2014年1月の記事

お客さんを呼ぶ空間

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プロデュースに参加した太宰府の老人ホームの喫茶室が活気を浴びてきています。外部の人も、すてきな空間を聞きつけコーヒーを飲みに来てくれてるようです。プロ中のプロであるマスターが入れるのですから味はもちろん、マスターとして服装や雰囲気やこだわりがお客様をもてなしてくれます。新しい老人ホームを行政の決まり事ではなく、真のお年寄りの楽しい街づくりを地域を巻き込んで行おうとしている熱い思いの社長に少しでも協力できたらと思います。地域の人がよってくる仕掛けを作ることでお年寄り主体のコミュニティーができれば画期的です。補助金欲しさの腕の悪いどこぞの院長は老人ホームはお年寄りビジネスだと言い切ってました。金がすべてのその人相も施設も貧祖極まりないものです。今度「離れ」のような戸建を品のいい庭に点在させたプランを提案しようと思います。部屋面積だ、一人当たり何㎡だ、安全設備だ、・・・・・・・役人が決めた決め事は、お年寄りを不幸にするものばかりです。所詮介護もしたことない、役人の健常者が考えた物なのですから。

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ぎりぎりセーフ

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最近平田さんネタがありませんねーというリクエストにお応えして、今日の出来事です。最近体調を崩して寝込んでましたが、きょうは通常通り忙しく仕事をしてました。晩御飯を食べて、福の湯というお決まりのコースで、10時近く事務所に帰る車で、「やはりおなかの調子が悪いです。」といったきり無口になりました。「おなかがぐるぐるいい出しました。苦しい。急いでください。信号待ちも辛そうで、「すぐ鍵あけて先にはいります。」と青ざめてます。小走りに玄関ドアをたたき壊す勢いでなかに消えていきました。後を追うと靴が・・・・・・・

間にあったかどうか定かではありませんが、いつも元気な平田がにこっとしながらやや落ち込み気味で事務所に帰ってきました。めでたしめでたし。

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1時間半の長崎

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施工中の現場でエクステリアの打ち合わせをしました。ほとんどのオーナーが「お任せします。」と言ってくださいます。それはきっと「えーとびっくりするような素敵な提案をお任せします。」ということです。プレッシャーを楽しんで考えます。

鳥栖から電車で長崎に行きました。今月末着工予定のO先生のご両親に、確認が無事降りたことと、地耐力の結果、工程・・・・・・ご報告です。歓待いただき「若い夫婦のいいようにしてやってください。」という言葉をいただき、とんぼ返りです。思いで多い長崎ですからぶらっとしたいのですが稲佐山や、出島、長崎港を車窓から見ながら長崎駅に。今日中に博多に帰らないといけません。よく揺れる乗り心地の悪いカモメで9時博多到着です。長崎1時間半の滞在です。駅まで平田が迎えに来てくれてました。2月ランタン祭りにでも行こうかと提案しようとしたら、平田の手にはわたしを待ってる間、旅行会社でもらったであろう、ヨーロッパ旅行のカタログと、高級温泉旅館のカタログが握られてました。・・・・・・・・・・・夢を実行に移す気のようです。

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働くことが人生

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先日おふくろに会いに行きました。もう何もわからないのですが、耳元で声を出すと、どんな言葉でも「はい」と返事をしてくれます。言葉はそれだけです。二人の孫の名前を言ってあげるとかすかに、笑います。目はほとんど見えないようです。手を握ると、少し握り返します。わたしがすぐ横にいても遠くを見ているような表情です。働いて働いて、店をきりもりし、祖父母の介護を10年もして、苦労の絶えない人生を歩んでいます。いい息子ではなかったのかもしれません。今も何かしてやれるわけでもなく、自分がいまだに、母の顔を見て気合を入れなおす始末です。親を超えられることはないようです。生きてる間ずっと、甘え続けそうです。

働くことにかけては両親の背中で学びました。休みという言葉も概念もない人たちでしたから、病気やけが以外働くことが当たり前でした。働けることが幸せという考えは確実に私に注入されてます。正月だけは必ず、両親と過ごしました。それが私流の感謝であり親子の証です。なぜか少し涙を流しながら施設を後にします。なぜか「ごめんな、」と小さく声に出してしまいます。親としてこんなに私を思いやってくれたのに、子として十分な孝行できてないからだと思います。わたしも今、働き続けることしか親孝行のすべはないようです。

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日本女性

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今、鳥栖で施工中の東京M様ご家族が,所用も含め夕方現場にきてくださいます。早朝、空港にお迎えに行った際、、同年輩の奥様と車の中で、「永遠のゼロ」のお話をしました。映画も見られたそうで「よかったですよ。こんな人たちがいてくださって今の私たちがこうして暮らしていけるんだと思いました。子供たちや多くの人に見ていただきたいですねー。」的確ですごく気持ちのいい素敵な感想でした。文句ばかり言ってる自分が多少恥ずかしくなりました。そうです。日本女性はこうあってほしいものです。昔、世界一幸せな男は「アメリカの家に住み、ドイツの車に乗り、日本女性を妻にすることだ。」と言われてた頃の日本女性です。頭がよくてしかし謙虚で上品で。しゃしゃり出ることなく家庭の司令塔をそつなくこなすのが日本女性であり、M奥様です。そんな素敵な奥さんのご主人はどんな人なのか?。今回はご主人のことにふれると話が終わらなくなり、せっかくのいい話が・・・・・・・・・・。触れないことにします。

