少し前まで、遠方の工事や、打ち合わせは経費がかさむので、なるべくやめるべきとの風潮がありました。しかし地域密着とかいいながら狭い範囲での仕事をよしとすることに昔からやや疑問を持ってました。楽しく面白い家づくりに優先すべきは我々のデザインを必要としていただいてるところに出向くことが何よりです。熊本、ハウステンボス、下関・・・・・・・神戸、横浜、東京、今仕事で動いてるエリアは年々広くなってます。動くことで、新しい出会いや、いいものを知り、見聞が広がり、成長の速度が増すような気がします。交通費や、宿は今、予約の仕方で本当に安くなりました。いいものがある店との提携で、お客様にも喜んでいただいてます。日常ではない物に触れ、感性が磨かれます。照明、カーテン、家具、リネン、キッチン用品、雑貨……すべてに精通してこそ、住まいのプロです。平田の知識と、ブレーン、行動力が戦力です。その範囲も、東京、横浜神戸と広範囲です。オーナーとアメリカも含め、家づくりに必要な所には出かけます。
2016年2月の記事
叱る、怒る
昨日、純粋に仕事に没頭する平田が真剣に、自分より年上のある業者の社長を叱ってました。「社長の仕事のやり方考え方は、間違ってます。後出しじゃんけんで、お金だけもらうようなやり方はお客様に失礼です。我々の信用も無くすし、我々の顔に泥を塗るようなやりかたはやめてもらえますか。仕事の出来栄えは悪くなくても、そんな考えで仕事は任せられません。」どうも、その社長には伝わらないようです。叱って諭すということは今後もお付き合いしていこうという考えですが、怒りに変わると、喧嘩です。あんたとは二度と絡むことはないし、からみたくないという意思表示です。わたしはすぐそこに行くのですが、平田は根気強いというか、電話を切った後、手紙を出してました。反省し、わかってもらえると信じ、努力をします。技術だけではなく、接客は大事です。接客は訓練やテクニックではなく、気持ちです。その気持ちは信念や生きざまにまでさかのぼります。「言ってもわからなければ、理解できる頭がないんだから。」「いいえ、それは今まで教えてもらってないからで、頑張って我々のやり方を伝え続けなければ」というスタンスが平田です。何から何まで、高いレベルでバリバリこなす能力は、努力のたまものです。何もできなかった自分も、教えられ、叱られ、今に至ったという考えが根底にあるようです。「社長さん、あなたはいま大事なことを教えてもらってるんですよ。」
長嶋父娘
私の神、長嶋が80歳です。前向きで、ますますかっこいい80歳です。リハビリも、ファンを意識してかっこよくこなし、不自由に歩く姿さえ、「かっこよく」を、意識しているように映ります。ファンを裏切らない努力をしているのでしょう。先日娘の長嶋三奈の話が出てるのを平田に聞いて知りました。長嶋は松井が大好きで、二人にしかわからない世界を持ってて、それは肉親以上だといってます。でも自分の父が人生で何より大事な人に出合い、生きがいにしていることを、すごく、誇りにすら思うようです。「自分と松井さんがおぼれてたら父は迷わず、松井さんを助けるでしょう。それを見て、わたしは笑顔で沈んでいける。」・・・・・・・さすが長嶋の娘です。自分の父親を、そういう愛し方ができるのはすごくすごく尊敬してるからでしょう。苦労しながら一つの同じ目標に向かい途方もない努力をして、何をさておいてもやり遂げてこそ生まれる関係があるということを目の当たりにしたのでしょう。わたしも微力ながら平田とそういう家づくりを目指し続けます。誰より、どこより、いい家を作り続けることを何より優先したいと思います。多くのご入居者から応援いただき、紹介いただき、多くの仲間や子供たちが応援してくれる環境に感謝して、あとは自分が頑張るだけです。子供のころから今もって長嶋が目標であこがれ続けています。わたしの娘もわたしの仕事をとても理解してくれます。
ハウステンボスワッセナーと佐世保
朝早くハウステンボスワッセナーに向かい、M邸で、銀行の方と会いました。リニューアルでの変わりように驚いてあり、「すごすぎる。」の一言。ワッセナーの家が、新築以上によみがえり、新しい資産価値になる努力を続けますが、銀行や、不動産が、床面積や、築年数でしか家を評価しないことに腹立たしささえ感じます。リニューアルしたM邸に勝る新築の家はほとんどないはずです。銀行の方も絶賛しながら築30年、吹き抜けを作り床面積が減ったという事実を書類にするしかないようです。こんなことだから住み替えの文化やデザインが根付かない国になるんです。残念でなりません。新しいご依頼のワッセナーS邸の調査を終え、Y邸の床組の現場を覗き、佐世保のアパート改装の現場に立ち寄り、マンション計画用地を視察。オーナーであるS社長とお会いして、建売の打ち合わせ、アパートの内装の打ち合わせ・・・・・・・工務店や設計事務所とも会い、先ほど帰ってきました。充実した成果ある日でした。現場があると大変で悩んで苦しくもありますが、喜びや、完成の充実感は何にも勝ります。明日は平田がオーナーとワッセナーで打ち合わせです。
バレンタインデーいろいろ
