大阪K邸は解体が修了しました。広い広い敷地です。役所との交渉や、いろんな段取りを、SホームのN氏が動いてます。この人の動き方、考え方は大きな企業にいる人とは思えないほど、誠意があり、今流にいうとオーナーファーストです。住宅業界にこんな人が多くなればと思います。
セントラルエアコンの件で、昨年まで福岡にいたY氏と打ち合わせで会いました。今まで福岡でいくつかの仕事をしたのですが我々のようなお金のない小さい会社ごときでは取引をしていただけず、お付き合いを続けることはできませんでした。福岡ではできなかったオーナー契約も今回はできそうです。
外構のGさんともお知り合いにさせていただきました。この方も、ものづくりが好きな方で、楽しく取り組めそうです。
大阪で良い方との出会いがあり、財産です。これも今までお互い前向きに、ものづくりに取り組んできたからわかることです。真摯にものづくりにと組んだ人と、下手のくせして、金ばかり追いかけてる三流工務店、職人とは話すとすぐわかります。
頭が回らなくなると、仕事の段取りが遅くなったり、忘れたり、間違ったりしてしまいます。子供のころからじいさんに言われ続けた、「仕事も勉強もまずは段取り。」最終形をお頭に描き、どうしたらうまく、早くできるかだということです。大宰府のM邸からすぐ業者に連絡して、植栽の高さの変更や、塗装のやり方の相談をし、終わると香椎のU邸外壁吹き替えの現場に走り、足場があるうちに補修すべきところの指示連絡。横浜のH様との会食時に手直しと、点検のお話があり、工務店に連絡、佐世保の分譲住宅の新聞広告の指示と打ち合わせを繰り返し、オーナーにメールで送り、平田が設営のための準備に物を購入に走り、今日は現場に走ります。その行き帰りでM先生のローンの仮申し込みのご説明、完了した現場の精算、うちあわせが工務店の都合で予定通りにいかず、こういう工務店は腕も悪いし、工期も守りません。一事が万事ということで無駄な時間を作ってしまいました。メールで大阪のK邸解体などの進捗などを聞き、頼んでた模型もでき、久留米のスポーツクリニックの現場にも宿題を届けました。ご契約いただいたワッセナーのS様の打ち合わせを夜にお願いし、いい打ち合わせができました。
ただ私たちはまだ忙しく動きっぱなしで、計画段取りができてません。それは突然の仕事、急を要する仕事が多いからですがそれも含め、大人の段取りができるようにならなければ・・・・・。
一つの段取りで、大きく工期が遅れたり、経費がかかったり、たくさんの人にご迷惑をかけてしまいます。逆にいい段取りだと、いいものが速く、安くできますし何より、人のやる気が出ます。段取りがよく、人をしつけ、自分に厳しい人は必ずいい仕事をしているようです。
日曜日あまりの天気の良さに、わずかな時間を使って、ももち浜を散歩しました。久しぶりに来ましたがガラガラです。天神や博多駅のデパートはいつも人が多いし、ジョギング、散歩は大濠公園のようです。以前、海老蔵が博多公演の時、このももち浜を毎日散歩してブログに挙げて、ユーモアを交え絶賛しておりましたが、地元ではまだここの良さに気付いてないようです。外国の観光客には人気だと聞きます。博多湾の島々、、船の往来や、飛行機、都市高速の車に、シーホーク、ドーム、マリゾン・・・・・小一時間ですがいい時間でした。もう少し暖かくなると、東京にいる孫でも連れてこようと思いました。私も爺さんになったものです。
夜は横浜のご入居者H様と、食事をしました。楽しい時間でした。声をかけていただけることが何よりうれしく思います。ネオンの中の夜の散歩も嫌いではありませんが、もう卒業です。楽しい人との会話が何よりです。
わたしは仕事に対して極度のせっかちと、心配性です。自分がやれることは腕を磨くことと、お客様が喜んでいただけるように休まず動くことしかないのですが、今多くの方に声をかけていただき、うれしく思います。横浜のご入居者H様が福岡に出てくるので、会いましょうというお電話や、提携先のK建設が事務所に来てくださり、将来へ向けて夢のある話と、モデルハウスの話も検討中です。ワッセナーでは、住人の方から、「Dアートさんですか？ワッセナーでたくさんのお仕事をセンス良くやっていらっしゃると聞いてます。私のところもまたご相談させてください。」とお声をかけていただき、作品集をお渡ししました。ご入居者からのメンテナンス工事のお話も３件ほどいただき、工事中です。何より、L＆Sの社長から多く仕事をいただき、Y社長からも、久留米のスポーツクリニックのコーディネート、そしてクリニックのご紹介のお話もいただいてます。ご入居者から土地のご相談もあり、そうなってくると輸入部材会社や、家具屋、不動産屋・・・・・・多くの会社がいろんなありがたい提案をしてくれます。今以上に頑張って成長できるように頑張ります。
