2016年8月の記事

夏の終わり

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初盆、オリンピック、高校野球、選挙、猛暑日、ポケモンGO・・・・あわただしい夏でした。何とか今月も乗り切れそうです。私が対馬で暮らしていた夏は、サザエとり、夜釣り、かき氷、冷麦、スイカ、蚊帳、蚊取り線香、庭先での花火、仏壇が思い出されます。小さいころは「やだな」と呼ばれる、家から海に突き出た、竹で作ったベランダで、ばあさんが炭火で、魚やウナギを焼いてました。今より、豊かな時間が流れていたように感じます。風呂上り涼みに燈台のところまで行くと、水平線には漁火が一直線に並んでいました。時には親父の小さな伝馬船を、櫂でこいで沖まで出ることもありました。店で忙しいおふくろやおばたち大人の女性は、ひと夏に一度だけ、夕方薄暗くなって、泳いでました。「海には一度はいっとかんと冬に風邪ひくから。」といってました。俺は毎日夏、海で泳いだのに、冬になると風邪ひくんだろうと不思議に思ってました。

冬は海から湯気が上がるほど寒い島ですが、夏は楽しい島でした。いまはみんないなくなり、ひどく過疎化して、あの風景を味わうことはできません。いい時を対馬で過ごしました。夏の終わりは毎年、対馬を思い出します。

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恥ずかしいインタビュアー、コメンテーター、レポーター

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オリンピックのインタビュアー、高畑淳子の吊るし上げレポーター、スマップの解散をはじめ番組内で意味のないことを語るくだらないコメンテーター・・・・・・・文化レベルの低い国です。このひとたちが自分の仕事が恥ずかしい仕事だと思ってないことが悲しくなります。言葉の端々に自分のバカっぷりを堂々とさらけ出す無知さに驚きます。真田丸ではないですが、「だまれコワッパ」と言いたくなります。子供がいない政治家や子供が一人、ふたりの政治家が、えらそうに少子化を語ることにも頭をかしげますが、ひとのプライベートに許可なくずかずか入って飯食ってる人は自分の子供にどういう教育ができるんでしょう。「法律に触れなければ何やっても、何言っても、何聞いてもいい。」というのでしょうか。言葉を操れない人は人を傷つけます。常識に欠ける言葉は人を怒らせます。何より聞く人が不快になります。

「この人に、自分ごときが口をきいてはいかん。レベルが違う。」ということすら気づかないバカが多すぎます。レポータ全員寄ってたかっても、高畑淳子一人の存在感、表情、言葉、に圧倒されていました。聞き手のバカさ加減だけが誇張されました。

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オリンピックが終わって

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オリンピックが終わりました。以前にも書きましたがマスコミの伝え方に問題がありますが、感動し、涙も流しました。一流のアスリートがすべてをそれだけにかけて厳しく苦しい生活をし、スケジュールから栄養管理まで周りが支え、国が一流のアスリートにお金や施設を提供し、場合によっては、国籍を変え、オリンピックに出場する人も多く見受けられました。高校野球がいい選手や監督を集め、環境の整ったところで、甲子園を目指す競争とあまり変わらないようにも見えます。メダルを取るにはすべて、管理されたトレーニングと、食事、デジタル化されたデータと、スポーツ医学、・・・・・人をメダル取得マシーンへ作り上げてるようにも見えるのは私だけでしょうか。お金がある国が強い。それがスポーツなのかという単純な疑問もあります。そして感動は親子や、仲間と抱き合う涙、師弟関係、負けた悔しさ、たたえあうライバル・・・・・アナログが与えてくれてます。本来、すごく人間臭いものがスポーツのように思うのですが。メダル奪取プログラムではなく、本人の価値観や、考え方でトレーニングをし、好きな競技に没頭して頑張ることが尊いと思うのですが。こんな感想は老いた証拠でしょうか?

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愛燦燦

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この年齢で、まだまだもがいて、仕事をし、たいした腕でもないのですが、いい家づくりにこだわり、わがままを通し、たわごとを言い、心穏やかに時を過ごすことがありません。そんな中、昔から「愛燦々」という歌を聴くと、なぜか、いろんな感情が湧きあがり、いろんな人が思い出され、聞くたびに、頭に浮かぶ映像は違うのですが、浄化された気になります。先祖も友人も、仲間も、いい顔で思い出されます。

恋愛とは別で、いい男というか、色気のある男として、武や、談志や、勝新太郎、高倉健などの名をあげます。それに異論などないのですが、もっと自分の身近に、リスクをしょったり、損と知りつつ、苦しくても筋を通した仕事をしている人がいるはずです。そんな人に魅力を感じます。私は幸せなことに、それが両親でした。人は苦労とか、不運とか何を基準に判断するのでしょう。

フェイスタイムで一歳半の孫娘が笑顔で、「じーじ」と呼びかけてくれるだけで、幸せですし、引き渡した家がオーナーからすごく喜んでいただき、自分たちも満足できる出来栄えだと、平田と喜びあい、工務店や職人さんと喜べることが幸せです。「帳簿の検証が商売。」なのはわかっていても、・・・・・・屁理屈ですが、帳簿は残さず、作品を残す人生にしたいものです。

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大人

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私が子供のころ、「大人」がたくさんいました。自分がこの年になって感じることは「大人」と呼べる人がすごく少ないということです。大人の定義の第一位は責任が取れること、第二位は周りに気遣いができること、第三位が叱れることだと思っています。

