2017年6月の記事

横文字

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小池さんの会話に横文字がよく出てきます。まあ彼女のように、語学に長けてる人の横文字はこっちが勉強して、調べて覚えようとしますが、私の大好きな、長嶋の会話は腹を抱えて笑います。まあルー大柴と同じですね。「いわゆる一つの失敗は成功のマザーですから。」と「藪からスティック」笑い話はともかく、次第に、英語が共通語として国際化することは時代の流れですからいいのですが、日本語英語連発は勘弁してほしいものです。先日、平田が言ったカーテン生地の説明会などは横文字を連発するそうです。デザイナーのことを「エディター」と呼び、「ラグジュリー感のあるタイムレスなクラシカルデザイン」とか、「エクレクティックスタイル」とか、「コーディネートしやすいモダンミックスのクラシックエレメント」とか・・・・平田曰く、「なんのこっちゃルー大柴と変わらんやんか。」メーカーの人はプライドが高いのか自己満足なのか横文字オンパレードで、結局何言ってるのこの人たちという感じだそうです。理屈は横文字使ってこねるけど、メーカーは生地売りをしてるわけですから、黙って生地を見せて、価格を知らせてくれればいいのでしょうが。

平田にカーテンの操り方でも、実務として作品を見せながら話させた方がみんなよっぽど興味を示すはずです。評論家より実務です。作品なき者はしゃべるべきではありません。

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息子と2歳の孫が2泊で会いに来てくれてます。お話もよくでき、叱られたり、かわいがられたりして育てられているようで、感心することばかりです。東京都心の狭いマンション暮らしです。比較的広い我が家のリビングで、三輪車に乗ったり、初めての花火をしたりしてはしゃいでます。子供のためにも、じいさんばあさんのためにも、昔のような暮らしがいいのでしょうがそうもいきません。最低でも一家に一人子供は必要です。なんだか自分の立ち位置がはっきりします。しっかりした爺さんでありたい、恥ずかしくなく生きようと思います。「じいじのおなか赤ちゃんいるの。」と言いながらポンポン笑顔でたたいてきます。仕事で、日に2時間程度のふれあいですがいい時間でした。息子夫婦に感謝です。

私のおやじやおふくろを思い出しました。いいじいちゃんばあちゃんでした。みんなで、仏壇に手を合わせました。

人間の子育て

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動物の多くは出産でわが子をうむと、愛情とともに、生きていくすべを教え、時期が来ると、突然独り立ちさせる。子供は急に冷たくなった親に戸惑ったり、去っていく親が恋しく泣き明かすものもいる。それを乗り越え一人で生きていくのです。我々が子供のころは、じいちゃんばあちゃんが孫の面倒を見て、両親が必死で働いてる家庭が一般的でした。だから祖父母にも、両親にも、愛情を持ち、大事に思うことができました。小さい時から手伝いをし、周りの大人からしつけられ、社会に出ていくための教育をしてくれました。今では、親になりきれず、友達になろうとし、躾も、教育も、放棄して一緒に遊ぶようです。じいちゃんばあちゃんは財産を孫に相続させようとし、政府がそれを後押ししようとしている。世の中馬鹿ばかり。躾も生きるすべも教えられてない金持ちの子供の多くはまともじゃないし、一人で生きていけてないようです。安全、安心、清潔、正確においては世界一の日本は住みやすく、働かないものも生きていける国になりました。エネルギーのないボーとした人が増え、少子化ながらそんな人が子供を産めば、恐ろしい世の中が待ち受けます。東大出て、ハーバード行って、官僚、政治家、私が言うところの「最悪」の道を歩んだら、「ハーゲエー」と大絶叫で秘書を罵倒する女が出来上がります。この人は子供をどう育ててるのだろう。親からどう育てられたのだろう。

