2016年6月の記事

上期終了、休まず頑張ります。

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明日で、6月も終わり、上期終了です。相変わらず、忙しく好きな仕事をさせていただいてますが、薄利です。私のしたい仕事は、できるだけ少人数で、十分話し合い、提案して、出会いから引き渡し、メンテナンスまで、システム化せず、一人、二人の住宅屋で完結することです。一般的に、利益追求型の住宅ビジネスの成功の秘訣は、作品にこだわらないことです。作品より、どうしたらもうけが出るかを考える仕事です。これは私と平田にとって、一番面白くない、情けない生き方です。「金に負けた。」生き様です。いつまでもお金では苦労しますが、いい作品は作れています。気を抜かず、働き続けて、がんばり続けて、好きなことを続けられます。いいものを作れば依頼が続きます。この方法しかできません。せっかちで、わがままで、手を抜かず、ご依頼ある限り、下半期も、まっすぐただ働きます。

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便利なもの、手間のかかるもの

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この年になると、嫉妬も込めて、便利なものに反感を感じます。どんなにうまくても、「チーン」する食い物は邪道と感じるし、メールは手紙のような奥深さを感じることができません。勝手に転がる掃除機より、はたきや、ホウキ、ぞうきんがけに気持ちを感じます。パソコン相手にチケットの予約や問い合わせは腹立たしさを覚え、人との会話で判断したくなります。住宅も簡易大型プラモデルの道を、着々と歩んでいます。木の種類を考え、形を造作し、ペンキを塗り、美装をするわれわれの手間のかかかる家づくりは、時間と、金がかかるといわれる世の中です。ですが石油化学商品を接着剤でくっつけると終わりという便利さは、家から表情を奪い、寿命を奪い、人の感性すら退化させます。長い目で見れば随分高い買い物です。中身の大事ななにかを切り捨てないと便利にはなりません。もうこれ以上便利が必要なんでしょうか。パソコンに疎い私はいまだに鉛筆なめ舐め、手で図面やパースを書いています。そのへたな図面に、気持ちや、やる気や思いがオーナーに見えてると信じています。

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めまぐるしい日々

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一日のスケジュールが過密です。志免町から百道浜、葬儀の会場から事務所で打ち合わせ、ハウステンボスという日もあれば、大野城、草ヶ江、筑後、大宰府、谷・・・・・その間に業者打ち合わせ図面です。平田は私より大変なスケジュールです。二人でよくやれてます。60と50のおじさんとおばさんが必死で楽しくやってます。これが日常になると、動かないと不安になります。不思議と二人とも痩せません。

今だからできるお客様との家づくりがあります。二人しかいないからできる家づくりがあります。30年やってきたからできる家づくりです。ご入居者がいてくださるからできる家づくりです。「きついだろうが、人に頼らず二人で、精一杯やりなさい。それがいい家になり、オーナーから支持されるはずだから。」とご入居者からアドバイスを受けます。人に任せず、俺の目の黒いうちはという気持ちで頑張ります。

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古布による作品展示販売会

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わたしの対馬での同級生で、働きながら、主婦も、お花も、何でもこなし、そのうえ、宗像で趣味で、古布による創作ギャラリーもやってる中村和美が、うちの事務所で、19日、20日展示会を行います。前回も大好評でした。「個性派古布」と銘打ち、バック、洋服を、展示販売します。ぜひ、お越しください。私の親せきなどは、タンスに眠っている着物などを見てもらい、それでオリジナルの洋服を作ってもらうようです。

オンリーワンのものづくりは我々も同じです。お互い同級生として、応援しあい、協力し合いながら好きなことができれば幸せです。紹介もしてくれたり、差し入れもしてくれたり、甘えっぱなしです。感謝しかありません。

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いろんなニュース

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イチローがまた記録を作りました。何より、けがせず、野球をやり続けてることに凄さを感じます。何があっても動じた姿を見せず、前に進む姿勢は尊敬します。ぶれない気持ちを持ち続ける生きざまは美しくさえあります。おめでとう。

舛添知事がやめるようで、大人げなく騒ぐだけ騒いだ政治家、議員、コメンテーター、マスコミ、一番浮世離れしてた感覚の弁護士、……みんな馬鹿と阿呆の茶番劇でした。みんな汗水流し、生産性のある仕事をしなさい。世の中に必要ない人たちです。

熊本地震以降、地震が頻繁に起こっています。今日は北海道のようです。危機管理が役所任せではらちが明かないように思います。政治家や、役人の感性,感覚は非常時に向いていません。状況に応じて臨機応変に人のために決断してすぐ動くことは役人はできません。上からの指示、休みも含めた労働時間、責任を取らなくていいような対応、予算・・・・・・・。緊急時邪魔です。訓練された人で構成された緊急時プロ組織が必要だと思います。政治家や役人が指揮するのではなく、その組織の長に実権を持たせるべきです。自衛隊の中にでも作ってほしいものです。