最近、政治の世界でも、「民意」に従うということがよく言われます。政治家も人気商売になった証拠です。民意で物を決めるなら政治家はいりませんし、民意以上の、奥深い思慮の元、物事を決められる人が政治家のはずです。スマップの解散騒動も、政治家も同じように、成熟できてない世間の、大騒ぎです。子供の時からただステージに立たされて大人の金儲けの道具として扱われ、大人になりきれず、40過ぎのおじさんになったアイドルと、政治家の息子として育てられ、親父の後援会をもらって政治家になったお坊ちゃま君。どちらも大人にはなれません。大人になるにはしつけられ、修行し、経験を積むことです。そして死ぬまで勉強は続きます。

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足立美術館、立山、伊勢神宮・・・

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なかなか旅行にも行けないわけですが、地図や、写真を見て、ここ行きたい、あそこ行きたいと話すことはとても楽しいことです。この五年で、上海、シアトルの海外と、京都、神戸の六麓荘や、箱根の富士屋ホテル、松山の道後温泉、倉敷、鎌倉湘南・・・・・仕事で、東京、横浜を歩くことはありますが貧乏性で、日帰りが多く、ゆっくりした旅はできてません。数か月前、思い立ち飛行機で、北陸に向かうと、天気が悪く、福岡に引き返しました。

とにかく、ゆとりある旅をするには、仕事がうまくいき、安心できる段取りをしてからです。足立美術館はお客様からいいと聞きます。立山はずっと行きたい場所です。伊勢神宮は娘いわく、「元気なうちに行かないと、かなり歩くよ。」できれば、洞爺湖ホテルも行きたいのですが三泊はちょっと無理です。

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お盆

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明日からお盆です。今年は、昨日からお盆休みの方が多いようです。今年は初盆です。おふくろはもちろんですが、小さい仏壇の前は親父、祖父母や、叔父おば、いとこ・・・・・たくさんの写真であふれてます。毎朝手を合わせることで、生前の不義理を詫びてます。頼みごと、報告、お願い、すべ受け止めてくれているように感じます。みんな私の人生に関わってくれて、影響を受けた人たちです。明日の夜はみんな迎えて、ひとりひとりをアルバムを見ながら思い出にふけようと思います。そんな時間の中で、これからの生き様や、はっと気づくことや、今思えば…・ということなど、新しい発見があるのかもしれません。昔は、お盆の最中、親せき全員寄って、みんなで作ったご飯を食べ、スイカを食べ、大人たちの話を聞いて、「家」を学んでいたように思います。都会に出て、お金を稼ぐことより、大事なものがこの年になってわかってきます。私も、何一つ自慢はありませんが、今のところ、子供がしっかり独り立ちし、孫もでき、何より、金には縁遠いですが好きな仕事を今もしっかり、やってることに喜んでくれると思います。私が大学のころ、床に臥せってたばあちゃんが「モトフミは何になるんか?」と聞いてきて、「建築家」と答えると、「家を作るんか、?のこで手を切らんように注意してやれよ。」と、か細い声で言いました。みんな笑ってましたが、私は、若いからむきになって「大工さんじゃなくて設計」と言ってしまいました。あの時「ありがとう、気を付けるよ。」といえなかったことがずっとのこってます。みんなに詫びることが歳とともに増えていきます。

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働くということ

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みんな、生活のため、遊ぶため、老後のために働き、それで得たお金で、日常を送り、趣味や、旅行や楽しんでいるようです。働くこと、仕事をするということは、それほど楽しいことではない、休んで、遊んで食えればそれがいいという考え方の人が多いようです。宝くじが当たったらという意味のない言葉もよく聞きます。私は、働くことを楽しんでいます。毎日が好きなことをしています。お金にはかなり苦労してますが、刺激のある毎日を、必死で頑張っているつもりです。これでいいとは思いませんが、この道を歩むことがつらいとか、きついとか、やめて、ゆとりのある生活をしたいとかは思いません。どこまでやれるか、好きな道を歩きます。一つ一つの作品をオーナーとともに楽しみたいと考えてます。今からハウステンボスと、佐世保です。平田がいつも言ってる、「面白いことをやってると、苦労もおもしろい。ダメなときは、公園で段ボールで暮す覚悟があるかどうかです。」さすが男前の意見です。黒のノースリーブのTシャツから、シルベスタスタローンのような腕を出しながら、がんばってます。

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心入れ替えて

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我々の家づくりに多くの方から高評価をいただくと同時に、経営という観点からダメ出しもいただいてます。「利益が少ない。ボランティアじゃないんだから。」会計事務所からの具体的な統計データーも示され、やさしい言葉ながら、「心入れ替えなさい。」というアドヴァイスです。自分でもわかっていながら、つい、作品を作ることに頭を奪われ、平田からもこれまで何度も忠告されていました。お金も、作品も、何よりご入居者も、仲間も、みんな財産です。その中で、お金にむとんちゃくすぎる私の悪いところを心を入れ替えて直していかなければと思いました。ただ、お金の財産を残している大きな会社の仕事ぶりは、「?」がついて回り、好きになれませんでした。でも平田の忠告を聞きながら作品も作り、利益も残る健全な体制になるように、本当に心入れ替えます。「男気スイッチをしばらく切っといてください。」忠告を守ります。

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