面倒くさい男

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自分のことを一言で表すと「面倒くさい男」ということになります。どうすれば敵を作らないか、誹謗中傷を受けないか、役人にどう接する方が得か、わかっていても、自分のルールや、正義を優先します。物の決まりには間違ってることも多く、矛盾も多く、不可解も多く、大なり小なり長いものには巻かれながら生きていくことも必要だとよく言われます。テクニックや法を逆手にとって、世渡りをして、勉強不足や、力のなさや、努力をしない人が得するのであれば、そして我々が害をこうむるのであれば、こんな世の中くそくらえです。さいわい、わたしは多くの素敵なオーナーに巡り合い、喜んでいただく作品を作ることでこれまでやってきました。できるだけ動き、できるだけ戦ってきました。少しずつ依頼を多くいただいてることが答えと思い、頑張ります。そばいる、平田には助けられてばかりです。渕上や、仲間たちには心配ばかりかけてます。「面倒くさい男」で申し訳ないと思いながら、つい、理不尽なことに突っかかっていきます。吉村順三先生のようにまっすぐな人としての価値観が作品に現れるように、住宅デザインバカを目指します。

男の思考、女の思考

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家づくりはご夫婦と打ち合わせを重ね、住まいができていきます。家に求めるものがご夫婦で違います。インテリア、水回り、クローゼット、カーテン。照明、家具などの多くは女性の意見が反映されますが、男性は、自分の空間(書斎)、浴室、エクステリア特に車庫などにこだわりを持ちます。我々と家づくりをしてくださるご夫婦はもちろん人生の成功者なわけですから、とても魅力的で、お互いを尊重されています。暖炉については圧倒的に男性のファンが多く、火を起こす行為、薪をくべる行為、パチパチという音、薪の燃えるにおい、火の番をしながら、コーヒーを飲んだり、本を読んだり、・・・・・・・・・女性は、すすが気になる、灰の掃除は?、寝るときはどうやって消すんですか?・・・・・質問をしながら否定の気持ちを表します。一方食洗機、オーブンレンジ、コーヒーメーカー、バイタミクス、キッチンキャビネットとカウンターなど、女性は家以上にお好きな方が多く、メーカーにもこだわりを持たれてます。家の予算の多くはこれらの機器で決まります。男性はちんぷんかんぷんのようです。

家づくりを通して、建築に目覚められたり、庭や植物が好きになったり、お互いの知らないところを知ったり、共通の価値観を見出したり、より素敵になられるご夫婦が多いようです。

申し訳ありませんでした。

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二日連続の佐世保でした。S邸の銀行融資本申込みに立ち会い、担当の銀行職員の方の対応、考え方に感激し、今まで銀行の対応を非難してきましたが、こんな人もいるんだということを知り、うれしさと、お詫びしなければと感じました。お客様が家づくりにあたり、多くの銀行から融資の金額は一度決めたら減らすことはたやすいですが増やすことは難しい。とか杭や追加工事が必要なときは自己資金でやってください。とか、経費の扱いが、まちまちだったり、いつまでにどうしろ、これ揃えろと自分たちの決まりを押し付けて散々いじめられてきました。今回の担当者の方は「まだ決まってないことも多いでしょうし、また途中で、いろいろ変更もあったりして融資の増額を希望されるんであれば、2,3百万程度であれば電話一本で私が対応し、うるさい手続きも省きます。」「最初から正確なすべての見積もりもでないと思いますから。」「決まりがおかしいからみんな銀行用の見積もりとか作るんだと思います。」「いろいろ決まりはありますが本社や偉い人向いて仕事したくないんです。」「福岡から来ていただき、書類も図面もそろえていただきありがとうございます。確認済書が出る前に全て審査しときます。お手数かけました。」・・・・・・こんな銀行員見たことありません。よくすべてが見えてます。最高です。こうあるべきと思ってた銀行員がいました。今後この人に全ての私どものローン物件はお願いしたいくらいです。いろいろ文句ばかり言ってたことをお詫びいたします。申し訳ありませんでした。