娘が手作りでチョコを作り、そのおこぼれをもらいました。味はなかなか。この年になると、色っぽいバレンタインではなく、豪快になります。同級生は事前に「何チョコが好きね。」「バッカスかラミー」日曜日夕方事務所に来て、バッカスとラミーを10個ほどもらいました。そのほかカシワ飯に、キンカン、キャベツに山芋・・・・・・・「チョコ食べ過ぎんように。」10個も持ってきた人の言葉かと思いました。でもありがたいことに事務所で食べる野菜に事欠かず、キンカンの甘く煮た物は初めての珍味でした。いつも気にかけてくれ、紹介もたくさんしてもらい、助けられてばかりです。お客様からも珍しいお茶や、果物をいただきました。気にかけていただいてありがたいと思います。
ところで、バッカス何個か食べると飲酒運転になるのでしょうか?一滴も飲むなと言われる時代です。気を付けます。
時代
いつの間にか年を重ね、古い人間になりつつあります。しかしいまだに、仕事やお金に追われ、ばたばたした生き方で落ち着きがないままです。永遠の時間の中で、幸運にも、7、80年、人生という祭りの期間を神から頂き、狂喜乱舞、喜怒哀楽しながら生きてます。残り少ない祭りの日々も騒がしく生きていきたいと思います。先日歌番組をみていて感じたことがあります。昔はプロデューサーを中心に「歌い手」と呼ばれる表現者と、作詞のプロ、作曲のプロ・・・・いわゆる作り手と呼ばれる人が同等の立場でいて、多くの人を対象に作品を発信していたように思います。その時代背景で多くの国民が口ずさむ大ヒット曲が生まれ、偉大な歌手、作詞家、作曲家が生まれました。いまは個性というのでしょうか、自分やわかってくれる人だけを対象に、自分で作り、自分で歌う時代のようです。そこにプロとして万人を楽しませる価値観はなく、「好きなこと。」の範疇で、がんばってるようです。才能がすべてで、訓練や、修行で培われる力を待つ事は時代のスピードについていけないのかもしれません。住宅建築も、熟練工、いわゆる職人を必要とせず、機械化で、建築パーツや資材をほとんど自社で作り、工場で組み立て、現場に運ぶ事が大手住宅メーカーの家づくりです。今時、時代が進むということは、お金が主役で、人が脇役になることかもしれません。人の魂ある歌や、絵や、文章や、建築や料理や・・・・・そんな人を見て、そんなものに囲まれて、文化は育つと思うのですが。
流行
ハロウィンに続き、節分が仮装で行われたり、成人式がこれまたバカ丸出しの、和服ショー,・・・・品がどんどん失われ、このところ、短いズボンに、帽子が若者の流行で、年寄りも、似合わないのに、若作りの無理したおしゃれで、髭を蓄えてる人が多くなりました。自分の感性の中でおしゃれしてる人と、させられたり、流行りや真似事だったりする人はすぐわかります。情報を手に入れて自分の役に立ててるのではなく、情報に翻弄させられてます。身なりというのは大事です。現場でも事務所でも、力仕事でも、事務仕事でもそれにあったみなりを考えなければと思います。なりふり構わずの年齢ではないので、きちんとしようと思います。周りの人が不快にならず、好感が持てる身なりを心がけます。その中に、ダイエットも入れて、還暦を迎えなければと思います。
荒れる一月二月
今年になって、世の中荒れ狂ってます。今度は清原がつかまりました。芸能界、政治家、なんだかくだらない騒ぎが多く、井戸端会議というか、あることないこと暴露合戦。汚いネットなどでの誹謗中傷。力がないバカで、魅力のないやつらがよくやる手です。一方通行の情報だけで堂々と討論できない奴が一番始末が悪い人です。それに群がりコメントする奴らの多いこと。バカは相手にしないことが一番。世の中誰でも、何かを背負って生きています。一生懸命生きてるんであればお互い様で、黙っておくことが大事です。いま議論すべき、一番大事なことは「消費税」だと思います。今後の国の命運さえ握っています。二桁にするには危険すぎる時期です。人の気持ちを前向きにするには、その先に何か、いいものを感じられるかどうかだと思います。数年かけて、国会議員、公務員の数を減らし、給料も減額することを明言して、そのうえで消費税を上げ、その先に、安心できる医療や、福祉が見えれば、一気に元気が出ると思います。安倍さんの足元をすくうぐらい、仕組んだ情報を流すことで簡単にできる世の中です。子供っぽい世の中です。大人として成熟した品のある日々を過ごしたいものです。マスコミのあり方そのものが品がありません。それにすがって食ってるやつらはなおのこと下品です。
ワンちゃん
我が家にも犬が一匹います。今思えば娘に16年前、子犬を飼ってやって以来、犬アレルギーの私の生活は一変しました。二階のリビングに行くことはなく、一階の寝室と、会社の往復です。家の者全員犬をかわいがり、私は家のローンを払いながら、その家でくつろぐことはなく、何か腑に落ちないまま暮らし続けています。一年に一度か二度2階に上がると、家は荒らされ、わたしのパーソナルチェアーもボロボロです。でもこれだけ長く一緒にいると多少愛着もわき、次第に犬アレルギーは克服していってます。何のしつけもないバカ犬ですが、特に家の者にとっては誰よりも愛する生きがいのように接しています。お客様の中でも新築後犬を飼ってある人、ワンちゃんの事を考えた家づくりをされる方、様々ですが、みな、家族の一員として上手にいい関係を築いていらっしゃいます。昨日わたしの車の前を犬を連れたトラックが猛スピードで走り抜けました。犬は落ちそうになりながら、踏ん張ってましたが心配です。