。今日も10連休の話になりました。「何が10連休ですか。遊んでる場合ではなく、時代が変わるにあたり、国旗を揚げ、正座して天皇陛下のお言葉を聴くべきです。旅行はもちろん、海外などもってのほかですよねー小澤さん。」ユーモアを交えて話しかけていただけます。「まったくです。今、日本人は働かず、甘えてばかりで、もらうことばかり要求し、人の情報に踊らされ、アイフォンを見ながら軽薄な旅行です。うちのバカ息子家族も10日間ニューヨークに行くそうです。」「あらまー。」・・・・・物事を真剣に考えず、元号代わりや天皇陛下が情報による、レジャーのひとつのように取り扱われいることには違和感があります。
幼稚なコンプライアンス
コンビニで酒を買うのに、私のような初老の大人でさえ、タッチパネルを押さなければいけません。エロ本はテープで中が見えないようにしてるといっても、表紙が超刺激エロ画像ですから問題の真意がわかっていません。銀行の住宅ローン申し込みも、直筆で、何度も住所、名前、会社名、を書く必要があり、本人確認とやらで免許証のコピー、所得証明、物件案内、見積書・・・とにかく大量の書類を集めます。こんなパソコンの世の中で、肝心の手続きの簡素化には使われず、まして銀行とのメールはアウトです。相変わらず、銀行側のリスク回避のみを押し付けます。薬をやった俳優や、歌い手の作品を流すの流さないので、ごちゃごちゃいってますが、よってたかって決めなければならないことでもないでしょう。大人の社会ではなくなりつつあります。
仕事のやり方
私は多くの人と会うことが仕事だと教えられました。人の中に身をおくことで情報がもらえ、刺激をいただけ、化学反応がおこり成長できると思います。デジタルの世界では、なるべく人と会わず、パソコンを駆使して物事を簡潔に処理するべきという考えのようです。無駄な経費や、時間を使わない仕事の仕方をよしとしているようです。私はパソコンが苦手ということは認めますが、それより何より、会わなくて済む仕事はたいした仕事ではないという考えです。電話ですら失礼なことも多く、出かけて顔を見て話すことが仕事の基本だと思います。水巻のK先生ご夫妻など、伺うといつも笑顔で出迎えていただき、数時間現場でお話しすることで、いろんな勉強をさせていただきます。
かなりの走行距離
水巻、則松、宗像、佐世保、ワッセナー、日田・・・・この一週間走り回ってます。最近は車から降りると、どっと疲れます。桜がどこも満開で、多くの花見客が楽しんでいますが、夜はバタンキュウです。下調べや打ち合わせ、役所とのやり取り。銀行の融資・・・がすべてうまく言って住宅は契約です。気がせっかちなので、目の前のものをおいといて休むことができず、いつもバタバタしています。相変わらず、役所とは見解の相違が多く、声が大きくなります。帰りの車で頭を冷やし次に向かいます。毎年、5万キロくらいの走行距離です。「忙しく動き回るやつは儲けないよ。」と口の悪い友人は言います。性分だから仕方ありません。じっとしてられないのですから。