職人

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貴乃花の息子が靴職人になって、テレビで取り上げられてました。いろんな意見があるでしょうが、わたしは支持します。ものづくりに携わる仕事は、師匠から修行と躾を受けながら、技術を習得し、熟練を経て、自分流を作っていきます。日本は職人が裏方で経済人を支えて高度成長を成し遂げ、豊かな国になりました。でも今のわが国ときたら、筋の通ったリーダーも議員もいない状態で、楽して金がもらえる、アルバイトや、派遣、公務員ばかりです。生命保険や、銀行や大手企業や、上を見て給料と休暇と、出世が生きがいのやつら。そいつらを応援することで、票をもらいたい浅はかな議員たち。幼稚な社会です。いま日本に必要な政策はもう一度、ものづくり日本です。今度は職人が主役で、経済人が裏方です。我々の世界で言うと、本物のデザイン屋と頑固で粋な職人、大工、左官、塗装屋、屋根屋、板金屋、内装屋、内装職人、電気、設備の職人、外構職人、家具職人・・・・・・細かく言うともっと細分化した職人たちの力が素敵な家になるのです。高額な家を物として営業マンという、建築の毛の字も知らない、大學出の若者に、半分テクニックで売らせるのは、金だけは儲けても、社会も、人も成熟しません。私も住宅デザインの職人として、プライドを持って技を磨きます。

 

森の時計、SOH,S BAR

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倉本聰という脚本家は富良野を舞台に、「北の国から」とか、「やさしい時間」を作り上げ、今昼に、「やすらぎの郷」を放映中で、人気を博しているようです。ドラマを通して、今のテレビのあり方や俳優女優陣に物申しているようです。富良野ではドラマで使われた建物が長い間観光の目玉になってるようです。黒板五郎の作った数々の家はもちろんですが、森の中に可愛いコテージを作り、富良野で活躍してる創作芸術家や、職人に、ショップとして貸し出し、販売もさせて観光の目玉になってるニングルテラスと呼ばれているところを見ました。その辺の建築家では太刀打ちできないほど素敵で面白いエリアです。寺尾あきら主演のドラマで憧れとなり、カウンターに座ることがステータスになった喫茶店も、いまだ色褪せづ、素敵な佇まいです。その奥には倉本聰プロデュースだからでしょう、SOH、S BARなる、シガーバーが最高の雰囲気で森の中で存在感を示しています。「やられたー」と思いました。完敗です。プロデュース力を磨かなければ・・・・・。きっと人生の暴れてきた量が違うのでしょう。太刀打ちできません。いい刺激をもらいました。私が彼の年になった時、負けないものを作り上げてみたいと思いました。故郷、森、作品を熟知し、愛し、信頼できるほんものの仲間が必要なのでしょう。まだまだはなたれ小僧でした。修行します。

鳥栖M邸電気打ち合わせ

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現場での電気打ち合わせでした。奥様、平田、監督、電気屋さん、棟梁、みんながいるところで、電気はもとより、かかわる造作も打ち合わせです。織り上げ天井、梁、パドルファン、シャンデリア、デスクの位置、チェストや、テレビ、家具の位置、ブラケットの高さ、外構照明、・・・・・すべて、絡んでできます。いるものを聞いて照明やコンセントをつけるのではなく、かっこよく、美しく、デザイン性高くご提案するのがDアート企画流です。電気屋さんも大工さんも、とても現場をきれいにされます。気持ちのいい打ち合わせができました。私はじっくり構造を見ながら、新しいアイデアがひらめきました。生かしていい空間にします。

平田は発注、打ち合わせ、経理などで、睡眠不足が続いているせいか行きも帰りも助手席で睡眠です。本当に我々はよく動きよく働きますが、やせません。痩せてなく栄養十分だから動けるのでしょうか。多分その答えは、この仕事が好きで楽しいから笑顔で働けると思います。そしてオーナーや、仲間に助けられているからです。