わたしが小さいころ、「大人」から怒られ、ほめられ、怖くて、頼りになり、うまくないものを好んで食べたり、飲んだり・・・・・大人はどっしりしてたように感じます。最近は大人がいなくなった気がします。女子供に押され気味な世の中です。過労で自殺者が出たりするとみんなが寄ってたかって働く時間を何時間までとか、残業代がどうだこうだ、最低賃金がこうあるべきとか、正規社員と非正規をおなじ待遇に等、国会で法まで作ろうとするとはいかがなものかと思います。人間いろいろ抱えて生きてます。会社もいろんな会社があります。自分で判断し、責任を持ち、自分の生きざまを決められる人を大人と呼びます。たくさん働くことがつらい人もいればうれしい人も、楽しい人も、泣きたい人も、・・・・・・・そこで働くことを選んだのも、感謝するのも、続けるのも、辞めるのも、文句を言うのも、訴えるのも自分です。それが大人でしょう。元アイドルのママさんタレントが線路で写真を撮ったのはけしからんと、徹底的におもしろがってたたくことは大人のすることではない。ちゃんとした大人は寡黙なものです。注意すべきはあんなものをネットに出したことです。とにかく、ほっとくべきことに白か黒かつけたがるのは幼い証拠です。どうしようもないことも世の中にはあるということを受け入れながら暮らすことが大人です。
朝早く都市高速で大宰府Ｍ邸に向かいました。西公園の都市高速入口から乗り月隈過ぎたところで渋滞。動きません。八時四十分です。どういうわけかそれからピクリとも動かず、二時間半経過。M様には今日のアポイント中止の電話を入れました。高速は雪で通行止めということで、それにしても動かなさすぎます。三時間半が経過したころ、車から数名のおじちゃんが下りて都市高速の壁に、小便です。そりゃそうでしょうが女性はこういう時どうするのでしょう。何の情報もなく三時間半が過ぎ、その間警察官の姿は一人も見えません。反対車線はガラガラです。中央分離帯の一部が取り外せるようにして、警察官の指示でUターン希望者はそうさせるとずいぶん渋滞緩和になるのにと思いました。こういう時、高速代も取ってるのですから、警察や、高速パトロールの人が出向いて情報を伝えたり、携帯トイレを配ったりしてもいいのにと思いました。約四時間半、やっと一般道路におり、Uターンして帰りました。さんざんです。こういう時、都市高速で、用を足したり、車で電話したりは犯罪にあるのかなーなどと考えました。それにしてもここ数日しつこいくらい、雪に注意だの、この冬一番の寒波だの、マスコミが面白がって伝えてるのに、わずか、一センチにも満たない雪でこれだけ麻痺し、何の対策も打てないとは情けない限りです。土日の災害は公務員はあてにならないということでしょうか？。
L＆Sのスペックハウスの現場打ち合わせでした。いつもながら質問事項に沿って、監督、大工、職人さんたちとのやり取りです。その場で決断すべきことが多く、緊張感を持っての打ち合わせです。やり替え個所や、変更箇所の指摘もさせてもらいます。すべてはいい作品にするためです。その後、ハウステンボスワッセナーで、S様と、改装の打ち合わせでした。フルリニューアルです。新築と同等の予算で行うこの町のリニューアルは７件目で、部分リフォームは6件です。この大好きな街を守るのに、わずかでも役に立ちたいと思います。３０年経過しても、価値ある街です。頑張ります。
前々から銀行は大嫌いです。お金をもってない私が悪いのですが、人様の金をあづかり、それを人様に貸して利益を得るのですから、威張れる仕事ではありません。財政とか、金融とかという言葉にごまかされてますが自分たちに都合のいい決まりを、押し付けてきます。われわれのような弱小会社や、工務店に対し、平気で、「提携の大手住宅メーカーさんで施工をされれば中間金をお出しします。」などと丁寧な言葉で、「お前らのような雑魚には出来上がったのを見てじゃないと金は一銭たりとも出さないよ。」と言っているのです。大手企業と銀行と政府が結託して貧乏人からわずかな金を集め、いいように大企業にばらまいて、ぼろもうけしてる構図です。自分の金すら金額を決めやがって自由に下ろせないのですから。庶民の文化と、金持ちの文化が次第に二極化し、食い物、乗り物、住まい、着るもの、・・・・・ますますわかれそうです。それもすべて、儲けるため、銀行と大企業と、政府が仕組んでる社会構成です。
３０年くらい前に仕事で関わり合いがあったK建設の社長と昨年暮れお会いしてお話し、昔話に花が咲き、「いっしょに協力し合いお仕事ができればいいですね。」という話が現実になりそうです。お電話をいただき、事務所に伺い、社長、専務、工事部長、営業部長と打ち合わせ、今後お互い協力して本格輸入住宅を作ることで、盛り上がり合意しました。もちろん私はデザインを引き受け、K建設は施工。私が困っていた信頼できる工務店がいないことが解消されそうです。輸入部材も、発注も、建て方も、屋根工事も、おさまりも・・・・・・ましてや現場監督からも解放され、デザインと営業に専念できそうです。何より、スタッフのみなさんが再び輸入住宅をやりたいという心意気に感激しました。今も毎年社員をシアトルに行かせているそうです。私のまわりは自分のビジネスだけで仕事をしてることにがっかりしてましたので、純粋に輸入住宅が好きな人が集まって話せたことにわくわくしました。我々が作ってきた作品が今こうして、認められ、作品集が人と人を結びつかせてくれます。いいものを一生懸命作るべきだと再確認しました。佐世保のL＆S、ハウステンボスワッセナーは恩がある会社であり、アーツ工房、今回のK建設は大事なパートナーです。うれしくも身の引き締まる日でした。頑張ります。