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完成写真

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日曜日、横浜のH様邸で完成写真撮影を行いました。Hご夫妻にも協力いただき、いい写真が取れました。この家は面積が大きいわけではなく、ぜいたくな部材を使ってるわけではないのですが、妙に、落ち着き、それでいて、非日常を感じます。生活備品も、おしゃれにディスプレイされていて、うれしくなります。近隣の方からも、外観のデザインを、お褒めいただいてます。「かっこがいい家ですねー。」と言ってくれたおじさんと、先日は「この辺りでは一番のおしゃれな家ですよ。」と言ってくれた上品なおばあちゃん。ありがとうございます。

撮影の途中、孫を連れて息子夫婦が来てくれました。私の太りように、「死ぬよ。」という言葉をかけてくれました。孫は一歳半。「じいじ」が言えるようになり、連発してくれると、元気が出ます。

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契約、現場回り、メンテ

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10日午前中、筑後のMご夫妻と事務所で打ち合わせでした。ローンの申し込み、土地購入の手続きなど、一段落で、仮契約です。夕方は久留米のY様と、志免町の薬局の契約を行いました。ハウステンボスの別荘のリニューアルからのお付き合いで、新たな仕事をいただき、感謝です。明日、地鎮祭、15日から杭打ちです。いよいよ始まります。老人施設、医院、薬局がセットで建設されます。

六本松のM邸マンション、百道浜のK邸のリニューアルが進んでいます。現場現場で、見せ場があります。そこの確認に動いてます。

メンテのお電話もいただきます。30年近くやってると、懐かしいメーカー名を聞きます。「キッチンキャビネットのラショナル」など、久しぶりに聞きました。メンテは懐かしいオーナーとお会いすること、お話しすることが何よりの楽しみです。

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ハウステンボスワッセナーご案内。

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福岡のお世話になっているU奥様と、U奥様からご紹介いただき、今、マンションリニューアル中の、M奥様、そしてお二人のお友達、計4名をハウステンボスワッセナーのご入居者宅をご案内しました。60代の上品な、奥様に囲まれ、やや緊張気味の私でした。ワッセナー建築の参考にU邸はご案内してたので、U奥様は「お久しぶりです。」のご挨拶から始まり、じっくりご案内していただきました。大感激され、「素敵ねー。」「夢のような生活ねー。」「こんなリゾートに住むとどこのホテルより家がいいでしょう。」「お城みたい。」街並みも含め、「ハウステンボスの中より、この町を散歩したい。」・・・・・・・たくさんのお褒めの言葉に恐縮しました。自分のご入居者同士がご案内を機に、このような交流を持っていただくことはうれしいことです。我々のデザインや、作品が多くの方に見ていただき、喜んでいただけることは住宅屋冥利に尽きます。家具、カーテン、平田のコーディネートに、感心されてました。

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中国人

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博多も、ハウステンボスも、めっきり、中国人の姿を見なくなりました。地震の影響か中国の景気の問題か、爆買のニュースも聞きません。異常な事態から平穏に戻りほっとしてます。長い間、団体でやってきて、自由奔放にふるまう中国人を、お金を使ってくれるからと、野放しにしてたわれわれ日本人も、どうかと思います。子供や若者は金さえ払えばマナーなどどうでもいい思うでしょう。時々すでに、中国人化してる、わがままな日本人が増えてるように思うのは私だけでしょうか?経済最優先で国を作ると、躾がされてないのですからゆがんだ人間が出来上がります。家庭においても、国においても今一度、正しい躾が必要です。しつけられた人間で作る国は品格にあふれた社会だと思います。しつけられた人にとって大事なものは生きられる食料と、雨風しのげる家と衣服、そして信じられる本、愛すべき家族・・・・・・・・お金の価値観は大きくありません。一流国とはなんなんでしょう。

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60ってなんだろう。

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文字で60と書くと老人です。確かに孫もできたし、爺さんなのですが、今が人生で一番やることがいっぱいあるように思います。仕事も、出会いや別れなど人間関係も、いいこと、うれしいことも争いごとも、・・・・・・・自分で仕事を始めると、すべてが自己責任です。サラリーマンのころは、「会社」という得体のしれないものの中で、文句を言いながら働いとけば食っていけます。そう考えると、年齢ではなく「独立」してやっと今覚悟を持って仕事ができるようになったから、刺激的な時間を過ごせるようになったのかもしれません。わくわく、ドキドキ、心配や、怯えや、期待や、喜びが毎日降りかかってきます。時々、60でこの感覚に目覚めたことに、「遅かったかなー。50でわかってれば。・・・・。」と思います。

人は60といえばそろそろリタイアし、退職金と、年金でのんびり、旅行したり、、孫と遊んだり・・・・・・・。ま、だれが見ても私には似合わない生活ですし、今まで、好きなことして我ままに生きてきた人間にはご褒美はなく、死ぬまで現役で頑張る道しかないようです。自分の得意技である、わがまま、人使いの荒さ、に一層の磨きをかけ、好きな家を建てて、怒り、怒鳴り、泣きながら生きていこうと思います。

こんな爺さんになりたい。 ダウンロード (4)ダウンロード (5)