職人

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貴乃花の息子が靴職人になって、テレビで取り上げられてました。いろんな意見があるでしょうが、わたしは支持します。ものづくりに携わる仕事は、師匠から修行と躾を受けながら、技術を習得し、熟練を経て、自分流を作っていきます。日本は職人が裏方で経済人を支えて高度成長を成し遂げ、豊かな国になりました。でも今のわが国ときたら、筋の通ったリーダーも議員もいない状態で、楽して金がもらえる、アルバイトや、派遣、公務員ばかりです。生命保険や、銀行や大手企業や、上を見て給料と休暇と、出世が生きがいのやつら。そいつらを応援することで、票をもらいたい浅はかな議員たち。幼稚な社会です。いま日本に必要な政策はもう一度、ものづくり日本です。今度は職人が主役で、経済人が裏方です。我々の世界で言うと、本物のデザイン屋と頑固で粋な職人、大工、左官、塗装屋、屋根屋、板金屋、内装屋、内装職人、電気、設備の職人、外構職人、家具職人・・・・・・細かく言うともっと細分化した職人たちの力が素敵な家になるのです。高額な家を物として営業マンという、建築の毛の字も知らない、大學出の若者に、半分テクニックで売らせるのは、金だけは儲けても、社会も、人も成熟しません。私も住宅デザインの職人として、プライドを持って技を磨きます。