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どうも違う気がする。

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私の事務所のすぐ近くに、塾がある。お坊ちゃまお嬢ちゃん達が9時10時まで勉強して、それを迎えに親が車で乗りつける。平気で幹線道路の一車線をつぶし、われわれの事務所の駐車場にも駐車、隣のレンタカー屋にも駐車、……異様な風景です。まず、親のマナーができてないことを教えなければ。そして、もともと塾に行けない子と、行ける子で同じ受験をしていることがおかしい。塾に行った受験は「ずる」した受験だと思うのですが。最近は徒弟制度で口うるさく鍛えられることもなく、専門学校出の職人やクリエイターが多い。そのせいか、躾が全くなされてない。ちょこちょこっと学校行って、かじって、半人前ばかりです。横のつながりはあっても縦のつながりがない。本物や本質が抜け落ちてます。シルバーシートをなぜ作ったのでしょう。すべての公共乗り物はシルバーシートの精神が当たり前でしょう。女性専用車両なんか作ること自体、間違ってるでしょう。「普通車両に乗ってるんだからチカンされてもしょうがない。」ということになりかねない。社会が幼稚になっていってるようで、・・・・・。あるコマーシャルではないが、周りの大人がいろんなことで先生だったコミュニティーを取り戻したいものです。「あまちゃん」の魅力もあのユニークで素敵なコミュニティーと、昔を思い出させてくれる歌でしょう。

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本音

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最近はやさしい男がもてはやされてるようで、「本音」で話す奴はだめらしいです。本音派の私としては、本音で話さない奴は、自分を安全なところにおいて、お茶を濁してるとしか思えません。自分のことは棚に上げてでも、駄目なものはダメ、いいものはいいのです。本音のぶつかり合いの先に、二度と口きかない合わない奴と本当に信頼できる人に分別ができるように感じてます。本音の本質は偏屈や頑固やいい加減や、……弱いところ、ダメなところももさらけ出すことです。力のなさを隠すため鎧をかぶりあってビジネスをすることは我々のモノづくりの世界では長続きしません。政治の世界が信じられなくなったのは、本音がなく、茶番が行われているからです。TVが面白くなくなったのも本音がなく、TV芸者が猿回しのサル程度の芸を垂れ流してるからです。本音を吐くためには,ある程度の実績なり、自信なり、覚悟なりが必要です。。この年になったから言えるということも確かです。

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十日恵比寿

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毎年恒例の十日恵比寿お正月に参ってきました。「商売繁盛笹もってこい。」の掛け声や、福引の掛け声が飛び交い相変わらず、盛況です。仕事がひと段落して夕方走りました。着いた途端出店のいか焼きや、焼きそばの甘辛いソースの匂いに平田が反応して「おなかすいたー。」彼女はわかりやすくいつどこでも腹が減るとひどく無口になります。車の中でも、しゃべってるか寝てるときは、腹は満たされてます。そんなこんなで無口のまま人をかき分け、福引を引き、お参りして、帰りはハシ焼きをほおばりました。博多の商人だけではなく、サラリーマンや子供、観光客も多く、博多の祭りの一つになりつつあるようです。いいのかわるいのか。・・・・・・・・

われわれは毎月初めにお参りしてる静かな十日恵比寿神社が好きです。images

キャッチボール

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子供から大人までキャッチボールは大好きです。父親と息子、先輩と後輩、昔の仲間・・・・・・いい顔してボールを投げあい、特別な意識が生まれます。相手がとりやすいように気を使ってボールを投げあうのですが、うまくいかず、時々、暴投です。後ろにそれたボールを、投げた方ではなく、受け手の方が走って取りに行く事が不思議であり、とても素敵な行為です。投げた人は申し訳ないと深く謝り、受け手は「いいよ俺がとってくるよ。」とやさしい気持ち。この精神は大人になってどの場面でも必要です。この精神が薄らげばけんかや争い事が絶えないはずです。今、父親とキャッチボールを経験しない子供が多く、大人になってもゲームで育ってますから、人と絡めず、言葉のキャッチボールすらおぼつかない状況です。

幸い私は平田や渕上や、ご入居者やお客様と家をテーマに楽しいキャッチボールができてます。暴投を投げるのは決まって私で、みんなが取りに行ってくれます。ところが施工中の東京のM様はキャッチボールなのに突然フォークボールやナックルボールを投げて私を驚かせます。何とかダイビングキャッチしてます。撮れるかとれないかのところにボールを投げる高度な技を持った人です。筋の通った偏屈ジジイのキャッチボールで男を鍛えてもらってます。

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吉田拓郎、小田和正

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先日、NHKだったと思いますが、二人の対談と歌をやってました。我々世代にとって青春です。拓郎の話で印象深かったのは「自分はかっこよかったし,いけてた。自分がほかの人より輝いてると思ってた。でも所詮それは日本の中で,世界にはごまんとそんなミュージシャンはいる。自分は世界を見てた。自分の曲を、エルトンジョンやビリージョエルに歌わせたかった。今そんなこと考えてる若い奴らいないんじゃないか。おれは今、もうかなりのことが億劫だ。」小田和正は聞き役に回り多くを語らないが「自分は身近な人が聞いてくれればいい。今からでも億劫がらず拓郎がその年でボイストレーニングを始めたことがうれしい。何かをまだやらないと楽しくない。」本音をさらけ出すことで自分を語る拓郎は、歌も、自己表現型であり、体制に一人で本音でぶつかっているようだった。親分肌で、味方半分、敵半分。小田和正はすごく純粋に人に喜んでもらうための音楽活動のように感じました。みんなと友達でいられるミュージシャンです。二人とも自分の信念で今なお活躍してることがうれしく感じました。今のミュージシャンは、私には外国の歌い手をまねたうたいかた、外国の詞を日本語訳したような直接的な歌詞。「私が横にいるだの、僕が君を守るだの、・・・・・」二人はいまだ色褪せません。

正月一番楽しいTVでした。

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